JALカードSuicaは、飛行機とJRをよく利用する方におすすめのクレジットカードです。
JALカードとSuicaが一体になっており、飛行機の利用でマイルが貯まるのはもちろん、Suicaの利用でもポイントが貯められます。
ショッピングでもマイルが貯まり、貯まったポイントはマイルに移行することも可能です。飛行機に乗らずとも効率よくマイルが貯まるカードです。
そこで、JALカードSuicaの特典・メリットについて詳しく解説します。デメリットや審査などについても説明していますので参考にしてくださいね。
- フライト・ショッピングでマイル・ポイントが貯まる
- Suicaチャージでもポイントが貯められる
- ポイントはマイルへの交換やSuicaチャージに使える
- マイルは特典航空券やSuicaチャージに使える
- 最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯
- JALタッチ&ゴーサービスで飛行機搭乗がスムーズに
※本記事の価格は全て税込みです。
JALカードSuicaの特徴・基礎知識
JALカードSuica | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%(JREポイント) |
マイル | 0.5~2.0% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | 2,200円 | |
家族カード | 1,100円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1,000万円(自動付帯) |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay、Suica | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ビューカード | |
発行期間 | 約3週間 |
JALカードSuicaは、JALマイレージバンク(JMB)とSuica機能、JRE POINTカード機能が備わったクレジットカードです。
JALカードが株式会社ビューカードと提携して発行しています。
JALマイルとJRE POINTが貯まります。フライトマイルだけでなくショッピングでもマイルを貯められるので、飛行機に乗らなくてもポイントを貯めやすくおすすめです。
また、JRE POINTカードとしても使うことができ、JRE POINT加盟店での提示でもポイントを貯められます。
そのほか、空港でスムーズに手続きできるJALタッチ&ゴーサービスなど、JALカードの特典を受けられるのが特徴です。
なお、国際ブランドはJCBのみ。追加カードとして家族カードやETCカードも発行することができます。
JALカードSuicaの優待特典・メリット
それでは、JALカードSuicaの優待特典・メリットについてみていきましょう。
- フライトでボーナスマイルが貯まる
- ショッピングでマイルが貯まる
- SuicaチャージでJRE POINTが貯まる
- JRE POINTカードとしても使える
- ポイントはマイルへの交換やSuicaチャージに使える
- マイルは特典航空券やSuicaチャージに使える
- 最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険
- JALタッチ&ゴーサービスが便利
フライトでボーナスマイルが貯まる
JALカード限定の特典として、通常のフライトマイルに加えて「JALカード限定ボーナスマイル」が貯まるのが大きなメリットです。
通常のフライトマイルは、区間マイル×利用運賃のマイル積算率により算出されます。
それに加え、JALカードSuicaならフライトで以下の3つのボーナスマイルがもらえます。本会員はもちろん、家族会員も対象となっていますよ。
- 入会搭乗ボーナス:1,000マイル
- 毎年初回搭乗ボーナス:1,000マイル
- 搭乗ごとのボーナス:フライトマイルの10%プラス
入会搭乗ボーナスは、JALカードSuicaへの入会後初めてのフライトで1回のみプレゼントされるマイルです。
切り替えやJALカードを複数枚持っており、既に受け取った場合は対象外となるため注意してくださいね。
毎年搭乗ボーナスは、入会搭乗ボーナスをもらった年の翌年以降、毎年初めてのフライトでプレゼントされます。
毎年1回でも飛行機に乗れば、ボーナスマイルを受け取れるのはお得ですね。
また、搭乗ごとにフライトマイルの10%プラスのボーナスマイルを獲得でき、JAL便に乗るほどどんどんマイルが貯まります。
