MUFGカードは、三菱UFJニコスが発行しているクレジットカードです。
クレジットカードには、それぞれ締め日と支払い日があり、毎月カードの支払い日を意識している人は多いでしょう。
しかし、中には利用しているクレジットカードの締め日を知らない人もいるのではないでしょうか。
また、口座の残高が少なく引き落としができなかった場合にどうなるのか気になっている人もいるでしょう。
そこで、今回はMUFGカードの締め日や支払い日、口座の残高不足で引き落としができなかった場合の対処法について紹介します。
- MUFGカードの締め日は毎月15日
- MUFGカードの支払い日は、締め日の翌月10日
- 支払いが遅延すると遅延損害金が発生する
- 支払いが遅れた場合はすぐにカード会社に連絡をする
MUFGカードの締め日と支払い日
画像引用元:クレジットカードの基本|クレジットカードなら三菱UFJニコス
クレジットカードには、締め日と支払い日があります。
クレジットカードを利用する際は、締め日と支払日を意識して利用することがポイントです。
支払い日の直前に焦ったり、翌月の支払いが予想以上に多くなったりしないように、締め日と支払い日を把握しておきましょう。
ここでは、MUFGカードの締め日と支払い日について紹介します。
MUFGカードの発行会社
MUFGカードは、三菱UFJ銀行の口座を開設した際に勧められることの多いクレジットカードです。
そのため、MUFGカードは三菱UFJ銀行のカードだと思っている人もいるのではないでしょうか。
実際は、MUFGカードは三菱UFJ銀行の子会社である三菱UFJニコスが発行しています。
そもそも「締め日」「支払い日」とは?
「締め日」とは、クレジットカードの支払い金額が決まる日のことです。
例えば、締め日が1月15日の場合は、12月16日〜1月15日までに利用した代金が2月に請求されます。
しかし、締め日の1月15日に利用した分は、加盟店によってはタイムラグが生じる場合があり、3月の支払いとなる場合がありますので、確認が必要です。
次に「支払い日」とは、クレジットカードの利用代金が口座から引き落とされる日のことです。
例えば、2月10日が支払い日の場合は、12月16日〜1月15日に利用した代金が、指定の口座から自動引き落としされます。
MUFGカードの「締め日」と「支払い日」はいつ?
「締め日」と「支払い日」の意味は理解できたかと思います。
では、MUFGカードの締め日と支払い日はいつなのでしょうか。
- 締め日:毎月15日
- 支払い日:締め日の翌月10日
VISA・MasterCard・アメックスなど、どのカードブランドでも締め日や支払い日は同じです。
例えば、1月16日〜2月15日の間に利用した代金は、2月15日に締められ、3月10日にまとめて引き落としされます。
なお、支払い日が金融機関の休業日(土日祝日)だった場合は、翌営業日に引き落としされます。
締め日は土日祝日や連休に関係なく毎月15日です。
引き落とし時間は、登録している引き落とし口座によって異なります。
金融機関によっては、10日の0時になった瞬間に引き落としが行われたり、10日の昼頃に引き落とされたりする場合があります。
そのため、支払い日の前日までには口座に入金しておきましょう。
締め日当日に利用した場合の支払い日
締め日当日にMUFGカードを利用した代金は、次の支払い日に請求される場合と、2回目の支払い日に請求される場合があります。
例えば、2月15日にMUFGカードを利用した場合は、支払いが4月10日になる場合もあれば、5月10日になる場合もあるのです。
MUFGカードの締め日は、利用した日ではなく、代金が請求された日が基準となります。
そのため、利用したお店がカード会社へ請求して手続きが完了した日にちによって支払う代金が決まります。
コンビニなどでは、ほぼリアルタイムで売り上げ情報を請求しているので、15日に利用した代金は翌月10日の支払いになる場合が多いです。
しかし、他の小売店などでは、15日に利用したものが16日に処理される場合があります。
ボーナス一括払いの引き落とし日
MUFGカードの支払いは、通常、毎月行われます。
その通常の支払いとは別に、「ボーナス一括払い」もあります。
ボーナス一括払いとは、夏と冬にボーナスが出る月に一括して支払う方法です。
なお、利用期間によって支払い日が違います。
- 夏のボーナス(12月16日〜6月15日)の支払い日:8月10日
- 冬のボーナス(7月16日〜11月15日)の支払い日:翌年1月10日
「締め日」「支払い日」の変更は不可
MUFGカードでは、締め日と支払い日の変更はできません。
他のクレジットカードでは、締め日と支払い日が何種類かあり選ぶことができる場合もあります。
しかし、MUFGカードの場合は、締め日と支払い日は固定されています。
「締め日」「支払い日」に関連する注意事項
締め日、支払い日に関連することで、注意すべきことを挙げておきます。
引き落とし口座はネットか電話で変更可能
MUFGカードでは、締め日や支払い日の変更はできませんが、引き落とし口座を変更することは可能です。
引き落とし口座を変更したい場合は、MUFG CARD WEBサービスにログインをしてオンラインで変更できます。
三菱UFJ銀行以外の口座を引き落とし口座に登録したい場合は、下記に電話をかけて「お客様情報変更届用紙」を取り寄せる必要があります。
- 0120-112-880
- 03-5489-3361
年中無休、24時間受付です。
電話する際は、手元にMUFGカードを用意してからかけましょう。
締め日に確認した金額と実際に支払う金額が違う理由
MUFGカードの締め日に確認した金額と、実際に引き落とされた金額に違いがあった場合は不安になりますよね。
もし、締め日に確認した金額と支払った金額が違う場合は、利用したお店やサービス事業者が売上請求の処理を行った日にちが締め日を過ぎていた可能性が高いです。
特に、インターネットショッピングの場合は、売上請求をするタイミングが商品を発送した後に行われるので、商品発送が遅れると実際の利用分と引き落とし金額に違いがある場合があります。
MUFGカードの締め日と支払い日を確認する方法
MUFGカードの締め日と支払い日は1つしかないので、MUFGカードのみ使っている人は締め日や支払い日を忘れてしまったり、間違ったりすることはあまりないはずです。
しかし、複数のクレジットカードを利用している人は、MUFGカードの締め日と支払い日が分からなくなることもあるでしょう。
MUFGカードの支払い日、請求額を確認する方法は3つあります。
- WEBサービスで確認する
- 紙の利用明細で確認する
- 自動音声応答サービスで確認する
WEBサービスで確認する
MUFGカードを利用している人は、「MUFG CARD WEBサービス」を利用できます。
MUFG CARD WEBサービスにログインすることで、支払い日、請求額、利用明細を確認できます。
紙の利用明細で確認する
MUFGカードでは、希望すれば紙の利用明細を郵送することも可能です。
郵送を選択している場合は、届いた利用明細を確認することで支払い日や請求額を確認したり、個別の利用内容も確認できます。
なお、ハガキ・封書の利用明細を郵送してもらうと、1通当たり90円(税別)の発行手数料がかかります。
自動音声応答サービスで確認する
MUFGカードでは、カードの種類によって専用の電話番号があります。
自分の持っているカードデスクに電話をすることで、支払い日や請求額、利用可能額を知ることができます。
会員専用の窓口電話番号は以下の通りです。
【MUFGカード・アメリカン・エキスプレス・カード全般】
- 0570-050558
- 03-5489-6116
- 受付時間:9:00〜17:00(無休)
- 0570-001103
- 03-5489-6182
- 受付時間:9:00〜17:00(無休)
- 0120-088581
- 03-5489-6183
- 受付時間:9:00〜17:00(無休)
【VISA・MasterCard】
- 0570-050535
- 03-5489-6165
- 受付時間:自動音声応答 9:00〜17:00(無休)
- 0570-022115
- 03-5489-0292
- 受付時間:自動音声応答 24時間(無休)
- 0120-722720
- 03-5489-3352
- 受付時間:自動音声応答 24時間(無休)
支払い日に口座引き落としができなかった場合
MUFGカードの利用代金が、引き落とし口座の残高不足のため引き落としができなかった場合はどうなるのか、気になる人もいるでしょう。
