カードローンの仮審査と本審査の違い|重要視されるポイントとは

カードローン仮審査と本審査

一般的に、カードローンの審査は「仮審査」と「本審査」の2段階で行われます。

カードローンを扱う金融機関によって審査基準は若干異なるものの、大まかな流れや仕組みには共通する部分があります。

では「仮審査」では何がチェックされ、「本審査」では何がチェックされるのでしょうか。

カードローンの「仮審査」と「本審査」の仕組みや内容、チェックされる重要なポイントなどを理解しておくと、事前に審査への対策が可能になります。

この記事では「仮審査」と「本審査」の違いや、申し込み後最初の審査である「仮審査」に落ちないための注意点やポイントについて詳しく解説していきます。

仮審査と本審査の違い
  • 仮審査は機械による審査
  • 本審査は人による審査
  • 仮審査では主に年齢・返済能力・信用情報がチェックされる
  • 仮審査に通過しても本審査で落ちることがある

カードローンの仮審査と本審査の違い

手続き

簡単にいうと、仮審査は機械による審査、本審査は人による審査です。

カードローンの仮審査では、申込者が申告した内容をカードローン会社の基準に照らし合わせ、基準を満たしているかどうかを機械によって自動的に判定します。

仮審査に通過すると、次は本審査です。

本審査は、仮審査で機械的にチェックされた申込者の申告内容が本当に正確かどうかを人の目によって細かくチェックする審査です。

そのため、仮審査に通過後の本審査では「本人確認書類」の提出や、申告した勤務先に在籍しているかどうかを確認する「在籍確認」がおこなわれます。

本審査を無事に通過すると、カードローン会社との契約のステップに進み、契約後に借入れが可能となります。

カードローンの仮審査のチェックポイント

チェックリスト

前述したようにカードローンに申し込むと、まず仮審査がおこなわれ、その後に本審査がおこなわれます。

そのため、カードローンを利用するには、まずは仮審査をクリアしなければなりません。

会社によって若干異なる場合がありますが、カードローンの仮審査時には主に次の3つがチェックされます。

  • 申込者の年齢
  • 返済能力
  • 信用情報

これらの情報を基に機械的にスコアリング(数値化)し、仮審査の合否を判断します。

申込者の年齢が基準の範囲か

カードローンの申し込み基準の1つに年齢が必ず含まれています。

  • 三井住友銀行カードローン:満20歳以上69歳以下
  • りそな銀行カードローン:満20歳以上満66歳未満
  • 楽天銀行スーパーローン:20歳~62歳まで
  • プロミスのカードローン:20歳以上69歳以下
  • アコムのカードローン:20歳以上

このように、会社によって基準は様々です。

未成年者、あるいは申し込み基準の上限を超える年齢の方は、仮審査の時点で弾かれてしまうことは確かでしょう。

返済能力はあるか

カードローンでは「返済能力」が重視されます。

返済能力の有無は、継続的に安定した収入があるかどうかが基準です。

職業や勤続年数、年収などを元に点数化(スコアリング)して判断します。

多くのカードローンは、収入があればアルバイト、パート、契約社員、派遣社員の方でも利用可能です。

しかし、これらの属性の人は返済能力が比較的低めに判定されます。

スコアリングでは、正社員や公務員など、収入が比較的高めかつ安定している職業ほど点数が高くなる傾向にあるためです。

ただし、50万円以下の少額の借入れであれば、年収よりも勤続年数が重要視される傾向があります。

職業や雇用形態はさほど重要ではないとも言われています。

特に自営業やフリーランスの方は、経営している年数(勤続年数)が長ければ長いほど「収入が安定している」と判断される可能性が高まります。

また、家族構成や住居の状況などの情報からも返済能力を判断されます。

たとえば、妻帯者なら「転職の可能性が低く安定収入が見込める」、持ち家の場合は「資産を保有している」と判断されスコアリングの点数が高くなると言われています。

信用情報にマイナスな情報がないか

カードローン会社によっては仮審査の段階で「信用情報」も確認します。

クレジットカードや他社カードローンの利用状況などは、信用情報機関に記録されています。

カードローンの審査では、申込者の信用情報を照会し、「過去に支払遅延・延滞などを起こしていないか」「複数のカードローンやクレジットカードを同時に申し込んでないか」などを確認します。

