国民年金をクレジットカードで支払う方法とメリット・デメリット

  • 2020年8月8日
  • 2020年12月1日
クレジットカードの有効期限

毎年支払う国民年金をクレジットカードで支払えば、振り込み作業の手間が省ける上に、お得なポイント還元も受けられるのでおすすめです。

国民年金のクレジットカード払いには事前申請が必要で、申請書類には提出期限があるため、気になる方は忘れずに行っておきましょう。

今回は国民年金をクレジットカードで支払う方法やクレジット払いのメリット・デメリットについて詳しく解説します。

国民年金をクレジットカードで支払うメリット
  • 国民年金をクレジットカードで払えばポイントが貯まる上、口座振替よりもお得
国民年金をクレジットカードで支払うデメリット
  • クレジット払いでは「納付申出書」を期限までに提出する必要がある

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国民年金をクレジットカードで支払うには事前手続きが必要

振り込み申請

  1. 「国民年金機構」から「国民年金保険料クレジットカード納付申出書」をダウンロード
  2. 必要事項を記入し、必要書類を揃える
  3. 近くの年金事務所窓口または郵送で提出する

国民年金をクレジットカードで支払うには日本年金機構の公式サイトから「国民保険保険料クレジットカード納付申請書」をダウンロードし、必要事項を記入して提出する必要があります。

事前申請をしないとクレジットカードでの支払いができないので注意してください。

では、まず最初に国民年金の主な支払い方法やクレジットカード払いの事前申請に関する情報を詳しく紹介します。

国民年金の支払い方法は4種類

国民年金の納付で利用可能な支払い方法は以下の4つです。

  • 現金払い(納付書払い)
  • 口座振替
  • 電子納付
  • クレジットカード払い

「現金払い」は毎年送られてくる国民年金の納付書を使って、コンビニや金融機関で支払いを行います。

Pay-easyを利用した「電子納付」も可能で、この2つに関しては事前申請などは必要ありません。

「口座振替」および「クレジットカード払い」に関しては、事前に申請書を提出しておく必要があります。

クレジットカード払いをするには申請書の提出が必要

国民年金クレジットカード納付申請書

画像引用元:国民年金保険料|日本年金機構

国民年金をクレジットカードで支払うには「国民年金保険料クレジットカード納付申出書」(上写真)を含む、必要書類を近くの年金事務所の窓口または郵送にて提出する必要があります。

必要書類としては以下の4つがあります。

  • 国民年金保険料クレジットカード納付申出書
  • 基礎年金番号がわかるもの(年金手帳や納付書など)
  • 支払いで利用するクレジットカード
  • 国民年金保険料クレジットカード納付に関する同意書(※被保険者とカード名義人が異なるケース)

申請書と必要書類を準備して提出すれば、約1ヶ月ほどで手続きが完了します。

クレジットカードでは1ヶ月・6ヶ月・1年・2年分の支払いが選択可能

クレジットカード払いでも口座振り替えと同様、1ヶ月毎の支払いの他、「6ヶ月分」「1年分」「2年分」をまとめて支払う「前納」が可能です。

前納を選択した場合、期間に応じた割引が適用されるのでお得になっています。

令和2年度分の割引額は下記の通りです。

前納期間割引額納付金額
6ヶ月810円99,240円→98,430円
1年3,520円198,480円→194,960円
2年14,590円397,800円→383,210円