クレジットカードは、信用をもとにしてお金を一時的に立て替えて、後から支払いをするという仕組みです。
そのため、支払い日に代金が支払えないと、リスクを負うことになります。
ここでは、MUFGカードの支払い日に口座引き落としができなかった場合について紹介します。
金融機関によっては「再引き落とし」が可能
MUFGカードの支払い日に引き落としができなかった場合は、登録している金融機関によっては「再引き落とし」が可能です。
- 三菱UFJ銀行・三井住友銀行・みずほ銀行・りそな銀行・埼玉りそな銀行・横浜銀行・京都中央信用金庫・ローソン銀行の場合:引き落としの翌日から月末(土日祝日の場合は前営業日)まで毎日
- じぶん銀行:引き落としの翌日から月末までの間で最大4回
- それ以外の金融機関:再引き落としなし、指定口座への振込み
なお、ローソン銀行は「ローソン Ponta プラス」のみ、支払口座に設定できます。
引き落としができないとハガキ・封書が来る
口座の残高不足で引き落としができなかった場合は、三菱UFJニコス株式会社カスタマーズセンターからハガキか封書が来ます。
再引き落としが可能な金融機関を引き落とし口座として登録している場合は、ハガキで未納金を支払う必要はありません。
再引き落としを実施していない金融機関を登録している場合は、振込取扱票で未納金の支払いをしましょう。
案内状が来た場合の入金の手順
- 案内状の種類を確認する
- 入金方法を確認する
- 請求額を確認する
案内状は3種類あります。
青色のハガキ
緑色のハガキ
封書
画像引用元:「カードご利用代金に関するご案内(連絡)」ご案内状の見方とお手続き方法 | ご利用代金のお支払 Q&A | 三菱UFJニコス
Aの部分に「再度、口座からお引き落としさせていただきます」と記載されている場合は、Bに記載されている指定口座から再度引き落としされます。
- 三菱UFJ銀行
- 三井住友銀行
- みずほ銀行
- りそな銀行
- 埼玉りそな銀行
- 横浜銀行
- 京都中央信用金庫
- ローソン銀行
上記の口座を登録している人は、月末最終営業日まで毎営業日引き落としされます。
じぶん銀行を利用している人は、月末日まで最大4回の口座引き落としを行っています。
Aに「『②お振込口座』へお手続きをお願いいたします」と記載されている場合は、Bに記載されている振込口座に振り込みましょう。
また、今回引き落としができなかった金額はCに記載されています。
そのため、Cに記載されている金額を確認して、請求額を入金しましょう。
遅延した場合のリスク
MUFGカードの支払いが遅延した場合は、様々なリスクが生じます。
- 遅延損害金が発生する
- カードの利用を一時停止される
- 信用情報に傷がつく
- 家や職場に電話が来る
カードの代金の引き落としができないと、遅延損害金が発生して余計な支払いをしなくてはいけなくなったり、カードの利用が一時的にできなくなったりします。
そのため、事前に口座に残高を準備しておくことが一番ですが、もしも引き落としができなかった場合はすぐに対応することが大切です。
遅延損害金が発生する
口座の残高不足で引き落としができなかった場合は、引き落とし日の翌日から遅延損害金が発生します。
遅延損害金は、ショッピング利用代金、年会費などは未払債務額(リボ払いを除く)に対して年14.55%を乗じた額がかかります。
例えば、10万円の利用額を10日間遅延した場合の遅延損害金を計算してみましょう。
未納金を支払うまでの日数分だけ遅延損害金が加算されるので、もしも支払い日が引き落としできなかった場合は、なるべく早く支払うようにしましょう。
カードの利用を一時停止される
MUFGカードは、支払い日に引き落としができなかった場合は、すぐに利用できなくなります。
また、未納金の支払いをした後も、金融機関から支払いの情報が三菱UFJニコスに届くまで数日かかります。
そのため、未納金の支払いをしたとしても、すぐに利用できるようになるわけではありません。
信用情報に傷がつく
MUFGカードの支払いができなかった場合は、信用情報に傷がついてブラック化してしまう恐れがあります。
信用情報がブラック化してしまうと、5年間は新しいクレジットカードを作ったり、ローンの審査に通過できなくなったりします。
