アメックスビジネスゴールド個人向けカードとの違い
  • 2024年9月20日
  • 2024年10月24日
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アメックスビジネスゴールドは何が良い?個人向けカードとの違い

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード(以下アメックスビジネスゴールド)はビジネスに役立つ法人カードです。

従業員の経費計算、煩雑な請求業務や経理業務などに頭を悩ませている法人の代表者、個人事業主の方はアメックスビジネスゴールドで、悩みが一挙解決するかもしれません。

今回はそんなアメックスビジネスゴールドの特徴と、個人向けのアメックスカードとの違いなどを解説します。

アメックスビジネスゴールドのメリット
  • ETCカードの年会費が無料
  • カードの利用枠に一律の限度がない
  • リモートオフィスや福利厚生などのビジネス優待が充実
  • ラウンジ優待や旅行保険もトラベル特典も付帯
  • 各種プロテクションサービスでもしもの時も安心
アメックスビジネスゴールドのデメリット

※本記事の価格は全て税込みです。

おすすめビジネスカード比較表
カード名セゾンプラチナ・ビジネス
アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
アメックスビジネス
ゴールド
アメックスビジネス・ゴールド
ダイナースクラブ
ビジネスカード
ダイナースクラブ ビジネスカード
セゾンコバルト
ビジネス・アメックス
セゾンコバルト・ビジネス・アメックス
年会費22,000円
条件付きで11,000円
36,300円27,500円1,100円
還元率0.5%〜1.0%0.33~1.0%0.3%~1.0%0.5%~
国際ブランドAmerican ExpressAmerican Expressdiners clubAmerican Express
キャンペーンご入会後4ヶ月以内に
200万円カード利用で

150,000ボーナスポイント
プレゼント
なし初年度年会費無料
申込対象年齢20歳以上
個人の方も申込可能
20歳以上ダイナースクラブ
所定の基準を満たす方
20歳以上
発行スピード最短3営業日2〜3週間2〜3週間最短3営業日
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
矢印
目次

アメックスビジネスゴールドの特徴・基礎知識

アメックスビジネスゴールド

アメリカン・エキスプレス・ビジネス・ゴールド・カード
還元率ポイント0.33~1.0%
マイル0.5~1.0%
年会費初年度36,300円
2年目以降
追加カード13,200円
旅行保険海外最高1億円(利用付帯)
国内最高5,000万円(利用付帯)
ETCカード発行手数料無料
年会費無料
ポストペイ型電子マネーQUICPay
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
発行会社アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
発行期間2~3週間

アメックスビジネスゴールドは、アメリカン・エキスプレスが発行するビジネス向けカードです。

3種類あるビジネスカードのうち、2番目のランクに位置します。

年会費は36,300円とゴールドカードとしてはやや高めですが、経費として計上も可能なので節税にも役立ちます。

※詳しくは税理士等にご確認ください。

券面は高級感溢れるメタル製。プラスチックカードよりも所有欲を満たせますが、一部の決済端末はメタルカードに対応していない点には注意しましょう。

基本会員は、プラスチック製のセカンド・ビジネス・ゴールド・カードを無料で発行できるので、必要に応じて使い分けましょう。

事業の支出を一元管理できる

アメックスビジネスゴールドに限らず、ビジネスカードがあると事業支出を一元管理できます。

ビジネスにおいては個人よりも、通信費、公共料金、消耗品などの支出金額や利用頻度が多くなる傾向にありますが、クレジットカードで決済すれば、いつ、誰が、いくら買ったかが一目瞭然です。

利用明細書で利用履歴を確認できるのはもちろん、会計ソフトと連携して自動的に経費計上したり、カード決済により売掛金回収を自動化したりすることも可能です(詳しくは後述)。

経費業務が非常にラクになり、業務効率化にもつながります。

また、従業員用の追加カードを作成すれば、小口現金や仮払いなどの手間が軽減されます。

アメックスビジネスゴールドは追加カードで経理管理の負担を軽減できる

追加カードは基本会員が一括管理できるので、個別に限度額を設定したり、従業員の支出を把握したりすることも可能です。

従業員のいる会社で追加カードを導入すれば、経理業務をより効率化できるでしょう。

法人カードと個人カードの主な違い
項目法人カード個人向けカード
引き落とし口座の名義法人名義
※個人事業主の場合は個人名義
個人名義
追加カード従業員に発行家族に発行
利用可能限度枠大きい傾向個人の信用力に基づき決定
特典ビジネスに役立つ特典が豊富旅行やショッピング時の特典が中心

