ブライダルローンとは?審査基準とメリット・デメリット

ブライダルローンは、結婚に関する費用の支払いに利用できるローンです。結婚式の費用分の貯金がなくても、ブライダルローンを利用すれば解決します。審査基準やメリット・デメリットに加えて、おすすめのブライダルローンも解説します。
  • 2021年8月11日
  • 2021年8月10日
ブライダルローンとは?審査基準とメリット・デメリット

結婚することになったものの、現在の貯金だけでは結婚式などの費用をまかないきれない方もいるのではないでしょうか。

結婚で必要な費用は平均で400万円超という話も聞きます。これをすべて自費で支払うことが難しいのは仕方ないとも言えます。

そのような時に、選択肢に挙がってくるのがブライダルローンです。

この記事では、ブライダルローンとは何か、メリット・デメリット、審査基準について解説します。

また、おすすめのブライダルローンもご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。

ブライダルローンのメリット
  • 結婚式の費用が前払いの場合に活用できる
  • 金額的に希望する結婚式を挙げることができる
  • 貯金を切り崩さずに済む
  • カードローン(消費者金融系)に比べて金利が低い
  • 使途が限定されているため借りすぎを防げる
  • 親に心配をかけずに済む
ブライダルローンのデメリット
  • 結婚関連以外に利用できない
  • 追加で融資は受けられない
  • 審査結果が出るまでに時間がかかる
  • 提出が必要な書類が多い

ブライダルローンとは

結婚式のイメージ

ブライダルローンは、使途をあらかじめ決めた上で借り入れる「目的別ローン」の1つで、結婚に関するイベントに必要なお金を借りられるローンです。

ブライダルローンの対象になる使途と相場は、主に以下のものが挙げられます。

使途相場
婚約指輪の購入35万7,000円
結婚指輪の購入(2つ合計)25万1,000円
結納式22万7,000円
婚約食事会6万5,000円
結婚式と披露宴362万3,000円
新婚旅行(お土産含む)76万7,000円
合計469万2,000円

結納まで含めた費用の合計は469万2,000円ですが、その中でも特に大きな負担となるのが結婚式と披露宴です。全体の8割弱の割合を占めています。

結婚式や披露宴にかかる平均の費用362万3,000円は、出席した人からもらうご祝儀である程度はカバーできます。

ですが、全額をご祝儀でまかなうことは難しく、不足分は基本的に新郎と新婦が負担しなければいけません。

現在の預貯金ではその負担額をまかないきれない場合や、支払いはできるものの預貯金がほとんどなくなってしまい今後の生活に不安を感じる場合、お金を借りる必要が出てきます。

借入先の選択肢は、主に以下の2つです。

借入先の選択肢
  • 両親
  • ブライダルローン

両親に援助してもらえれば、利息がかからず返済期限もないため、経済的・精神的な負担はかなり少なく済みます。

両親の援助に頼れない場合に、選択肢になるのがブライダルローンです。

ローンでよく知られているのはカードローンやフリーローンですが、ブライダルローンはカードローン・フリーローンにはないメリットもあります。

ブライダルローンのメリット

メリット

ブライダルローンには多くのメリットがあります。メリットとして主に以下の6点が挙げられます。

ブライダルローンのメリット
  • 結婚式の費用が前払いの場合に活用できる
  • 希望する結婚式を挙げることができる
  • 貯金を切り崩さずに済む
  • カードローン(消費者金融系)に比べて金利が低い
  • 使途が限定されているため借りすぎを防げる
  • 親に心配をかけずに済む