もし信用情報にマイナスな情報がある場合、仮審査に落ちる可能性があるため注意しましょう。

カードローンの仮審査を受けるときの注意点

ハンドサイン 注意 ポイント

カードローン各社は、対象年齢などの申込条件は明記していますが、審査における明確な基準を公表していません

しかし、審査方法や過去の傾向からカードローンの仮審査を通過するためのポイントがいくつか推測できます。

カードローンの仮審査を受けるときの注意点について解説します。

カードローンの仮審査の注意点
  • 虚偽の申告は絶対NG
  • 多重申し込みはしない
  • 借入額が年収の3分の1を超えないように

虚偽の情報を申告しない

1つ目は、虚偽の申告をしないことです。

仮審査は申込者が申告した内容を機械によって自動的に判定します。

そのため、年収や勤務先を偽り、審査を通過させること自体は可能です。

しかし、仮審査を通過した後にある「本審査」では、申込者の申告内容が正確かどうかを人の目により細かくチェックします。

虚偽の情報があれば本審査の段階で必ずバレます。審査通過のために事実を偽って申告することは絶対に避けましょう。

たとえば、虚偽の勤務先情報を申告したとしても、勤務先へ確認を行う「在籍確認」によって絶対に判明します。

また、故意ではなく単純な入力ミスでも審査における印象はよくないため、申し込み情報の入力内容はよく確認しましょう。

複数のカードローンへの申し込みは避ける

2つ目は、クレジットカードや他社カードローンへの申し込み状況です。

クレジットカードやカードローンに申し込んだ履歴は信用情報として記録されます。

たとえば、同時に複数のカードローンに申し込んでいると、信用情報チェックの段階で「この人はお金に困っている多重債務者である」と懸念されるおそれがあります。

クレジットカードやカードローンへの申込情報は信用情報機関に6ヶ月間残ります。

1社のカードローンへ申し込んだら半年ほど期間を空けてから次を申し込みましょう。

年収の3分の1を超える借入れに注意する

3つ目は、借入額に関する注意点です。

消費者金融のカードローンやクレジットカードのキャッシング枠は「総量規制」の対象となります。

「総量規制」とは、年収の3分の1を超える貸付けを禁止する法律です。

総量規制に抵触する場合、カードローンの審査に通過することは難しくなります。

もし複数社からの借入れがあり、トータルの借入額が年収の3分の1を超えそうな場合は、返済するなど整理をしてから申し込みましょう。

カードローンの仮審査で落ちる理由

考える女性

カードローンの仮審査で落ちた場合、その明確な理由は申込者に伝えられません。

ただし、ここまで紹介した内容を踏まえ仮審査で落ちる原因をある程度推測することができます。

カードローンの仮審査に落ちる場合、理由としては次のようなものが考えられます。

  • 収入の安定性が認められない
  • 信用情報にマイナスな情報がある
  • 総量規制に抵触している(抵触する可能性がある)

カードローンの仮審査で落ちてしまった場合、上記の点を改善してから申し込んでみましょう。

たとえば、一定年数勤めてから申し込む、他社から借入れがある場合は返済するなどが挙げられます。

もし審査に落ちる原因について心当たりがない場合は、申し込んだカードローンの審査基準が高いということも考えられます。

一般的に銀行カードローンや低金利なカードローンは審査基準が高く、消費者金融カードローンや高金利なカードローンは審査が比較的易しいとされています。

審査基準が違うのは、適用される法律や金利による会社側のリスクの違いによるためです。

そのため、もし原因が見当たらないのに審査に落ちてしまった場合は、審査基準がより低いと考えられる別のカードローンへの申し込みを検討してください。

再度カードローンに申し込む場合は、多重申し込みにならないよう期間を空けてから手続きしましょう。

カードローン仮審査が通ったら?融資を受けるまでの流れ

カードローンの仮審査に通過したあとは本審査がおこなわれます。

カードローン各社によって若干の違いはありますが、一般的な本審査から融資までの流れについて解説します。

  1. 本人確認書類の提出
  2. 勤務先への在籍確認
  3. 信用情報のチェック
  4. 契約手続き
  5. 融資

本人確認書類の提出

本審査では、申し込みの際に申告された名前や住所、年齢が正確かどうかをチェックするため、本人確認書類の提出を求められます。

本人確認書類として認められる書類には、免許証やパスポートなどがあります。

本人確認書類に記載されている住所と現住所が違う場合、別途で書類が必要になる可能性があります。

勤務先への在籍確認

問い合わせ

本人情報に加え、申告した勤務先で本当に働いているかどうかを確認するための「在籍確認」がおこなわれます。

在籍確認の方法として一般的なのは、電話によるものです。

電話は、プライバシーを考慮し「田中(担当者の個人名)と申しますが、●●さん(申込者の名前)はいらっしゃいますか?」というように、会社名ではなく個人名でかかってきます。

直接申込者が応対しなくても、「ただいま席を外しています」など、その会社で働いていることが確認されれば在籍確認は完了します。

もし会社の都合により電話対応ができない場合、在籍確認が完了しないことにより審査が長引くおそれがあるので注意しましょう。

また、カードローン会社によっては在籍証明書や給与明細などの書類を提出することで在籍確認を認める場合もあります。

信用情報のチェック

本審査でも改めて申込者の信用情報がチェックされます。

クレジットカードやローンの支払遅延・延滞がないか、総量規制に抵触しないかなどが確認され、問題がなければ本審査完了となります。

契約手続き

本審査が完了すると、契約手続きに進みます。

カードローン各社の方法に従い契約書類を提出すると契約完了になります。WEB上で契約手続きが可能な場合もあります。

融資

契約完了後にローンカードが発行され、借入れが可能になります。

カードローン会社によってはカードレスでスマホアプリ・WEBサイトからの口座振込予約での借入れに対応しています。

カードローンの仮審査についてよくある質問

確認する男性

最後にカードローンの仮審査においてよくある質問について紹介します。

仮審査と簡易審査の違いは?

銀行・消費者金融ではカードローンの「簡易審査」を無料でおこなっている場合があります。

簡易審査では、年齢や年収、借入希望額、他社からの借入件数などの限られた情報を入力することで、借入可能かどうかの判断がおこなわれます。

仮審査と簡易審査の大きな違いとしては、仮審査は実際の申し込みであり、簡易審査はシミュレーションである点です。

簡易審査はあくまでも「借入条件を満たしているか」「借入れの見込みがあるか」などを判断するものです。

そのため、簡易審査で「借入れできる可能性がある」という診断結果が表示されたとしても、実際の審査を確実に通過できるというわけではないので注意しましょう。

一方で、簡易審査によって「借入可能かどうか判断できなかった」という旨のメッセージが表示された場合は、何かしらの条件・基準を満たしていないことが予測されます。

実際に申し込んでも仮審査で落ちる可能性が高いです。

簡易審査のメリットとしては、あくまでシミュレーションのため何度おこなっても信用情報に「申込情報」として記録されない点があります。

実際の申し込みとは違い、簡易審査なら複数社で同時に何度もトライしても問題ありません。

不安がある方は実際に申し込む前に簡易審査を受けてみましょう。

仮審査が通って本審査に落ちることはある?

仮審査に通過すると、本審査に落ちる可能性は低いです。しかし、「絶対に落ちない」というわけではありません。

前述のとおり、本審査では申込者が申告した情報が正確かどうかを、機械ではなく人により細かくチェックしていきます。

本人確認書類や在籍確認により、仮審査でチェックされた内容に虚偽の情報が見つかった場合は審査落ちする可能性があります。

また、仮審査では信用情報を詳しくチェックしない会社の場合、信用情報の内容によっては仮審査を通過しても本審査で落ちる可能性があります。

カードローンを利用するならまずは仮審査をクリアしよう!

仮審査と本審査の違い
  • 仮審査は機械による審査
  • 本審査は人による審査
  • 仮審査では主に年齢・返済能力・信用情報がチェックされる
  • 仮審査に通過しても本審査で落ちることがある

カードローンは、一般的に仮審査と本審査の2つのステップで審査が行われます。

仮審査は申告内容や信用情報を元に機械的に行われます。基準に満たなければ落ちてしまうでしょう。

また、仮審査の通過は必ず本審査通過を保証するものではありません。本審査での詳細なチェックを経て、ようやくカードローンが利用できます。

カードローンの審査でどの会社も共通して重視するのは「返済能力」「信用情報」です。

カードローンの利用を検討しているのであれば、この2点についてはしっかり意識しておきましょう。