アメックスビジネスゴールドの公式サイトを見る

ビジネスに役立つ特典やメリット

ここからアメックスビジネスゴールドのメリットのうち、ビジネス関連の特典を紹介していきます。

経営者や個人事業主に役立つビジネス特典がとにかく豊富です。

ビジネスに役立つ特典やメリット
  • ETCカードの年会費が無料
  • クラウド会計ソフト freee会計などの会計ソフトと連携
  • ROBOT PAYMENTで請求業務を自動化
  • カードの利用枠に一律の限度がない
  • 福利厚生に活躍する「クラブオフ」が無料
  • 対象レストランの所定コース2名以上予約で1名分無料
  • リモートオフィスサービスを使える
  • ビジネス・マッチングで新規販路開拓やビジネスパートナー探しができる
  • ビジネス・セービングでビジネスサービスの料金を節約
  • その他ビジネスに役立つ特典

ETCカードの年会費が無料

アメックスビジネスゴールドのETCカードは年会費が無料です。

個人向けのアメックスカードでは発行手数料935円がかかりますが、アメックスビジネスゴールドは発行手数料もかかりません。

また、本カード1枚につき、最大20枚のETCカードを発行できます。

項目内容
年会費無料
新規発行手数料無料
発行可能枚数本カード1枚につき20枚まで
追加カード1枚につき1枚まで

追加カード会員も1枚のETCカードを発行できるので、社員の人数が増えても安心です。

ただし、ETCカードを6枚以上発行する場合は、電話による申し込みが必要です。カード裏面の番号へ電話してください。

クラウド会計ソフト freee会計などの会計ソフトと連携

アメックスビジネスゴールドは会計ソフトとのデータ連携に対応

アメックスビジネスゴールドは対象の会計ソフトと連携し、経理業務を効率化できます。

アメックスビジネスゴールドとデータ連携できる会計ソフト
  • 弥生会計ラインアップ(弥生会計、やよいの青色申告など)
  • クラウド会計ソフト freee会計

データ連携すると、カードの利用情報を会計ソフトで自動的に取得できます。

手動で利用明細をダウンロードし、会計ソフトにアップロードする手間を省けるため、経理業務にかかる時間を改善できるでしょう。

データが自動で同期されるため、人為的ミス(数字の打ち間違いなど)も防げます。

アメックスビジネスゴールドでは、初めて会計ソフトを使う方限定の特典も用意されています。

  • 弥生会計 オンライン:全プランが2年間無料
  • やよいの青色申告 オンライン:全プランが1年間無料
  • クラウド会計ソフト freee会計:登録から60日間無料

まだ会計ソフトを使っていない場合は、アメックスビジネスゴールドを作る際にぜひ導入してみましょう。

ROBOT PAYMENTで請求業務を自動化

煩雑な請求業務を丸投げできる「ROBOT PAYMENT」というサービスの優待も付いています。

活用すれば、請求書の発行から催促までを一元管理し、クレジットカード決済により売掛金回収まで自動化が実現します。

  • 対象プランの利用料金15%オフ
  • 導入支援費用が無料
  • 決済システム連携オプション費用・クレジットカード決済システム利用料が無料

カードの利用枠に一律の限度がない

アメックスビジネスゴールドには、カード決済額に一律の限度額が定められていません

月間の利用限度額が無制限というわけではなく、すべての会員で一律の枠がないという意味です。

事業によっては、設備投資などで高額決済が必要な時もあるでしょう。

アメックスビジネスゴールドは高額決済が必要なシーンでも心強い味方になります。

福利厚生に活躍する「クラブオフ」が無料

アメックスビジネスゴールドはクラブオフが付帯

アメックスビジネスゴールドを持っていれば、国内外の20万ヶ所以上の施設を優待料金で利用できる「クラブオフ」のVIP会員年間登録料が無料です。

クラブオフとは
リロクラブが運営する法人会員制優待サービス。VIP会員料金は通常550円で、VIP会員限定メニューが利用できる。

クラブオフの特典は、主に次のようなものがあります。

クラブオフの特典一例
  • 国内約20,000軒の宿泊施設が最大80%OFF
  • 全国約1,000ヶ所の遊園地・テーマパークが最大65%OFF
  • 全国約300ヶ所の映画館で会員優待価格
  • 全国約1,000ヶ所の日帰り湯施設が最大60%OFF

