ブラックでもカードローンは借りられる?ブラックの定義と確認方法

カードローンの返済が3ヶ月以上遅れると、いわゆる「ブラックリスト入り」となってしまいます。ブラック期間に新たな借入はできません。自分がブラックなのかを簡単に調べる方法や、ブラック明けに借りられるカードローンについて解説します。
  • 2021年8月30日
  • 2021年9月3日
ブラックでもカードローンは借りられる?ブラックの定義と確認方法

「ブラックになると、どこに申し込んでもカードやローンが通らない」などのウワサを耳にしたことはありませんか。

もっとも、ブラックとは具体的にどういった状態を指すのかを知っている方は少ないのではないでしょうか。

ブラックは今後の人生に大きく影響する以上、その内容を正しく理解しておく必要があります。

そこで、本記事では、ブラックでもカードローンは借りられるか、ブラックの定義と確認方法について解説します。

ブラック期間終了後におすすめのカードローン
  • アコム
    大手消費者金融、新規成約率ナンバーワンの実力
  • SMBCモビット
    電話での在籍確認なしの安心感
  • セントラル
    独自の審査基準と大手に引けを取らないサービスが魅力

一度でも返済に遅れらた「ブラック」になる?

封筒 イメージ

支払期日をうっかり忘れていて、その数日後に慌てて返済した。そのような経験をお持ちの方は少なくないでしょう。

たった一度だけ、ほんの数日だけの遅れでも延滞は延滞です。そうはいっても、その程度の遅れでいわゆる「ブラック」になってしまうのでしょうか。

結論として、すべての延滞がブラックとなるわけではなく、およそ3ヶ月以上の延滞がブラック扱いとなります。

ただし、短期間の延滞であっても回数が積み重なると、会社によっては強制解約されてしまいます。

その場合、強制解約された事実がブラック扱いとなってしまうので、ほんの数日だからと安易に返済を遅らせるのは厳禁です。

そもそも、ブラックの定義とは

延滞したり強制解約されたりすると、それがブラックとなることは分かりましたが、そもそも「ブラック」とは何でしょうか。

ブラックリストに載る」とよく耳にしますが、特にそういった用語やブラックリストなるリストが存在するわけではありません。

「ブラック」とは、延滞や強制解約などの金融事故を起こした結果、信用情報機関にその事故情報が登録されている状態のことを指す俗称です。

この状態に陥ると、どの金融機関に審査申込をしてもほぼ不承認となります。

ブラックの定義の中にいくつか専門的な言葉が含まれています。

金融事故

大きくは、返済が滞ったり返済が不能になったりすること。
通常は、信用情報機関に事故情報として登録される以下のような事象を指す。

  • 3ヶ月以上の延滞
  • 代位弁済(返済不能に陥った契約者に代わって、保証会社や保証人が返済すること)
  • 債務整理(任意整理、特定調停、個人再生、自己破産の4種類)
  • 強制解約
信用情報機関

個人の信用情報の収集・提供を行う機関。法令により指定された信用情報機関は特に指定信用情報機関という。日本で登録されている個人信用情報機関は以下の3社。

  • 株式会社シー・アイ・シー(CIC)
  • 株式会社日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)

各信用情報機関に登録された事故情報は、信用情報機関間での信用情報の交流を通じて、他の信用情報機関にも共有されます。

結果として、どの金融機関にカードローンなどの申込をしても審査落ちになってしまうのです。

ブラックの確認は信用情報機関で誰でもできる

パソコンとスマホ

今後、返済の遅延などで金融事故を起こさなければ新たなブラックになることはありません。

では、現時点で自分がブラックになっていないか確認する方法はないでしょうか。

実は、信用情報の照会は個人でも簡単に確認することができます。これを、信用情報の開示請求といいます。

下の表は、信用情報機関ごとに利用可能な開示請求方法と手数料をまとめたものです。

信用情報機関利用可能な開示請求方法手数料
CICインターネット(PC、スマートフォン)1,000円
郵送1,000円
窓口500円
JICCスマートフォン1,000円
郵送1,000円
窓口(コロナ感染拡大防止のため、現在は休止中)500円
KSC郵送1,000円