まとめて支払った方がお得なので、ぜひ前納を利用してみてください。

また、前納の開始月によっても割引額が異なるので詳しくはこちらを確認してください。

申請書の提出期限に注意が必要

国民年金をクレジットカード払いにするための事前申請には、書類の提出期限が設けられています。

提出期限を過ぎて提出した場合、その年の国民年金は従来の方法で納付しなければなりません。

申請期限は前納をするかどうか、前納の期間によっても異なります。

支払い方法提出期限
2年・1年・6ヶ月
(4月〜9月分)
2月末まで
6ヶ月
(10月〜翌3月分)
8月末まで
1ヶ月申し込みの1〜2ヶ月後に適用開始

前納を希望される方は提出期限を忘れてしまわないようにチェックしておきましょう。

国民年金のクレジット払いができるカード一覧

国民年金を支払えるクレジットカードは以下の通りです。

  • アメリカン・エキスプレス
  • イオンクレジットサービス株式会社
  • NC日商連
  • 株式会社OC:カード例)OC CARD
  • オリエントコーポレーション:カード例)オリコカード
  • 株式会社クレディセゾン:カード例)セゾンカード インターナショナル
  • 株式会社ジェーシービー
  • SMBCファイナンスサービス株式会社:カード例)セディナカード
  • ダイナースクラブ
  • ジャックス
  • 東急カード
  • トヨタファイナンス
  • 日専連
  • 三井住友カード株式会社:カード例)三井住友VISAカード
  • 三菱UFJニコス
  • UCS
  • ライフカード株式会社
  • 楽天カード株式会社
  • UCカード株式会社
  • VISA
  • MasterCard

ほぼ全てのクレジットカードが利用可能ですが、支払い予定のカードで国民年金が支払えるか、今一度確認しておきましょう。

国民年金をクレジットカードで支払う5つのメリット

クレジットカード

国民年金をクレジットカードで支払う5つのメリット
  • ポイントが貯まる
  • コンビニや銀行ATMまで行く必要がない
  • 支出をまとめて管理できる
  • 支払い日を約1ヶ月先延ばしにできる
  • 前納制度を使えば割引が適用される

国民年金をクレジットカードで支払う5つのメリットを解説していきます。

他の支払い方法よりも便利でお得になっているので、ぜひクレジットカード払いを利用してみてください。

ポイントが貯まる

クレジットカードで国民年金を支払うメリットは何といっても「ポイント還元」です。

1年分を前納した場合、令和2年度分の国民年金保険料は「194,960円」になるため、ポイント還元率が1.0%※のカードであれば「1,949円分」のポイントが獲得できます。

※100円につき1ポイントの場合

口座振替や現金払いではポイントは獲得できません。

国民年金は年間約20万円と金額の大きい支払いになるので、クレジットカード払いでポイントをもらっておかないともったいないです。

国民年金をクレジットカードで支払ってお得にポイントを貯めましょう。

国民年金の支払いがポイント対象外のカードもあるので注意!

クレジットカードの中には国民年金の支払い自体はできますが、「ポイント付与対象外」になっているものもあります。

例えば、以下のカードは国民年金の支払いがポイント対象外になっています。

ポイント目当てで国民年金をクレジットカードで支払おうと思っている方は、国民年金の支払いがポイント付与の対象になっているかを確認しましょう。

コンビニや銀行ATMまで行く必要がない

納付書を使っての支払いだと、支払いのたびにコンビニや金融機関まで行かなければなりません。

「忙しくで国民年金の支払いを忘れてしまった」といったことも起きてくるでしょう。

クレジットカード払いならコンビニや金融機関へ行く手間が省けますし、保険料の払い忘れも防げます。

納付の手間を省いてくれる支払い方法なのでおすすめです。

支出をまとめて管理できる

国民年金をクレジットカードで支払えば、その他の支出と同様に、お金の管理をカードの明細に1本化できます。

また、クレジットカード払いでは被保険者(納付者)とカード名義人が異なる人物※でも支払いが可能です。

※「国民年金保険料クレジットカード納付に関する同意書」の提出が必要

そのため、例えば配偶者の国民年金もまとめてカードで支払うといったことも可能になります。

それぞれ別々に国民年金を納付する手間が省けますし、支出もカードの利用明細にまとめられるので便利です。

支払い日を約1ヶ月先延ばしにできる

クレジットカード払いの場合、国民年金の納付日にカード会社による立替が行われるため、実際に支払うのはその後のカードの支払日となります。

そのため、実際にお金が引き落とされる日を約1ヶ月先延ばしにすることができます。

口座振替や現金納付だと必ず納付日に支払いをしておかなければなりませんが、クレジットカード払いなら支払いを引き延ばせます。

前納制度を使えば割引が適用される

国民年金を「6ヶ月分」「1年分」といった具合にまとめて納付すると支払う保険料が割引される「前納割引制度」が適用されます。

前納期間割引額納付金額
6ヶ月810円99,240円→98,430円
1年3,520円198,480円→194,960円
2年14,590円397,800円→383,210円
※令和2年度分の割引額

