今や、クレジットカードの種類は数えきれないほどたくさんあります。
選択肢が多いのは良いことですが、これだけあると逆にどれを選べば良いか分かりませんね。
これから初めてクレジットカードを作る人だと、なおさらどのカードが良いか分からないでしょう。
そこで本記事では初めて作るのにおすすめのクレジットカードを、おすすめな理由とともに紹介します。
- 楽天カード
- エポスカード
- Orico Card THE POINT
- リクルートカード
- JCB CARD W
※本記事の価格は全て税込みです。
カード名 | 三井住友カード(NL)![]() | JCB CARD W![]() | アメックスグリーン![]() | JCBゴールド![]() | 楽天プレミアムカード![]() | dカード GOLD![]() | セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス(R)・カード ![]() | リクルートカード![]() |
年会費 | 無料 | 無料 | 13,200円 | 11,000円 初年度無料 | 11,000円 | 11,000円 | 22,000円 条件付きで11,000円 | 無料 |
還元率 | 0.5%~5.0% | 1.0%~5.5% | 0.3%~1.0% | 0.5%~5.0% | 1.0%~5.0% | 1.0%~10% | 0.5%〜1.0% | 1.2%~4.2% |
国際ブランド | VISA、Mastercard | JCB | American Express | JCB | VISA、Mastercard、 JCB、American Express | VISA、Mastercard | American Express | JCB |
キャンペーン | 最大6,500円相当 プレゼント | Amazon利用で 最大12,000円 キャッシュバック | 合計15,000ポイント プレゼント | Amazon利用で最大25,000円 キャッシュバック | 最大5,000ポイント プレゼント | 最大22,000ポイント プレゼント | 最大9,000円相当 プレゼント | 最大6,000円相当 プレゼント |
申込対象 | 18歳以上 | 39歳以下 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 個人の方も申込可能 | 18歳以上 |
発行スピード | 最短即日 | 最短3営業日 | 1~3週間 | 最短即日 ※最短即日発行は平日11時までの申し込み。 | 最短3営業日 | 最短5営業日 | 最短3営業日 | 1~2週間 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |

初めてのクレジットカードを選ぶポイント
初めてのクレジットカードを選ぶ際にチェックしたいポイントは以下の4つです。
- 国際ブランドはVISAかMastercardがおすすめ
- 年会費が無料のカードを選ぶ
- 信販系・流通系のカードがねらい目
- ポイントの還元率&使いやすさをチェック
国際ブランドはVISAかMastercardがおすすめ
初めてクレジットカードを作る際は、国際ブランドがVISAかMastercardのカードを作るのがおすすめです。
クレジットカードの主要な国際ブランドは全部で6つあります。
- VISA
- Mastercard
- JCB
- アメリカン・エキスプレス
- ダイナースクラブ
- 銀聯
このうち、VISAとMastercardは世界シェアが高く使えるお店が非常に多いです。
JCBは国内だと使えるお店は比較的多いですが、VISA、Mastercardには及びません。海外で困るシーンが出てくるおそれがあります。
アメリカン・エキスプレスとダイナースクラブは使えるお店がさらに少ないです。また、年会費も高額なので最初の1枚には向きません。
銀聯は中国以外に加盟店がほぼなく、論外です。
VISA、Mastercardは使える場所が多いですし、カードの種類も豊富です。
特別なこだわりがなければ、初めて作るカードはVISAかMastercardを選びましょう。
年会費が無料のカードを選ぶ
初めてのクレジットカードは年会費が無料のカードを選びましょう。
クレジットカードの年会費はカード利用の有無に関係なく、保有している限りずっと発生します。
年会費がかかるカードは付帯サービスも充実していることが多いです。ただ、初めてカードを作る人だと付帯サービスを使いこなせないかもしれません。
あまり利用しないのに年会費だけかかるのはもったいないです。
年会費無料のカードなら、保有していても一切コストがかかりません。また、年会費が有料のものと比べて決済サービスに差はありません。
まずは年会費無料のカードを作り、カードを使うことに慣れましょう。
信販系・流通系のカードがねらい目
初めてクレジットカードを作る際は信販系・流通系に分類されるカードがねらい目です。
クレジットカードは発行会社によって以下のような種類に分けられます。
種類 | 発行元 | 代表的なカード |
---|---|---|
銀行系 | 銀行・銀行関連金融機関 | 三井住友カード、みずほマイレージクラブカード等 |
交通系 | 鉄道・航空会社等 | ビューカード、ANAカード等 |
信販系 | 信販会社 | オリコカード、ライフカード等 |