この特典は本カード所有者だけでなく追加カードの所有者にも適用されるので、福利厚生に活用できます。

対象レストランの所定コース2名以上予約で1名分無料

グルメ優待

アメックスビジネスゴールドには、「ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポン」特典も付いています。

これは、国内約200店舗のレストランで所定コースを2名以上で予約すると、1名分が無料となる優待サービスです。

人脈やコミュニケーションの機会が重要なビジネスにおいては、会食の回数も多くなるはず。この優待があれば、会食費用をうまく節約できます。

リモートオフィスサービスを使える

アメックスビジネスゴールドの本会員は、「NIKKEI OFFICE PASS」のリモートオフィスサービスを優待料金で利用できます。

項目個人ベーシックプラン個人プレミアムプラン
利用可能加盟オフィス約1,090ヶ所
※リージャスのラウンジ除く
約1,200ヶ所
月額料金15,258円26,400円
利用回数上限31回/1ヶ月上限なし

移動が多い方や、パソコンさえあれば場所に縛られずに仕事ができる方がリモートオフィスサービスをうまく活用すれば、仕事の効率化やオフィス維持費の削減にもつながるでしょう。

ビジネス・マッチングで新規販路開拓やビジネスパートナー探しができる

ビジネス・マッチング

アメックスビジネスカードには会員限定のコミュニティがあり、人脈作りに活かせます。

具体的には、以下のような活用方法があります。

  • ビジネス・カード会員から取引先やパートナーを探せる
  • リアルなイベントで業界内外の経営者と出会え、人脈が広がる
  • 自社の製品やサービスのPRに活用

ビジネス・セービングでビジネスサービスの料金を節約

アメックスビジネスゴールドで以下のようなサービスの料金を支払うと、割引料金が適用されます。

  • 「ハーツGoldプラス・リワーズ ファイブスター」で最大20%の優待など※登録時の条件なし
  • ベルシステム24の電話代行サービス12%オフ
  • DHL エクスプレスワールドワイド輸送料金10%オフ
  • TKPの研修プラン、貸会議室室料5~10%オフ
  • 『PRESIDENT』年間購読料割引38%オフ
  • 『週刊ダイヤモンド』定期購読50冊プラン1,000円引き

その他ビジネスに役立つ特典

他にも多数のビジネス特典が使えます。

  • Square(スクエア)
    アカウント作成から180日間、決済売上の30万円までの決済手数料が無料
  • ベルリッツ 企業向けプログラム
    企業向けサービス・研修の新規法人契約の入会金33,000円(税込)が無料
  • デル・テクノロジーズ 優待特典
    半年につき最大7,000円キャッシュバック
  • 名刺管理サービス 「Eight Team」
    名刺のクラウドサービス、スキャナー提供
  • 法人向け日経電子版「日経電子版Pro」
    月額料金5%オフ
  • ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」
    日本最大級のビジネス情報データベースサービスの登録・月会費が無料

国内外の出張にも安心のサービスやメリット

続いては、国内外の出張時に便利なアメックスビジネスゴールドのサービス・メリットを紹介します。

国内外の出張にも安心のサービスやメリット
  • 旅行傷害保険
  • 国内航空機遅延費用
  • 手荷物ホテル当日宅配サービス
  • キャンセル・プロテクション
  • 商品の破損・盗難保証や返品も安心
  • 国内外空港ラウンジが無料で利用可能

旅行傷害保険

アメックスビジネスゴールドは海外出張で忙しいビジネスマンのために、旅行傷害保険も充実しています。

保険の種類カード会員カード会員の家族
国内旅行保険傷害死亡・後遺障害最高5,000万円最高1,000万円
海外旅行保険傷害死亡・後遺障害最高1億円
※追加カード会員は最高5,000万円
最高1,000万円
傷害・疾病治療費用最高300万円最高200万円
賠償責任最高4,000万円
救援者費用最高400万円最高300万円
携行品損害
(免責3,000円/年間限度額100万円)
1旅行中最高50万円