結婚式の費用が前払いの場合に活用できる

結婚式にかかる費用の支払い方法には、前払いと後払いの2パターンがあります。

後払いで結婚式が終わった後に支払うのであれば、結婚式の出席者からいただいたご祝儀からお金を捻出できます。

逆に困るのが前払いの場合で、ご祝儀を受け取る前に料金を支払うとなると、費用はすべて新郎新婦のポケットマネーから出す必要があります。

結婚式にかかる数百万円を前払いできる預貯金がないならば、結婚式を諦めるしかありません。

ですが、ブライダルローンを利用すれば前払いで必要な資金を用意でき、結婚式を挙げることも可能になります。

希望する結婚式を挙げることができる

ブライダルローンを利用することで、希望する結婚式を挙げることができます。

結婚式や披露宴は人生の中でも大きな区切りとなるイベントの1つなので、盛大で豪華なものにしたいと思う方も多いでしょう。

そのような結婚式を挙げるにはまとまった費用が必要ですが、結婚式にかけられる予算が少ないと自分たちが理想とする結婚式を挙げられません。

そこで、足りない分をブライダルローンで借りて補填すれば、思い通りの結婚式にできます。

貯金を切り崩さずに済む

結婚にかかる費用をすべてブライダルローンでまかなうと、夫婦の預貯金を切り崩さずに済むのもメリットです。

結婚式のために預貯金を使い切ってしまうと、2人で新しい生活を始める際の思いがけない大きな出費に対応できなくなる可能性が高いです。

お金を手元にある程度残し、経済的に余裕のある状態で始めた方が、スムーズに新婚生活を始めることができます。

お金のトラブルがない新婚生活を送りたい方は、ブライダルローンを検討してみるといいでしょう。

カードローン(消費者金融系)に比べて金利が低い

ブライダルローンは、消費者金融系のカードローンに比べて金利が低いのもメリットです。

カードローンのアイフルと、ブライダルローンのジャックス プレシャンテ・スルガ銀行 結婚式費用立替プランの金利比較は以下の通りです。

ローンの種類金利
カードローン3.0%~18.0%
ブライダルローン6.5%〜12.8%

上限の金利を比較すると、ブライダルローンの金利がいかに低いかが分かります。

ブライダルローンの金利が低いのは、お金の使途が結婚に限定されているためです。

カードローンを利用しても問題はありませんが、カードローンはブライダルローンよりも金利が高いことが多いため、結婚資金のために最初に選ぶお金を借りる方法としてはおすすめしません。

お金を借りるなら、できるだけ金利の安いローンを利用した方がトータルの出費は少なく済みます。

まずはブライダルローンを検討してみるべきでしょう。

使途が限定されているため借りすぎを防げる

ブライダルローンは、結婚に関するお金を必要な分だけ借りるローンです。

そのため、カードローンやフリーローンのように借り過ぎてしまう心配がありません。

親に心配をかけずに済む

結婚式を挙げるにあたり、「資金はすべて自分たちで用意して、親に心配をかけないようにしたい」と考えている方もいるはずです。

とはいえ、現状の蓄えだけではお金が足りないこともあるかと思います。

その際に、親に頼るのではなくブライダルローン利用することで、親に知られずに結婚資金を用意することができます。

ブライダルローンのデメリット

デメリット

ブライダルローンには、メリットだけでなくデメリットもあります。

主なデメリットは、以下の4点です。

ブライダルローンのデメリット
  • 結婚関連以外に利用できない
  • 追加で融資は受けられない
  • 審査結果が出るまでに時間がかかる
  • 提出が必要な書類が多い

結婚関連以外に利用できない

ブライダルローンは目的別ローンのため、結婚の用途でしか利用できません

カードローンやフリーローンのように、どのような目的でも利用できるわけではない点には注意しましょう。

また、ブライダルローンが適用される範囲は金融機関によって異なる場合があります。

基本的に結婚式と披露宴には適用されますが、結納金や新婚旅行、お土産購入などの費用はブライダルローンの範囲外になる場合もあるので、事前に確認しておくことが大切です。

