WAON(ワオン)とは?支払い方法から利用範囲までを全網羅

10月の消費増税を機に、本格的キャッシュレス時代が日本にもやってきました。

特にコンビニエンスストアでのキャッシュレス決済が拡まっています。

QRコード決済にも目が向くでしょうが、旧来のタッチ式電子マネーも人気を集めています。

Suica、楽天Edy、nanacoなど電子マネーの種類はたくさんあるなかで、イオン系の電子マネーがWAONになります。

現在の発行枚数は非公開となっており、正確な数字は分かりませんが、5,000万枚以上であることは確かです。

多くの人が利用するWAON。まずは、始めかたから使いかたまでを見ていきましょう。

さらに、他の電子マネーと比較したときにWAONのどんな点がオススメなのか、メリット・デメリットまで解説します。

トップ画像引用元:全国の「楽天ペイ加盟店」でWAONが使えるようになりました。 | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト

WAONとは?

ワオン

画像引用元:電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト

電子マネーのWAONの機能、形状、使いかたなどについて確認しましょう。

三井住友カードやJALとの提携カードもありますが、以下では基本となるイオン発行のWAONだけに触れます。

全国50万以上の店舗で使える電子マネー

WAONは全国50万以上の店舗で利用できる電子マネーで非接触式のFelica(フェリカ)で決済を行います。

Felicaと言われてもピンと来ないかもしれませんが、電車・バスに乗るときに使う、Suicaなどの交通系電子マネーもこのFelicaによるものです。

タッチして決済しますが、実際には非接触式だけあって、直接触れる必要はありません。

WAONを使ったことのない人でも、決済のイメージを持つのは簡単でしょう。

WAONを使う際、駅改札の替わりにタッチするのは、レジの横に置いてある端末です。

2020年6月までキャッシュレス還元が行われています。WAONでの決済で2%、または5%還元を受けられる店舗もあります。

端末にタッチして「ワオン」で決済終了

WAONでの決済は他の電子マネーと同じで、簡単です。

店員にWAONで支払うと伝えて、レジ横の端末にWAON(カードやスマートフォンなど)をタッチするだけ

端末が光り、「ワオン」と犬の鳴き声がすると支払い完了です。鳴る音が、電子マネーごとに違います。

決済した金額分、電子マネーの残高が減ります。残高不足の場合は、オートチャージ設定をしている場合(後述)を除いて決済不能となるので、差額を現金等で支払う必要があります。

チャージして使うプリペイド式だから安心

Felicaタイプの電子マネーには、プリペイド式とポストペイ式とがあります。プリペイド式のほうが種類は豊富で、WAONもこのタイプ。

プリペイド式は、事前にチャージをしてチャージ金額の範囲内で決済する方式です。

プリペイド式のメリット、デメリットは次の通り。

  • メリット・・・決済可能額が決まっていて使い過ぎない
  • デメリット・・・チャージしてからでないと使えない/残高不足の心配がある

日頃から交通系電子マネーを使って電車・バスに乗っている人なら、この点はご存じでしょう。改札で止められている人の多くは、チャージしていなくて金額が足りない人です。

WAONのチャージ方法は基本4つ

モバイル以外、カード形状のWAONへのチャージをどこから行うかですが、基本は次の4種類です。

チャージ方法と併せてご案内します。

チャージ元チャージの場所
現金で
チャージ
イオン・コンビニのレジ
イオン銀行ATM
WAONチャージャー
クレジットカードで
チャージ
イオン銀行ATM
WAONチャージャー
WAONステーション
WAONネットステーション(ICカードリーダライタが必要)
イオン銀行口座から
チャージ
イオン銀行ATM
WAONネットステーション(ICカードリーダライタが必要)
WAONポイントから
チャージ
WAONステーション
イオン銀行ATM
Famiポート
WAONネットステーション(ICカードリーダライタが必要)
他に特殊なものとして外貨からのチャージがありますが、羽田・福岡の国際線でしか使えません。

クレジットカード一体型のWAONならクレジットカードから、キャッシュカード一体型のWAONならキャッシュカードからのチャージが基本ですが、それぞれ現金チャージも可能です。