口座振替や現金払いでも前納割引は適用されますが、クレジットカード払いでもまとめて支払った方がお得です。

国民年金をクレジットカードで支払う4つデメリット

国民年金のクレジットカード払いにはデメリットもあるので、必ず確認しておきましょう。

国民年金をクレジットカードで支払う4つデメリット
  • クレジットカード払いにするには事前申請が必要
  • 支払い方法は「一括払い」のみしか使えない
  • 利用限度枠を圧迫する可能性がある
  • カード番号が変わったら再度申請書の提出が必要

クレジット払いには事前申請が必要

先ほど解説したように、国民年金のクレジットカード払いには事前申請が必要となります。

提出期限を過ぎてしまうと、クレジットカード払いが適用されるのは次回以降になってしまいます。

手続きの完了には約1ヶ月かかってしまうので、申請を行う際は時間に余裕を持っておきましょう。

支払い方法は「一括払い」のみしか使えない

国民年金のクレジットカード払いで利用できる支払い方法は「一括払い」のみです。「分割払い」「リボ払い」は利用できないので注意してください。

特に、1年分の保険料をまとめ払いすると1ヶ月で約20万円の出費をすることになります。

口座振替や現金払いでも同じことですが、まとめ払いをする際は一時的な出費が起きても問題ないように、余裕のある資金管理を心がけましょう。

利用限度枠を圧迫する可能性がある

前納割引制度を利用して保険料をまとめ払いする際は「利用限度枠」に注意しなければなりません。

特に、限度枠が30〜50万円程度の金額しかないと、1年分の保険料を支払っただけで限度枠をかなり圧迫してしまいます。

国民年金の納付と急な出費が重なってしまうと利用限度枠をオーバーしてしまい、カードの利用が一時的にできなくなってしまう可能性もあります。

限度枠を超えた状態で国民年金の納付日を迎えてしまうと支払いができず、後日送られてくる納付書で支払いをしなければなりません。

国民年金をクレジットカードで支払う際は、利用限度枠を確認し、納付前後の利用を考慮して調整しておきましょう。

カード番号が変わったら再度申請書の提出が必要

カードの紛失や盗難による再発行でカード番号が変わった場合や、納付に使っているクレジットカードを解約した場合は、再度手続きが必要となります。

再申請には「国民年金保険料クレジットカード変更申出書」の提出が必要です。申請書の内容自体は「納付申出書」と同様です。

こちらの手続きの際にも、以下の必要書類を提出しなければなりません。

  • 国民年金保険料クレジットカード変更申出書
  • 基礎年金番号がわかるもの(年金手帳や納付書など)
  • 支払いで利用するクレジットカード
  • 国民年金保険料クレジットカード納付に関する同意書(※被保険者とカード名義人が異なるケース)

カード番号が変更になった場合や解約して別のカードで年金を支払う場合、結婚や引越しで登録情報が変わった方は申請書の提出を忘れずに行ってください。

ポイント還元込だとクレジット払いの方が口座振替よりもお得!

国民年金のクレジットカード払いでは「前納割引制度」を利用することで、まとめ払いに対して保険料の割引が適用されます。

ただ、前納割引自体は口座振替でも適用されますし、割引額は口座振替の方が上でです。

前納期間割引額
(クレジットカード)
割引額
(口座振替)
差額
6ヶ月810円1,130円320円
1年3,520円4,160円640円
2年14,590円15,840円1,250円
※令和2年度分の割引額