流通系 | 百貨店・スーパーマーケット等 | イオンカード、セブンカード等 |
メーカー系 | メーカー等一般企業 | トヨタファイナンス、出光カード等 |
クレジットカードを持つためには、カード会社の審査に通らないといけません。
審査の難易度はカードによって異なり、銀行系・交通系のカードは難易度が高いと言われています。
良好なクレヒスが必要なので、初めてカードを作る人だと審査に通らないかもしれません。
一方、信販系・流通系のカードはクレヒスがない人でも比較的作りやすいです。
まずは信販系・流通系のカードを作ってクレヒスを積み、そのあとに銀行系や交通系のカードにチャレンジしましょう。
ポイントの還元率&使い道をチェック
クレジットカードを作る際はポイントの「還元率」と「使い道」もチェックしてください。
最初に作るクレジットカードはポイント還元率が高いカードがおすすめです。
できれば還元率1.0%以上、最低でも0.5%以上のカードを選びましょう。
本記事で紹介したカードではエポスカードが0.5%、残りのカードはいずれも1.0%以上です。
また、ポイント還元率だけでなく「ポイントの使い道があるかどうか」もチェックしましょう。
ポイントがたくさん貯まっても、使い道がなければ意味がありません。
普段自分が利用しているお店やサービスで使えるポイントが貯まるカードを選んでください。
初めて作るのにおすすめのクレジットカード
初めて作るのにおすすめのクレジットカードは以下の5枚です。
- 楽天カード
- エポスカード
- Orico Card THE POINT
- リクルートカード
- JCB CARD W
楽天カード
楽天カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~3.0% |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 550円 ※楽天会員ランクがプラチナ以上の場合は無料 |
|
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | VISA、Mastercard、アメリカン・エキスプレス、JCB | |
発行会社 | 楽天カード株式会社 | |
発行期間 | 最短1週間 |
- クレジットカードを初めて作る人でも比較的作りやすい
- 年会費無料・ポイント還元率1.0%
- 楽天市場での利用でポイント還元率が+3倍
- 楽天Edy・楽天ペイとの相性が良くキャッシュレス決済入門にも〇
楽天カードはクレジットカードが初めての人でも比較的作りやすいと言われています。
18歳以上であれば学生や専業主婦、フリーターでも申し込みが可能です。審査スピードが早く、申し込みから5分ほどで通る人もいます。
基本のポイント還元率が1.0%と高いです。普段のお買い物や公共料金・携帯電話の支払いでもポイントが貯まります。
そして、楽天カードは楽天グループの各種サービスとの相性が抜群です。とくにお得なのが楽天市場で、楽天カードがあればポイント還元率が1.0%から3.0%へアップします。
楽天のキャッシュレス決済である楽天Edy・楽天ペイと組み合わせて使うのもお得です。
クレジットカードはもちろん、キャッシュレス決済の入門としても楽天カードはおすすめですよ。
エポスカード
エポスカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~ |
マイル | 0.25%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | なし | |
旅行保険 | 海外 | 最高500万円(自動付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | VISA | |
発行会社 | 株式会社エポスカード | |
発行期間 | 即日発行可能(郵送は1週間) |
- 即日発行される
- 対面によるサポートが受けられる
- 若年層向けで学生や専業主婦でも作れる
- 全国10,000店舗以上で優待を受けられる
- 年会費無料のゴールドカードへアップグレード可能
エポスカードは大手百貨店グループの「マルイ」が発行しています。
マルイ店頭に設置されている「エポスカードセンター」で即日申し込み・カードの受け取りが可能です。
エポスカードセンターではカードに関する相談や問い合わせができます。対面によるサポートが受けられるので、クレジットカード初心者でも安心です。
また、エポスカードは若年層をターゲットにしています。18歳以上から申し込みができ、学生や専業主婦も作ることが可能です。
しかし、エポスカードのポイント還元率は0.5%と還元率の面では目立ちません。
その代わりに全国10,000店以上のお店で割引などの優待を受けられるのが魅力です。
飲食店や遊園地、カラオケ、美容院など、幅広いお店が優待の対象です。エポスカードを提示するだけで優待を受けられるお店もあります。
また、エポスカードを定期的に使っていると、上位カードである「エポスゴールドカード」の招待が届きます。
エポスカードからアップグレードした場合、エポスゴールドカードの年会費は永年無料です。
年会費無料で保有できるゴールドカードはほとんどありません。将来的にゴールドカードを持ちたい人にもおすすめです。
Orico Card THE POINT
