カードローンの返済期間と返済方法|期限に遅れるとどうなる?

カードローンの返済期間とは借入残高がゼロになるまでの期間のこと。返済方法を少し工夫すれば、カードローンの返済期間を早めることも難しくはありません。逆に返済期限に遅れると遅延損害金が発生します。支払いが厳しい時の対応法も紹介します。
  • 2021年7月18日
  • 2021年7月16日
カードローンの返済期間と返済方法

カードローンには返済期間がありますが、これは完済するまでの期限を表しているわけではありません。

返済期間3年となっている場合は、3年間で全額返済をしてくださいというわけではないのです。

本編では、一般的なカードローンの返済期間と返済方法について解説します。

返済日に遅れたケースや対処法についても解説しているので、計画的な返済を行っていくうえでの参考に役立ててください。

カードローンの返済期間・返済方法のポイント
  • カードローンの返済期間とは、約定返済をして借入残高がゼロになるまでの期間のこと
  • カードローンの返済期間は早められる
  • カードローンの返済方法は主にATM・銀行振り込み・口座引き落としの3通り
  • カードローンを前倒しで返済すると利息負担が減る

カードローンの返済期間とは

三井住友カード審査イメージ画像

返済期間は、返済しなければならない期限を表しているわけではありません。

毎月約定返済日に返済をする場合に、借入残高がゼロになるまでの期間のことを言います。

約定返済日とは「毎月定められた返済日」のことを言います。仮に毎月26日が約定返済日で完済まで3年かかるなら、返済期間は3年ということになります。

つまり、返済期間3年とは「約定返済日に返済をした場合は完済までに3年かかります」というモデルケースを表しているだけです。

3年で完済しなければいけないという期限ではありません。

契約期間は自動更新される

カード会社に設定された契約期間とは、カードローンの利用可能期間のことです。

カードローンの契約期間内であれば、限度額の範囲内で自由に借入れ、返済ができます。

カードローンの契約期間は、返済が滞っていたり、年収が減って返済能力が大きく低下したりした場合を除き契約期間は自動更新されます。

また、カードローンには年齢制限があるのが一般的です。カードローン会社によって上限年齢は異なりますが、上限年齢を超えると契約更新はできません。

カードローン返済期間の仕組み

バンクイック 返済方法

カードローンの返済期間は自分でコントロールできます。

返済期間は、毎月約定返済日に返済した場合に借入残高がゼロになるまでの期間のことなので、任意で前倒しで返済すれば返済期間は短くできます。

逆に追加で借入れをすれば、約定返済日の返済金額を変えない限り返済期間は延びてしまいます。

カードローンの返済方法

銀行ATM

カードローンの返済方法は主に「約定返済」と「随時返済」の2つがあります。

カードローン返済をコントロールするためには、約定返済と随時返済の意味を知っておきましょう。

毎月決まった金額を返済する約定返済

約定返済とは、カードローン会社との契約時に決められた日に決まった金額を返済することです。

具体的な方法としては、以下の3つの方法があります。

  • ATMを使って返済
  • 銀行振り込みで返済
  • 銀行引き落としで返済

会社によっては、自社専用ATMを設置している会社もあります。自社専用ATMがある場合は、手数料無料で返済できます。

たとえば、アコムの専用ATMでの返済は原則24時間利用可能、手数料もかかりません

また、自社ではなくコンビニなどと提携して、コンビニATMでも返済可能としている会社もあります。提携ATMの場合は、手数料がかかることがあるので確認をしておきましょう。

