今やクレジットカードは日常生活を送る中で必要不可欠なものです。
とくに、東京で暮らす上ではクレジットカードが欠かせません。
SuicaやPASMOを使うならクレジットチャージでポイントが貯まる上、オートチャージで残高不足の心配もありません。
電車で通勤・通学している方は、鉄道会社・交通系電子マネーに合わせてカードを選びましょう。
また、東京はさまざまな小売店が集まる日本の中心地です。普段から利用するお店で得するカードを選ぶのも賢明でしょう。
本記事では東京で得するクレジットカードの選び方を解説し、さらにおすすめのカード6選を紹介します。
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東京在住者がクレジットカードを選ぶ基準
東京在住者がクレジットカードを選ぶ際のポイントは以下の2つです。
- 鉄道会社・交通系電子マネーに合わせて選ぶ
- 普段利用するお店で特典を受けられるカードを選ぶ
鉄道会社・交通系電子マネーに合わせて選ぶ
通勤・通学で交通系電子マネーを利用する場合は、その交通系電子マネーと相性が良いクレジットカードを選びましょう。
東京で主に利用されている交通系電子マネーには、SuicaとPASMOの2つがあります。
どちらも現金によるチャージができるので、単体でももちろん利用可能です。
しかし、クレジットカードを組み合わせることで以下のメリットが得られ、より便利でお得になります。
- ポイントが貯まりやすくなる
- オートチャージでチャージの手間を省ける
- 一体型カードならクレジットカードと電子マネーの1枚2役
- 定期券を搭載できるカードもある
- 鉄道会社の駅ビルや百貨店での特典もあり
Suica利用者はSuicaと、PASMO利用者はPASMOと相性が良いカードを選ぶのがおすすめです。
普段利用するお店で特典を受けられるカードを選ぶ
東京にはコンビニや家電量販店、百貨店などさまざまな小売店が集まっています。
その中でも普段からよく利用するお店で特典を受けられるカードを選ぶとお得です。
例えばコンビニをよく利用するなら、コンビニで割引やポイント還元率アップなどの特典を受けられるカードを選びましょう。
特定のお店だけでなく、複数のお店で特典・優待を受けられるカードもあります。
いろいろなお店を利用する方なら、そのようなカードを選ぶのもアリですね。
どちらにせよ「自分が利用するお店でお得になるか?」が最大のポイントと言えます。
それでは、上記2つの基準を元に選んだ東京で得する7枚を紹介します。
- ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
- TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- JALカード OPクレジット
- ダイナースクラブカード
- エポスゴールドカード
- ビックカメラSuicaカード
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード) | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~ |
マイル | 0.5%~1.0% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | 2,200円(税込) | |
家族カード | 1,100円(税込) | |
旅行保険 | 海外 | 最高1,000万円(利用付帯) |
国内 | 最高1,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay、PASMO、PiTaPa | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 最短5営業日 |
東京メトロ利用者におすすめは、ANA To Me CARD PASMO JCB、通称ソラチカカードです。
1枚でPASMO、JCBカード、ANAカードの機能を持ち、さらにPASMO定期券の搭載も可能です。
- PASMO、定期券、クレジットカードが1枚にまとまる
- PASMOオートチャージ対応
- 2つのポイント+ANAマイルが貯まる
- 貯まったポイントをANAマイルへ移行できる
ソラチカカードなら、PASMOへのオートチャージも可能です。電車に乗る際も残高を気にする必要はありません。
マイルの貯まりやすさも魅力の1つ。カード利用でOki Dokiポイント、ANAマイル、メトロポイントの3つのポイントが貯まります。
項目 | Oki Dokiポイント(ANAマイル) | メトロポイント |
---|---|---|
東京メトロ線への乗車 (1乗車ごと) | - | 平日:5ポイント 土休日:15ポイント |
メトロポイントPlus加盟店でのPASMO利用 | 店舗:200円につき1ポイント 自販機:100円につき1ポイント |
|
定期券購入 | 1,000円につき1ポイント (マイルコース選択で5マイルまたは10マイル) | 1,000円につき5ポイント |
その他クレジット利用 (オートチャージ含む) | - |
ショッピング利用または東京メトロに乗車してポイントが貯まり、貯まったポイントをANAマイルへ集約できます。
ソラチカカードがあれば普段の買い物や通勤・通学でコツコツとANAマイルが貯まっていくでしょう。
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~3.0% |
マイル | 0.24%~1.5% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | 1,100円 | |
家族カード | 初年度:無料 2年目以降:330円 |
|
旅行保険 | 海外 | 1,000万円(利用付帯) |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | Visa、Mastercard | |