信用情報の交流により信用情報の一部は3社で共有されていますが、すべての信用情報が共有されているわけではありません。

そのため、自分の信用情報がどこでどのように登録されているかを確実に把握したい場合は、3社すべてに開示請求をかけるのが無難です。

カードローン申込はブラック期間が過ぎてから

弁護士

一度ブラックになると、その事故情報は、信用情報機関への照会を通じてどの金融機関にも筒抜けの状態です。

そうなると、この状態でのカードローン申込が通ることはありません。

それでは、いったんブラックになってしまうと、いつまでもカードローンを申し込むことができないのでしょうか。

結論として、信用情報機関に登録されている事故情報の保有期間を経過すれば、カードローンの申込が承認される可能性がでてきます。

信用情報機関が保有する信用情報は、各社ごとに保有期間が定められています。

各社ごとに、主な事故情報ごとの保有期間をまとめたものが下の表です。

信用情報機関によって、登録される項目や保有期間に違いがあるので注意が必要です。

信用情報期間事故情報保有期間
CIC61日以上または3ヶ月以上の延滞契約期間中および契約終了後5年以内
保証履行
破産宣告
JICC3ヶ月以上の延滞契約期間中および契約終了後5年以内
債務整理
破産申立
保証履行
連帯保証人弁済
カード強制解約
KSC延滞契約期間中および契約終了後(完済されていない場合は完済日から)5年以内
代位弁済・保証履行契約期間中および契約終了後5年以内
官報に広告された破産・民事再生手続開始決定開始決定日から10年以内

一度ブラックになっても、上記期間の経過後であれば事故情報は抹消されているため、カードローンの申込が通る芽が出てくるのです。

ブラック期間が終了したら借りられるカードローン

ここでは、ブラック期間の終了後に申し込むことができるカードローンを紹介します。

この話の前提として、いわゆる「スーパーホワイト」について解説します。その後に申込をおすすめするカードローンを紹介します。

スーパーホワイトとは

ブラック期間が終了すれば信用情報機関の事故情報が抹消されるので、カードローンを申し込める土俵に立てたと言えます。

ただし、事故情報が抹消されても、ブラックであった期間はカードローンやクレジットカードなどを利用できなかったことから、利用履歴に不自然な空白期間が生じます。

これがいわゆるスーパーホワイトです。

スーパーホワイトの期間は利用履歴がありません。

期日通りの返済が続いているという返済実績も積み上がっていないので、この空白期間を目にした金融機関は「申込者がかつてブラックだったのではないか」と疑います。

そのため、ブラック期間が終了したからといって、簡単にカードローンの審査に通過できるとは限らないのです。

一般に、銀行系のカードローンよりも消費者金融系のカードローンの方が審査難易度は比較的低いとされます。

そして、スーパーホワイトの問題があるため、ブラック期間終了後のカードローン申込は通常時の申込よりも難易度は高くなります。

本記事では、少しでも審査通過の可能性が高くなるよう、消費者金融系のカードローンの中からおすすめのものを3つ紹介します。

ブラック期間終了後に申し込めるカードローンのおすすめ3選
  • おすすめ① アコム
  • おすすめ② SMBCモビット
  • おすすめ③ セントラル

おすすめ①アコム

アコム

アコム
金利3.0%~18.0%
審査時間最短30分
融資スピード即日
借入限度額800万円
無利息期間契約日の翌日から30日間
WEB完結可能
コンビニ借入
学生の借入可能(20歳以上でアルバイトなどをしており、安定した収入があることが条件)
専業主婦の借入不可
営業時間店頭窓口平日9:30~18:00
WEB24時間
電話24時間365日
0120-629-215
自動契約機9:00~21:00(年末年始を除き無休)

アコムは、テレビCMなどでもお馴染みで抜群の知名度を誇る、日本を代表する大手消費者金融の一社です。

1978年の設立以来、これまでに1,000万人を超える顧客との取引を通じて独自の与信・審査モデルを確立してきました。

そのため、アコムは他の大手とは異なる与信・審査ノウハウを有するといわれています。

40%〜50%近辺で推移する新規申込の成約率は、大手消費者金融の中でもトップクラスです。

圧倒的な融資実績と安心感を有するアコムは、ブラック解消後のカードローン申込先として真っ先に検討すべき一社といえるでしょう。

おすすめ②SMBCモビット

SMBCモビット

SMBCモビット
金利3.0%~18.0%
審査時間最短30分
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
融資スピード即日
※申込の曜日、時間帯によっては翌日以降の取扱となる場合があります
借入限度額800万円
無利息期間なし
WEB完結可能
コンビニ借入
学生の借入
専業主婦の借入不可
営業時間店頭窓口なし
WEB24時間
電話9:00〜21:00
0120-03-5000
自動契約機9:00〜21:00
※営業時間は店舗により異なります

SMBCモビットは、その名の通り三井住友フィナンシャルグループ傘下の消費者金融で、同グループ内の消費者金融・プロミスと審査システムを共有しています。

SMBCモビットの成約率は、プロミスとあわせて40%前後で推移しており、アコムの成約率と比較すると若干低くなります。

もっとも、SMBCモビットとアコムとでは審査システムが異なるため、もしアコムで不承認となった場合でもSMBCモビットでは承認される可能性があります

その上、SMBCモビットはカードローンの申込から融資まで、WEB上の手続のみで完結できるWEB完結を採用している上、勤務先への電話確認を原則として行わないことを明示しています。

