アイフルの借入を返済したあと、そのまま解約せずに放置している方はいませんか。
アイフルの借入金額を完済しても、自動的に解約にはなりません。
アイフルを契約したままでいると、クレジットカードやローンの審査に通らない可能性があります。
今後のことを考えると、完済したなら解約した方がいいでしょう。
そこで、今回はアイフルの解約方法について紹介します。最後までご覧くださいね。
- 個人信用情報にアイフルの解約が記録される
- 他社のカードローンの審査に通りやすくなる可能性がある
- カードローン生活にケジメをつける
- アイフルの利用を再開するときに審査が求められる
アイフルの解約方法
この章では、アイフルの解約方法を紹介します。解約する前に参考にしてくださいね。
電話か窓口で解約を申し出よう
アイフルを解約するには2つの方法があります。
- 電話で解約する
- 窓口で解約する
アイフルの解約は電話か窓口のどちらかを選択できます。
ただし、アイフルの窓口は全国に15店舗しかありません。
足を運べる人に限りがあるため、電話で解約するケースがほとんどではないでしょうか。
スマホアプリから解約はできない
スマホアプリは、新規申込み・増額申込み・届け内容の変更はできますが、解約はできません。
アプリを閉じてフリーダイヤルに電話してください。
0120-109-437 (平日9:00~18:00)
解約受付時間
アイフルでの借入を完済した状態であればいつでも解約できます。
アイフルの営業時間に解約手続きをおこないましょう。
解約手段 | 営業時間 |
---|---|
電話 | 平日9:00〜18:00 |
窓口 | 平日10:00〜18:00 |
完済=解約ではない
アイフルの借入を完済しているのに解約手続きをしないとどうなるのでしょう。自動的に解約されるのでしょうか。
ここでアイフルの解約について、会員規約には以下のように記載されています。
第20条(契約の有効期間)
1.本契約の有効期間は契約日から5年間とする。但し、期間満了日迄に会員又は当社から何ら申出がない場合は、さらに5年間自動継続するものとし、以後も同様とする。2.前項の申出があった場合、会員は、期間満了日における残債務を本契約に従い完済に至るまで支払う。
第21条(本契約の終了)
1.本契約は前条の期間満了により終了する。2.前項にかかわらず(前条の有効期間内であっても)、債務(借入)がない状態で5年を経過するまでに会員から本契約を終了する旨申し出たときは当該申出の日に、5年を経過したときは当該5年を経過した日に自動的に、本契約は終了する。
上記より、完済=解約ではないということがわかります。
第21条に記載のあるとおり、解約の申し出をしないかぎり、カードローンは完済した日から5年間は契約状態が維持されます。
契約状態を維持しているとクレジットカードやローンの審査に響く可能性があります。完済後は速やかに解約したほうがいいでしょう。
アイフルの解約手順
続いて具体的な解約手順を見ていきましょう。
電話・窓口それぞれの解約手順を解説します。
電話で解約する
まずは電話で解約する手順を説明します。
- 平日9:00~18:00の間にフリーダイヤル(0120-109-437)に電話し、解約の意思を伝える
- 本人確認と手続きのために会員番号・名前・生年月日を伝える
- 「契約書の返却」と「完済証明書の発行」を選択する
- アイフルカードをハサミで切り、処分する
- 必要書類を郵送してもらって解約完了
※WEB・スマホ契約の場合は契約書がないので、契約書の返却はありません。
会員番号はアイフルカードに記載されています。事前にアイフルカードを手元に用意しておくとスムーズです。
WEBやアプリによる申込みでカードレスを選択した方も会員IDが発行されているので、そのIDを伝えてください。
契約書の取り扱い
契約時に作成した契約書は、アイフルから返還してもらうことも破棄してもらうこも可能です。
以下の3つの選択肢の中から、いずれか1つを選択できます。
- 自宅に郵送してもらう
- 窓口で受け取る
- アイフル側で破棄してもらう
自宅への郵送を選択した場合、普通郵便で契約書が返却されます。
差出人は個人名が記されているため、家族などの同居人にバレる心配はありません。
※WEB・スマホ契約の場合は契約書がないので、契約書の返却はありません。
完済証明書は発行してもらおう
完済証明書とは完済を証明するための書類です。