家や職場に電話が来る
MUFGカードの引き落としができなかった場合は、電話で催促の連絡が来ます。
最初は自分の携帯に連絡が来て、携帯で連絡が取れない場合は自宅や勤務先に連絡が来ます。
家や職場にも電話が来ると、家族や職場の人に支払いを滞納していることが知られてしまう可能性があります。
引き落としができなかった場合は、本人と連絡が取れない限り何度もかかって来るので、応対して支払いの相談をするようにしましょう。
支払いが遅れてしまったときの対処法
MUFGカードの支払いが遅れてしまった場合は、様々なリスクがあります。
最悪の場合はクレジットカードの信用情報に傷がついてしまったり、カードの利用ができなくなったりします。
そのため、支払いが遅れてしまった場合はすぐにカード会社に連絡をしたり、専門機関に相談したりすることが大切でしょう。
そこで、ここでは支払いが遅れてしまったときの対処法についてご紹介します。
対処法1:すぐにカード会社に連絡をする
MUFGカードの代金が引き落としできなかった場合は、すぐにカード会社に連絡をしましょう。
滞納したままでいると、MUFGカードが使えなくなったり、自分の信用情報がブラック化してしまう恐れがあります。
もし、引き落としができなかった場合は、すぐにカード会社に連絡をして事情を説明することが大切です。
- 0570-550202
- 052-259-1761
支払い可能な期日を約束する
MUFGカードの担当者に連絡をすると、未納金をいつまでに支払うことができるのか聞かれます。
ここで、確実に支払い可能な期日を約束しましょう。
無断で支払いの期日を過ぎてしまうと、カード会社からの信用が低くなってしまうので注意が必要です。
事前にリボ払いや分割払いにする
支払い日まで日数がある場合は、支払い方法をリボ払いや分割払いに変更するのも良いです。
一括払いができそうにない場合は、事前に支払い方法の変更をすることで滞納せずに済むでしょう。
あとdeリボ・あとde分割は、カードを利用した後でも利用代金をリボ払いや分割払いに変更できるサービスです。
あとdeリボ・あとde分割の申し込み方法は、MUFGカードWEBサービスにログインをして手続きをすることができます。
しかし、請求日を過ぎている場合は、支払い方法の変更はできません。
対処法2:専門機関に相談する
支払い日を過ぎても未納金が支払えない場合は、専門機関に相談することもおすすめです。
- 国民生活センター・消費生活センター
- 日本クレジットカウンセリング協会
- 弁護士などの専門家
国民生活センター・消費生活センターに相談する
国民生活センター・消費生活センターでは、カードを使った内訳・支払い状況などを説明することで相談に乗ってもらえます。
全国に700箇所以上あるので、最寄りのセンターは公式サイトで確認してみると良いでしょう。
日本クレジットカウンセリング協会に相談する
日本クレジットカウンセリング協会では、多重債務者の支援を行っている公共機関で、借金や支払いの相談に乗ってくれます。
無料で相談できますが、通話料がかかるので注意しましょう。
また、電話の相談では解決しない場合は、実際に会って相談することも可能です。
0570-031-640
弁護士など専門家に相談する
借金や多重債務・債務整理は弁護士の専門分野です。
弁護士への相談は基本的には有料ですが、最初の相談は無料でできる場合もあります。
支払い日を確認して口座に十分な残高を準備しよう
- MUFGカードの締め日は毎月15日
- MUFGカードの支払い日は翌月10日
- 支払いが遅延すると遅延損害金が発生する
- 支払いが遅れた場合はすぐにカード会社に連絡をする
MUFGカードの支払日は、10日で固定されています。
しかし、クレジットカードを何枚も利用している人は、支払い日がいつなのか分からなくなってしまうこともあるでしょう。
支払い日に口座の残高が少なく引き落としができないと、遅延損害金が発生したり、カードの信用情報がブラック化してしまう恐れがあったりと、いろいろとリスクがあります。
そのため、支払い日を確認して、事前に十分な口座残高を準備をおくことが大切です。
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