旅行傷害保険は基本会員のみならず、追加カード会員にも適用されます。

社員用に追加カードを発行することで、面倒な保険契約手続きをが省けます。

ただし、いずれの補償もアメックスビジネスゴールドで代金を支払わないと適用されない点には注意しましょう。

国内航空機遅延費用

空港

アメックスビジネスゴールドには、航空便の遅延・欠航や手荷物の到着遅延・紛失といったトラブルを補償する国内航空機遅延費用が付帯します。

補償内容補償額
乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能費用最高2万円/回
受託手荷物遅延費用
受託手荷物紛失費用最高4万円/回

例えば飛行機の遅延により臨時で発生した食事代や、預けた手荷物の紛失によってやむを得ず購入した衣類の費用などを補償してくれます。

国内出張で飛行機に乗る機会が多い方は、アメックスビジネスゴールドを持っておくと安心でしょう。

なお、国内航空機遅延費用はアメックスビジネスゴールドで国内線のチケットを購入していた場合に適用されます。

他のカードで決済した場合や、国際線の場合は適用されません。

手荷物ホテル当日宅配サービス

出張の際、大きな手荷物をコインロッカーに預け、商談に向かった経験があるかもしれません。

アメックスビジネスゴールドなら、駅構内の宅配カウンターに手荷物を預け、宿泊ホテルへ当日中に無料配送するサービスが使えます。

対象の駅は以下の3つです。

  • 東京駅
  • 新宿駅
  • 博多駅

キャンセル・プロテクション

アメックスビジネスゴールドには、旅行やコンサートなどに行けなくなった際のキャンセル費用を補償するキャンセル・プロテクションが付帯します。

キャンセル適用条件補償対象者補償限度額(年間)
死亡・傷害・疾病による入院本会員、家族会員、配偶者、1親等以内の親族10万円
傷害による通院本会員、家族会員、配偶者、子ども3万円

例えば家族が入院して出張をキャンセルせざるを得なくなり、予約していたホテルのキャンセル料が発生した場合、キャンセル料をアメックスが補償してくれます。

1,000円または「キャンセル費用の10%に相当する額」のいずれか高い額が自己負担額となります。

キャンセル・プロテクションは、以下の料金をアメックスビジネスゴールドで支払った場合のみ適用されます。

  • 国内/海外旅行契約に基づくパッケージツアーなどのサービス
  • 旅館、ホテルなどの宿泊施設の提供およびそれに付帯するサービス
  • 航空機、船舶、鉄道、自動車などによる旅客の輸送
  • 宴会、パーティー用に供する施設の提供およびそれに付帯するサービス
  • 運動、教養などの趣味の指導、教授または施設の提供
  • 演劇、音楽、美術、映画などの公演、上映、展示、興行

商品の破損・盗難保証や返品も安心

アメックスビジネスゴールドなら、購入した商品に何らかのトラブルが起きても2つのプロテクションサービスでサポートしてくれます。

  • ショッピング・プロテクション
    商品の破損・盗難などの損害を購入日から90日間補償
  • リターン・プロテクション
    購入した商品を返品できない場合、代わりにアメックスが返金

ショッピング・プロテクション

ショッピング・プロテクションは、アメックスビジネスゴールドで購入した商品の損害を補償するサービスです。

購入日から90日以内に破損・盗難などの被害に遭った場合、年間最大500万円まで補償してくれます。

項目概要
補償限度額年間最高500万円
補償期間購入日から90日間
免責金額1万円/1事故

事業のために高価なものを購入する際も、アメックスビジネスゴールドなら安心ですね。

ただし、次のようなものはショッピング・プロテクションが適用されません。

  • 現金、有価証券、預貯金証書、旅券、印紙、切手、乗車券などのチケット
  • 動物および植物などの生物
  • 船舶、航空機および自動車ならびにこれらに装着されている状態の付属物
  • 被保険者の詐欺行為によって取得した商品

なお、ショッピング・プロテクションは追加カードで購入した商品も対象となります。

リターン・プロテクション

リターン・プロテクションは、購入した商品の返品を購入店が受け付けてくれないときに、アメックスが代わりに返金してくれるサービスです。

1商品あたり3万円まで、年間15万円まで補償されます。

項目内容
補償期間購入から90日
補償額1商品30,000円相当/年間15万円相当(追加カード会員含む)
利用場所国内外問わない
対象の商品価格5,000円相当以上
補償対象新品未使用品

リターン・プロテクションで返品できるのは未使用かつ購入金額が5,000円以上の商品です。

すでに使用したものや、購入金額が5,000円未満のもの、その他消耗品や食品、貴金属、スマホなどは対象外なので注意しましょう。

国内外空港ラウンジが無料で利用可能

成田国際空港 第1ターミナル(制限区域内) I.A.S.S SUPERIOR LOUNGE 1 希和-NOA-

アメックスビジネスゴールドを持っていると、国内外29空港のカードラウンジを無料で利用できます。

地域空港名
北海道・東北新千歳空港・函館空港・青森空港・秋田空港・仙台空港
関東羽田空港 第1~第3ターミナル・成田国際空港 第1~第2ターミナル
中部・北陸新潟空港・富山空港・中部国際空港・小松空港
近畿伊丹空港・関西国際空港・神戸空港
中国・四国岡山空港・広島空港・米子空港・山口宇部空港・高松空港・松山空港・徳島空港
九州・沖縄北九州空港・福岡空港・長崎空港・大分空港・熊本空港・鹿児島空港・那覇空港
ハワイダニエル・K・イノウエ国際空港

基本カード会員はもちろん、追加カード会員も対象で、さらに同伴者1名も無料で利用できます。

出張や家族旅行の際、余裕をもって空港に着いた場合でも、待ち時間を快適に過ごせるでしょう。

アメックスビジネスゴールドのデメリット

デメリット

上記のようにメリット盛りだくさんなアメックスビジネスゴールドですが、残念ながらデメリットもあります。

長所だけではなく短所も理解しておきましょう。

アメックスビジネスゴールドのデメリット
  • 年会費が36,300円と高額
  • 旅行傷害保険が利用付帯
  • プライオリティ・パスが付帯しない

年会費が36,300円と高額

アメックスビジネスゴールドは年会費が36,300円、さらに追加カードを発行すると1枚につき13,200円がかかります。

主要ビジネスゴールドカード年会費比較
券種年会費追加カード年会費
アメックスビジネスゴールド36,300円13,200円/枚
三井住友カード ビジネスオーナーズ ゴールド5,500円 ※条件付き無料永年無料
三菱UFJカード ゴールドプレステージ ビジネス11,000円~13,200円2,200円~4,400円/枚
セゾン・プラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード22,000円 ※初年度無料3,300円/枚

金額だけで他のカードと比較すると、アメックスビジネスゴールドの年会費は「高い」と感じるでしょう。

旅行傷害保険が利用付帯

前述しましたが、アメックスビジネスゴールドの旅行傷害保険は利用付帯です。

対象となる旅行代金をアメックスビジネスゴールドで決済しないと、旅行保険が適用されません。

旅行保険が適用される旅行代金の例
  • 航空運賃
  • 空港までの電車賃やリムジン代
  • ターミナル駅までの新幹線料金
  • 海外パッケージツアー料金

もしもに備えたいときは、必ず上記の旅行代金をアメックスビジネスゴールドで支払いましょう。

プライオリティ・パスが付帯しない

プライオリティ・パス

アメックスビジネスゴールドには、プライオリティ・パスが付帯しません。

プライオリティ・パスとは
世界1,500ヶ所以上の空港ラウンジを利用できる会員制サービス。通常は年会費がかかるが、クレジットカードの中には年会費無料で登録できるものがある。

個人向けアメックス・ゴールド・プリファードには、プライオリティ・パスに無料で登録できる特典が付帯しますが、アメックスビジネスゴールドにはありません。

出張などで海外へ行く機会が多いビジネスマンは、プライオリティ・パス優待のある他のカードも検討しましょう。

アメックスビジネスゴールドとゴールド・プリファード・カードの違い

アメックスビジネスゴールドアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード

アメックスのゴールドカードには、個人向けのアメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード(以下アメックス・ゴールド・プリファード)もあります。

ここではアメックスビジネスゴールドと、アメックス・ゴールド・プリファードを比較してみましょう。

項目ビジネスゴールドアメックス・ゴールド・プリファード
年会費本会員:36,300円
追加:13,200円
本会員:39,600円
家族:19,800円(2枚目まで無料)
還元率0.33~1.0%0.47~1.0%
メンバーシップ・リワード・プラス有料 3,300円(税込)無料(自動登録)
カード継続特典なしフリー・ステイ・ギフト
トラベルクレジット
レストラン特典ビジネス・ダイニング・コレクション by グルメクーポンゴールド・ダイニング by 招待日和
ポケットコンシェルジュ
ホテルダイニング特典
レストラン15%割引特典