これを見ると「クレジットカードよりも口座振替の方がお得なのでは?」と思ってしまうかもしれません。

しかし、クレジットカードには割引に加えて「ポイント還元」も得られます。

例えば、1年分の前納(保険料:194,960円)をクレジットカードでした場合、還元率1.0%だと「1,949円分」のポイントが還元されます。

還元率0.5%だったとしても「974円分」のポイントがもらえるので、口座振替で前納割引を適用するよりもお得になります。

ポイント還元込で考えると、国民年金はクレジットカードで支払うのが最もお得なので、是非利用してみてください。

国民年金の支払いにおすすめなクレジットカード3選

ここでは国民年金の支払いにおすすめのクレジットカード3選を紹介します。

ポイント還元率が高いカードばかりなので、国民年金の支払いをよりお得にできるでしょう。

楽天カード

楽天マスターカード

楽天カード
還元率ポイント1.0%~
マイル0.5%~
年会費初年度無料
2年目以降
家族カード
旅行保険海外最高2,000万円(利用付帯)
国内なし
ETCカード発行手数料無料
年会費550円
※楽天会員ランクがプラチナ以上の場合は無料
電子マネーQUICPay、楽天Edy
国際ブランドVISA、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB
発行会社楽天カード株式会社
発行期間最短1週間

「ポイントの貯まりやすさ」に強みを持つ楽天カードは国民年金の支払いでも1.0%の楽天ポイントが還元されます。

携帯料金や光熱費などの固定費を楽天カードでの支払いにまとめれば、年間でかなりのポイントが貯められるでしょう。

楽天市場でのポイント還元率が3.0%になるなど、日常使いのクレジットカードとしても魅力あふれるカードです。

ヤフーカード

ヤフーカード(Yahoo!カード)

ヤフーカード
還元率ポイント1.0%~
マイル0.5%~
年会費初年度無料
2年目以降
家族カード
旅行保険海外なし
国内
ETCカード発行手数料無料
年会費550円
電子マネーQUICPay
国際ブランドVISA、Mastercard、JCB
発行会社ワイジェイカード株式会社
発行期間最短1週間

ヤフーカードもポイント還元率に強みを持っており、国民年金の支払いでも通常通り1.0%のTポイントが還元されます。

Yahoo!ショッピングでポイントが3倍になったり、PayPayへのクレジットチャージが可能だったりと、さまざまなお得な点があります。

年会費も無料で使いやすく、固定費の支払いでポイントを荒稼ぎしたい方におすすめのカードです。

JCB CARD W

JCB CARD W

JCB CARD W
還元率ポイント1.0%~
マイル0.6%~
年会費初年度無料
2年目以降
家族カード
旅行保険海外最高2,000万円(利用付帯)
国内なし
ETCカード発行手数料無料
年会費
電子マネーQUICPay
国際ブランドJCB
発行会社株式会社ジェーシービー
発行期間最短3営業日発行(届くのは1週間後)

JCB CARD Wは18歳〜39歳までの方が申し込める年会費無料クレジットカードです。

国民年金の支払いも可能でポイント付与の対象に含まれており、通常のJCBカードよりも2倍のOki Dokiポイントが貯まるのが魅力となっています。

さらに、新規入会後3ヶ月間はポイントが4倍になります。入会後にポイント還元率が上がるカードですので、国民年金の支払いに合わせて入会するのがおすすめです。

申請書の提出期限に注意して国民年金をクレジットカードで払おう!

クレジットカードを差し出す手

国民年金の支払いはクレジットカード払いが一番お得
  • クレジット払いには事前申請が必要で、カード番号や登録情報の変更の際にも再度申請が必要
  • 前納割引だと口座振替のほうが割引額が上だが、ポイント還元率込みならクレジット払いのほうがお得
  • ポイント還元率1.0%の高還元クレジットカードで国民年金を払うと非常にお得
  • 国民年金のクレジットカード払いは「一括払いのみ」なので家計の管理に注意する

国民年金をクレジットカード支払う方法やクレジット払いのメリット・デメリットについて解説しました。

クレジットカードで支払えば、お得なポイント還元も受けられますし、まとめ払いによる割引も適用されます。

利用限度枠や事前申請など注意すべき点はありますが、国民年金の支払いをよりお得にしたい方はクレジットカード払いを利用してみてください。