完済したカードローンは解約して!放置すると起きる意外なリスク

利用する予定のないカードローンは「解約」を行いましょう。解約と完済は異なります。完済しただけでは金融機関との契約が続き、様々なリスクがあります。反対に解約すれば信用情報が改善する、不要な借り入れを防げるなどのメリットがあります。
  • 2021年9月24日
  • 2021年9月24日
カードローンを即時解約する方法

完済後、契約したまま放置しているカードローンはありませんか。

カードローンは、完済したからといって自動的に解約されるわけではありません。自ら解約手続きをする必要があります。

本記事では、カードローンの解約方法や解約のメリット・デメリットなどについて解説します。

本記事を参考に、借り入れる予定がないカードローンはなるべく早めに解約しましょう。

カードローンの解約と完済は違う

カードの破棄

混同しがちですが、カードローンの「解約」と「完済」は同じものではありません。

違いを改めて確認しましょう。

  • カードローンの「解約」
    カードローンの契約自体を解除すること
  • カードローンの「完済」
    借り入れた元金と利息をすべて返済すること

完済はあくまでも借り入れた元金と利息をすべて返済することであり、利用限度枠がなくなるわけではありません。

完済したあとも再度借り入れが必要になれば、利用限度枠の範囲内で引き続き何度でも借り入れられます。

一方、解約はカードローンの契約自体を解除することです。カードローンの利用枠自体がなくなります。

多くの金融機関では、完済したからといって契約が自動的に解約されるわけではありません

解約する場合は別途解約手続きを行う必要があるため注意しましょう。

カードローン解約の注意点

リスク

カードローン解約の注意点について解説します。

カードローン解約の注意点
  • カードローンの期限は自動更新される
  • 解約の前に利息も含めて完済する
  • 残高が残っている場合、返済額は毎日変わる
  • 契約後すぐの解約はデメリット大
  • 解約証明書は要保管!発行手数料がかかるおそれも

カードローンの期限は自動更新される

カードローンもクレジットカードと同様にカードに有効期限があります。

一般的に、有効期限が切れると自動的に更新され新しいカードが届きます。有効期限が切れる=解約ではないので注意しましょう。

例えば、三井住友銀行のカードローン規定には以下のように記載されています。

第4条(契約期限)
(1)本契約の期限(以下「契約期限」といいます。)は、契約成立日からその1年後の応当月応当日(当日が銀行休業日の場合はその翌営業日)とします。
(2)契約期限の30日以上前にいずれの当事者からも書面により契約期限を延長しない旨の申出がない場合、契約期限は更に1年間延長されるものとし、その後も同様とします。

引用元カードローン規定改定のお知らせ

契約期限は1年ですが、自ら契約期限を延長しない旨を申し出ない限り自動で更新されると記載されています。

多くの金融機関では三井住友銀行カードローンと同様、自ら解約しない限り契約したままになるため注意しましょう。

解約の前に利息も含めて完済する

カードローンの解約は残高が残っていると手続きできません。

解約前に、元金はもちろん利息も含めてすべて完済している必要があります。

カードローンの解約を検討しているなら、まずは未払い残高がないかどうかを確認しましょう。

金融機関によって異なりますが、インターネットや電話などで確認できます。

特に「無利息残高」には要注意です。無利息残高とは利用残高が1,000円未満の残高のことで、利息や支払い期限がありません。

無利息残高は硬貨非対応のATMで返済できないため、金融機関によっては無利息残高が残っていても完済として扱われます。

しかし、解約するには無利息残高もすべて返済しなければなりません

会社により異なりますが、振込やネット、硬貨に対応しているATMなどで返済する必要があります。

残高が残っている場合、返済額は毎日変わる

アイフル 利息

カードローンの利息は日割り計算で行われるため、残高が残っている場合、返済総額は毎日変わります

完済日が遅くなれば、その分利息額も増えるので注意が必要です。

解約する前にはすべて完済している必要があるため、事前に完済する日を決めておきます。その日の返済額を調べたうえで確実に返済しましょう。

契約後すぐの解約はデメリット大

カードローンの契約後すぐの解約を考えている方は注意しましょう。

契約後すぐに解約をするとその履歴も信用情報として記録されるため、他のクレジットカードやローンの審査にマイナスを影響を与えるおそれがあります

金融機関によってはキャンペーンなどでお得に始められるケースもありますが、キャンペーン目的で契約してすぐに解約する行為はなるべく避けるのが賢明でしょう。

解約証明書は要保管!発行手数料がかかるおそれも

金融機関によっては、カードローン解約時に解約証明書が発行されます。

カードローンの解約証明書の例

住宅ローンの契約などで提出しなければならないケースがあるため、念のため保管しておきましょう。

また、解約証明書の発行に手数料がかかる場合もあります。会社によって異なるため、よく確認してください。

カードローン各社の解約方法

カードを切断

カードローンの解約方法は会社により異なりますが、おおまかな流れは以下のとおりです。

  1. カードローンの残高を完済する
  2. 解約申し込みをする
  3. ローンカードの処分

解約手続き自体は複雑ではなく、多くの金融機関は書類などの提出も求めません。

解約は、主に電話・インターネット・店頭窓口のいずれかで行えます。

各社の解約方法を以下にまとめたので参考にしてください。

分類会社名解約方法
消費者金融アコム・電話(0120-629-215)
・自動契約機、店頭窓口への来店
プロミス・電話(0120-24-0365)
・店頭窓口
銀行三井住友銀行・電話( 0120-923-923)→書類を郵送
・店頭窓口
三菱UFJ銀行電話(0120-76-5919)
みずほ銀行・電話(0120-324-555)
・店頭窓口
りそな銀行店頭窓口
住信SBIネット銀行インターネット
auじぶん銀行カードローン電話(0120-926-222)→書類を郵送

なお、解約後のローンカードは金融機関に返すか、自分で処分します。

処分する場合はクレジットカードと同様、ハサミなどで細かく切ってから破棄してくださいね。

解約方法について、アコム・三井住友銀行・住信SBIネット銀行の例をみてみましょう。

アコムカードローンの解約方法

アコムの解約方法と手順

消費者金融アコムのカードローンの解約は、電話もしくは来店にて手続き可能です。

電話の場合はアコム総合カードローンデスクに問い合わせます。

アコム総合カードローンデスク

0120-629-215
受付時間:平日9:00~18:00

来店で手続きしたい場合は、自動契約機(むじんくん)または店頭窓口へ足を運んでください。

あらかじめ最寄りの店舗を確認しておきましょう。

アコムの解約方法と手順|解約証明書は必要・不要?

三井住友銀行カードローンの解約方法

三井住友銀行のカードローンは、電話か来店で解約できます。

電話の場合は、三井住友銀行カードローンプラザに問い合わせましょう。電話で問い合わせたうえで郵送での手続きとなります。

三井住友銀行カードローンプラザ

0120-923-923
受付時間:平日9:00~18:00(年末年始を除く)

来店て手続きする場合は、キャッシュカードと運転免許証などの本人確認書類を持参のうえ最寄りの支店で手続きしましょう。

住信SBIネット銀行カードローンの解約方法

住信SBIネット銀行のカードローンは、インターネット上で解約できます。

会員ページにログイン後、お客さま情報照会・変更画面からカードローンの手続き画面に進んで手続きしましょう。

上記のとおり、金融機関により解約方法はさまざまです。事前に解約の方法について確認しておきましょう。

カードローン解約のメリット

確認する男性

カードローンを解約することでどういったメリットがあるのかを確認しましょう。

カードローン解約のメリット
  • 信用情報に良い影響を与える
  • 今後のローンなどの審査にプラスになる
  • 借りすぎを防げる
  • 不正利用のリスクを防げる

信用情報に良い影響を与える

開示報告書の見方

カードローンを解約すると信用情報に悪い影響を与えるのではないかと考える方もいますが、その心配はありません。

カードローンを解約した履歴は信用情報期間に記録されます。

解約したということはきちんと完済した証明になるため、信用情報に解約の履歴が残ることはメリットになるでしょう。

今後のローンなどの審査にプラスになる

カードローンを解約すると信用情報に良い影響を与えるということは、今後のローン等の審査でもプラスに働くと考えられます。

契約したままで放置しているということは、残高の有無にかかわらず限度枠の範囲内でいつでも借り入れられる状態です。

限度枠が残ったままだと借り入れがあるとみなされるため、ローンの審査に通りにくくなる可能性があります。

カードローンはあくまでも借金であることを覚えておきましょう。

審査は借り入れ状況だけで決まるわけではありませんが、今後住宅ローンの利用などを考えているなら早めに解約している方が良いでしょう。

借りすぎを防げる

カードローンを解約すると借りすぎを防げるというメリットもあります。

カードローンのメリットは、利用限度枠の範囲内で何度でも借り入れられる点ですよね。

ATMで口座からお金を出金するような感覚で気軽に借り入れられることから、必要以上に借りてしまうリスクがあります。

もちろん借りれば借りるほど利息負担は大きくなるので、返済は苦しくなるでしょう。

しかし、契約自体を解約していれば利用限度枠自体がなくなるため、借りたくても借りられません。

きちんと返済計画を立てられず安易な気持ちで借りてしまう方にとってはメリットになるでしょう。

不正利用のリスクを防げる

クレジットカード不正利用

完済したカードローンを放置していると、ローンカードの紛失や盗難などにより不正利用されてしまうリスクがあります。

普段使っていないカードの場合、不正利用されたことに気付かなかったり気付くまでに時間がかかるのが恐いところです。

カードローンの不正利用は全額補償されないケースも多いため、利用しないのであれば解約しておいた方が安心です。

カードローン解約のデメリット

考える女性

次に、カードローンを解約することで発生するデメリットについて解説します。

カードローンを解約するかどうか迷っている方は参考にしてください。

カードローン解約のデメリット
  • 再度借り入れる際には審査が必要
  • 再借り入れに時間がかかる
  • 解約後一定期間は再契約できない場合がある

再度借り入れる際には審査が必要

カードローンを解約すると、再度お金を借り入れたいときに改めて審査を受けなければなりません。

審査を受けるのに手間や日数がかかるのはもちろんですが、場合によっては審査に通らない可能性もあります

収入が少なくなっていたり延滞で信用情報に傷が付いているなど、属性や信用情報が前回契約時より悪くなっている方は特に注意が必要です。

前回カードローンの契約ができたからといって、必ず審査に通るとは限らないことを頭に入れておきましょう。

当然ながら審査に通過できなければ新たに借り入れることはできません。

再借り入れに時間がかかる

再度借り入れたい場合は改めて新規申し込みをする必要があるため、借り入れまでに時間がかかります。

前回契約した際と同様に、申し込み手続きや必要書類の提出、審査、カード発行などを経ないと借り入れられません

借り入れまでの日数は金融機関により異なるものの、急な出費には対応しにくいでしょう。

消費者金融カードローンであれば即日融資が可能なケースもありますが、銀行系カードローンは即日借入には対応していません。

解約をせずに契約が残ったままであれば利用限度枠の範囲内ですぐに借り入れられるため、今後借り入れる予定があるかどうかをよく検討しましょう。

解約後一定期間は再契約できない場合がある

解約後一定期間は再契約できない場合があります。

会社により異なるため、解約前にしっかり確認しておきましょう。

完済したカードローンは放置せず早めに解約しよう

カードローンの解約について改めて確認しましょう。

カードローンの解約
  • 「解約」は「完済」とは違い、カードローンの契約自体を解除すること
  • カードローンは解約しない限り自動で契約更新される
  • 解約方法は金融機関による|電話・店頭窓口・インターネットのいずれか
  • カードローンを解約すると今後の審査に好影響&使いすぎを防げる

カードローンを完済しても、契約自体は残ったままです。

ローンカードの有効期限が切れても自動更新されるため、自ら解約手続きをしなければカードローンの利用限度枠がなくなるわけではありません。

カードローンを解約すれば、信用情報に良い影響を与え、住宅ローンなどの審査に通りやすくなる可能性もあります。

借りすぎのリスクを防げるのもメリットです。

今後カードローンで借り入れる予定がないのであれば、なるべく早く解約しておきましょう。