楽天カード、楽天ポイント、楽天ペイ、楽天Edy…楽天○○のサービスは多々あります。
ただでさえ多い中さらに”楽天キャッシュ”という電子マネーもできました。
この記事では新しくリリースされた楽天キャッシュについての解説と、似たサービスである楽天スーパーポイントとの違いについてお話します。
楽天キャッシュが何であるかを理解すれば、生活はより便利になるかもしれません。お付き合いください。
カード名 | 楽天カード![]() | 楽天PINKカード![]() | 楽天プレミアムカード![]() | 楽天カードアカデミー![]() | 楽天ゴールドカード![]() |
年会費 | 無料 | 無料 | 11,000円 | 無料 | 2,200円 |
還元率 | 1.0%~3.0% | 1.0%~3.0% | 1.0%~5.0% | 1.0%~4.0% | 1.0%~3.0% |
国際ブランド | VISA、Mastercard、 JCB、American Express | VISA、Mastercard、 JCB、American Express | VISA、Mastercard、 JCB、American Express | VISA、JCB | VISA、Mastercard、JCB |
キャンペーン | 最大5,000ポイント プレゼント | 最大5,000ポイント プレゼント | 最大5,000ポイント プレゼント | 最大5,555円ポイント プレゼント | 最大7,000ポイント プレゼント |
申込対象 | 18歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 | 18歳〜28歳の学生 高校生は除く | 20歳以上 |
発行スピード | 最短1週間 | 最短1週間 | 最短3営業日 | 最短1週間 | 最短3営業日 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |

楽天キャッシュとは何か?
楽天キャッシュはとは、一言でいってしまえば楽天が提供している「電子マネー」です。
楽天キャッシュはチャージ式の電子マネーなので基本的には既定の額をチャージして使用する流れとなります。
楽天キャッシュのチャージ方法は下記の2種類となっています。
- ラクマの売上金からチャージ
- 楽天ペイからチャージ
現在、楽天キャッシュ単体でのチャージというのはできないため、楽天キャッシュにチャージするにはスマホ決済サービスである楽天ペイのアプリをダウンロードすることが前提となっています。
楽天ペイは単独でも買い物等で利用可能ですので、一見すると楽天キャッシュを使う意味って?となります。
楽天キャッシュの特異な点はラクマの売上金をすぐに使えることです。この点が楽天ペイとの差別化であり、楽天キャッシュを使う理由になります。
楽天キャッシュの使い方
楽天キャッシュはオンラインであれば楽天グループの支払い、その他の店舗の場合は楽天ペイを利用しての支払いとなっています。
使い方はいずれも簡単となっていて以下の4手順になります。
- 支払い時のポイント利用の欄を選択
- 楽天キャッシュを優先して使う
- 使う金額を入力
- 決済
上記の手順はスマホやパソコンで楽天市場の支払いをする場合やラクマでの支払い、加えて楽天ペイを利用しての支払いと、すべての楽天キャッシュ利用での支払いで共通した手順となります。
度々性質としては違うものの、楽天キャッシュと楽天スーパーポイントが似たように語られるのはこの支払い方法が原因で、楽天キャッシュは電子マネーでありながらポイント的な側面も持っているからです。
楽天キャッシュが使える店
楽天キャッシュは電子マネーですので買い物に利用することがメインとなりますが、ユーザーとして気になるのは使える店がどれだけあるかということでしょう。
楽天キャッシュは楽天のサービスであるものの、ほぼすべてのオンラインサービスで利用可能となっています。
また、楽天キャッシュは前述にもあるようにチャージをする際にラクマの売上金を除くと楽天ペイを利用しなければいけません。
そのため、楽天キャッシュの利用は同時に楽天ペイの利用でもあるため、楽天ペイが対応している実店舗、オンライン決済対応の店舗で利用できます。つまり滅茶苦茶色んな所で使えるということです。
そのため、楽天キャッシュ単体ではそれほど広くない利用幅であっても、楽天グループでの支払いを楽天キャッシュで、それ以外を楽天ペイで支払うという方法が幅広く利用するためのポイントといえます。
注意:プレミアム型と出金機能について
楽天キャッシュは本来楽天会員情報のリンク登録をすることで解放される”プレミアム型”というサービスを行っていました。