発行会社 | 東急カード株式会社 | |
発行期間 | 通常4週間 |
TOKYU CARD ClubQ JMB PASMOは、東急電鉄や東急グループのお店を利用するPASMOユーザーにおすすめのカードです。
ソラチカカード同様、PASMO・定期券・クレジットカードを1枚にまとめられます。
もちろんPASMOへのオートチャージも可能です。
- PASMO、定期券、クレジットカードが1枚にまとまる
- PASMOオートチャージ対応
- 東急グループならポイント還元率が最大10%
- ポイントはJALマイルへ交換可能
ショッピングやPASMOへのチャージなどでTOKYUポイントが貯まります。
通常還元率は0.5%ですが、東急グループでは還元率が最大10%までアップします。
- 東急百貨店:3.0~10%
- 東急ストア・プレッセ:1.5%
- 東急プラザ:3.0%
上記のお店を利用するなら、ポイントがザクザク貯まりますよ。
貯まったポイントはJALマイルへ交換可能です。
普段の買い物や東急電鉄の利用でJALマイルを貯めたい方にピッタリですね。
JALカード OPクレジット
JALカード OPクレジット | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 最大10%の小田急ポイント(加盟店により異なる) |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料~17,600円 |
2年目以降 | 2,200円~17,600円 | |
家族カード | 1,100円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1,000万円~最高1億円 |
国内 | 最高1,000万円~最高1億円 | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | - | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 小田急電鉄株式会社 | |
発行期間 | 最短2週間 |
JALカード OPクレジットは、小田急線を利用するPASMOユーザーにおすすめのカードです。
PASMO一体型ではありませんが、オートチャージに対応しています。
- PASMOオートチャージ対応
- JALマイルがザクザク貯まる
- 小田急ポイント加盟店なら最大10%ポイント還元
- 貯まったポイントもマイルと交換可能
ショッピング利用やオートチャージでJALマイルを貯められます。
通常時の還元率は0.5%ですが、JALカード特約店で利用すると還元率が2倍になります。
その上、JALカードショッピングマイル・プレミアム(年会費3,300円)に加入すると還元率がさらに2倍です。
JALカード特約店と合わせると100円で2マイル貯まり、マイル還元率は驚きの2.0%です。
JALマイラーなら、JALカードショッピングマイル・プレミアムへの加入はマストと言えますね。
なお、小田急ポイント加盟店ならカード提示で最大10%の小田急ポイントが貯まります。
貯めたポイントは1ポイント=1円で使える他、JALマイルへ交換可能です。
JALカードは他にもたくさんありますが、小田急線ユーザーにはJALカード OPクレジットが最適です。
ダイナースクラブカード
ダイナースクラブカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.25%~0.4% |
マイル | ANAマイル:1.0% その他航空会社のマイル:0.5% *JALは2,500ポイント=1,000マイル |
|
年会費 | 初年度 | 24,200円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 5,500円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(※1・2の合算額) 1:自動付帯5,000万円 2:利用付帯5,000万円 |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | ダイナースクラブ | |
発行会社 | 三井住友トラストクラブ株式会社 | |
発行期間 | カード到着まで2~3週間ほど |
高いステータスと豪華な付帯サービスが魅力のダイナースカード。
ダイナースカードに付帯する特典も、東京ならより利用しやすいです。
- グルメ優待やトラベル特典など豪華な付帯サービス
- 東京在住ならグルメ優待を利用しやすい
- 銀座がお得になる提携カードあり
ダイナースクラブカードは、とくにグルメ・トラベル関連の特典が充実しています。
- 2名以上のコース料理予約で1名分無料
- 銀座のクラブ・バーで優待
- 世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジが無料
- 高級ホテルでの優待・特典
中でも東京在住者におすすめなのがグルメ優待です。
コース料理が1名分無料の「エグゼクティブ・ダイニング」は全国約350店舗で使えますが、対象店舗のうち約3分の1以上は東京またはその周辺に集まっています。
また、銀座のクラブ・バーで優待を受けられる「ナイト イン 銀座」を利用できるのも当然ながら東京だけです。
東京在住者はダイナースクラブカードのグルメ優待の恩恵をフルに受けられると言えますね。
なお、ダイナースクラブカードもモバイルSuica/PASMOへのチャージはポイント対象外です。
SuicaまたはPASMOと相性が良いカードをサブとして持っておきましょう。
銀座がお得な「銀座ダイナースクラブカード」もある
ダイナースクラブでは銀座での特典に特化した提携カード「銀座ダイナースクラブカード」「銀座ダイナースクラブカード/和光」も用意されています。