追加で融資は受けられない

ブライダルローンは1回限りの融資のため、契約後に追加で融資を受けることができません

早めにブライダルローンでお金を借りていたものの、後から必要な費用が変わってローンの金額だけでは足りなくなった場合、追加分は自分で準備する必要があります。

審査結果が出るまでに時間がかかる

ブライダルローンは、審査結果が出るまでに時間がかかります

具体的にかかる時間は、1週間~2週間程度です。

ブライダルローンが必要なイベントが2週間以内に控えている場合は、ブライダルローンを申し込んでも審査が間に合わず、お金を借りられない可能性があります。

ブライダルローンはお金が必要なイベントの日から逆算して、できるだけ早めに申し込むようにしましょう。

提出が必要な書類が多い

ブライダルローンは、フリーローンやカードローンに比べて申し込みの際に必要な提出書類が多いです。

一般的に、ブライダルローンで提出を求められる書類は以下の通りです。

ブライダルローンの申し込みに必要な書類
  • 本人確認書類のコピー
  • 所得証明書類
  • 資金の使途と必要な金額を確認できる書類のコピー

所得証明書類は、源泉徴収票や課税証明書などを用意する必要があります。

資金の使途と必要な金額を確認できる書類は、結婚式や新婚旅行などブライダルローンで借りたお金で支払うイベントの見積書や請求書、予約票などが該当します。

なお、見積書や請求書などは、早めに入手しておかないとブライダルローンの申し込み自体が遅れてしまい、支払い日までにお金を借りられないといったトラブルにもなりかねません。

前述の通り、ブライダルローンの審査はフリーローンやカードローンに比べると時間がかかります。

必要な書類は早めに入手して、期間に余裕を持って申し込むことを心がけましょう。

ブライダルローンの審査基準

チェックリスト

ブライダルローンは、誰でも利用できるわけではありません。

ブライダルローンには主に3つの審査基準があり、その基準を満たすことではじめてお金を借りることができます。

ブライダルローンの審査基準
  • 安定した収入があるか
  • 満20歳以上か
  • 信用情報の内容は悪くないか

安定した収入があるか

ブライダルローンの審査に通るには、安定した収入を得ていることが大前提となります。

安定した収入の基準は金融機関により異なり、具体的な金額が提示されていることは少ないです。

逆に、楽天銀行のブライダルローンのように「税込年収300万円以上が目安」と明記されている場合もあります。

年収が基準に満たない場合は審査に通らないか、通ったとしても借入額が大幅に減額される可能性が高いことはおさえておきましょう。

満20歳以上か

ブライダルローンを申し込む条件として、年齢が20歳以上であることが設定されていることが多いです。

未成年が結婚するためにブライダルローンを申し込み、お金を借りることは基本的にはできません。

信用情報の内容は悪くないか

ブライダルローンの審査では、以下に挙げる信用情報も細かくチェックされます。

ブライダルローンの審査でチェックされる信用情報
  • クレジットカードの申し込み履歴
  • ローンの申し込み履歴
  • 借入の履歴
  • 返済の履歴
  • 公共料金の未払いや延滞の有無
  • 債務整理の有無

これらの情報は、以下の3つの指定信用情報機関が管理しています。

指定信用情報機関
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)

金融機関は、これらの機関から情報を取得して審査を行うという流れです。

クレジットカードやローンの申し込み、借入が極端に多い場合は、お金のやりくりに困っていると判断され、審査に落ちる可能性が高くなります。

返済の履歴で延滞や滞納がある場合も、金融機関の印象はよくありません。

また、お金を借りていなくても、公共料金の支払いで未払いや延滞がある場合は審査に通らない可能性があるので注意が必要です。

これまでに債務整理をしたことがある方も、ブライダルローンを利用してお金を借りるのは難しいと思っておいた方がいいでしょう。

ブライダルローンおすすめ3選

パソコンを使う女性 イメージ

現在、多くの金融機関でブライダルローンが用意されているため、どのブライダルローンを選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