振り込みを忘れてしまい、延滞になるリスクを避けたい人は、銀行引き落としでの返済がおすすめです。

金融機関の営業時間、ATMの営業時間やメンテナンス時間など利用できない時間帯もあるので、期日に余裕をもって返済をすることも重要ですよ。

好きなタイミングで返済する随時返済

会社からのボーナスなど臨時で得た収入を返済にあてて、借入残高を減らすことが早期返済のポイントです。

このように、毎月の返済とは別で、余裕のある時に返済することを随時返済と呼びます。

約定返済は返済金額が現金と利息の両方にあてられますが、随時返済はすべて元金にあてられるため返済期間を短縮できる効果があります。

ただ臨時返済をしても、毎月の支払い義務がなくなるわけではありません。

臨時返済した月も、通常通り定額の返済があることを踏まえて臨時返済をしましょう。

返済日選びも重要

返済日は会社ごとに決まっている場合もあれば、自分で決められる場合もあります。

カードローン会社を選ぶ上で、意外と重要になるのが返済日です。できれば返済日は給料日の後に設定するのが賢明です。

なぜなら全ての人がそうとは限りませんが、人はお金が手元にあるとつい使ってしまいがちになるからです。

お金が入ったら、まずは返済をする仕組みをつくるため、返済日は給料日の直後がベストです。

自分の給料日にあった返済日が選べるカードローン会社を探すか、返済日を決められるカードローン会社を利用するのも良いでしょう。

カードローンの返済期間を短くするメリット

女性

返済期間を短くするメリットは、3つあります。

  • 返済総額を少なく抑えられる
  • 返済のストレスから早く解放される
  • その他のローンが早く利用できる

1つずつ解説します。

利息が少ない分、返済総額を抑えられる

カードローンの利息は、利息=元金(借入金額)×金利÷365×借入日数(返済期間)計算できます。

そのため返済期間が短い方が利息を抑えられるのです。

わかりやすく、元本が同額。一括返済したケースで計算してみましょう。

年利18%で30万円を借りると年間54,000円の利息が発生しますが、180日で返済した場合、利息負担は約26,630円。30日後に返済をすれば約4,438円です。

このようにカードローンは早く返済すると利息負担が減り、結果返済総額を抑えられるのです。

これは毎月返済でも同じです。カードローンを含め、すべてのローンは返済を前倒しをするほと、利息負担が減り、総返済額が減らすことができます。

返済のストレスから早く解放される

カードローンを利用している人にとって、返済日は気が重たいもので、借入額が大きいほどストレスも大きくなります。

早く完済してしまえば、その後は返済日を気にすることがなくなります。

それまで返済に回してたお金を自由に使えるため、気持ちにも余裕が生まれる日も早く訪れます。

その他のローンが早く利用できる

カードローンを利用していると、住宅ローンやマイカーローンの審査や借入額に影響を与えます。

具体的には、住宅ローンやマイカーローンの希望額を融資するために、現在利用しているカードローンを完済または解約すること、または残高を減らすことが求められるような場合です。

カードローンを前倒しで完済、できれば解約までしておけば、条件を付けられることなく、自分が利用したいローンをすぐに利用できます。

カードローンの返済期間を短くするデメリット

お金の不安

返済期間は短い方が理想的ですが、短くしすぎると月々の返済額が大きくなり負担になります

突然の病気や怪我、家電の故障や税金などで、まとまった出費や急な支払いがいつ来るとも限りません。

いつでも対応できるようある程度のお金は確保しておくことが重要ですが、急な支払いに対応できなくて追加で借入してしまっては結局返済期間が伸びてしまいます。

毎月の収入のうち、余裕を持って支払いができる金額で返済計画を立てましょう。

カードローンの返済日に間に合わないとどうなる

スマホで確認する女性
 
カードローンには契約時に決められた日までに返済する必要があります。この期日に間に合わないと、遅延損害金が発生します。

遅延損害金は延滞したことに対するペナルティの要素があるため、利息よりも高い金利がかかります。利率は約20%程度となっているのが一般的です。

遅延損害金は、以下のような計算式で算出されます。

遅延損害金の計算方法

遅延損害金=借入額×金利×滞納した日数÷365日

つまり滞納が長くなればなるほど、支払い金額は大きくなります。

仮に50万円を借りて30日遅れてしまった場合、遅延損害金の利率20%のケースで計算してみましょう。

遅延損害金の利率20%のケース

借入金50万円×遅延損害金20%×返済が遅れた日数30日÷365=8,219円

この場合、30日で8,219円の利息が発生してしまいます。遅延損害金の負担が非常に大きいことがわかります。

遅延損害金は返済日の翌日から発生する

遅延損害金は返済日を1日でも過ぎた時点で、支払い義務が発生します。通常の返済金とは別に支払わなければいけないため、余計な出費になります。

遅延損害金の支払日は、翌月か翌々月以降の支払いになります。

また遅延損害金の支払いは、滞納したことに対するペナルティなので、遅延損害金を返済しても借入残高は減りません

遅延損害金が発生しないよう、必ず返済日までには返済を済ませましょう。

返済日に数ヶ月以上遅れると信用情報に傷がつく

仮に返済日をすぎて延滞してしまうと、信用情報に傷がつきます。(延滞する期間にもよります)

