おサイフケータイという言葉を聞いたことがないという人は、今やかなり少ないと思います。
しかし、聞いたことはあっても実際に使ったことがない人は多いのではないでしょうか。
2020年に東京オリンピックを控えている日本でも、キャッシュレス化がかなり進んでいます。
この先、キャッシュレスが当たり前になることも考え、今から徐々に使い慣れていくことをおすすめします。
- 電子マネーを使ってスマホで支払いをする
- 電子マネーをスマホに連携させる
- 乗車券や航空券の代わりにスマホをかざして交通機関を利用する
- ポイントカードや会員証との連携
今回は、キャッシュレス決済ツールであるおサイフケータイのサービス内容やできること・できないことについて詳しく解説していきます。
クレジットカード払いもキャッシュレス決済の一部ですが、スマホ払いにすることでクレジットカードや財布を持ち歩く必要がなくなり、かなり便利になります。
キャッシュレス決済をしてみようと考えている人は是非一度おサイフケータイを試してみてはいかがでしょうか。
カード名 | PayPayカード | JCB CARD W | dカード | 楽天カード | au PAY カード | イオンカードセレクト | メルカード | セゾンパール・アメリカン エキスプレス(R)・カード |
年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 無料 | 1,100円 年1回の利用で無料 |
還元率 | ご利用金額200円(税込)ごとに 1.0%〜5.0% | 1.0%~10.5% ※J1 | 1.0%~3.0% | 1.0%~3.0% | 1.0% | 0.5%~1.0% | 1.0~4.0% | 0.5%~3.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard、JCB | JCB | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | Visa、Mastercard | Visa、Mastercard、JCB | JCB | American Express |
入会特典 | 新規入会+ Amazon利用で最大10,000円 キャッシュバック 2023年12月5日(火)~2024年3月31日(日) | 新規入会&利用 +公共料金などすべて支払い 最大8,000ポイント プレゼント 2024年6月1日(土)〜 | 新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント | 新規入会&ご利用特典で 合計最大5,000Pontaポイント プレゼント | 新規入会&条件達成で 大10,000円相当 もらえる! ①Web入会&利用で最大5,000ポイント、 ②分割いご利用で最大5,000円分進呈 | メルカリ利用で 最大8,000円分お得 (2023/6/1~6/30) | 最大8,000円相当 プレゼント |
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申込対象 | 18歳以上 | 39歳以下 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 | 18歳以上 ※5 | 20歳以上 | 18歳以上 |
発行スピード | 最短7分 (申込5分、審査2分) | 最短5分※4 | 最短5営業日 | 最短1週間 | 最短4営業日 | 2〜3週間 | 最短4営業日 | 最短5分 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※5 高校生卒業年度の1月1日から3月31日までの期間であれば、高校生の方でもお申込みいただけます。
おサイフケータイとは?
まず、おサイフケータイとはどのような機能なのか解説していきます。
おサイフケータイは、スマホ内部に搭載されているFeliCaチップを利用し、チップを専用の機械にかざして認識させることで決済を行える電子決済サービスです。
FeliCaチップはSONYが開発、おサイフケータイ自体はNTTドコモが開発したもので、最初におサイフケータイが搭載されたのはドコモのガラケーでした。
最近話題のキャッシュレス決済ですが、ガラケーの頃からおサイフケータイはあったのです。
Androidスマホで使えるスマホ決済アプリ
おサイフケータイとは、Androidスマホで使える決済アプリのことです。
おサイフケータイは元々ドコモのガラケーから始まったサービスですが、現在ではAndroidスマホ専用のスマホ決済アプリとなっています。
iPhoneで利用することはできません。
基本的に国内メーカーのスマホで使えることが多い
最近では海外メーカーのハイエンドスマホも日本向けにおサイフケータイを搭載するようになりましたが、基本的に国内メーカーのスマホで使えるケースが多いです。
代表的なのはSHARPのAQUOSシリーズやSONYのXperiaシリーズあたりです。
海外メーカーの格安スマホはAndroidスマホでも対応していない場合が多いでしょう。
おサイフケータイで使える電子マネーは7種類
おサイフケータイで使える電子マネーは下記の通りです。
- iD
- Suica
- QUICPay
- 楽天Edy
- WAON
- nanaco
- スターバックスカード
このように、大手の電子マネーのほぼ全てをおサイフケータイで利用することができます。
どれか1つではなく、使いたい電子マネーを複数使い分けるのもおすすめです。
支払い時には機械にスマホをかざして使う
支払い時には、機械にスマホをかざして決済を行います。
スマホの背面を機械にかざすと音が鳴り、それが決済完了の合図となります。
バーコードを読み込んで支払うタイプのスマホ決済アプリもありますが、Felicaチップを読み込むおサイフケータイの支払い方法の方がスムーズです。
- Androidスマホで使えるスマホ決済アプリ
- 基本的に国内メーカーのスマホで利用することができる
- 7種類の電子マネーを使うことができる
- 支払い時には機械にスマホをかざしてFelicaを読み取る
次の章ではおサイフケータイでできること・できないことについて解説します。
おサイフケータイの使い方|初期設定からカード登録・解除方法まとめおサイフケータイでできること
次に、おサイフケータイでできることについて解説します。
おサイフケータイでできることは下記の通りです。
- 電子マネーの連携
- 電子マネーを使ったスマホでの支払い
- 乗車券や航空券の利用
- クーポンやポイントカードの連携
おサイフケータイと聞くと、買い物で利用するだけかと思われがちですが、スマホをかざして電車や飛行機に乗車・搭乗することもできます。
また、クーポンやポイントカードを連携させることもできます。
電子マネーの連携
電子マネーは基本的にそれぞれの電子マネーの利用登録を行い、プラスチックカードを発行して利用するものでした。
しかし、おサイフケータイは電子マネーとスマホを連携させられるので、スマホが電子マネーのプラスチックカード代わりとなるのです。
電子マネーを使ったスマホでの支払い
おサイフケータイによってスマホが電子マネーのプラスチックカード代わりになるということは、スマホで電子マネーを使って支払うことができるということです。
おサイフケータイの場合、スマホを機械にかざして音が鳴るまで待つだけです。
その時間は最短1秒程度で、財布からお金やプラスチックカードを出したりお釣りをもらう手間が一切ありません。
スマホを乗車券や航空券として利用できる
おサイフケータイは電子マネーの他に、Suicaなどの交通系ICカードや航空券を連携させて利用することも可能です。
通常であれば切符を改札口に入れたりカードを出してかざして改札口を通らないといけませんが、スマホをピッとかざすだけで改札を通ることができるようになります。
また、電車だけでなくJALやANAの飛行機に搭乗する際にも使用できるので、搭乗時の手間も大きく省くことができます。
電車や飛行機をよく利用する人におすすめです。
クーポンやポイントカードなどの会員証との連携も
クーポンやポイントカードなどの会員証もおサイフケータイと連携することができます。
おサイフケータイという名前の通り、おサイフケータイはスマホを財布にしてお金からポイントカード、定期券や航空券まで入れられる仕組みとなっています。
スマホ1つが財布代わりになるので、財布をわざわざ持ち歩く必要がありません。
おサイフケータイでできないこと
次に、おサイフケータイでできないことについて解説します。
- クレジットカードの連携
- 電子マネーの一括設定・管理
- 航空券・ポイントカード類の一括設定・管理
基本的におサイフケータイは、電子マネーや乗車券、航空券などをまとめるだけの文字通り財布のような機能のアプリです。
そのため、おサイフケータイはただお金やカードを入れているだけであり、直接管理や設定をすることができません。
それぞれのお金やカードの設定は、個別に行う必要があります。
おサイフケータイが今日に至るまでそこまで普及していないのも、その使い勝手の悪さが原因なのかもしれません。
クレジットカードの連携
おサイフケータイはクレジットカードと連携することができません。
つまり、おサイフケータイでクレジットカードを利用することができないのです。
クレジットカードを利用するとしたら、電子マネーのチャージ先や支払先に設定し、間接的に利用するしか方法がありません。
クレジットカードが使えるのは楽天ペイやApple Payのような別のスマホ決済アプリです。
電子マネーの一括設定・管理
おサイフケータイは、1つのアプリに電子マネーやポイントカード、定期券などを入れることができても、それぞれを管理することはできません。
電子マネーの設定や管理は、それぞれの公式サイトやアプリで行う必要があり、おサイフケータイで完結させることができないのです。
つまり、電子マネーのチャージ先を1つのクレジットカードにしたいと思っても、1度で全ての電子マネーの設定ができるわけでなく個別で対応しなければいけないのです。
航空券・ポイントカード類の一括設定・管理