ボーナスマイルの付与対象となるJALグループ航空会社は以下のとおりです。
- 日本航空(JAL)
- 日本トランスオーシャン航空(JTA)
- 日本エアコミューター(JAC)
- 琉球エアーコミューター(RAC)
ショッピングでマイルが貯まる
JALカードSuicaは、フライトだけでなくショッピングでもマイルを貯められます。
スーパー・飲食店・ガソリンなど日常の支払いにJALカードSuicaを利用すると、カードの利用金額200円につき1マイルのショッピングマイルが貯まる仕組みです。
飛行機に乗らなくてもマイルが貯まるのはうれしいですね。
なお、家族会員のショッピングマイルは本会員に合算して積算されます。家族で保有すればよりマイルが貯めやすく目標のマイル数に近付きやすいでしょう。
ショッピングマイル・プレミアム×特約店で4倍
「ショッピングマイル・プレミアム」へ入会してJALカード特約店で利用すれば、通常の4倍のマイルを貯めることができお得です。
通常200円につき1マイルのショッピングマイルが貯まりますが、ショッピングマイル・プレミアムに入会すると通常の2倍貯めることができます。
100円につき1マイルが付与されるので、より効率的にマイルを貯めることができます。
カード年会費に、ショッピングマイル・プレミアムの年会費3,300円をプラスで支払えば入会できます。
年会費が必要なものの、マイルの貯まるスピードが倍になります。また、家族会員については本会員が入会すれば自動で対象となるのでお得ですね。
JALカードSuicaをこれから申し込む方も、すでに持っている方も入会できます。インターネットの「MyJALCARD」から手続きできますよ。
さらに、全国約54,000店舗もある(2020年9月現在)JALカード特約店ではマイルが通常の2倍貯まります。
ショッピングマイル・プレミアムに入会したうえで特約店を利用すれば200円につき4マイル、つまり2%の還元率で貯めることができお得です。
JALカード特約店は、さまざまな店舗が対象となっています。
- イオン
- ENEOS
- ファミリーマート
- ウエルシア
- トヨタレンタカー
- 紀伊国屋書店
- 大丸 など多数
ほかにも、飲食・家電・ファッションなどさまざまなジャンルお店があります。
普段のショッピングにJALカードSuicaを利用する方にとって、200円につき4マイル貯められるのは大きなメリットだと言えるでしょう。
SuicaチャージでJRE POINTが貯まる
JALカードSuicaには、Suica機能も付いています。Suicaがあれば改札をスムーズに通れるのはもちろん、クレジットカードとSuicaを1枚にまとめられるので財布がすっきりします。
カードを増やしたくない方にとってもうれしいですよね。
また、Suicaへのチャージでもポイントが貯まるのがメリットです。後ほど詳しく解説しますが、貯まったポイントをマイルに交換することもできます。
Suicaを利用するならぜひ持っておきたいカードであると言えるでしょう。
他に以下のようなサービスの利用でJRE POINTが貯まります。
- みどりの窓口
- びゅうプラザ
- えきねっと
- Suicaへのチャージ
- 中央・青梅ライナーの携帯電話予約
- JRE POINT加盟店でのカード提示
なかでもSuicaへのチャージは「VIEWプラス対象商品」に含まれており、ポイントが通常の3倍貯まるのが特徴です。1,000円につき15ポイントのJRE POINTが貯まります。
VIEWプラス対象商品は以下のとおりです。
- 乗車券・定期券・特急券・回数券・特別企画乗車券
- Suica定期券・Suicaカード
- ビューカードによるSuicaへのチャージ
- オートチャージ
- モバイルSuica(チャージ・オートチャージ・定期券・グリーン券)
- JR東日本国内ツアー 他
オートチャージもできる
JALカードSuicaはSuicaへのオートチャージにも対応しています。
オートチャージとはSuicaの残高があらかじめ設定した金額を下回った場合に、自動で設定金額がSuicaにチャージされるサービスです。
自動でチャージされるためチャージ忘れがなく、残高不足で改札を通れない、といった心配がありません。
チャージするかどうかを判断する金額や、チャージする金額は自分で決めることができ、駅のATM「VIEW ALTTE」(ビューアルッテ)にて気軽に変更も可能ですよ。
JALカードSuicaでSuicaへのオートチャージを利用した場合もJRE POINTは通常の3倍、つまり1.5%の還元率で貯まります。
