カードローンの実質年率とは|利息以外に手数料や保証料も含めて計算

  • 2020年12月31日
  • 2020年12月25日
カードローンの実質年費

各社カードローンを比較検討していると、「実質年率」という言葉を見かけます。

利息や金利であればイメージがつきやすいのですが、「実質年率」と言われると、なんだか難しく感じてしまいますよね。

しかし、実質年率は特に難しい概念ではありません。

実質年率とは、利息や手数料、保証料といった諸経費を含めて計算されたものです。

諸経費がすべて含まれているため、実質年率で考えれば元本以外に支払うお金が簡単に計算できます。

本文では、利息の計算方法や利息を少なくするためのポイントについても解説しています。

カードローンを検討されている方はあわせて参考にしてくださいね。

カードローンの実質年率とは

笑顔の女性

実質年率について
  • 金利に諸経費を足したもの
  • 実質年率は低いほどお得
  • 実質年率を使えばサービスの比較がしやすい

カードローンの実質年率とは、元本に対する利息のほかに手数料や保証料といった必要となる諸経費を全てを含めて計算したものです。

仮に金利が10%で、諸経費が2%だとすると、実質年率は12%ということになります。

とはいえ、そう言われてもいまいちピンとこない方も多いですよね。

ということで、まずは実質年率の概要をわかりやすく解説していきたいと思います。

カードローンは実質年率が低いほどお得

まず重要なことは「実質年率は低いほどお得」ということです。

同じ10万円を借りるのでも、実質年率が低ければ、それだけカード会社に支払う実質的な利息は少なくなります。

ですから、カードローンを検討する場合、実質年率が低い商品を探すということが肝心です。

なぜカードローン会社は実質年率を用いるのか

なぜカードローン会社は「実質年率」という、一見わかりにくい言葉を用いるのでしょうか。

それは実質年率のほうが消費者にとって理解しやすい数字だからです。

では、以下にて具体的な例を交えて解説していきたいと思います。

金利と諸経費が別に記載されていると…

実質年率ではなく、利息と諸経費が別々に記載されていたらどうなるでしょう。

例えばA社の金利は10%、B社の金利は11%だとします。

これだけ見ればA社の方がお得そうですよね。

けれどA社でお金を借りた場合の手数料が3,000円、B社では1,000円だったとします。

そのほかにA社では保証料が無料で、B社では2,000円かかるとします。

この場合、借入期間が短ければB社のほうがお得かもしれませんし、長期間であればA社の方がお得かもしれません。

どちらの会社を選べばよいのか、だんだんとわからなくなってしまいます。

諸経費をすべて含んだ実質年率だと比較がラク

手数料や保証料といった諸経費をすべて含んで計算したのが実質年率です。

カードローン会社を比較する際に余計なことを考える必要はありません。

例えば、A社の実質年率が10.5%でB社の実質年率が10.4%というのであれば、B社のほうがお得ということがすぐにわかります。

保証料や手数料といった余計なことを考える必要はありません。

あくまでも実質年率が低い方がお得なカードローンとなります。

このように実質年率を使うことはユーザーにとってのメリットが大きいのです。

実質年率と金利の違い

カードローン会社によっては、実質年率ではなく「金利」を示していることもあります。

実質年率は、利息のほかに必要な諸経費を含めて計算した値です

一方の金利は諸経費を含まない値なので、実質年率とは本質的に異なります。

しかし、カードローン会社が「金利」だけを示している場合、基本的に諸経費は無料となっています。

そのため、諸経費が無料であれば、実質年率と金利は同じ数値となります。

ですから、金利を示しているカードローン会社の場合には、実質年率と同様の数字と捉えることができます。

金利と利息の違い

実質年率の話からはちょっとそれてしまいますが、金利と利息の違いについても触れておきましょう

同じような概念なので混同してしまうことが多いのですが、「利息」と「金利」は明確に区別されています。

利息は金額です。

例えば、100万円借りて、トータルで102万円を返済したのであれば、差額の2万円が利息となります。

一方の金利は%で表されます。

金利が10%というのであれば、元本に対して1年間で10%の利息が発生するという意味です。

金利は1年間という単位で考えるため、年率や年利と呼ばれることもあります。

このように金利と利息は明確に異なる概念です。

金利と利息の使い分けを気にしておけば、カードローンに関する情報がより正確に理解できるようになります。

実質年率を使えば実質的な利息が簡単に計算できる

現金で支払う

実質年率から利息を計算するには
  • 利息=元本×実質年率×日数÷365
  • 小数点以下は切り捨て

続いては実質年率を使ってカードローン会社に支払うお金の計算方法についてご紹介していきます。

計算方法といっても、難しい計算式などは出てこないので安心してチェックしてみてください。

基本は掛け算と割り算です。

利息の計算方法をチェック

カードローンを利用して、実質的にカードローン会社に支払うお金は以下の式で計算できます。

実質的な利息=元本×実質年率(%)×日数÷365

例えば10万円を実質年率10%で30日間借りたと想定します。

この場合、カードローン会社に支払う利息は821円です。

詳細な計算は以下のようになります。

100,000円×10(%)×30日÷365=821円(小数点以下は切り捨て)

この821円という金額には元本に対する利息のほかに、必要な手数料・保証料といった諸経費なども含まれています

諸経費について別途考える必要が無いというのはかなり便利ですよね。

それこそが実質年率のありがたみです。

100万円を実質年率10%で100日間借りるとどうなるでしょう。

1,000,000円×10(%)×100日÷365=27,397円(小数点以下は切り捨て)

このように実質的な利息として2万7,397円発生することがわかります。

なお、うるう年には365を366として計算してください。

カードローンで利息を減らすためのポイント

お金の計算をする女性

前章で触れたように、実質的な利息は「元本×実質年率(%)×日数÷365」で表されます。

ですから利息の金額を減らすためには以下の3つが考えられます。

  • 元本を減らす
  • 実質年率が低いカードローンを選ぶ
  • 返済までの期間を短くする

それぞれ詳細に見ていきましょう。

元本を減らす

カードローンでは、借りた金額である元本に利息が発生します。

ですから、大きなお金を借りれば借りるほど、利息として支払う金額は増えることになります。

せっかくお金を借りるんだからと、「ついでだから新しいカバンとクツも買っちゃおう」と考えて必要ない分まで借りてしまうと、利息が大きくなってしまいます。

本当に必要な額だけを借りることこそが、余計な利息を増やさない第一歩といえます。

実質年率が低いカードローンを選ぶ

最初にも触れましたが、実質年率が低いほど利息は小さくなります

そのため、カードローンを利用する際には、いくつかのカードローンで実質年率を比較することになるでしょう。

その場合に気を付けておくべきポイントがあります。

では、その注意点についてご紹介していきたいと思います。

実質年率は利用限度額によって変化するので注意

実質年率を見る上で注意したいのが、同じカードローンでも実質年率は個人の限度額によって変動するということです。

例えばアコムのカードローンの実質年率は3.0~18.0%となっています。

3.0%と18.0%ではかなりの差ですよね。

「利息はできるだけ少なくしたい」という方にとって、ちょっと見逃せない差額です。

この幅はいったい何なのかというと、利用限度額による差です

アコムの貸付利率(利息)を例に見てみましょう。

借り入れ可能な限度額に応じて、適用される利率が決まります。

利用可能枠適用金利
501万円~800万円3.0~4.7%
301万円~500万円4.7~7.7%
100万円~300万円7.7~15.0%
99万円以下7.7~18.0%