プロパーのダイナースクラブカードの特典はそのままに、さらに銀座ダイナースクラブカードだけのオリジナル特典が付帯します。
- 家族カードの年会費が無料
- 銀座プレミアムラウンジ・D’sラウンジトーキョーを利用可能
- 特約店で利用するとポイント還元率2倍
- 和光での年間買上金額20万円以上で最大3%分の和光商品券※
- 和光での1日の利用金額10万円以上で和光アネックス ティーサロン喫茶利用券※
※は銀座ダイナースクラブカード/和光のみの特典
年会費は27,500円と通常のダイナースクラブカードより少し高いですが、家族カードを無料で発行できます。
家族で銀座によく行くなら銀座ダイナースクラブカードもおすすめです。
エポスゴールドカード
エポスゴールドカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5~2.5% |
マイル | 0.25~1.5% | |
年会費 | 初年度 | 5,000円 ※条件を満たすと無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | 無料 | |
旅行保険 | 海外 | 最高5,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | Visa | |
発行会社 | 株式会社エポスカード | |
発行期間 | 最短即日 |
年会費無料カードとして人気が高いエポスカードのゴールドカードも、東京在住者におすすめです。
- 全国10,000店舗以上で優待を受けられる
- モバイルSuicaチャージで1.5%ポイント還元
- 条件を満たせば年会費永年無料
エポスゴールドカードを持っていれば、全国10,000店舗以上でさまざまな優待・特典を受けられます。
対象店舗は全国各地にありますが、対象店舗の4割以上は東京およびその周辺(神奈川・千葉・埼玉)に集中しています。
そのため、東京在住者ならより特典を利用しやすいでしょう。
よく使うお店を3つまで選択でき、選択したお店はポイント還元率が3倍になる特典も東京では利用しやすいです。
「JR東日本」も対象に含まれるため、モバイルSuicaへのチャージで1.5%の還元を受けられます。
なお、エポスゴールドカードの年会費は通常5,000円ですが、以下の条件を満たすと年会費が永年無料になります。
- エポスカードからアップグレード
- エポスゴールドカードを年間50万円以上利用
エポスカードからアップグレードすれば一切コストをかけることなくエポスゴールドカードを保有できます。
エポスカードも全国10,000店舗以上で優待を受けられるので、まずはエポスカードを利用して実績を積むのもアリですね。
ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~11.5% |
マイル | 0.125%(ビックポイントのみ交換可能) | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | 524円 ※年1回の利用で2年目以降無料 |
|
家族カード | なし | |
旅行保険 | 海外 | 最高500万円(利用付帯) |
国内 | 最高1,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 524円 | |
電子マネー | QUICPay、Suica | |
国際ブランド | Visa、JCB | |
発行会社 | 株式会社ビューカード | |
発行期間 | 仮カード即日発行可能 |
JR東日本を利用するSuicaユーザーにおすすめなのがビックカメラSuicaカードです。
Suica一体型でオートチャージにも対応しています。財布がすっきりしますし、残高不足の心配もありません。
- Suicaオートチャージ対応
- 基本のポイント還元率1.0%
- チャージや定期券購入でポイント還元率アップ
- ビックカメラなら11.5%還元
ビックポイントとJRE POINTの2つのポイントに対応しており、基本の還元率は1.0%(ビックポイント0.5%+JRE POINT0.5%)と高めです。
さらに、Suicaへのチャージや定期券購入といった「VIEWプラス」対象の商品・サービスを利用するとポイント還元率がアップします。
対象サービス | 付与率 | |
---|---|---|
えきねっと | JRのきっぷを予約 | 3.0% |
モバイルSuica | グリーン券購入 | 3.0% |
定期券を購入 | 3.0% | |
チャージ、オートチャージ | 1.5% | |
Suicaカード | オートチャージ | 1.5% |
その他 | 0.5% |
最も利用頻度が高いSuicaへのチャージでは、1.5%のポイント還元です。
さらに、チャージしたSuicaをビックカメラで利用すると10%の還元を受けられます。
合計還元率は11.5%と驚異的です。
東京在住者は鉄道や小売店に合わせてカードを選ぼう
- ANA To Me CARD PASMO JCB(ソラチカカード)
- TOKYU CARD ClubQ JMB PASMO
- JALカード OPクレジット
- ダイナースクラブカード
- エポスゴールドカード
- ビックカメラSuicaカード
東京で得するカードを選ぶポイントは「交通系電子マネー」および「利用頻度が高い小売店」に合わせることです。
電車で通勤・通学しているならSuicaまたはPASMOと相性の良いカードを選びましょう。
一体型カードなら持ち歩くカードの枚数が減り、お財布がスッキリします。さらにオートチャージ対応ならチャージの手間を省けます。
電車に乗るだけでポイントやマイルが貯まるのも大きな利点でしょう。
さまざまなお店が集まる東京なので、クレジットカードの選択肢も多様です。
自分が普段から利用するお店での還元率に注目するのもおすすめです。
Suica・PASMOと相性が良いカードも一緒に使えば、東京での生活も怖いものなしですね。