JRE POINTカードとしても使える
JALカードSuicaは、JRE POINTカードとしても使えます。
JRE POINTマークのある加盟店でJALカードSuicsを提示すれば、100円ごとに1ポイントのJRE POINTが付与されます。
JRE POINT加盟店でJALカードSuica支払いをすれば、カード支払いによるマイルとJRE POINTカード提示によるポイントを二重取りできます。
JRE POINT加盟店には以下のような店舗があります。
- アトレ
- グランデュオ
- ビーンズ
- パセオ 他
首都圏や東日本の駅のさまざまな店舗が対象となっているので、電車をよく利用する方はより効率的にポイントを貯めることができます。
ポイントはマイルへの交換やSuicaチャージに使える
JRE POINTは、マイルに交換したりSuicaにチャージして利用できます。
- マイルへの交換
- Suicaへのチャージ
- JRE POINT加盟店での利用
- プレゼント交換
マイルへの交換
Suicaへのチャージなどで貯まるJRE POINTは、マイルに交換することができます。
資格 | 交換レート |
---|---|
通常会員 | 1,500ポイント=500マイル |
ショッピングマイル・プレミアム会員 | 1,500ポイント=1,000マイル |
上の表のとおり、年会費3,300円のショッピングマイル・プレミアムに入会している場合、通常より交換レートが高くなります。
例えば、JALカードSuicaでSuicaへのチャージを10,000円した場合、貯まるJRE POINTは150ポイントです。
これをマイルに交換した場合、ショッピングマイル・プレミアムに未加入であれば50マイルですが、ショッピングマイル・プレミアムに加入していれば100マイルになります。
ただし、マイルへの交換は1,500ポイント以上、1,500ポイント単位なので注意してくださいね。交換ポイント数や回数の上限はありません。
なお、申し込みから約2~3週間後にマイル精算されます。日数がかかることを頭に入れておきましょう。
Suicaへのチャージ
貯まったJRE POINTを、Suicaにチャージして1ポイント=1円として利用することもできます。手順は以下のとおりです。
- 「JRE POINT WEBサイト」にログインして「Suicaチャージ申込み」を選択する
- チャージするSuicaIDを選択する
- 交換するポイント数と受取り方法を入力して申し込む
- 自動券売機で受け取る
あらかじめJRE POINT WEBサイトにSuicaを登録しておく必要があります。
なお、Suicaチャージに使えるJRE POINTは通常ポイントのみで、期間限定ポイントは対象外となっているため気を付けてくださいね。
Suicaチャージの申込はこちら。
JRE POINT加盟店での利用
貯まったJRE POINTは、JRE POINT加盟店でショッピングの際に利用することもできます。
会計の際にカードを提示するだけで1ポイント=1円として、1ポイント単位で利用可能です。
また、JRE POINTが貯められるショッピングサイト「JRE MALL」で使うこともできますよ。
プレゼント交換
貯まったJRE POINTを、JRE POINT WEBサイトにてさまざまな商品と交換することも可能です。以下のような商品があります。
- ハーゲンダッツギフト券
- ビューカード グリーン車利用券
- メトロポリタンホテルズ共通利用券
- JR東日本ホテルズ利用券
- お取り寄せグルメカード 他
他にもさまざまなクーポンや利用券などと交換することができますよ。
マイルは特典航空券やSuicaチャージに使える
JALカードSuicaの利用で貯まったJALマイレージバンクのマイルは、特典航空券に交換したりSuicaにチャージして利用することができます。
- 特典航空券
- 国際線アップグレード特典
- JALクーポン特典
- Suicaへのチャージ
特典航空券
JALカードSuicaで貯まったマイルは、JALグループ便の特典航空券に交換できます。
国内線であれば往復12,000マイル~(片道6,000マイル~)、国際線であれば往復15,000マイル~(片道7,500マイル~)から交換が可能です。
必要マイル数の例をみてみましょう。
- 東京~大阪:片道6,000イル
- 東京~沖縄:片道7,500マイル
- 日本~ホノルル:片道20,000マイル
- 日本~ソウル:片道7,500マイル
特典航空券は1マイル=1円以上の価値に変換され、飛行機利用がかなりお得になります!
