オリコカードからは様々な種類のクレジットカードが発行されています。
中でもOrico Card THE POINT(オリコカード ザ ポイント)は6ヶ月間ポイント還元率2%の特典など、ポイントに特化しており人気です。
この記事ではオリコカードの種類毎に特典を比較し、Orico Card THE POINTのポイントの貯まりやすさ、メリット・デメリットなどについて解説します。
- 基本ポイント還元率1%、6ヶ月間は2%
- オリコモール経由のネット通販でさらに1%加算
- ポイントの交換先が豊富で、ほとんどが等価交換可
- 年会費無料、ETC無料、iD/QUICPayダブル搭載とポイント以外の面も優秀

年会費 | 永年無料 | 追加カード | ETCカード/家族カード |
---|---|---|---|
還元率 | 1.00%~ | ポイント | オリコポイント |
マイル | ANA/JAL | 付帯保険 | - |
電子マネー | iD/QUICPay | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |

オリコカードの概要と特徴
オリコカードは、日本における信販会社の大手・オリエントコーポレーションが発行するクレジットカードです。
ポイントの交換先が豊富、非接触IC決済対応カードが多いなどの特徴があります。
オリコカードでは全部で30以上もの豊富なクレジットカードが発行されており、以下のような種類に分類できます。
主なオリコカードの種類 | |
---|---|
定番カード | 最もスタンダードなカード オリコカード、The Goldなど |
ポイント特化型 | ポイントがたまりやすい Orico Card THE POINTなど |
UPtyシリーズ | リボ払い専用 UPty、UPty iD Sweetなど |
女性向け | 券面デザインが華やかRosetta、Orihimeなど |
その他 | ポイントを寄付できるLOVE THE EARTH NFC決済を利用できるOricoCard Visa payWaveなど |
オリコカードを種類別に比較
オリコのクレジットカードはあまりにも種類が豊富なため、どのカードがよいかわからないという人も多いのではないでしょうか。
そこで、種類別に代表的なカードをピックアップして年会費・ポイント還元率・特典について比較してみます。
カード名 | 年会費 | 基本還元率 | 特長 |
---|---|---|---|
オリコカード | 1,375円 | 0.5% | 利用金額によって還元率1%にアップ |
Orico Card THE POINT | 無料 | 1% | 入会から6ヶ月は還元率2% |
Upty | 1,375円 | 0.5% | リボ専用 |
Rosetta | 無料 | 0.5% | キャッシング金利がお得 |
Orico Card THE WORLD | 9,982円 | 1% | 海外利用時2%還元 |
ポイントの還元率に着目すると、Orico Card THE POINTとOrico Card THE WORLD(オリコカード ザ ワールド)が他のカードと比べて2倍のポイント還元率であることがわかります。
これは、オリコカードのポイントサービスの仕組みが関係しています。
オリコカードのポイントサービスの仕組み
オリコカードには「暮らスマイル」と「オリコポイント」という2種類のポイントサービスがあり、発行するカードによって付与されるポイントの種類が異なります。
暮らスマイルは1,000円利用ごとに0.5%、オリコポイントは100円利用ごとに1%のポイントが貯まります。
オリコポイントはポイント還元率が2倍になるだけでなく、少額の利用からでもポイントがつくのでお得です。
オリコポイントの対象となるのは、Orico Card THE POINT・Orico Card THE WORLDを含めた5種類のみとなっています。
中でもOrico Card THE POINTは年会費をかけずに高いポイント還元を受けることができるため、人気が高いです。
Orico Card THE POINTとは
Orico Card THE POINTは、ポイントの貯めやすさと使いやすさに特化したカードです。
オリコ公式でも「最強レベルのポイント力」と銘打っています。
Orico Card THE POINT | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD、QUICPay | |
国際ブランド | Mastercard、JCB | |
発行会社 | 株式会社オリエントコーポレーション | |
発行期間 | 最短8営業日(オンライン申込) |
年会費無料かつポイント還元率1%というだけで充分優秀です。しかしOrico Card THE POINTはさまざまな特典によってさらにポイントを貯めやすくすることができるのです。
Orico Card THE POINTのメリット
ここからは、Orico Card THE POINTのメリットとデメリットをそれぞれ解説します。まずはメリットからみていきます。
Orico Card THE POINTがポイントを貯めやすいカードといわれるのは、以下のようなメリットがあるからです。
- カード新規入会後6ヶ月はポイント還元率が2%
- オリコモール利用時の特別加算0.5%
- ポイントの交換先が豊富で使いやすい
- iD、QUICPayもポイント付与対象
