三井住友カードは、どのグレードのクレジットカードも初年度の年会費は無料になる傾向があります。
しかし、翌年度からは、どのグレードのものも年会費がかかり、年会費永久無料のカードはありません。
- 一般グレードで大体1,250円~1,500円程度
- ゴールドカードの場合は5,000円~10,000円
- プラチナカードは50,000円
- マイ・ペイすリボに申し込むことで年会費が無料または半額に
しかし、条件次第では年会費を無料または半額にすることが可能だということがわかりました。
今回は、三井住友カードの年会費と翌年度の年会費を無料または半額にさせる方法について解説します。
併せて、三井住友カードを使う上でのメリット・デメリットを紹介するので是非参考にしてください。

年会費 | 1,375円 | 追加カード | ETCカード/家族カード |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~2.5% | ポイント | Vポイント |
マイル | ANA | 付帯保険 | 海外旅行/ショッピング |
電子マネー | iD | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |

三井住友カードの年会費について
まず、三井住友カードの年会費について解説します。
三井住友カードの年会費はグレードによって大きく異なりますが、大体1,250円~50,000円でグレードが上がれば上がるほど年会費は高くなります。
ほとんどの三井住友カードの初年度年会費が無料になり、翌年度から発生するようになります。
しかし、条件を満たすことによって翌年度以降も年会費が無料または半額にさせることも可能です。
三井住友カードの年会費は1,250~50,000円
三井住友カードの年会費はグレードによって大きく異なります。
- 一般カード:1,250円~1,500円程度
- ゴールドカード:5,000円~10,000円程度
- プラチナカード:50,000円
一般カードであれば1,000円程度ですが、ゴールド、プラチナとなるとかなり年会費が高くなります。
ちなみに三井住友カードには、学生向けカード「デビュープラス」以外は年会費無料のクレジットカードはありません。
その代わり、保険などの特典がどのグレードのクレジットカードにも付帯されています。
どのグレードのカードも初年度は年会費無料になることが多いです。
無料にするにはただ申し込めば良いだけの場合と、ネット申し込みのみの場合があります。
マイ・ペイすリボ登録で翌年以降も年会費が無料に
『マイ・ペイすリボ』と呼ばれる三井住友カードのリボ払いに登録すると、翌年度以降も年会費が無料または半額になります。
そのため、契約時にマイ・ペイすリボを登録する人がほとんどです。
- 基本的に初年度は無料になる(オンライン申込)
- 翌年以降もマイ・ペイすリボに登録をすれば無料・半額になる
年会費をお得にする『マイ・ペイすリボ』
マイ・ペイすリボとは、簡単に言うと三井住友カードのリボ払いのシステムです。
特に他のクレジットカードと変わらないリボ払いですが、三井住友カードはマイ・ペイすリボを設定することで翌年度以降の年会費を無料または半額にすることができます。
カードグレード | マイ・ペイすリボ登録後の年会費 |
---|---|
三井住友カード バーチャルカード | 無料 |
ゴールドカード プライムゴールドカード ヤングゴールドカード エグゼクティブカード | 半額 |
一部の提携カード | 割引 |
年会費をお得にするためにも、三井住友カードを契約の時は、リボ払いを前提で契約することが大切です。
マイ・ペイすリボとは
画像引用元:マイ・ペイすリボ|クレジットカードの三井住友カード
マイ・ペイすリボとは、あらかじめ1ヶ月の支払い額を設定しておき、毎月決まった金額だけ支払っていく方法です。
毎月決まった金額だけを支払うという仕組みなので、遣い過ぎたと思った月も支払いのことを悩む必要がありません。
設定しておけば、店舗での支払いの時に「リボ払いで」という必要がありません。
しかも設定した金額はボーナスや余裕がある時には増額したり、ピンチの時には減らしたり(最低支払金額分は必要)…というのも可能です。
マイ・ペイすリボのリスク
リボ払いには一般的に年利が発生します。三井住友カードの場合は15%となっています。
つまり、普通は一括支払いで年利もかからないのに、リボ払いにすることで余計にお金を払う必要があります。
毎月の支払い額によっては年利だけの充当だけになってしまい、実際の利用金額は一切減額していなかったというケースもあります。
リボ払いのリスクを認識して活用する
リボ払いのリスクは下記の通りです。
- 毎月の支払額 < 毎月の利用額だとどんどん利用総額が膨れ上がる
- 年利が高い(15%以上の場合がほとんど)
- 支払っても支払っても減らないリボ地獄の可能性も
限度額が20万円だとして毎月3万円のペースで利用しているのに、毎月5,000円のリボ払いをしているのだとすれば、数ヶ月も経たないうちに限度額に達してしまいます。
このように、リボ払いは利用金額と支払い額をよく考えないと、払っても払っても残高が膨れ上がる地獄になってしまうのです。
- 毎月決まった金額を支払うので遣い過ぎにも安心
- 年利が15%と高く支払い額によっては支払っても利用金額が減っていないこともある
- リボ払いは月々の支払い額によってはどんどん利用総額が膨れ上がるので危険
- 支払っても支払っても減らないリボ地獄に陥ってしまう人もいる
三井住友カードを利用するメリット
次に、三井住友カードを利用するメリットについて解説します。
- ステータスは比較的高い
- 招待レターでゴールドやプラチナへのランクアップも可能
- Apple Payに対応しているのでスマホ決済も可能
- 一般グレードのカードでも旅行や保険などのサービスが充実している
三井住友カードは、ポイント還元率が低いものの、招待レターの特典があります。
今後ゴールドやプラチナカードにランクアップさせやすくなるので、育成重視のクレジットカードが欲しい人にもおすすめのクレジットカードです。
