カードローンの審査に通らないのはなぜ?理由と再審査のコツ

  • 2021年8月12日
  • 2021年8月11日
カードローンの審査に通らないのはなぜ?理由と再審査のコツ

カードローンの審査に通らない理由は、金融機関に問い合わせても教えてもらえません。

そのため、自分で調べて改善しない限り、次回の審査も通らない可能性が高いです。

そこで、まずはカードローンの審査に通らなかった原因について、順番に確認してみましょう。

金融機関ごとに審査基準は異なりますが、法律や信用情報の取り扱いなど共通している部分はあります。

この記事では、カードローンの審査に通らない理由や重要なポイント、注意点について解説しています。

カードローンの審査に通らない理由
  • 借り入れ可能な金額を超えてしまう
  • 信用情報に悪い記録がある
  • 短期間に何度も申し込んでいる
  • 安定した収入がない
  • 申告する情報が間違っている

カードローンの審査に影響する見られる項目とは

セゾンコバルト・ビジネス・アメックスの審査

カードローンの審査では、「申し込んだ方の返済能力」について確認するため、本人や勤務先の情報を提出します。

この時、審査に影響する項目と内容を、表にまとめました。

審査項目内容
家族構成家族の人数が多いほど、支出も多い
家の情報住宅ローンあり、または賃貸に住んでいるなら、毎月決まった支出がある
勤務先事業内容・規模・社員数などで、経営が安定しているか判断する
勤務形態公務員・正社員>契約社員>パート・アルバイトの順に安定していると考える
個人事業主は、事業内容で判断する
勤続年数長いほど退職する可能性が低い
年収歩合給より固定給の方が安定している
高いほど良いが、支出とのバランスが重要

あわせて本人確認書類を提出することで、入力内容に間違いがないかを確認します。

基本的には、毎月同じ会社から安定した収入を得ているほど信頼度が高いと判断されます。

なお、カードローンの審査では勤務先へ在籍確認をするため、虚偽の申請をしても必ず発覚します。

また、借入金額によっては、収入証明書の提出を求められる場合があります。

収入証明書が必要な場合とは?

借入金額によって収入証明書が必要になる場合があり、貸金業法で定められています。

収入証明書が必要な場合
  • 1社から50万円を超える借り入れをする
  • 他社の借入残高と合わせると100万円を超える

上記の他にも、自営業や所得の低い配偶者の方は、収入証明書の提出を求められる場合があります。

ちなみに、収入証明書とは下記のような書類です。

  • 源泉徴収票
  • 確定申告書
  • 納税通知書
  • 所得証明書
  • 給与明細書(直近2ヶ月分などの指定あり)

詳しくは、申し込む金融機関に確認してください。

カードローンの審査に通らない主な理由

三井住友カード審査

カードローンの審査に通らなかった場合、その理由を知ることはできません。

ただ、どの金融機関にも共通している審査基準が2つあります。

  • 総量規制
  • 信用情報

これらの内容を知ることで、審査に通らなかった理由を推測することができます。

では、順番にわかりやすく解説していきます。

総量規制によって借り入れ可能な金額が決まっている

実は、個人が借り入れできる総額は年収の3分の1までと貸金業法で決まっており、「総量規制」と呼ばれています。

例えば、年収が300万円の方なら借り入れ可能な金額は100万円となります。複数社から借り入れをしている場合は全てを合計した金額です。

つまり、自分の年収から借り入れ可能な金額を、ある程度予測することができます。

総量規制による借り入れ可能な金額の上限を超えた場合は、カードローンの審査に通りません。

ただ、中には総量規制の対象とならないローンもあります。

総量規制の対象外の例
  • 住宅ローン
  • 自動車ローン
  • 有価証券・不動産を担保とするローン
  • 高額療養費の貸し付け

他にも、借入残高として計算されますが、例外として総量規制を超えられる場合もあります。

  • 顧客が一方的に有利になる(金利が低くなるなど)
  • 配偶者とあわせた年収の3分の1以下(配偶者の同意が必要)
  • 個人事業主に対する貸し付け
  • つなぎ融資