新規入会後6ヶ月はポイント還元率が2%
Orico Card THE POINTのポイント還元率は通常1%です。これは、年会費無料のカードの中では高い部類に入ります。
それだけでも十分ポイントが貯まりやすいのに、さらに新規入会後6ヶ月間は2%にアップします(ただし上限5000ポイント)。
6ヶ月間2%還元される特典は、どこで使っても適用されるというのも大きなメリットです。
公共料金や水光熱費の支払いなどもポイントアップの対象となるため、ポイントが貯まりやすいです。
他のクレジットカードのポイントアップキャンペーンは利用先が限定されていることが多いので、利用先を問わないのはOrico Card THE POINTならではのメリットといえるでしょう。
この特典があるため、Orico Card THE POINTは6ヶ月以内に高額の買い物をする予定がある人にもおすすめです。
オリコモール利用時の特別加算0.5%
すべてのオリコカードに共通で、「オリコモール」というサイトを利用した際のポイント加算特典があります。
オリコモールは、Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの提携ネットショップを利用するときに経由するとオリコポイントがより貯まるサイトです。
オリコモール経由でのネットショッピングで、カード利用分とは別に0.5~15%のポイントが加算されます(加算ポイントは提携先サイトにより異なる)。
加えて、Orico Card THE POINTでオリコモールを利用した場合には更に0.5%が特別に加算されます。
たとえばオリコモール経由でAmazonで買い物をする場合は以下のようになります。
内訳 | 還元率 |
---|---|
通常のカード利用ポイント | 1% |
オリコモール利用分(オリコモールはこちら) | 0.5% |
Orico Card THE POINT特別加算 | 0.5% |
合計 | 2% |
オリコモールでの加算は、前述した「新規入会後6ヶ月はポイント還元率2%」とも重複して適用できます。
つまり、オリコモールを経由すれば新規入会後6ヶ月はAmazonでの買い物でポイント還元率が3%となるということです。
もちろんAmazon以外のネットショップでも同様の考え方となります。
7ヶ月目以降も2%の高還元率ですから、ネットショップをよく使う人にとっては大きなメリットといえます。
なお、Amazonが発行しているAmazonクラシックカードのポイント還元率はAmazon利用時で1.5%です。
Orico Card THE POINTは、それを上回るポイント還元率を誇ります。
ポイントの交換先が豊富で使いやすい
クレジットカードのポイントは、還元率だけでなく汎用性も重要です。
還元率が高くても、使えるところがなくポイントを失効してしまっては意味がありません。
オリコポイントはポイントの交換先が非常に豊富です。
Amazonギフト券などのオンラインクーポンや、各種共通ポイントなどに交換できます。
- Amazonギフト券
- App Store & iTunes ギフトカード
- Google Play ギフトコード
- QUOカードPay
- nanacoギフト
- EdyギフトID
- イオンシネマ映画鑑賞券
- オリコプリペイドカードへのチャージ
- 電子マネーWAONポイント
- Tポイント
- 楽天スーパーポイント
- Pontaポイント
- ANAマイレージクラブ
- JALマイレージバンク
- dポイント
- WALLETポイント
- UCギフトカード
オンラインクーポンは交換後すぐに使えるので非常に便利です。また、交換時にレートが下がらない(ポイントの価値が変わらない)ものが多いのもメリットです。
ANA/JALマイル、交換時に事務手数料がかかるUCギフトカード、条件によって普通にチケットを買うほうが安くなる場合があるイオンシネマ映画鑑賞券の3つを除いては、すべて交換レートは変わりません。
他のクレジットカードでは、ポイント還元率1%を謳っていてもポイント交換時点でレートが下がって実質的な還元率が1%未満となるケースもあります。
交換レートが変わらないのはOrico Card THE POINTの大きなメリットといえるでしょう。
iD、QUICPayもポイント付与対象
Orico Card THE POINTにはiDとQUICPayが両方搭載されています。
iD/QUICPayの利用もポイント付与対象となるので、コンビニや自動販売機など少額の利用からでも無駄なくポイントを貯めることができます。
次の章では、Orico Card THE POINTのデメリット、新規入会特典を満額ゲットするための方法などについて解説しています。
Orico Card THE POINTのデメリット
Orico Card THE POINTの利用にあたって特に注意したいのは、以下の点です。
- ポイントの有効期限が1年
- 旅行傷害保険がない
- オリコモールを経由する手間がかかる
ポイントの有効期限が1年
オリコポイントの有効期限は、ポイント加算月を含む12ヶ月後の月末です。
他のクレジットカードは24ヶ月間有効だったり、有効期限内にカード利用があれば期限が延びるという仕組みになっていたりすることが多いです。
それと比べると、オリコポイントの有効期限は短いといえるでしょう。
オリコポイントの最低交換単位は500ポイントです。つまり、年間50,000円の利用があればポイント失効を防ぐことができます。