さらに、JALの「どこかにマイル」というサービスを利用すれば、通常の半分以下のマイルで特典航空券と交換することも可能です(羽田、伊丹・関西発着便のみ)。
国際線アップグレード特典
貯まったマイルを国際線アップグレードに利用することもできます。
国際線アップグレード特典とは、国際線の座席クラスをアップできるサービスです。より快適に目的地に向かうことができるでしょう。
必要マイル数は以下のとおりです。
- プレミアムエコノミークラス:9,000マイル~
- ビジネスクラス:12,000マイル~
- ファーストクラス:25,000マイル~
JALクーポン特典
JALクーポン特典も利用できます。JALクーポン特典とは、JALグループの航空券・ツアー購入・機内販売・ホテル・飲食などのクーポンと交換できる特典です。
空港送迎サービスや宅配サービス、レンタルモバイルサービス、手荷物預かりサービスなど、さまざまなサービスに利用でき便利ですよ。
10,000マイル=12,000円相当の価値があります。
Suicaへのチャージ
JALカードSuicaには「Suica特典」があり、貯まったJALマイレージバンクのマイルをSuicaにチャージすることができます。
10,000マイル=10,000円相当として、JALカードSuicaのSuica機能にチャージできるほか、別途Suicaカードにチャージすることも可能です。
交換単位は1回につき10,000マイルのみで、4~3月の1年間に合計2回まで、つまり20,000マイルまでとなるため注意してくださいね。
手順は以下のとおりです。
- JALホームページで「Suica特典」を申し込む
- 駅のATM「VIEW ALTTE」で「提携ポイント移行によるチャージ」を選択
- JALカードSuicaを挿入する
- 暗証番号を入力する
- 金額ボタンを選択してチャージする
- カードとご利用明細を受け取る
貯まったマイル・ポイントいずれもSuicaにチャージできるので、公共交通機関をよく利用する方にとってお得ですよね。
ただし、マイルをSuicaにチャージした場合の価値は1マイル=1円となるため、飛行機によく乗るなら特典航空券などに交換するのがおすすめです。
最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険
JALカードSuicaには、最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯しています。
保険の種類 | 補償内容 | 補償金額 |
---|---|---|
海外旅行保険 | 傷害死亡 | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 30万〜1,000万円 | |
救援者費用 | 100万円 | |
国内旅行保険 | 傷害死亡 | 1,000万円 |
傷害後遺障害 | 30万〜1,000万円 |
自動付帯となっており、カードの利用や別途手続きなどは必要ありません。旅行回数や利用航空会社を問わず適用されます。
海外旅行保険については、日本出国日の翌日から90日間が補償対象期間です。
傷害死亡・傷害後遺障害や救援者費用の補償は付いていますが、疾病治療や携行品損害などの補償はありません。注意してくださいね。
JALタッチ&ゴーサービスが便利
JALカードSuicaには「JALタッチ&ゴーサービス」が付帯しており、空港でチェックインをせずに直接保安検査場を通過できます。
利用手順は以下のとおりです。
- 予約・購入・座席指定をする
- 空港の保安検査場でタッチする
- 「ご搭乗案内」を受け取る
- 搭乗口でカードをかざして改札機を通過する
タッチ&ゴーサービスを利用すればチェックイン手続きをする必要がなく、出発時刻の20分前までに保安検査場に行けば良いので、時間を有効活用できます。
搭乗口ではカードをかざすだけで簡単に改札機を通過することができますよ。
預ける荷物がある場合は、手荷物カウンターに預けてから保安検査場に進んでくださいね。
JALカードSuicaのデメリット
飛行機でも普段のショッピングでもマイルが貯めやすいJALカードSuicaですが、以下のようなデメリットもあります。
- 年会費がかかる
- Suica定期券としては利用できない
- 付帯保険が充実していない
年会費がかかる
JALカードSuicaは、2年目から2,200円の年会費がかかります。
飛行機にあまり乗らない方やSuicaを利用しない方にとってはデメリットになるでしょう。
とはいえ、飛行機に乗るたびに通常のフライトマイルの10%プラスのボーナスマイルが付与されたり、Suicaへのオートチャージでもポイントが貯まるなどの特典を考えると大きなデメリットにはならないでしょう。
また、入会キャンペーンでは、入会ボーナスとして300マイル、入会搭乗ボーナスとして1,000マイル、アプリダウンロード・ログインで50マイルの合計1,350マイルもらえます。