銀行は総量規制の対象外

カードローンには、大きく分けて「銀行系」と「消費者金融系」があり、適用される法律が違います。

カードローンの種類適用される法律総量規制
銀行系銀行法適用されない
消費者金融系
(クレジットカード会社含む)
貸金業法適用される

上記の表から、総量規制の上限額を借り入れていたとしても、銀行カードローンの審査を通る可能性はあります。

しかし、実際は銀行のローンも総量規制と同様の条件を設けている場合が多いです。

クレジットカードのショッピングも対象外

リボ払い・分割払いなどの支払い方法に関係なく、クレジットカードを使った購入は総量規制の対象外となります。

ただし、クレジットカードを使ったキャッシングは、総量規制の対象です。

信用情報から返済できないリスクがあると判断された

金融機関は、借り入れの申し込みがあった場合、返済できないリスクを把握するため、必ず信用情報を確認します。

個人の信用情報は、下記の3つの指定信用情報機関が管理しています。

信用情報機関
  • 全国銀行個人信用情報センター(KSC)
  • 日本信用情報機構(JICC)
  • 指定信用情報機関(CIC)

基本的に銀行はKSC、その他はJICCかCICに加盟しており、個人の取引に関する情報を提供しています。

さらに、返済の延滞などの情報は共有されているため、金融機関がどの信用情報機関に加盟していても確認することができます。

また、信用情報には個人情報の他に、クレジットカードやローンに関する契約内容が含まれています。

  • 契約年月日
  • 貸付金額
  • 貸付残高
  • 元本・利息の支払いの遅延の有無
  • 総量規制の対象外となる契約

もし、金融機関が信用情報を照会した時に、延滞や代位弁済(保証会社などが代わりに返済すること)などの記録がある場合は、「返済できないリスクが高い」と判断されます。

また、信用情報には借り入れを申し込んだ記録も残るため、短期間に複数回の申請をしている場合も同じく悪い評価になります。

逆に、順調に返済を済ませた記録がある場合は、「返済できないリスクは低い」と判断されます。

ただ、信用情報による審査への影響は金融機関によっても異なるため、同じ状況であっても審査結果は変わる可能性があります。

なお、信用情報は一定の期間が過ぎると、自動的に抹消されます。情報が記録されている期間は、下記の通りです。

信用情報機関申込情報クレジット情報・利用記録破産・民事再生手続の情報
KSC1年5年10年
JICC6ヶ月5年5年
CIC6ヶ月5年-
※官報情報は「自己破産」や「個人再生」をすると掲載されます。