信用情報とは、クレジットカードやカードローンの申込みに関する情報のことです。

延滞すると信用情報機関に登録され、金融機関や消費者金融は信用情報機関に照会すれば個人の信用情報を確認できます。

信用情報で長期の延滞がある。または、過去にあったことが発覚すると、住宅ローンが組めなくなったり、クレジットカードが新しく作れなかったりと悪影響が出てしまいます。

滞納を何度も重ねることや、返済を放置すると信用情報に影響が出るという点も知っておきましょう。

返済に間に合わない場合の対処法

返済日に間に合わないと思ったら、事情を正直に説明して、期限の延長や分割払いができないかを相談しましょう。

事前連絡をしておけば、会社側としても支払いの意思があることを確認できます。払えないかもしれないと気づいた時点で連絡してください。

もし連絡しないまま返済日を過ぎてしまうと、会社からのメールや電話が来るようになります。その際も連絡は無視せずすみやかに応対しましょう。

連絡を無視し続けていると、カードの使用を止められたり、督促が来るようになり、最悪は一括返済を求められることになります。

返済をうっかり忘れた場合は、気付いた時点でまずこちらから連絡。先方からの連絡は必ず折り返すことが大切です。

カードローンを増額した場合の返済期間

アイフルの増額審査

カードローンの借入限度額の増額を申請するだけなら返済期間は変わりませんが、実際に借入残高が増えればそれに応じて毎月返済額が増加します。

しかし、カードローンは借入限度額が増加すると金利が下がる傾向があるので、とくに問題なく返済している場合は増額申請をしてみると良いでしょう。

増額申請したからといって、必ず借りなければいけないというわけではありません。

なお、利用限度額の増額には審査が必要です。

過去に滞納した事実がある場合や、契約当初と職場が変わり、現在は安定した職業についていないなど、返済能力が低いと判断された場合は逆に減額されることもあるので注意しましょう。

カードローンの返済期間は延長できるのか

電話をする女性

返済日までに支払いができない場合、カード会社に連絡すれば延長してもらえることがあります

ただし、利用者の返済状況やそれぞれのカード会社の対応によって、延長ができるかできないかが分かれます。

過去に滞納した事実がなく、きっちり返済している事実があれば延長してもらえるかもしれません。

当然ですが、延長してもらった期日には遅れないようにしましょう。延長した期日に間に合わない場合は、次回から延長してもらえない可能性も高くなってしまいます。

また期日が延長されても、返済日から遅れれば遅延損害金は発生します。延長した期限日より早くお金を用意できたなら、すぐに支払いを済ませてください。

カードローンの完済を早める方法

代位弁済を行う企業

カードローンの完済を早める方法は、以下の2つです。

  • 借入金額は必要最低限の額にする
  • 随時返済を積極的に利用する

この2つの方法で、できるだけ短期間で完済できます。

借入金額は必要最低限の額にする

「何かあった時のために5万多く借りておこう」というような借入額の決め方はやめましょう。必要な最低限の額だけを借り入れるようにしてください。

もし子どもの教育費のために20万必要なら、20万円のみ。家賃を支払う3万円足りないなら、足りない3万円のみを借入します。

借入できる額に余裕があると、ついつい多めに借入してしまいがちです。ですが、借入したお金は結局自分が後で支払う必要があります。

借入額=将来の自分が返済する金額と思って、必要最低限の金額のみにしましょう。

借入額を抑えることで、結果として返済の期間を短くできます

借入額が大きければ大きいほど、利息も大きくなるため損をします。

「1万や2万くらい利息は変わらないだろう」と油断して、いつの間にか大きな額になって返せなくなることも珍しくありません。

まずは借入額を慎重に検討しましょう。

随時返済を積極的に利用する

次に随時返済を積極的に利用することです。

随時返済は余裕のあるタイミングで返済できる上、返済した額がそのまま元金にあてられるので、完済までの期間が短くなります。

少しでもお金に余裕ができたら、随時返済に回すのが賢い返済方法です。

ただし随時返済を行っても、約定返済(毎月の返済)がなくなるわけではありません。毎月の返済分のお金は確保した上で、余ったお金を随時返済に回しましょう。

上記の2つの方法で利息負担を減らし、効率的に利用額を返しましょう。

カードローンは毎月の返済をきっちり行えば問題ない

カードローンの返済期間と返済方法注意点
  • カードローンは毎月の返済日と返済額を守ることが大事
  • ATMの営業時間やメンテナンス時間があるので余裕をもって返済する
  • 随時返済を利用して前倒しで返済すれば利息負担が減る
  • 随時返済は手元のお金とのバランスを考えて
  • 遅延損害金は発生させないよう心がける
  • 借入金額は必要最小限にする
  • 返済に遅れそう、または遅れたらすぐにカードローン会社に相談する

カードローンの返済期間は、自動で更新されるため、毎月の返済さえ守っていれば問題ありません

しかし、返済日に遅れると遅延損害金が発生し、支払額がさらに増えてしまいます。

毎月の返済日は決まっているので、カードローンから借りている間は、返済日までに返済額を確保することを心がけてください。

また、できれば少しでも早く返せるよう、日々の生活で随時返済できるお金を作れないかも意識して生活すると良いでしょう。