1マイル=1円とすると3つの特典だけで1,350円分貯まることを考えると、年会費の元を取れる可能性は十分にあるでしょう。
さらに初年度は無料で利用できるため、1年間利用してみて自分に合うかどうか検討するのも1つです。
Suica定期券としては利用できない
JALカードSuicaにはSuica機能が付いていますが、Suica定期券として利用することはできません。公式サイトにも以下のように記載されています。
JALカードSuicaに定期券機能を搭載することはできません。
別途お持ちいただく「Suica定期券」へのクレジットチャージは可能です。
定期券を利用する場合は、JALカードSuicaとは別にSuica定期券を持たなければなりません。
ただし、上記にも記載されているように、Suica定期券にJALカードSuicaでクレジットカードチャージをすることは可能です。
そのため、Suica定期券へのチャージでもポイントを貯められますよ。
また、あらかじめ駅のATM「VIEW ALTTE」でリンク設定をしていればオートチャージも利用できます。
手順は以下のとおりです。
- 「VIEW ALTTE」で「オートチャージ設定」を選択する
- 「Suicaのリンク」を選択する
- 「リンク設定/変更」を選択する
- Suica定期券を挿入する
- JALカードSuicaを挿入する
- JALカードSuicaの暗証番号を入力する
- 案内に従って進み「お申込み」をタッチする
付帯保険が充実していない
JALカードSuicaには最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯しています。
しかし、補償されるのは傷害死亡・傷害後遺障害と救援者費用のみで、傷害治療費用や疾病治療費用の補償については付いていません。
ケガや病気などに備えられる補償がない点はデメリットだと言えるでしょう。
そのため、海外旅行の際に掛け捨ての海外旅行保険に加入したり、別のクレジットカードで補うことをおすすめします。
また、JALカードSuciaにはショッピング保険が付帯していません。この点もデメリットに感じるかもしれません。
ショッピング保険とは、カードで購入した商品が購入日から一定期間内に破損・盗難などの被害を受けた場合に補償してくれる制度のことです。
ただし、カードの不正使用については補償されるため安心してくださいね。
JALカードSuicaの審査
JALカードSuicaへの入会を検討しているものの審査に通過するか不安、という方も多いのではないでしょうか。
そこで、JALカードSuicaの審査について解説します。
審査基準については公表されていないため、明確に知ることはできないことを理解したうえで参考にしてくださいね。
申し込み資格
JALカードSuicaの申し込み資格は、以下のように記載されています。
日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満18歳以上の方。(未成年の方は親権者の同意が必要です。)ただし、高校生の方はお申込みいただけません。
高校生は申し込むことができませんが、満18歳以上であれば基本的に誰でも申し込むことが可能です。
また、家族会員の申し込み資格については公式サイトに以下のように記載されています。
本会員と生計をともにしている配偶者・ご両親・お子さま。(高校生を除く18歳以上の方。)本会員が学生の場合、お申込みすることはできません。
家族会員についても、18歳以上(高校生を除く)であれば申し込みできます。なお、本会員と生計をともにしている必要があります。
JALカードSuicaは作りやすい?
JALカードSuicaの審査基準は公表されていませんが、JALカードのなかでは比較的申し込みやすいカードであると考えられます。
- 普通カードである
- 幅広い人に申し込み資格を与えている
JALカードには、普通カード・CLUB-Aカード・CLUB-Aゴールドカード・プラチナがあり、JALカードSuicaは普通カードにあたります。
通常クレジットカードは、上位ランクになるほど審査難易度が高くなります。
ちなみに、上位カード「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」の申し込み資格は「日本国内にお住まいで、電話連絡のとれる満20歳以上の安定した収入のある方」となっています。
一方、普通カードであるJALカードSuicaには収入についての要件は記載されていません。この点から比較的作りやすいと言えるでしょう。
また、JALカードの他の普通カードの申し込み資格をみてみると、JCB・VISA・Mastercardは18歳以上(高校生を除く)であれば基本的に申し込みできます。