住宅ローンの審査や他社での借り換え、おまとめローンを利用する際に必要になるケースがあります。
今後に備えて手元にあった方がいいでしょう。
解約時に発行を依頼しなくても、解約後にフリーダイヤルに電話すればいつでも発行してもらえます。
0120-109-437 (平日9:00~18:00)
窓口で解約する
続いて、窓口で解約する手順を説明します。
基本的な流れは電話による解約手順と同じです。
- 窓口の営業時間(平日10:00~18:00)に訪問し、解約の意思を伝える
- 「契約書の返却」と「完済証明書の発行」を選択する
- アイフルカードをハサミで切り、処分する
- 必要書類を郵送してもらって解約完了
窓口で解約手続きをおこなっても、その場で契約書を返却してもらうことはできません。
後日あらためて引き取りに来るか、郵送してもらうかを選びましょう。
解約前に一括返済しよう
アイフルを解約するには、借入金を端数も含めて全額返済する必要があります。
未返済額が1円でも残っていたら解約はできないので気をつけください。
返済の目処が立ったら、一括返済で残りの借入金を完済して、少しでも利息を抑えましょう。
利息を含めた完済額を知りたい方は、事前にアイフルに連絡を入れて確認することをおすすめします。
0120-109-437 (平日9:00~18:00)
一括返済をする3つの方法
一括返済は3通りあります。
- 銀行振込する
- アイフルATM・提携ATMを利用する
- 窓口に行く
いずれかの方法で一括返済をおこなったら、解約手続きに進むことができます。
アイフルの解約手続きに必要なもの
窓口で解約する場合にかぎり、以下の持ち物が必要になります。忘れずに持参しましょう。
- 印鑑
- 本人確認書類
- アイフルカード
なお、本人確認書類として使用できるものは以下の通りです。
- 運転免許証
- 住民基本台帳カード
- 特別永住者証明書
- 在留カード
- 個人番号カード(表のみ)
- パスポート
電話で解約を申し出る場合、上記の持ち物は必要ありません。
アイフルの解約時の注意点
アイフル解約時の注意点を事前にまとめておきました。
解約手続きをする前にチェックしておいてくださいね。
ATMで一括返済したときの端数処理はどうなるか
アイフルATMや提携ATMでの返済は紙幣のみです。しかし、利息が発生していた場合は紙幣で払い切れない端数が出てしまいます。
例えば、10,100円が借入額だったとして、ATMで10,000円を返済したとしましょう。
このとき、端数の100円は無利息残高となります。
無利息残高の返済方法
無利息残高には下記の2つの特徴があります。
- 利息が発生しない
- 支払期限がない
ゆえに、いつ返済してもかまわないのですが、解約するためには無利息残高も全額返済しなくてはいけません。
無利息残高は銀行振込や窓口で精算可能です。速やかに精算してしまいましょう。
借入額を超えて返済した場合
こちらもアイフルATMや提携ATMにて返済したケースを想定します。
借入額10,100円に対し、11,000円を振り込んだ場合、端数の900円はアイフルの預かり金となります。
この預かり金は下記のいずれかの手段でアイフルから返却してもらいましょう。
- 窓口での返却
- 銀行振込
- 郵送返却
借入額より返済額が上回った場合は、ご自身からアイフルに連絡をしてください。
アイフルが預かり金を返却してくれます。
本人以外が解約できるのか
アイフルの解約は本人しかできません。
たとえ家族であっても代理解約はできないのでご注意ください。
土日の解約はできない
フリーダイヤルの受付時間は平日9:00~18:00の間です。
土日に解約手続きをおこなうことはできません。平日におこなってください。
0120-109-437 (平日9:00~18:00)
強制解約になるケースもある
なかには、悪質な利用者としてアイフル側から強制的に解約させられる場合もあります。
強制解約になるケースは以下のケースです。
延滞を繰り返した
返済期限を何度も延滞していると、アイフルからの信用を失います。
信用を失うと新規の借入ができないだけでなく、借入残高の一括返済と強制解約を迫られることとなります。
信用度を下げる行為をした
延滞を繰り返す以外にも、住所や勤務先、電話番号の変更をアイフルに伝えていない、電話連絡が取れないなどの信用度を下げる行為をおこなった場合、強制解約となるケースがあります。
個人情報に変更があった際には、速やかに届出を出しましょう。
アイフルを解約するメリット
アイフルを解約するメリットは3つです。それぞれ紹介します。
個人信用情報にアイフルの解約が記録される
個人信用情報とは、信用情報機関が取り扱う個人の信用に関する情報のことです。
個人信用情報には、カードローンの契約内容や延滞記録、クレジットカードの申し込み履歴などの情報が登録されています。
アイフルの新規申込み時の審査も、この個人信用情報を参考にしています。
アイフルを解約すると、個人信用情報のなかの「与信枠」に関する情報が削除されます。
与信枠とは「貸金業者が利用者にいくらの融資を許可しているか」のことです。利用者にとっての利用限度額と言い換えればわかりやすいかもしれません。
アイフルの与信枠が削除されることで、2つのメリットが発生します。
- 住宅・自動車ローンを組める、もしくは貸付可能額が増加する
- クレジットカードの審査に通りやすくなる
アイフルの与信枠がなくなることで、他の金融機関の取引可能額が増額します。
だからこそ、住宅や自動車といった大型ローンを組む前には、アイフルなどの貸金業者の契約を解約しておきましょう。
大型ローンは高額・長期の返済計画を組むので、債務者に返済能力があるのかを厳密に審査します。
アイフルを解約していないと、ローンの審査に通らない可能性があるので気をつけてください。
解約した情報が反映される時期
アイフルの解約はすぐに個人信用情報に反映されるわけではありません。反映には数日〜数ヶ月かかると考えてください。
アイフルの解約が反映されたかどうかは、信用情報機関に開示請求をすることで確認が可能です。
なお、解約後最大5年間はアイフルの契約内容が残ります。
他社のカードローンの審査に通りやすくなる可能性がある
解約記録が個人信用情報に反映されていれば、返済能力があると見なされて、他社のカードローンの審査に通りやすくなる可能性があります。
ただし、反映されるまでタイムラグがあるので、解約記録が信用情報機関に反映されたかどうかを事前確認しておいた方がいいでしょう。
カードローン生活にケジメをつける
一度解約してしまえば気軽に借入することができなくなります。
借入をするには再び申込みをして審査を受けなければなりません。この手間が安易な借入を防いでくれます。
借入を繰り返していると、自然と借入額が増えてくるものです。それによって収支のバランスが崩れ、返済に苦しむ方もいます。
そうならないためにも、どこかのタイミングで解約という「ケジメ」をつけることは人生において必要です。
アイフルを解約するデメリット
アイフルを解約するデメリットも包み隠さずご紹介します。
ご自身のなかでメリットとデメリットを秤にかけて、判断してくださいね。
アイフルの利用を再開するときに審査が求められる
解約後にアイフルを再利用したくなった場合は、新規申込み・審査という工程が必要になります。
仮に以前きちんと返済をしていたからといって、審査が有利になるということはありません。
審査に必ず通るとはかぎらない
過去に審査が通過できたことは実績にはなりません。
むしろ、過去の利用期間中に支払の延滞があったかどうかなどを細かくチェックされます。
完済までの道のりが不安定だった方の場合、融資を断られるケースもあります。
解約の手間がかかる
解約するにはフリーダイヤルに電話をしなければなりません。
電話の混み合う時間なら、オペレーターにつながるまで待ち時間が発生する可能性もあります。
その意味で解約の手間はかかります。
アイフルを速やかに解約するために
あらためて、アイフルを速やかに解約するための流れをおさらいしておきましょう。
- 事前に一括完済しておく
- 電話で解約の意思を伝える
- 完済証明書はもらっておいて損はない
- アイフルカードにハサミを入れて書類の郵送を待つ
アイフルの解約手続きをする前に、必ず借入金を全額返済しておきましょう。
完済状態でないと解約手続きはできません。解約は電話から申し出る方が手軽です。
解約の旨を伝えたら、契約書の返却・完済証明書の発行が必要か尋ねられます。
今後大きなローンを組む場合に備えて、完済証明書は発行してもらうことをおすすめします。
あとはアイフルカードにハサミを入れて、書類が届くのを待つのみです。
これで解約完了。そこまで大きな手間ではないので、完済したら必ず解約しましょう。
アイフルの解約を速やかにおこなうためにも、この記事を読んで全体的な流れを理解しておいてくださいね。