三井住友カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~2.5% |
マイル | 0.3%〜 | |
年会費 | 初年度 | 無料 ※オンライン入会 |
2年目以降 | 1,375円 ※条件達成で割引もしくは無料 |
|
家族カード | 初年度:本会員に準ずる 2年目以降:440円 ※条件達成で無料 |
|
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 初年度無料 次年度550円 (ETCの利用が前年に1回以上の場合、無料) |
|
電子マネー | iD | |
国際ブランド | VISA、Mastercard | |
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | |
発行期間 | 最短翌営業日発行 ※オンライン申込なら最短5分でカード番号発行 |
ステータスは比較的高い
三井住友カードは、三井住友銀行が取り扱っているクレジットカードです。
審査も若干厳しく、三井住友カードは一般グレードのクレジットカードも比較的ステータスが高い傾向にあります。
そのため、ある程度ステータスを重視したい人にもおすすめのクレジットカードです。
後述しますが、招待レターで今後ゴールドやプラチナカードにランクアップしたい場合も三井住友カードがおすすめです。
将来ゴールドやプラチナのクレジットカードを持ちたい人にも
三井住友カードには招待レターと呼ばれる特典があります。
招待レターは、利用状況に応じて「ゴールドカードやプラチナカードにランクアップしませんか」という内容の手紙です。
この招待を受けると、通常契約するよりもゴールドやプラチナのカードを手に入れやすいといわれています。
そのため、今後ゴールドやプラチナのクレジットカードを持ちたいと考えている人や、クレジットカードを育成したいと考えている人にもぴったりです。
Apple Payにも対応しているのでスマホで簡単支払い
三井住友カードはApple Payにも対応しています。
三井住友カードをiDとして使うことができ、スマホ1つで簡単に支払いすることができます。
三井住友カードを持ち歩く必要もないので、カードを紛失することも、カード情報が漏れて不正利用されるリスクもありません。
また、三井住友カードのポイント還元率を反映させられるので、ポイントを貯めたい人もApple Payを問題なく使うことができます。
海外・国内でも幅広く色々なお店で利用できる
三井住友カードはVISA加盟店で海外・国内問わず幅広く利用することができます。
VISAは世界的にもメジャーな国際ブランドなので、日本はもちろん海外でもたくさんのお店で利用することができます。
VISAなら使えないお店がほとんどないはずなので、使うお店に迷うことはないでしょう。
旅行の保険等のサービスが充実している
三井住友カードは、一般グレードのクレジットカードでありながら、保険などのサービスが充実している傾向にあります。
だからこそ年会費がかかるのだと思いますが、一般グレードで保険がついているのはかなり嬉しいポイントです。
海外旅行に頻繁に行く人にも重宝できるクレジットカードではないでしょうか。
三井住友カードを利用するデメリット
三井住友カードを利用するデメリットは下記の通りです。
- ポイント還元率が0.5%〜2.5%程度と低め
- マイ・ペイすリボの利用が推奨されている
- 指定の口座がないとネット申し込みできない
これまでもリボ払いのリスクを解説していきましたが、三井住友カードはマイ・ペイすリボの利用を推奨しています。
年会費を無料にするとはいえ、一歩間違えたらリボ地獄になりかねないので、利用には十分注意をするべきです。
ポイント還元率が0.5%〜2.5%程度と低め
三井住友カードのポイント還元率は0.5%〜2.5%とかなり低いです。
指定のオンラインショッピングモールを利用することでポイント還元率がアップしますが、それでもポイント還元率が高いといわれているクレジットカードと比べると低めです。
そのため、ポイント還元率重視の人には向いていないクレジットカードです。
マイ・ペイすリボの利用を推奨している
マイ・ペイすリボの登録で翌年度の年会費が無料になるというのを見ているだけでも、三井住友カードはマイ・ペイすリボの利用を推奨していることがわかります。
リボ払いは前述で何度も言ったように、毎月の支払額と利用金額によっては、支払っても支払っても残高が減らないリボ地獄に陥る恐れがあります。
また、マイ・ペイすリボに設定した場合でも、支払い回数が少なくて済むようにすることをおすすめします。
指定の口座を持っていないとネット申し込みができない
三井住友カードをネット申込みする場合、指定の口座を持っていないと申し込むことができません。
年会費初年度無料の中には、ネット申し込み限定が条件という場合もあります。
ネット申し込み時に指定の口座を持っていない場合は、新たに開設するか、ネット申し込みを諦めるかのどちらかになります。
三井住友カードはグレード育成におすすめ
最後に、三井住友カードのメリット・デメリットについてまとめます。
- ステータスは比較的高いクレジットカード
- 招待レターの特典があるのでゴールドやプラチナにランクアップさせやすい
- 国内・海外問わずどこでも使える
- Apple Payにも対応しているのでスマホ決済にも向いている
- ポイント還元率が低い
- マイ・ペイすリボの利用を推奨しているので利用には注意が必要
三井住友カードは、年会費がどのグレードのカードもかかるクレジットカードです。
しかし、どのカードも初年度は年会費無料になるケースが多く、翌年度から発生する傾向にあります。
翌年度から発生する年会費も、マイ・ペイすリボの登録をすれば翌年度以降も無料または割引されます。
ただ、マイ・ペイすリボはあくまでリボ払いなので、支払っても支払っても残高が減らないリボ地獄に陥らないようにするのが大切です。
三井住友カードは利用状況によって、ゴールドやプラチナにランクアップしやすいクレジットカードなので、クレジットカードを今後育成したい人は是非利用してみてください。