アメリカン・エキスプレスについては「18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方(学生を除く)」となっており他の国際ブランドと比べて審査基準が厳しいことが見て取れます。
JALカードSuicaの国際ブランドはJCBのみなので、この点から考えても比較的申し込みやすいカードであると考えられるでしょう。
審査にかかる日数
審査にかかる日数についても公表はされていないため、正確に知ることはできません。発行までの日数について、公式サイトには以下のように記載されています。
通常、カードのお届けには約2~3週間かかります。
早くても2週間程度かかるため、「最短即日発行」「3営業日発行」といったクレジットカードと比べると日数がかかると考えておきましょう。
フライトまでの日数に余裕がない場合など、少しでも早くJALカードSuicaが必要なら、「オンライン口座振替サービス」を利用してください。
オンライン口座振替サービスを利用した場合はカードが届くまでに約2週間、利用しない場合は約3週間かかります。
なお、オンライン口座振替サービスとは、オンライン入会の際に同時に支払い口座の登録手続きを行うサービスのことです。
ただし、不備があった場合や休日が続く場合など、それ以上に日数がかかるケースもあるため注意してくださいね。
また、「JALカード入会申込書」で申し込む場合も、返送の際に至急発行したい旨とカード受け取り希望日を記載したメモを同封し、返信用封筒に赤字で「至急」と記入することで約2週間での発行が可能です。
ただしカード受け取り希望日に間に合わない場合もあることを理解しておきましょう。
審査状況の確認方法
JALカードのインターネットサイトでカードの発行状況を確認することができます。
発行状況の確認には、受付番号・生年月日・電話番号が必要です。必要事項を入力したうえで「照会する」を押すと確認できますよ。
なお、受付番号とは入会申し込み完了画面あるいはメールに記載されています。審査完了後3ヶ月間に限って照会することが可能です。
審査に通すコツ
JALカードSuicaの審査に通すコツについて解説します。必ず審査に通るわけではない点を理解したうえで読み進めてくださいね。
- 申し込みの際は正確に入力・記入する
- 短期間に複数のカードを申し込まない
- クレジットヒストリーを積む
申し込みの際は正確に入力・記入する
JALカードSuicaに申し込む際は、記入漏れや誤りがないよう、正確に記入しましょう。
オンラインで申し込む場合は入力漏れがあると先に進めないので、間違いが少なくおすすめです。
記入漏れや誤字などがあると、信用力が低いと判断されて審査に通りにくくなる可能性があります。
また、審査に通りたいからと虚偽の申告をすることはあってはなりません。
虚偽であることが判明すると他のクレジットカードなども発行できなくなるので、必ず事実のみを申告してくださいね。
短期間に複数のカードを申し込まない
短期間に複数のカードを申し込むと、多重申込みと判断されて審査に通らない可能性があります。
クレジットカードの申し込み履歴は、個人信用情報機関に保存されており、カード会社が審査の際に照会します。
多重申込みの記録があると、「お金に困窮しているのではないか」「入会特典目的では」などと疑われる要因となります。
JALカードSuicaを発行したいなら同時に別のカードへ申し込むことはせず、少なくとも6ヶ月の期間を空けて申し込むようにしましょう。
クレジットヒストリーを積む
クレジットヒストリー(クレヒス)とは個人信用情報機関に保存されている信用情報で、クレジットカードの利用履歴や滞納情報などのことです。
クレジットヒストリーに問題がある場合はもちろんですが、クレジットカードを作った経験がなくクレヒスがない場合も審査に通らない可能性があります。
申し込みやすいクレジットカードで、クレヒスを積んでおきましょう。特に、30代以上でクレヒスがないのは審査落ちの要因になり得ます。
また、JALカードSuicaの上位カードへの入会を検討している場合は、JALカードSuicaで利用実績を積んでおくのも1つの方法ですよ。
JALカードSuicaがおすすめなのはこんな方
JALカードSuicaは以下のような方におすすめです。
- JALマイルを貯めたい方
- 日常的にSuicaを利用する方
JALマイルを貯めたい方
JALカードSuicaなら、毎年1度のボーナスマイル、フライト時に加算マイルがもらえるなど、飛行機を乗るほどマイルが貯まります。
また、年会費はかかりますがショッピングマイル・プレミアムに入会すれば普段のショッピングでも効率よくマイルが貯まります。
貯まったマイルは特典航空券に交換でき、お得な旅が実現できるでしょう。
日常的にSuicaを利用する方
JALカードSuicaはJALカードとSuica機能が一体になっており、クレジットカードとSuicaを1枚にまとめることができます。
そのため、Suicaを利用していてカードを増やしたくない方にもおすすめです。
さらに、飛行機の利用でマイル、JRの利用でポイントを貯められるので、空・陸の移動がよりお得になります。飛行機・新幹線での出張が多い方にぴったりと言えるでしょう。
また、Suicaへのオートチャージにも対応しています。貯まったポイントをマイルに移行することもできるので、飛行機に乗らずにマイルを貯めたい方にもおすすめできます。
上位カードと比べて年会費が安く、頻繁に飛行機を利用しない方でも十分元を取れるでしょう。
なお、1ランク上のJALカードSuica CLUB-Aは年会費が高くなる分、フライトでもらえるボーナスマイルがアップします。
さらに上位の「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」は空港ラウンジサービスや付帯保険などゴールドカードならではの特典が充実しています。
そういった特典を重視するなら上位カードを検討してみてくださいね。次の章で、上位カードとの違いについて簡単に解説します。
JALカードSuicaと上位カードとの比較
JALカードSuicaには、上位カード「JALカードSuica CLUB-Aカード」「JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード」があります。
違いについて簡単にみてみましょう。
項目 | 普通カード | CLUB-Aカード | CLUB-Aゴールドカード |
---|---|---|---|
年会費 | 2,200円(初年度無料) | 11,000円 | 20,900円 |
ショッピングマイル・プレミアム | 3,300円 | 3,300円 | 無料 |
付帯保険 | 最高1,000万円 | 最高5,000万円 | 最高5,000万円 |
入会搭乗ボーナス | 1,000マイル | 5,000マイル | 5,000マイル |
毎年初回搭乗ボーナス | 1,000マイル | 2,000マイル | 2,000マイル |
搭乗ごとのボーナス | 10%プラス | 25%プラス | 25%プラス |
JALビジネスクラス・チェックインカウンター | - | 〇 | 〇 |
空港ラウンジサービス | - | - | 〇 |
JALカードゴルファー保険 | - | - | 〇 |
CLUB-AカードとClUB-Aゴールドカードは年会費が高い分、フライトでもらえるボーナスマイルが普通カードより多く、旅行保険の内容が充実しています。
普通カードの旅行保険には付いていない、傷害・疾病治療費用や携行品損害についても補償されるので安心です。
また、CLUB-Aゴールドカードは通常3,300円の年会費がかかるショッピングマイル・プレミアムに無料で入会できます。
そのため、日常の支払いにカードを利用すると、常に通常の2倍のポイント、つまり100円の利用ごとに1ポイントが貯められます。
CLUB-Aカード・CLUB-AゴールドカードはJALビジネスクラス・チェックインカウンターが利用できるのも普通カードとの違いです。
そのほか、CLUB-Aゴールドカードなら空港ラウンジサービスが利用できたり、JALカードゴルファー保険が付帯するなどゴールドカードならではの特典が充実しています。
飛行機に乗る機会があまり多くなく、年会費を抑えてマイルを貯めたいなら普通カードがおすすめです。
一方で、飛行機によく乗る方や旅行保険や空港サービスなどの特典を重視したいなら上位カードがおすすめです。
上位カードになるほど年会費が高くなるので、年会費をペイできるか十分検討して選んでくださいね。
JALカードSuicaは空でも陸でもお得に使える
JALカードSuicaについて改めて確認しておきましょう。
- フライト・ショッピングでマイル・ポイントが貯まる
- Suicaチャージでもポイントが貯められる
- ポイントはマイルへの交換やSuicaチャージに使える
- マイルは特典航空券やSuicaチャージに使える
- 最高1,000万円の海外・国内旅行傷害保険が付帯
- JALタッチ&ゴーサービスで飛行機搭乗がスムーズに
JALカードSuicaは、JALカードとSuica機能が一体になっており、飛行機・JRの利用・ショッピングでマイル・ポイントが貯められます。
Suicaへのチャージでもポイントが付与され、マイルに移行もできるので、飛行機に乗らなくてもマイルが貯めやすくおすすめです。
貯まったマイルを特典航空券に交換すれば1マイル=2円以上の価値になる場合もありお得ですよ。
また、JALカードSuicaには最高1,000万円の旅行保険やJALタッチ&ゴーサービスも付帯しています。旅行保険は保有しているだけで補償が受けられます。
飛行機やJRをよく利用するならぜひ持っておきたいカードだと言えるでしょう。
JALカードSuicaを活用して、空でも陸でもお得にマイルを貯めてくださいね。