年間50,000円という金額は、水光熱費や携帯電話料金など毎月の固定費をOrico Card THE POINTにすることで充分到達可能です。
Orico Card THE POINTをサブカードとして持つつもりで、あまりカード利用の機会を予定していない場合には注意が必要です。
旅行傷害保険がない
Orico Card THE POINTには、国内外ともに旅行傷害保険がつきません。
特に海外旅行を予定している人には気になる点でしょう。
これは、旅行傷害保険のつく他のクレジットカードをサブカードとして持つことで解決します。
Orico Card THE POINTは普段使いのメインカードとしてポイントをためることに特化させ、保障は他のカードのものを利用するというように、用途別に使い分けるのがおすすめです。
また、Orico Card THE POINTの上位グレードにあたるゴールドカードTHE POINT PREMIUM GOLDを検討してもよいかもしれません。
年会費1,986円はかかりますが、最高2,000万円の海外旅行損害保険が自動付帯されています。
オリコモールを経由する手間がかかる
ポイントを貯めやすくするためとはいえ、ネットショッピングのたびにオリコモールの対象店舗か確認したり、オリコモールを逐一経由しなければならないのは手間がかかる作業です。
また、うっかりオリコモールを経由するのを忘れてしまうと、せっかくの特典ポイントがつかないというおそれがあります。
しかし、PCであればオリコモールコンシェルジュというツールをインストールすることである程度手間を軽減できます。
直接ショップのサイトにアクセスしても、そのショップがオリコモールに対応していればオリコモールコンシェルジュのアイコンが光ったり、利用可能クーポンが表示されたりという機能がついているので取りこぼしがありません。
新規入会特典で最大8,000ポイント
Orico Card THE POINTでは「6ヶ月間ポイント還元率2%」特典の他に、最大8,000ポイントを獲得できる新規入会特典も用意されています。
特典8,000ポイントの内訳は以下の通りです。
- 無条件で1,000ポイント
- Start THE POINTキャンペーンで最大7,000ポイント
Start THE POINTキャンペーンは、オリコ公式サイト「eオリコサービス」からエントリーできます。
自動エントリーされないので注意してください。キャンペーン対象期間はカード登録日を含めた翌々月末までです。
また、7,000ポイントすべてを獲得するには所定の条件を複数クリアする必要があります。
7,000ポイント獲得するには
Start THE POINTキャンペーンの大前提の条件として、まず利用金額が10万円以上あることが必須です。
それに加えて以下の条件を満たすとポイントを獲得できます。
条件 | 獲得ポイント |
---|---|
所定の携帯電話料金または電気料金の支払い | 1,500ポイント |
オリコモール経由でYahoo!ショッピングまたは楽天市場を利用 | 1,000ポイント |
キャッシング枠を設定 | 1,000ポイント |
iD/QuickPayの利用 | 1,000ポイント |
マイ月リボの登録 | 2,000ポイント |
家族カード入会 | 500ポイント |
合計 | 7,000ポイント |
どれか1つでも欠けるとポイントを一切獲得できないというわけではありません。
たとえば携帯電話料金の支払いとiD利用の2つだけクリアした場合には、2,500ポイントが付与されます。
チャレンジできそうな項目があればぜひトライしてみてください。
Orico Card THE POINTはポイント力が秀逸な1枚
最後に改めて、Orico Card THE POINTの特典や特長についてまとめます。
- 基本ポイント還元率1%、6ヶ月間は2%
- オリコモール経由のネット通販でさらに1%加算
- ポイントの交換先が豊富で、ほとんどが等価交換可
- 年会費無料、ETC無料、iD/QUICPayダブル搭載とポイント以外の面も優秀
Orico Card THE POINTは、基本ポイント還元率が1%とポイントを貯めやすいカードです。
オリコモール経由でのネット通販で更に1%加算されるので、ネット利用に強いといえます。
新規入会後6ヶ月間はさらに1%加算されるため、オリコモール経由でのネット通販で3%のポイント還元率を実現できます。
ポイントの交換先も豊富なので、貯めやすさだけでなく使いやすさも兼ね備えています。
オリコ公式の「最強レベルのポイント力」という謳い文句も過言ではない、ポイントに徹底的にこだわったカードといえるでしょう。
クレジットカードを選ぶときにポイントを重視するという人におすすめの1枚です。
Orico Card THE POINTの特徴まとめ

- 年会費無料のポイント還元率が高い
- 入会から6ヶ月はポイント2倍
- Amazon公式カードよりも還元率が高い
- 家族カード・ETCカードも年会費無料
- 電子マネー・スマホ決済などキャッシュレスが豊富
年会費 | 永年無料 | 還元率 | 1%以上 |
国際ブランド | JCB/MASTER | 発行スピード | 最短8営業日 |
家族カード | あり/年会費無料 | ETCカード | あり/無料 |
保険・補償 | – | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |