クレジットカードの発行会社・提携企業・国際ブランド
  • 2021年2月10日
  • 2024年7月12日
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クレジットカードの発行会社・提携企業・国際ブランドはどういう関係?

  • クレジットカードは会員管理・登録を行う発行会社。
  • 所有者に独自のサービスを提供する提携企業。
  • 世界中で使える決済システムを提供する国際ブランド。

この3つの相乗効果で、消費者にとってより便利なサービスを提供できています。

また、クレジットカードの機能を比較するときに、この3つを整理しておくと違いが分かりやすくなるでしょう。

クレジットカードの発行会社と提携企業と国際ブランド、3つが果たす役割と関わりを知って、自分にピッタリのカード選びに役立ててください。

クレジットカードにまつわる各企業の役割
  • 発行会社:入会手続き・審査・カード発行
  • 提携企業:クレジットカードの利用者に独自のサービスや特典を提供
  • 国際ブランド:世界中で使える決済システムを提供
おすすめのクレジットカード比較表
カード名三井住友カード(NL)
三井住友VISAカードナンバーレス
JCB CARD W
JCB CARD W
dカード GOLD
dカード GOLD
New! JCBカード S
JCBカードS
JCBゴールド
JCBゴールド
楽天プレミアムカード
楽天プレミアムカード
セゾンプラチナ・ビジネス
アメリカン・エキスプレス(R)・カード
セゾンプラチナ・ビジネス・アメックス
リクルートカード
リクルートカード
アメックスグリーン
アメックスグリーン
年会費
(税込)
永年無料無料11,000円無料11,000円(税込)
初年度無料
11,000円22,000円
条件付きで11,000円
無料月会費制1,100円/月
(年合計13,200円)
還元率0.5%~7%※M11.00%~10.50%※J11.0%~10%0.5%~10.0%※J10.5%~10.0%※J11.0%~5.0%0.5%〜1.0%1.2%~4.2%0.3%~1.0%
国際ブランドVisa、MastercardJCBVisa、MastercardJCBJCBVisa、Mastercard、
JCB、American Express
American ExpressJCBAmerican Express
キャンペーン新規入会&条件達成で
最大5,000円分
プレゼント
2024年11月1日~2025年2月2日
新規入会
+Amazon利用で最大12,000円
キャッシュバック
2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで
新規入会&利用
+公共料金などすべて支払い
最大11,000ポイント
プレゼント
2024年6月1日(土)〜
新規入会
+Amazon利用で最大15,000円
キャッシュバック
2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで
新規入会
+Amazon利用で最大23,000円
キャッシュバック
2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで
新規入会&
1回利用で
5,000ポイント
プレゼント
最大6,000円相当
プレゼント
合計35,000ポイント
プレゼント
申込対象18歳以上
(高校生を除く)
18歳以上39歳以下18歳以上18歳以上20歳以上20歳以上20歳以上
個人の方も申込可能
18歳以上20歳以上
パート・アルバイト・学生不可
発行スピード最短10秒


※即時発行ができない場合があります。
※ご入会には、ご連絡が可能な
電話番号をご用意ください。

最短5分※J1最短5営業日最短5分※J1最短5分※J1
最短3営業日最短3営業日1~2週間1~3週間
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
矢印

発行会社の役割は入会手続き・審査・カード発行

各種クレジットカード

クレジットカードの発行会社は、利用者の申し込みを受けて入会手続きや審査、カードの発行などを行います。

また、ポイントの付与やサービスの提供をするのも発行会社の役割です。

発行会社の種類とメリットを表にしました。

種類発行元メリット
銀行系銀行・銀行関連金融機関ATM手数料無料
交通系鉄道・航空会社等チャージでポイントが貯まる
信販系信販会社ポイント高還元
流通系百貨店・スーパーマーケット等発行している企業の店舗で割引
メーカー系メーカー等一般企業特定店舗で優待

メリットは各々のクレジットカードによる部分が大きいため、一部のみ記載しています。

提携企業は発行会社と協力して独自のサービスを提供

提携企業とは発行会社と協力して利用者にサービスを提供する企業のことです。主な提携企業はスーパーやデパート、旅行会社、航空会社などさまざま。

提携企業のサービスを利用すれば、その提携企業のポイント還元率が高くなったり、優待券を得られたりするなど、カード利用者限定のサービスを受けられます。

発行会社と提携企業が作成したクレジットカードは「提携カード」と呼ばれ、多くの人に使われるカードです。

「Amazon Mastercardクラシック」というカードを例にして解説します。

  • 発行会社:三井住友カード株式会社
  • 提携企業:Amazon
  • 国際ブランド:Mastercard

提携カードは基本的に、提携企業の名称が最初にきます。国際ブランドの名称は入ったり、入らなかったりです。

提携カードのメリット

提携カードは種類が多く、さまざまな企業が作成しています。

その大きな理由は、提携カードが発行会社・提携企業・利用者それぞれにメリットがあるからです。

提携カードを発行する関係者のメリット
  • 発行会社:新規顧客が集めやすい
  • 提携企業:手間がかかる業務を発行会社に委任できる
  • 利用者:発行会社と提携企業の両者の特典を受けられる

発行会社のメリット:新規顧客が集めやすい

通常、クレジットカード発行会社がカードの利用者を集めようとするとコストが発生します。

発行会社と提携企業が手を組むことで、発行会社のサービスに加え、提携企業の優待特典などのサービスもプラスされる仕組みです。

発行会社のカードはより魅力的なものとなり、利用者の拡大につながっていくため、新規顧客の獲得が容易になります。

また、発行会社だけではなく、提携企業も自社が提携しているカードなので、当然利用者を増やそうと集客に力を入れるでしょう。

その結果、発行会社と提携企業の双方の集客効果で利用者がさらに増えるという効果があります。

提携企業のメリット:手間がかかる業務を発行会社に委任できる

提携企業のメリットは、発行会社と提携することでカードの入会手続き、審査、カード発行といった業務は発行会社に任せることができます。

なおかつ国際ブランドの決済システムも活用することができる点もメリットです。

例えば、提携企業が小売店の場合、まず店舗での買い物でポイントを付与することにより、提携カード会員の購買意欲を促進することができます。

また、現金を持ち歩かずスマートな決済を好む客層も取り込むことができるでしょう。

最終的に、クレジットカードの提携企業である小売店の利便性が高まり、さらなる集客効果が期待できるといえます。

利用者のメリット:発行会社と提携企業の両者の特典を受けられる

利用者にとってのメリットは、クレジットカード発行会社のサービスに加えて提携企業の特典も受けることができることです。

提携先の特典は、ショッピング時のポイント還元率アップや割引・優待などが挙げられます。

提携カードは年会費が安く、充実したサービスが魅力です。中には、年会費無料のカードも多数あります。

使うことで発行会社と提携企業のサービスを両方受けられるのが、大きなメリットです。

国際ブランドは世界で利用可能な決済システムを提供

スマホとクレジットカード

国際ブランドは、世界中でクレジットカードが利用できる決済システムを提供しています。

代表的な国際ブランドはVisaやMastercardなどです。

もし、お使いのクレジットカードの国際ブランドが仮にVisaであれば、日本を含めた世界中のVisaの加盟店で使用できます。

国際ブランドと提携する店舗は数多くあるため、世界の多くの場所で利用可能です。

なお、国際ブランドが直接発行するクレジットカードをプロパーカードと呼びます。

プロパーカードはJCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの3社が発行しており、提携カードとは異なったサービスを提供しています。

プロパーカードの例
  • JCB:JCB CARD W、JCBゴールド
  • アメリカン・エキスプレス:アメックスゴールド、アメックスプラチナ
  • ダイナースクラブ:ダイナースクラブカード

プロパーカードは提携カードよりもステータスが高いとされています。

国際ブランドの特徴や違い

代表的な国際ブランドはVisa、Mastercard、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブの5つです。

近年では銀聯(ぎんれん)カードとディスカバーカードも含めて7大国際ブランドといわれることもあります。

今回は国際ブランド5つの特徴をそれぞれ紹介します。

世界一のシェアを誇る国際ブランドVisa

クレジットカード

シェア率が国際ブランドの中でNo.1を誇るため、さまざまな国や地域で使用することができるのがVisaブランドの特徴です。

ただし、自社でプロパーカードは作っていないので、決済システムを整備している決済機構という位置づけにあります。

海外旅行に行く際は、Visaのカードが1枚あればほとんどの店舗やサービスを利用できます。

もちろん国内でも利用できる店舗が多く、どこでも利用できる点が魅力です。

海外旅行に行く機会が多い方におすすめの国際ブランドです。

シェア率No.2のMastercard

マスターカードのイメージ

画像引用元:Mastercardクレジットカード

MastercardはVisaについで、シェア率が高い国際ブランドです。

海外旅行でクレジットカードを使用するなら、VisaかMastercard、どちらかを選べば間違いはありません。

なお、Mastercardもプロパーカードを発行していません。

Mastercardも世界中の地域や国で利用可能で、海外のATMを利用してお金を引き出すこともできます。

Mastercardには以下の6つのランクがあります。カード例とあわせて紹介します。

  • スタンダード:楽天カード
  • ゴールド:dカード GOLD
  • チタン:日本で発行はありません
  • プラチナ:Orico Card THE PLATINUM
  • ワールド:TRUST CLUB ワールドカード
  • ワールドエリート:TRUST CLUB ワールドエリートカード

ランクが上がるにつれて、手厚いサービスを受けられます。

その分年会費はかかりますが、特典が増えたり、海外旅行での保険が手厚くなったりします。

海外に行くことが多い場合は、VisaかMastercardがあれば困ることはないでしょう。

唯一の日本ブランドかつバラエティ豊富なJCB

JCBカード

画像引用元:クレジットカードなら、JCBカード

JCBは日本で唯一の国際ブランドです。

提携カードも多く、ライフスタイルに合ったカードを選べることが特徴です。

ディズニーとのコラボカードがあるのはJCBだけです。

JCBは、クレジットカードの支払いをすることで「Oki Doki」ポイントが貯まります。

このポイントは光熱費や通信費などの支払いにも対応しているため貯めやすいです。

貯まったポイントは、マイルや楽天ポイントなどにも交換できるため、汎用性抜群です。

なお、JCBはプロパーカードもあります。

  • JCB一般カード:スタンダード
  • JCB CARD W:39歳以下限定だけどポイントが常に2倍
  • JCB CARD R:リボ払い専用カード
  • JCB GOLD:ゴールドカード
  • JCBプラチナ:プラチナカード、直接申込可
  • JCBザ・クラス:ブラックカード、直接申込不可

ハイステータスなアメリカン・エキスプレス

アメックスで自由な旅を

画像引用元:クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)

アメリカン・エキスプレスは「アメックス」とも呼ばれ、持っているだけでステータスとなるクレジットカードです。

旅行のサポートが充実しており、一流ホテルでの優待や空港ラウンジの利用、手荷物無料宅配サービスなど快適な時間を過ごすことができます。

カフェやドラッグストアなど使える店舗は多く、貯まったポイントは提携先の店舗のポイントと交換したり、マイルに変えたりすることも可能です。

ダイナースクラブカード

JALグローバルクラブ 審査

画像引用元:JALダイナースカード

最後に紹介するのは、ダイナースクラブカードです。

通常のダイナースクラブカードでもそのサービス内容は、ゴールドカードクラスといわれています。

サービス内容も充実しており、高級ホテルや会員限定のツアーなど多岐にわたります。

旅行保険も最高1億円まで付帯しており、サービス内容はトップクラス。

カードの利用金額に上限がなく、多くの富裕層の方に愛用されています。

審査基準も高いため、限られた方しか持つことのできないステータスの高さが魅力的です。

カードの仕組みを知って比較に役立てましょう

どんなクレジットカードが良いか比較していると、1枚のクレジットカードにいくつも企業名が入っていて迷ってしまうことがあるかもしれません。

改めて、クレジットカードは主に発行会社、提携企業、国際ブランドの3つで構成されていることを確認しましょう。

主な役割は以下の通りです。

クレジットカードにまつわる各企業の役割
  • 発行会社:入会手続き・審査・カード発行
  • 提携企業:クレジットカードの利用者に独自のサービスや特典を提供
  • 国際ブランド:世界中で使える決済システムを提供

どの発行会社のクレジットカードを選ぶのか、また提携先はどこの企業なのか、国際ブランドはどこなのか、など選ぶ基準はいくつもあります。

クレジットカードによって、特典やサービスは様々です。使用する目的を絞っておくと選びやすいでしょう。

発行会社、提携企業、国際ブランドの違いがわかってスッキリしたところで、改めて自分にピッタリのクレジットカードを探してみてください。