申し込みの内容が事実と異なる

カードローンを申し込む時は、正確な情報を入力してください。

たとえ虚偽の申告をしても、金融機関は信用情報から借り入れ残高などを確認できるため、審査には通りません。

また、故意ではなかったとしても、自分の状況を把握できていないことになり、やはり悪い評価となってしまいます。

以上が、カードローンの審査に関する法律と共通している基準です。

審査に通りやすくなるにはどうすればいいのか

ふるさと納税の計算

ここからは、カードローンの審査に通るためのポイントについて解説していきます。

まずは、前述した共通するカードローンの審査基準について、順番に確認していきましょう。

  • ①自分の年収
  • ②借り入れ可能な金額(年収の3分の1)
  • ③現在の総量規制の対象となる借入残高

上記の②から③を引いた金額が、新たに借り入れ可能な金額となります。

ちなみに、借入金額を計算する場合は、限度額ではなく実際に借りている金額で計算します。

金融機関は総量規制を確認した上で、本人や勤務先の情報をあわせて検討します。

借り入れ可能な金額の範囲内でカードローンを申し込めば、審査を通過する可能性は高くなります。

ただし、たとえ年収が高くても、入金のタイミングや金額に安定性がない場合は、「返済能力が低い」と判断される場合もあります。

信用情報をできるだけ把握しておく

カードローンの審査を通るためには、信用情報も重要なポイントです。

もし、延滞している返済がある場合はすぐに支払うことをおすすめします。

延滞している期間が短いほど、悪い評価にはならないと考えられるからです。

また、自分の借入金額がわからない方は、信用情報から調べることもできます。

ただし、自分で開示請求をした信用情報機関の記録しか確認できないため、正確に知りたい場合は全てに対して申請しましょう。

自分で信用情報の開示を請求する方法は、信用情報機関ごとに異なるため、順番に解説していきます。

全国銀行個人信用情報センター(KSC)の開示請求の方法

KSCで登録情報の開示請求をする場合は、郵送のみとなっています。

必要な書類と、開示手数料1,000円分の定額小為替証書(本人開示手続き利用券でもOK)を封筒に入れ、郵送します。

日本信用情報機構(JICC)の開示請求の方法

JICCでは、通常3つの方法で信用情報の開示請求ができます。

ただし、2021年7月時点では新型コロナウイルスの影響で、本人からの開示請求はスマートフォン、または郵送での手続きとなっています。

スマートフォンで手続きをする流れは、下記の通りです。

  1. スマートフォンでアプリをダウンロードする
  2. メールアドレスを送信する
  3. メールアドレスに送られてきたパスワードを入力し、申し込み内容を入力する
  4. 本人確認書類や自撮り写真を送信する
  5. 支払い方法を選択する

開示手数料は1,000円で、支払い方法はクレジットカードやコンビニ払いなどから選択できます。

郵送で手続きをする場合は、「開示申込書作成フォーム」に必要事項を入力して、信用情報開示申込書を印刷し、下記3点を封筒に入れて送ります。

  • 信用情報開示申込書(ご本人用)
  • クレジットカードでの開示等手数料お支払い票、または1,000円分の定額小為替証書
  • 本人確認書類

指定信用情報機関(CIC)の開示請求の方法

CICでも、通常3つの方法で信用情報の開示請求ができます。

  • 窓口
  • インターネット
  • 郵送

ただし、2021年7月26日時点では新型コロナウイルスの影響で、窓口での手続きが制限されています。

インターネットで手続きをする場合は、パソコン・スマートフォンのどちらでも操作が可能です。

  1. クレジット契約で利用した電話番号から電話をかける
  2. 受付番号を取得し入力する
  3. パスワードを入力する

開示手数料は1,000円で、支払い方法はクレジットカードになります。

郵送で手続きをする場合は、必要な書類と開示手数料1,000円分の定額小為替証書を封筒に入れ、郵送します。

再申し込みするにあたっての注意点

キャッシング

続いて、再申し込みをする際の注意点について解説していきます。注意するポイントは下記の3点です。

再申し込み時の注意点
  • 自分の信用情報を確認しておく
  • 怪しい業者に申し込まない
  • 申請内容をしっかり確認する

まず、信用情報に「自己破産」や「任意整理」など、大きなマイナス評価となる記録がある場合は、抹消されるまでの最低5年間はカードローンの審査に通らないと思ってください。

さらに、上記の記録が抹消されたとしても、その時に取引のあった金融機関には記録が残っている可能性があるため避けましょう。

次に、金融機関によって審査基準は異なりますが、「審査が甘いカードローン」というものはありません。

加えて、「審査なし」や「必ず借りられる」という表示がある場合は、法律を守っていない業者の可能性があります。

返済できないほどの借金を背負ってしまう「多重債務」や、違法な「取り立て」によるトラブルに発展する可能性があるため、絶対に申し込まないでください。

最後に、カードローンの申請時は登録内容に間違いがないか、しっかり確認しましょう。

もちろん、現在の自分の状況を把握し、無理のない範囲でカードローンを申し込んでください。

審査が通らない場合は自分の状況を確認しよう

家計簿

カードローンの審査に通らない理由
  • 借り入れ可能な金額を超えてしまう
  • 信用情報に悪い記録がある
  • 短期間に何度も申し込んでいる
  • 安定した収入がない
  • 申告する情報が間違っている

金融機関に問い合わせても、カードローンの審査が通らない理由は教えてもらえません。

そこで、まずは自分の年収や借入残高を確認した上で、新たに借り入れ可能な金額を算出してみてください。

また、あわせて自分の信用情報も確認してみましょう。

審査に通らない原因を解決しない限り、何回申し込んでも同じ結果になるだけです。

ですから、自分の状況を確認した上で、確実に返済できる金額を申し込んでください。

使い道が限定されないカードローンは便利なので、無理のない範囲で上手く活用しましょう。