電子マネーと同様に、航空券や乗車券、ポイントカード類の一括での設定や管理も行うことができません。
こちらもそれぞれの公式サイトやアプリで個別に設定する必要があるので、おサイフケータイはいろいろな電子マネーや乗車券、航空券を収納する容れ物といったところです。
- スマホと電子マネーの連携・支払い
- 乗車券・航空券の利用
- クーポンや会員証などの連携
- クレジットカードは使えない
- 電子マネーの一括設定や管理もできない
次の章では、おサイフケータイのメリット・デメリットを紹介します。
おサイフケータイのメリット
次に、おサイフケータイのメリットについて解説します。
おサイフケータイは、名前の通りスマホをお財布として使うことができる機能なので、カードや財布を持たずに買い物をすることができます。
また、お財布ケータイで利用できる電子マネーのほとんどは独自にポイントを貯めることができるので、現金を使うよりもおサイフケータイを使った方がお得に買い物ができます。
また、駅や空港でもスムーズに乗車・搭乗できるので、普段から電車や飛行機を利用している人にもおすすめです。
カードや財布がなくてもスマホで簡単に支払いができます。
そのため、カードや財布を持ち歩く頻度が減るので、紛失や盗難のリスクを抑えることができます。
電子マネーを使ってポイントを貯めることができる
ほとんどの電子マネーは独自のポイントプログラムを持っており、電子マネーを利用するごとにポイントが貯まります。
ポイントが貯まるクレジットカードをチャージ先に設定すれば、電子マネーのポイントと合わせてポイントの2重取りが可能になります。
電車や航空機の利用の手間が省ける
改札でわざわざICカードを出す必要も、搭乗時に航空券を出す必要もありません。
スマホが切符や定期券・航空券代わりになるので、乗車・搭乗時スムーズに行動することができます。
おサイフケータイのデメリット
次に、おサイフケータイのデメリットについて解説します。
おサイフケータイは、正直あまり広く普及していません。ガラケーの頃からあったのに、名前は聞いたことがあっても使ったことがないという人が多いのです。
確かにキャッシュレスに慣れていない国民性であることは確かですが、最近は別のスマホ決済アプリはかなり人気があり、ユーザー数が爆上げしています。
他のスマホ決済アプリの需要が高まっているというのに、おサイフケータイがそこまで普及されていないのには、おサイフケータイのデメリットが原因だと思われます。
アプリで電子マネーやポイントカードの一括管理・設定ができない
おサイフケータイのアプリで電子マネーやポイントカードの一括管理・設定ができません。
これが原因で、おサイフケータイは使い勝手が悪いと不評の声があります。
たくさんの電子マネーを利用できるのは魅力ですが、それぞれ個別に設定しなければいけないのでかなり面倒であることは間違いありません。
クレジットカードが使えない
Apple Payはクレジットカードを使うことができますが、おサイフケータイはクレジットカードが使えません。
万が一使うとしても、電子マネーのチャージ先または支払先としてしか利用することができません。
クレジットカードを使いたいのであれば別のスマホ決済アプリを利用するしかないでしょう。
充電が切れている時・ソフトウェアアップデート中は使えない
スマホを財布代わりにして使うので、充電切れの時やソフトウェアアップデートで再起動を行っている時などは利用することができません。
このように、スマホの状態によって使えない場合もあるので、完全に財布を持たないで行動するというのは難しいでしょう。
おサイフケータイはキャッシュレスの先駆者だが少し使い勝手が悪い傾向にある
最後に、おサイフケータイのメリット・デメリットについてまとめます。
- カードや財布がなくてもスマホ1つで買い物ができる
- 電子マネーを利用してポイントを貯めてお得に買い物できる
- 電車への乗車・飛行機搭乗時の手間が省ける
- 電子マネーの一括設定や管理をすることができない
- クレジットカードが使えない
- 充電が切れている時やアップデート中は利用不可
おサイフケータイは、カードや財布がなくてもスマホ1つで買い物ができるスマホ決済アプリです。
Androidスマホには定番の決済アプリですが、そこまで利用している人は多くありません。
大手の電子マネーは大半利用できますし、交通系の電子マネーや航空券も利用できるのに何故なのでしょうか。
それは、おサイフケータイはそれぞれの電子マネーを個別で設定しなければいけないからです。
また、クレジットカードも利用できないので同じスマホ決済アプリであるApple Payと比べるとやはり不便な点が目立つというのが正直なところ。
しかし、プリインストールされているスマホ決済アプリではあるので、お試し程度に使ってみるのもおすすめです。
おサイフケータイを試してみて、使ってみた感想を元に今後自分に合ったスマホ決済アプリを探してみてはいかがでしょうか。
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