ブラック解消後のカードローン申込は、久々の申込で通常時よりも心理的負担を感じるかもしれません。

安心の大手で、できるだけ煩わしい思いをせずにカードローンを申し込みたいという方にとって、SMBCモビットは有力な選択肢の一つになるでしょう。

おすすめ③セントラル

セントラル

セントラル
金利4.80%~18.0%
審査時間最短30分
融資スピード即日
借入限度額300万円
無利息期間初めての人は最大30日間
WEB完結可能
コンビニ借入
学生の借入可能(20歳以上でパート、アルバイトによる安定した収入がある場合)
専業主婦の借入不可
営業時間店頭窓口平日9:00~18:00
土曜9:00~15:00
WEB24時間
電話平日8:00~21:00
0570-038-038
自動契約機8:00~21:00
※設置場所により異なる可能性あり

セントラルは、1973年創業で、愛媛県に本社を置く中小消費者金融業者です。

創業から50年弱になり、これまでの融資実績を通じてセントラルは独自の審査基準を築いてきました。

そのため、セントラルでは大手消費者金融の基準ではすくい上げることがないブラックの申込者も、その人の状況に応じた個別的判断で場合によっては融資を受けることができます

中小消費者金融でありながら、大手消費者金融にも引けを取らない利便性も有しています。

インターネットで全国どこからでも申込可能、全国のセブン銀行ATMで借入・返済もできます

ブラック解消後、大手金融機関への申込は気が引けるものの、大手並みに使い勝手が良いカードローンを申し込みたいという方はご検討ください。

セントラルはイチオシの消費者金融といえるでしょう。

「ブラックでも借りられる」は落とし穴かも?

債務整理

「ブラックでも借りられる」との謳い文句を目にしたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

ここでは、その点について解説します。

「ブラックでも借りられる」は必ずしも違法ではない

信用情報機関に事故情報が登録されていると、基本的には融資を受けることはできません。

機械審査で自動的に審査が行われているとされる銀行や大手消費者金融であれば、現在ブラックであるという時点でまず門前払いです。

ただし、事故情報が登録されている申込者にお金を貸してはならないという法令があるわけではありません。

あくまで、ブラックの申込者に融資をするのはリスクが高いと判断した金融機関が、自主的に融資を断っているにすぎません。

そのため、中小消費者金融の中には、他社借入を現に延滞しているような申込者でなければ、たとえブラックであっても状況を個別に判断して融資を実施するケースもあります。

これは、その消費者金融が他社よりもリスクを背負って融資を行ったというだけで、それ自体違法な行為ではないのです。

闇金業者からの借入でないかは注意が必要

「ブラックでも借りられる」ということ自体は違法ではありません。

しかし、「ブラックでも借りられる」を謳い文句に、資金繰りに困っている申込者に違法な貸付を行っている闇金業者が存在するのは事実です。

闇金業者から借り入れると、いわゆる「トイチ」(10日で1割、年率365%)、「トゴ」(10日で5割、年率1,825%)といった違法な超高金利を巻き上げられたり、法令違反の時間帯・手段で取り立てられるといった事態に陥ります。

民法上このような借入は返済の必要すらないのですが(不法原因給付)、そんな法律論で簡単に引き下がる相手ではないでしょう。

余計ないざこざに巻き込まれないためにも、どうしてもブラックのまま融資を受けることがあれば、その借入先が闇金業者でないか細心の注意を払いましょう。

金融庁の登録貸金業者情報検索入力ページで検索しても見つからない業者であれば、金融庁の登録を受けていない闇金業者と判断可能です。

「ブラック」の内容を正しく理解!中身を理解すれば適切に対処可能

最後に、「ブラック」のポイントをまとめます。

カードローンの「ブラックリスト」まとめ
  • ブラックは、信用情報機関に登録された事故情報のこと
  • 数日の延滞がブラックになることは少ない。ただし、延滞が重なるとブラックになり得る
  • 信用情報機関に開示請求することでブラックを確認できる
  • ブラック期間が終了すると事故情報は抹消される
  • ブラック期間終了後は成約率が高い大手消費者金融か、個別的判断を期待できる中小消費者金融に申し込むのが吉
  • 「ブラックでも借りられる」会社の全てが違法ではないが、闇金業者に細心の注意が必要

これまで得体の知れなかった「ブラック」も、中身を理解してしまえば、何に気をつけ、どう対処すればいいか分かってきたのではないでしょうか。

この記事で解説した内容を参考に、ブラックにならないように注意すべき点は注意し、万一ブラックになってしまった場合も必要以上に萎縮も楽観もしないよう心がけましょう。