このプレミアム型は付加価値の高い「送付」・「受け取り」・「出金」の3つの機能を開放するものです。
楽天ペイを利用すれば送付と受け取りが可能なため、実質「出金」機能を目的としたサービスでした。
しかし、現在はプレミアム型の移行を一時停止していて、楽天キャッシュにおける出金機能の解放はステイ状態です。
もちろん、以前から楽天キャッシュを利用していた場合であれば問題はなく、具体的には2019年3月18日より前にチャージ・受取・付与された楽天キャッシュ プレミアム型の残高出金は可能となっています。
また、2019年3月18日以降にチャージ・受取・付与がされた楽天キャッシュ プレミアム型の残高は出金できなくなっている状態ですので注意が必要です。
現状だと楽天キャッシュのメリットが薄れているといえますが、楽天キャッシュの公式ホームページには出金項目がありますので今後の公式アナウンスに注目といえます。
- チャージ方法は楽天ペイ or ラクマの売上金
- 使い方は簡単4手順
- 楽天のオンラインサービスはほぼすべて利用可能
- 実店舗は楽天ペイを利用して支払い可能
- 出金サービスは一時停止中。再開可能性あり
楽天スーパーポイントとの違い
楽天は多くのマネーサービスを保有していますが、楽天といえばやはりもっとも馴染みがあるのは楽天のポイントサービスである楽天スーパーポイントです。
楽天スーパーポイントも楽天キャッシュと同様にオンラインでの支払いが可能となっているため、それほど違いがないように感じるかもしれませんが、この2つのサービスの大きな違いは利用限度額と有効期限です。
そこで、楽天キャッシュと楽天スーパーポイントの利用限度額と有効期限について下記の表にまとめました。
項目 | 有効期限 | 利用限度額 |
---|---|---|
楽天キャッシュ | 10年 | 100万円/月 10万円/回 |
楽天スーパーポイント | 1年 | 10万P/月 3万P/回 |
楽天スーパーポイントもポイントとはいえ1ポイントが1円相当で利用できるため数字の価値は同等といえますが、中でも1年と10年の有効期限の差は大きいといえます。
また、利用限度額についても大きく差がついていて、性質上楽天キャッシュが電子マネーである反面、楽天スーパーポイントはあくまでポイントの域を出ていません。
楽天キャッシュは換金が可能だが……
楽天キャッシュと楽天スーパーポイントを比較した場合、大きな違いとして楽天キャッシュは換金もできるという点があります。
前述しましたが、楽天キャッシュはサービスの中に出金というものがありました。
もちろん楽天スーパーポイントも直接的に換金はできないものの、楽天Edyへの付与が可能ですので利用の幅ではそれほど大きな違いは無いのですが、現金化できるかそうでないかは大きな違いといえます。
しかし、現在は出金サービスが一時停止の状態にあるため、楽天キャッシュは換金もできない状態となっています。
そのため、楽天キャッシュは楽天スーパーポイントとの優位性が失われている状態であるといえます。
もちろん今後サービス再開に伴い明確な差別化が図られますが、現段階では利用幅の広い楽天スーパーポイントの方がお得です。
- 有効期限と利用限度額は楽天キャッシュの方が上
- 使える所の数は楽天スーパーポイントが上
楽天Edyとの違い
同じ楽天グループが提供する電子マネーで「楽天Edy」があります。
これまで楽天がサービスを展開してきた楽天Edyは最初期から展開していたためか、今や広く世間に普及し、広範囲の店舗や支払いで利用することができます。
それに対して楽天キャッシュは後発のサービスとなるため、どうしても対応できる幅が楽天Edyと比較すると限定されてしまいます。
しかし、オンラインで楽天Edyを利用しようとした場合、カード型にしてもアプリ型にしても読み取り機器がなければいけませんでしたが、楽天キャッシュの場合はスマホ1つで支払いが可能となっています。
これは楽天Edyも楽天キャッシュもチャージ型の電子マネーですが、楽天キャッシュは近年増加傾向にあるオンラインウォレット型の電子マネーだからといえます。
もちろん、すべての面において楽天キャッシュが優れているわけではなく、中でも利用できる幅や使い勝手という面においては楽天Edyや楽天スーパーポイントなどと比較して劣ってしまいます。
楽天Edyの使い方|初期設定からカード登録・解除方法まとめ- 楽天キャッシュならスマホ1つで支払いが可能
- 使える所は楽天Edyが上
楽天キャッシュの優位性
企業がどれだけアピールをしても、ユーザー目線で考えた場合やはり使い勝手というのはとても重要なポイントといえます。
ここまで紹介してきた楽天スーパーポイントや楽天Edyと比較した場合、優れている面はあるもののどうしても楽天キャッシュの方が劣っている印象は否めません。