例えば利用限度額が1~99万円ですと、実質年率は7.7~18.0%と高めの数字となります。

一方で利用限度額が501~800万円ですと実質年率は3.0~4.7%です。

利用限度額が高いほど利率も低くなります。

利用限度額は収入や信頼度によって決まります

また、総量規制により、貸付は年収の3分の1以下と定められています。

つまり、定期的な収入が多く、個人的な信頼度が高いほど、お得にカードローンが利用できるというワケです。

自分が利用した場合の実質年率を比較する

前節でご紹介したように、同じカードローンであっても個人の条件(契約限度額)によって実質年率が大きく変化します。

例えばアコムの実質年率は3.0~18.0%です。

三井住友カードローンの金利(この場合は実質年率と同様)は4.0~14.5%となっています。

この幅がある数字同士を比較しても、意味はありません。

あくまでも自分が利用した場合の実質年率をチェックして比較することが肝心です。

アコムなら実質年率3.0%で利用できるのに対し、三井住友カードローンなら4.0%というのであれば、アコムの方がお得です。

逆にアコムなら実質年率18.0%なのに対し、三井住友カードローンなら14.5%で利用できるというのであれば、三井住友カードローンの方がお得といえます。

正確な実質年率はカードローン会社にある程度の情報を伝えないとわからないものです。

カードローン会社を比較をする場合には、いくつかの会社に年収や希望額といった条件を伝えましょう。

そして各会社の正確な実質年率を把握した上で、カードローン会社を決めることをおすすめします。

返済までの日数を短くする

利息を少なくするためには、返済までの日数を短くすることも肝心です。

例えば50万円を実質年率10%で30日借りた場合と、100日借りた場合を考えてみましょう。

  • 30日:500,000円×10%×30日÷365=利息 4,109円(小数点以下は切り捨て)
  • 100日:500,000円×10%×100日÷365=利息 13,698円(小数点以下は切り捨て)

このように、借入期間によって利息に大きな差が出ることがわかります。

ですから、本当に必要となる日ぎりぎりに借りた方が利息は小さくなります。

「結婚式のご祝儀でまとまったお金が必要」など、利用日の予定が立てやすい場合には、直前に借りた方がベターです。

ある程度の日時の余裕は必要ですが、余裕を持たせすぎないことが肝心です。

また、カードローンを一括返済することで、支払利息の総額を減らすことができます

返済資金に余裕がある場合は、繰り上げ返済や一括返済の兼用をおすすめします。

返済までの日数が短いとキャンペーンの対象になることも

消費者金融系のカードローンでは、「30日間金利0円サービス」という無利息期間を設けています。

ご契約から30日間は金利0円でお借入していただくことができるサービスです。
「ご契約日の翌日」から30日間が金利0円適用期間となります。

アコムでのご契約がはじめてのお客さまに適用いたします。

引用:【アコム公式】30日間金利0円(無利息)サービス|カードローン・キャッシングならアコム

つまり、30日以内の返済であれば余計なお金が発生しません。

短期間の借入であれば、こういったサービスを利用するのもおすすめです。

返済が遅れてしまうと…

返済が遅れてしまうと「遅延損害金」として別途お金が発生することがあります。

当然ですが、遅延損害金は実質年率に含まれていないお金です。

返済が大変なのに、さらに余計なお金が発生してしまうと、ますます苦しくなってしまいます。

いずれにしても、返済までの日数は短いにこしたことはありません。

無理のない返済プランを立てて、しっかりとお金を返していくことがカギとなります。

実質年率ならカードローンの利息が簡単に計算できる

実質年率とは
  • 金利に諸経費を含めたもの
  • 実質年率だと比較がしやすい
  • 実質年率だと実際の金利が計算しやすい

実質年率の概要と、利息の計算方法についてご紹介してきましたが、気になる情報は見つかりましたか。

単語だけを聞くとなんだか難しそうに感じられる実質年率ですが、諸経費を含んだわかりやすい数値ということがご理解いただけたのではないでしょうか。

実質年率から実質的な利息を計算してみてください。

また、ご紹介した利息を減らすためのポイントもしっかりと押さえて、無理のない返済プランを立ててくださいね。