など
プライオリティ・パスなしスタンダード会員
年間2回まで無料
海外旅行傷害保険最高1億円(利用付帯)
国内旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯)
ビジネス特典クラブオフ
ビジネス・マッチング
ビジネス・セービング
手荷物ホテル当日宅配サービス
ビジネス情報サービス「ジー・サーチ」

など
なし
その他の特典ヘルスケア無料電話相談メルセデス・ベンツ レント

年会費はアメックスビジネスゴールドがわずかに安くなっています。

ただし、アメックス・ゴールド・プリファードはオプションプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」の年会費が無料です。

メンバーシップ・リワード・プラスとは
ポイントを効率よく貯めて使えるオプションプログラム。対象加盟店でポイントが3倍になる、ポイントの有効期限が無期限となる、ポイント移行/ポイント交換レートがアップするなどのメリットがある。
アメックスビジネスゴールドでメンバーシップ・リワード・プラスを利用する場合、本会員の年会費は同じになります。

違いが顕著なのは特典です。アメックスビジネスゴールドのビジネス特典を再掲します。

アメックスビジネスゴールドのビジネスに役立つ特典やメリット
  • ETCカードの年会費が無料
  • クラウド会計ソフト freee会計などの会計ソフトと連携
  • ROBOT PAYMENTで請求業務を自動化
  • カードの利用枠に一律の限度がない
  • 福利厚生に活躍する「クラブオフ」が無料
  • 対象レストランの所定コース2名以上予約で1名分無料
  • リモートオフィスサービスを使える
  • ビジネス・マッチングで新規販路開拓やビジネスパートナー探しができる
  • ビジネス・セービングでビジネスサービスの料金を節約
  • その他ビジネスに役立つ特典

外部サービスとの連携や福利厚生サービスクラブオフ、ビジネス・マッチングなど、ビジネスで役立つ特典が多数用意されています。

事業用カードには、やはりアメックスビジネスゴールドがピッタリです。

アメックス・ゴールド・プリファードならではの特典

コンシェルジュのサービス

一方、個人向けであるアメックス・ゴールド・プリファードのみで利用できる主な特典は以下の通りです。

アメックス・ゴールド・プリファードのみの主な特典
  • カード継続特典
    条件を満たすと無料宿泊券とトラベルクレジットがもらえる
  • プライオリティ・パス
    スタンダード会員への登録が無料、利用料も年2回まで無料
  • ポケットコンシェルジュ
    対象のお店を予約・利用で20%キャッシュバック
  • ホテルダイニング特典
    対象ホテルでの食事が10~20%オフ
  • レストラン 15%割引特典
    レストランでの食事が15%オフ

アメックスビジネスゴールドと比べると、プライベートで使えるトラベル・グルメ関連の特典が充実しています。

なかでも注目はプライオリティ・パス優待で、空港VIPラウンジが利用できるプライオリティ・パス(スタンダード会員)の年会費(通常99米ドル)が無料になります。

アメックス・ゴールド・プリファード会員は、通常1回35米ドルのラウンジ利用料も年2回まで無料です。

両者の違いは明確なので、それぞれ向いている方ははっきりしています。

アメックス・ゴールド・プリファードが向いている方
  • 家族との時間などプライベートを充実させたい方
  • プライベートの食事・旅行などをよりお得・快適にしたい方

アメックスビジネスゴールドはこんな方におすすめ

まとめのイメージ

アメックスビジネスゴールドが向いている方
  • 業務を効率化したい方
  • 社員の福利厚生を充実したい方
  • 飛行機での移動が多く、渡航を快適にしたい方
  • 充実した国内外旅行傷害保険で備えたい方

アメックスビジネスゴールドを事業で使用した場合、利用明細で支出が把握できるだけでなく、経理業務や請求業務も外部サービスと連携できます。

従業員用に追加カードも作成すれば、さらに経理業務が効率化されるでしょう。

また、出張費用をアメックスビジネスゴールドで支払えば、充実した旅行保険が適用されます。

さまざまなビジネスシーンで利用できるアメックスビジネスゴールドを上手に活用し、福利厚生の充実やさらなる業務の効率化に役立ててください。