実際に使える店の幅という意味合いでも飲食からコンビニ、量販店などで広く利用できる楽天Edyが最も使い勝手としては優秀といえますし、楽天スーパーポイントも楽天Edyに変換もできるという点で優れています。
もちろん、楽天キャッシュも実店舗に対しては楽天ペイを利用することで幅が広がりますが、その場合は直接楽天ペイを利用すれば良いだけで、楽天キャッシュを利用するメリットはとは言えません。
では楽天キャッシュの優位性とはどこにあるのかといえば、楽天のアフィリエイトサービスである「楽天アフィリエイト」とフリマアプリ「ラクマ」に優位性が秘められています。
アフィリエイト報酬の支払い
楽天アフィリエイトとは楽天が提供するアフィリエイトサービスで、この楽天アフィリエイトの支払いに楽天キャッシュは大きく関係しています。
楽天アフィリエイトの報酬は基本的にポイントでの支払いとなっていて、まず最初に楽天スーパーポイントで支払われます。
しかし、楽天スーパーポイントでの支払いは上限3,000ポイントとなっているため、報酬額が3,000ポイントを超えている場合は以降楽天キャッシュのポイントとして支払われます。
楽天キャッシュをネットで検索した場合に楽天スーパーポイントと関連して検索結果が出るのはこの影響もあるといえ、楽天キャッシュが出金による現金化を重要視されるのもこの点に集約されます。
このアフィリエイト報酬でのポイント支払いがない場合には、楽天スーパーポイントや楽天Edyといったサービスと比較するとどうしても楽天キャッシュが劣ってしまいます。
そのため楽天キャッシュを利用する場合、同時に楽天アフィリエイトも視野に入れるとよりお得となりますのでおすすめです。
また、現在一時停止されている出金機能が復帰した際にはアフィリエイト報酬の現金化も可能となってきますので、ユーザーからしてみればいち早いサービス再開が望まれます。
ラクマユーザーにもおすすめ
楽天キャッシュの優位性としてもう一つ挙げられるのがフリマアプリ「ラクマ」との連携にあります。
ラクマは売り上げを出金する際に申請手数料218円が掛かってしまいますが、楽天キャッシュを利用して売り上げをチャージすると手数料がかからずその分お得になります。
楽天銀行宛に限り10,000円以上の出金で手数料が無料になりますが、楽天キャッシュに売り上げをチャージすると金額に関わらず手数料は無料となっています。
そのため、楽天銀行に口座を持っていないラクマユーザーであれば、楽天キャッシュの利用はおすすめとなっていますが、以下の3つの点にご注意ください。
- 楽天キャッシュにチャージした残高は払い戻し不可
- チャージできる金額は月10万円まで
- アカウントを連携は不可
いずれの項目もそれほど厳しいものではないため問題は無いと考えられますが、利用の際には注意が必要です。
現段階では楽天スーパーポイントがややリード
楽天キャッシュをメインに楽天スーパーポイントや楽天Edyと比較してきましたが、如何でしたでしょうか?
支払い方法の関係上度々楽天キャッシュと楽天スーパーポイントは比較されてきましたが、楽天キャッシュの強い優位性である出金機能が一時停止している以上、現状では楽天スーパーポイントが優勢だといえます。
また、電子マネーということで楽天Edyとも比較してみましたが、やはりこちらも利用店舗の多さから楽天Edyの方が優勢です。
しかし、紹介したように楽天キャッシュ独自の優位性というものも確かにあり、今後サービスが拡大して利用店舗の増加、出金機能の再開などが起これば上記の立場は一変すると考えられます。
今後の発展性に要注目の楽天キャッシュですが、これを機に利用してみては如何でしょうか?
- 楽天キャッシュはチャージ式の電子マネー
- 楽天内での買い物では他サービスと大きな違い無し
- 利用店舗の多さなら楽天スーパーポイントや楽天Edyに軍配
- 楽天キャッシュはアフィリエイトやラクマユーザーならかなりお得
- 出金機能が一時停止しているがサービス再開の可能性あり
楽天カードの特徴まとめ

- 年会費は永年無料
- 基本還元率1%
- 楽天市場+楽天市場アプリでポイント+2.5倍
- 最高2,000万円の海外旅行傷害保険
- 新規入会&利用特典で楽天ポイント付与
年会費 | 永年無料 | 還元率 | 1%以上 |
国際ブランド | JCB/VISA/MASTER/AMERICAN EXPRESS | 発行スピード | 最短1週間程度 |
家族カード | あり/年会費無料 | ETCカード | あり/550円 |
保険・補償 | 海外旅行傷害保険 | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |