メーカーの商品が卸値に近い価格で販売されているコストコは、まとめ買いにぴったりのスーパーです。
そして、定期的に高額の買い物をするであろうコストコでは、現金払いよりポイントが獲得できるクレジットカード決済がおすすめです。
ただし、クレジットカードはMastercardブランドしか使えない点には注意が必要です。
また、会員制のコストコは年会費が4,840円(個人の場合)かかるため、年会費無料のクレジットカードがおすすめです。
今回の記事ではコストコで使えるおすすめクレジットカード5枚を紹介します。
- コストコグローバルカード
キャッシュバックが受けられる唯一のカード - リクルートカード
還元率1.2%、交換先が豊富 - Orico Card THE POINT
還元率1.0%、入会後6ヶ月は2% - 楽天カード
還元率1.0%、楽天市場での買い物もお得 - セゾンカードインターナショナル
即日発行可能!その日のうちにコストコで使える
※本記事の価格は全て税込みです。
画像引用元: コストコグローバルカード | Costco Japan
コストコで使えるのはMastercardブランドのみ
コストコで利用するクレジットカードを選ぶ際、もっとも注意したい点はカードブランドです。
コストコでの決済に利用できるカードブランドは現在Mastercardブランドのみです!
VISAやJCBなどは使えません。
クレジットカードの発行会社は問いません。
楽天カード、イオンカードなど、コストコが提携していないクレジットカードも使えますが、国際ブランドがMastercardでなければ使えません。
コストコで利用することを目的とするなら、カード発行申込時にMastercardブランドを選択して発行しましょう。
アメックスブランドは使えなくなったので注意
2018年2月以前までは、「コストコオリコマスターカード」というクレジットカードと、アメックスブランドのクレジットカードが利用可能でした。
しかし、2018年1月末をもってコストコホールセールジャパンとアメックスが提携解消したことにより、アメックスブランドは利用できなくなりました。
その代わりに、コストコ提携のクレジットカード以外のMastercardブランドのカードが全て使えるようになりました。
これに伴い、コストコオリコマスターカードも「コストコグローバルカード」としてリニューアルされています。
コストコで使えるおすすめクレジットカード5選
ここからは、コストコで使えるおすすめのクレジットカードを5枚紹介します。
冒頭でも述べましたが、コストコは会員制のスーパーです。以下の年会費がかかります。
ゴールドスターメンバー(個人用):4,840円
ビジネスメンバー(法人・事業主用):4,235円
※家族カードは1枚まで発行無料、非会員2名まで同伴可能
さらに商品の単価は安いですが量が多いため、1回あたりの会計は高額になることが多いでしょう。
そのため、ここでは年会費がかからず、かつポイント還元率が高いカードを中心に紹介します。
それぞれ特徴があるので、自分にあったカードを選んでください。
コストコグローバルカード
コストコグローバルカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0〜1.5% |
マイル | - | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | 1,375円 ※年に1回以上利用で無料 | |
家族カード | 無料 | |
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(自動付帯) |
国内 | 最高2,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD、QUICPay | |
国際ブランド | Mastercard | |
発行会社 | 株式会社オリエントコーポレーション | |
発行期間 | 最短8営業日 |
コストコグローバルカードはコストコとオリコカードが提携して発行するカードです。
年会費は初年度無料。2年目以降は年1,375円ですが、年間1回以上のカードショッピングがあれば翌年度以降の年会費も無料になるため、実質無料です。
なお、申し込み時点でコストコのメンバーシップ会員であることが入会条件の1つです。
コストコでキャッシュバックを受けられる唯一のカード
コストコグローバルカードは利用するたびに「キャッシュバックリワード」が貯まります。
キャッシュバックリワードとは、コストコで1リワード=1円で使えるコストコ独自のポイントサービスです。
キャッシュバックリワードの恩恵を得られるのはコストコグローバルカードだけです。
コストコの店舗や併設のガソリンスタンドでコストコグローバルカードを利用すると、リワード還元率は1.5%(通常利用時1.0%)。
そのため、コストコで頻繁にお買い物をする方にコストコグローバルカードはおすすめです。反対に、獲得したリワードはコストコ以外では使えません。
月3万円程度コストコで買い物をするなら、コストコの年会費を取り戻せます。
キャッシュバックリワードの注意点
キャッシュバックリワードには注意点があります。
毎年1月1日〜12月31日の利用分に対し、翌年の2月、年に1回の頻度でキャッシュバックリワードが付与されます。
すぐにリワードが使えるわけではない点に注意しましょう。たとえば3月にお買い物した分のリワードは約1年後の付与になります。
また、1リワード=1円として使えるのはコストコの店舗のみ。使い道はコストコ以外にありません。
そのため、コストコグローバルカードはコストコ専用と割り切り、効率的にポイントを貯めることを目的に利用するのがおすすめです。
リクルートカード
リクルートカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.2% |
マイル | 0.6% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | 最高1,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | JCB:無料 VISA、Mastercard:1,100円 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB、VISA、Mastercard | |