現金チャージは、イオン店舗やローソン、ファミリーマート等のレジでも可能です。

それ以外のチャージの際は、イオン店頭等にあるイオン銀行ATMやWAONステーション、WAONチャージャー等を操作する必要があり、やや面倒かもしれません。

カード形状のWAONに自宅でチャージするための、WAONネットステーションもあります。

ただ、別売のICカードリーダライタが必要です。オンライン納税などしている人など、すでにお持ちなら役立つでしょう。

楽天EdyなどもICカードリーダライタがあればチャージができますが、Suicaもこのサービスを止めることを決めていて、先細りです。今から導入するぐらいなら、モバイルWAONを使ったほうがずっといいです。

スマートフォンで使うモバイルWAONなら、アプリの操作でイオン系クレジットカードからチャージができますので、利便性は大きく向上します。

機械の操作も嫌だが、モバイルWAONも嫌だという方は、後述のオートチャージをしておくと便利です。

便利なオートチャージでスムーズに

プリペイド式の電子マネーでは、残高不足だと正常な決済ができません。

WAONの場合は、差額を別の手段で支払うことはできますが、レジで面倒なことになります。

この点は、オートチャージを使えば埋め合わせられます。

オートチャージ設定をしておくと、残高が足りないときは自動でクレジットカード、または銀行キャッシュカードからチャージが行われますので、スムーズに買い物ができます。

ただ、オートチャージにすると「買い物をし過ぎない」というメリットは失われます

オートチャージについては、WAONとクレジットカード、またはキャッシュカードとの組み合わせが決まっているので気を付けてください。いずれもイオン系のカードのみです。

【オートチャージが可能なイオン系カード一覧】

カード画像カード名
WAONカードプラスWAONカードプラス

発行手数料:300円(税込)
年会費:なし
イオンカードWAON一体型イオンカード(WAON一体型)

発行手数料:0円
年会費:なし
イオンカードG.Gマークイオンカード
(WAON一体型/G.Gマーク付)

発行手数料:0円
年会費:なし
モバイルWAONモバイルWAON
(クレジットカード登録が必要)
JMB WAONカードJMB WAONカード
(JALカードのクレジットカード登録が必要)

発行手数料:0円
年会費:なし
モバイルJMB WAONモバイルJMB WAON
(JALカードのクレジットカード登録が必要)

イオンJMBカードイオンJMBカード
(JMB WAON一体型)

発行手数料:0円
年会費:なし
三井住友カードWAON三井住友カードWAON

発行手数料:300円(税込)
年会費:なし
VJAグループ加盟各社発行のWAONカードVJAグループ加盟各社発行のWAONカード

発行手数料:300円(税込)
年会費:なし
JP BANK カード WAONJP BANK カード WAON

発行手数料:300円(税込)
年会費:なし
吉野家WAON吉野家WAON
(イオンカードが必要)

発行手数料:300円(税込)
年会費:なし
スポーツオーソリティ WAONカードプラススポーツオーソリティ
WAONカードプラス

発行手数料:300円(税込)
年会費:なし

カードが限られる点は不便なように思えます。

ですが、特定系列のカードと組み合わせないとオートチャージができないのは、どの電子マネーでもおおむね同じなので、特にWAONの欠点というわけではありません。

オートチャージの設定も、イオン銀行ATM、WAONステーション、WAONチャージャーで行えます。

モバイルWAONの場合は、スマートフォンのアプリで設定できます。

WAONのいろいろな形状

WAONの種類

画像引用元:WAONを申込む | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト

Felica電子マネーは、ICカードやスマートフォンなど、さまざまな媒体で利用できますので、この方式の電子マネーには豊富な種類があります。

WAONも同様で、以下の形状のWAONがあります。

  • WAONカード
  • キャッシュカード一体型
  • クレジットカード一体型
  • モバイル(スマートフォン)

それぞれ特徴を見てみましょう。

あまり便利でない!? WAONカード

WAONカード

画像引用元:WAONカード・WAONカードプラス | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト

WAONカードは、イオン系商業施設やミニストップで発行してくれますが、発行手数料を取られます。税込300円です。

300円という額は、イオン系店舗で3万円の買い物をして、初めてポイントで取り返せる数字です。

しかも、WAONカードを持っても、現金チャージしかできません

これだけ機能に制限があるカード、場所も取りますし、あまりおすすめはできません。

たとえばSuicaなどの交通系電子マネーは発行手数料を取りません。デポジット500円は必要ですが、解約時に返ってきます。

WAONカードよりも、Suicaのほうが便利でしょう。

電子マネー発行手数料
WAON300円(税込)
nanaco300円(税込)
Edyカード330円(税込)
Suica無料(500円のデポジットが必要)
PASMO無料(500円のデポジットが必要)

ちなみにWAONの発行手数料300円は、ライバルであるセブン系「nanaco」のカードタイプと同じ金額です。「楽天Edy」のカードは330円です。

オートチャージで快適に、キャッシュカード一体型

WAONキャッシュカード一体型

画像引用元:キャッシュカード一体型 | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト

キャッシュカード一体型のほうが、快適なキャッシュレスライフを送るためにはいいでしょう。

銀行のお金をチャージ(オートチャージ)して電子マネーWAONを使います。

発行手数料は無料です。銀行のキャッシュカードですから、当然のこと。

ただし、イオン銀行からしか発行されていません。

カードタイプのWAONが欲しいが手数料がもったいないと思う方は、イオン銀行口座と一緒に申し込むといいでしょう。

もちろん、次に紹介するクレジットカード一体型でもいいです。こちらも発行手数料など取られません。

スマートなキャッシュレスならクレジットカード一体型

WAONクレジットカード一体型

画像引用元:クレジットカード一体型 | 電子マネー WAON [ワオン] 公式サイト

クレジットカード一体型の電子マネーというものは、キャッシュレスに不慣れな人からすると必要性がよくわからないかもしれません。

クレジットカードならカード払いをすればいいのに、どうして同じ券面の中に電子マネーが必要なのか、疑問に思う人もいるでしょう。

ですが、使ってみれば便利なものです。

電子マネーとして使うなら自分でタッチできますから、カードを店員に渡す必要がありません。

迅速ですし、不正使用の可能性も低いものです。

ただしWAONの付いたクレジットカードは、すべてイオンカード発行のものです。以下の通り。

  • イオンカード(WAON一体型)
  • イオンカードセレクト
  • イオンJMBカード
  • コスモ・ザ・カード・オーパス

最初の3枚には、55歳以上対象で特典の多い「G.Gマーク」入りのカードもあります。

イオンカードセレクトの場合、チャージでもポイントが貯まるという、他のカードと異なる大きなメリットがあります。

ですが、チャージの原資はクレジットカードからではなく、イオン銀行口座から出ます。

クレジットカードからのチャージでないのに、クレジットカードのようにポイントが貯まるという、あまり他に見かけないスタイルとなっています。

感覚的にも理解しづらいのでご注意ください。

WAONはどこで使える?

WAONはイオン系の電子マネーですから、イオン系商業施設ミニストップでは当然使えます。

イオン系のスーパーも全国に増えました。イオンの名称が付いていないスーパーや商業施設も多くあります。

  • ダイエー
  • ピーコックストア
  • キミサワ
  • カスミ
  • ビブレ
  • OPA

他にも多数あります。

イオン系列以外はどうでしょうか。次のチェーン店舗で利用できます(一部抜粋)。

  • ファミリーマート
  • ローソン
  • セイコーマート
  • ポプラ
  • ニッコーホテルズ
  • ルートインホテル
  • コスモ石油
  • マクドナルド
  • 吉野家
  • CoCo壱番屋
  • ドミノピザ
  • ユニバーサルスタジオジャパン
  • ラウンドワン

これ以外にも多数、全国に50万店舗あります。
詳しくは公式サイトを確認してください。

次のページではWAONのメリット、デメリットを見ていきます。
電子マネー種類まとめ|カードと最強の組み合わせと特長・メリット