そこで、おすすめのブライダルローンを3つに厳選してご紹介します。

スルガ銀行リクルート支店 結婚式費用立替えプラン

スルガ結婚式費用立替えプラン

スルガ銀行リクルート支店 結婚式費用立替プラン
用途挙式費用、各種衣装代、プレゼント代、装飾品代、新生活にかかる費用など
限度額10万円~800万円
金利8.8%~12.8%(利用日から3ヶ月間は無利息)
対象者・20歳以上65歳未満(ローン完済時の年齢は70歳以下)の方
・安定した収入があり継続した取引が見込まれる方
借入期間契約日より1年後の応答月の末日(自動更新)
返済方法・カードでATMに直接入金
・振込
・口座からの自動振替
繰り上げ返済手数料無料で可能

スルガ銀行リクルート支店の結婚式費用立替えプランは、利用日から最大3ヶ月間にわたり無利息なのが特徴のブライダルローンです。

例えば、結婚式の費用が前払いで手元に資金はないものの、ご祝儀などで3ヶ月以内に完済できる場合におすすめです。

結婚式費用立替えプランを利用し、3ヶ月以内に返済すれば利息は0円です。

逆に、3ヶ月を過ぎると金利は8.8%~12.8%で、他のブライダルローンに比べると割高です。

ご祝儀を全額返済に充てるなど、3ヶ月以内にすべて返済できる予定の方に有効なプランです。

楽天銀行 目的型ローンブライダル

楽天ブライダルローン

楽天銀行 目的型ローンブライダル
用途結婚式や披露宴などの費用、結婚・婚約指輪などの購入費用、新婚旅行の費用など
限度額10万円~300万円
金利7.0%
対象者・満20歳以上60歳以下(完済時65歳以下)の方
・日本国内に居住している方
・仕事に就いていて毎月安定した定期収入がある方
・保証会社である楽天カード株式会社の保証を受けることができる方
借入期間最長8年4ヶ月
返済方法・口座からの自動振替
・振込
繰り上げ返済手数料無料で可能

楽天銀行 目的型ローンブライダルは、返済が完了するまで金利が7.0%に固定されているのが特徴のブライダルローンです。

金利が固定されていることで、長期的な返済の計画を立てやすくなります。

ただし、限度額が最大300万円と低めであるため、使える用途が限られてしまう点には気を付けてください。

借入希望額が300万円以下で、なおかつ長期にわたって返済予定の方におすすめです。

ジャックス プレシャンテ

ジャックスプレシャンテ

ジャックス プレシャンテ
用途挙式・披露宴の費用
限度額10万円~500万円
金利1回払い:18.0%
3回払い:9.0%
6回~84回払い:6.5%
対象者規定なし
借入期間最長7年
返済方法口座からの自動振替
繰り上げ返済可能

ジャックスのプレシャンテは、固定で6.5%~という低金利で利用できるのが特徴のブライダルローンです。

また、ローンの審査に通った場合はジャックスから提携の結婚式場に直接支払われるので、結婚式前後の忙しい中で支払い手続きの心配をする必要がありません。

提携数は国内と海外合わせて400以上ありますが、提携していない結婚式場では利用できない点には注意が必要です。

ジャックスと提携している式場を利用する予定の方は、プレシャンテを検討してみるといいでしょう。

結婚資金が足りない場合はブライタルローンの活用を

結婚式のイメージ

ブライダルローンがおすすめな方
  • 結婚にかかる費用を貯金でまかなえない方
  • 手元にお金を残しておきたい方
  • 理想の結婚式を挙げたい方

ブライダルローンは、結婚で必要な費用を捻出できない方や貯金はそのまま残しておきたい方、結婚式を希望する内容で挙げたい方などにおすすめです。

目的別ローンのため金利は低めで返済時の負担が少なく、3ヶ月以内に返済すれば無利息の商品もあるなどメリットは多いです。

ブライダルローンは審査期間が長めなので、利用を検討している場合はできるだけ早めに申し込みましょう。