発行会社 | JCB | 株式会社ジェーシービー |
VISA、Mastercard | 三菱UFJニコス株式会社 | |
発行期間 | 最短1週間 |
年会費無料のクレジットカードの中でもポイント還元率が1.2%と高いのがリクルートカードです。これをコストコのお買い物に使うのもおすすめです。
特定の店舗や加盟店に限らず、どこでもポイント還元率が1.2%です。
コストコグローバルカードの還元率1.5%には劣りますが、カードをどこで使っても還元率1.2%というメリットはコストコグローバルカードよりも優れています。
リクルートカードで貯まるポイントはリクルートサービスで利用できる他、Pontaポイントに交換することができ、全国の加盟店で使えます。
さらにPontaポイントはdポイントやJALマイルに交換でき、貯めたポイントの使い道が幅広いというメリットがあります。
Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINT | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD、QUICPay | |
国際ブランド | Mastercard、JCB | |
発行会社 | 株式会社オリエントコーポレーション | |
発行期間 | 最短8営業日(オンライン申込) |
Orico Card THE POINTはクレジットカード・カードローンのオリコが発行するクレジットカードです。ポイントの貯まりやすさに特化した1枚です。
還元率は1.0%と十分高いのですが、入会後6ヶ月間はなんと2倍ポイントが貯まります。つまり還元率は2.0%です。
コストコで大きな買い物をするタイミングや、メンバーシップ年会費の支払いに利用すればあっという間にポイントが貯まるでしょう。
貯まったオリコポイントはAmazonギフト券、Tポイント、楽天ポイントなどに交換可能です。有効期限が1年と短いものの、使い道に困ることはないでしょう。
楽天カード
楽天カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 550円 ※楽天会員ランクがプラチナ以上の場合は無料 |
|
電子マネー | QUICPay、楽天Edy | |
国際ブランド | VISA、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB | |
発行会社 | 楽天カード株式会社 | |
発行期間 | 最短1週間 |
言わずと知れた楽天カードは、ポイント還元率1.0%・年会費無料のクレジットカードです。
これだけならリクルートカードやOrico Card THE POINTに軍配があがりますが、コストコだけでなくインターネットショッピングを楽しむ人に楽天カードは最強です。
楽天市場でのポイント還元率は、実に3.0%以上。毎年4回開催されている「楽天スーパーセール」や「お買い物マラソン」、「SPU(スーパーポイントアッププログラム)などを活用すれば、実質ポイント還元率はもっと高くなります。
コスパを求めるコストコユーザーにはうれしいポイントですね。
また、入会キャンペーンでは5,000〜8,000円相当のポイントがもらえることも。楽天ポイントは楽天サービスをはじめあらゆる場所で使えます。
セゾンカードインターナショナル
セゾンカードインターナショナル | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5% |
マイル | - | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行傷害保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD、QUICPay | |
国際ブランド | VISA、JCB、Mastercard | |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン | |
発行期間 | 最短即日発行 |
セゾンカードインターナショナルは還元率こそ0.5%と目立たないものの、即日発行が可能である優位性があります。
当日または数日中にコストコに行く予定がある…そんな人も、セゾンカードインターナショナルなら間に合います。
WEBから申込み、受取方法で「セゾンカウンター受取」を選択することで、近くのセゾンカウンターで即日受取れます。
ただし、47都道府県すべてにセゾンカウンターがあるわけではなく、東京などの首都圏でも6店舗、北海道や愛知などでは1店舗と限られているので、自宅近くにセゾンカウンターがあるか確認して申込みましょう。
セゾンカウンターの場所は「セゾンカウンター、ATMのご案内」から確認できます。
他に、毎月第1・第3土曜日は全国の西友やLIVIN、SUNYYでカードを利用すると5%OFF、「セゾンポイントモール」でネットショッピングによるポイント還元率が2〜30倍になるといった特典もあります。
さらに、貯まるポイントは「永久不滅ポイント」。その名のとおりポイント有効期限が無期限なので、ポイントをじっくり貯めて大きな買い物に充てたい方にもおすすめです。
コストコ用カードは年会費無料のMastercardブランドを選ぼう!
画像引用元:Costco Japan
コストコで使えるおすすめクレジットカード5枚を紹介しました。いずれもMastercardを選ぶ必要がある点には注意してくださいね。
- コストコグローバルカード
キャッシュバックが受けられる唯一のカード - リクルートカード
還元率1.2%、交換先が豊富 - Orico Card THE POINT
還元率1.0%、入会後6ヶ月は2% - 楽天カード
還元率1.0%、楽天市場での買い物もお得 - セゾンカードインターナショナル
即日発行可能!その日のうちにコストコで使える
コストコを利用するにはコストコ会員登録が必要であり、年会費として4,840円がかかります。
そのため、少しでも負担を減らすためにはコストコで利用するクレジットカードは年会費無料がおすすめです!
コストコが家の近くにあり、頻繁に利用するのであればコストコグローバルカードが最もおすすめです。
しかし、コストコの利用が年に数回程度ならば、ポイント還元率やポイントの使い道、その他特典などを比較し、自分のライフスタイルに合ったものを選んでくださいね。