Orico Card THE POINT | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD、QUICPay | |
国際ブランド | Mastercard、JCB | |
発行会社 | 株式会社オリエントコーポレーション | |
発行期間 | 最短8営業日(オンライン申込) |
- 初めての人でも作りやすい
- オリコモール経由でAmazonや楽天市場がお得
- iDとQUICPayをカードに搭載
- ポイントの使い道が多い
大手信販会社であるオリコが発行するクレジットカードです。
信販会社が発行するカードは「信販系カード」に分類されます。信販系カードは比較的作りやすいのが特徴です。
18歳以上であれば学生や専業主婦、フリーターでも作れます。初めてクレジットカードを作る人にもピッタリです。
Orico Card THE POINTは「オリコモール」を経由することでネットショッピング利用時の還元率がアップします。
基本の還元率も1.0%と高いですが、オリコモールを利用すればよりお得です。Amazonや楽天市場、Yahoo!ショッピングなど主要なサイトは網羅されていますよ。
他にも、iDとQUICPayの2つの電子マネーを搭載しているという利点があります。
タッチするだけで素早く支払いができますし、もちろんポイントも貯まります。
貯まったオリコポイントはAmazonギフト券や楽天ポイント、dポイントなど多種多様なギフト・ポイントと交換可能です。
自分が普段利用するお店やサービスに合わせてポイントを交換できるので、使い道に困りません。
リクルートカード
リクルートカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.2% |
マイル | 0.6% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | 最高1,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | JCB:無料 VISA、Mastercard:1,100円 |
年会費 | 無料 | |
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB、VISA、Mastercard | |
発行会社 | JCB | 株式会社ジェーシービー |
VISA、Mastercard | 三菱UFJニコス株式会社 | |
発行期間 | 最短1週間 |
- 基本のポイント還元率が1.2%と高還元
- リクルート系のサービスならさらにポイント還元率アップ
- Pontaポイントに交換すれば全国のお店で使える
- 年会費無料ながら国内・海外旅行傷害保険付き
リクルートカードは基本のポイント還元率が1.2%と高いのが特徴です。
高還元と言われている年会費無料カードの中でも、リクルートカードほど還元率が高いカードはありません。
使う場所に関係なく、ポイントがザクザク貯まります。ポイント還元率を重視する人が最初に作るカードにピッタリです。
じゃらんやホットペッパーなど、リクルート系のサービスならさらにポイント還元率がアップします。
貯まったポイントはPontaポイントと交換可能です。Pontaポイントは全国に加盟店があるため、使い道に困りません。
また、リクルートカードは海外旅行傷害保険と国内旅行傷害保険が付帯しています。年会費無料のカードで国内旅行傷害保険が付いているのは貴重です。
旅行好きな人が最初に作るカードにも向いています。
JCB CARD W
JCB CARD W | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~5.5% |
マイル | 0.6%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 最短3営業日発行(届くのは1週間後) |
- 39歳以下限定で若い人でも作りやすい
- JCB発行のプロパーカードながら年会費無料
- 基本のポイント還元率が1.0%
- ネットショッピングや優待店ではポイント還元率がアップ
国際ブランドの1つであるJCBが直接発行しているクレジットカードです。
JCB CARD Wのように国際ブランド自身が発行するカードをプロパーカードと言います。
JCBのプロパーカードは審査が厳しめで、年会費も有料のものがほとんどです。初めてクレジットカードを作る人だとなかなか審査に通りません。
しかし、JCB CARD Wは39歳以下限定のJCBカード。若年層をターゲットにしています。
他のJCBカードと比べると、クレジットカードが初めての人でも作りやすいのが魅力です。
年会費も永年無料ですし、利用実績を積むことで将来的にJCBの上位カードにランクアップもできますよ。
また、ポイント還元率は1.0%と他のJCBカードの2倍なのも嬉しいポイント!公共料金の支払いや普段の買い物など、場所を問わずポイントが貯まります。
ネットショッピングや優待店で利用するとさらにポイント還元率がアップします。
- JCBオリジナルシリーズパートナー:利用するとポイント還元率が最大10倍
- Oki Dokiランド:ネットショッピング利用時のポイント還元率が最大20倍
なお、ここまでに紹介した他のカードと違いJCB CARD Wの国際ブランドはJCBのみです。
VISA、Mastercardと比べると対応している場所が少ないというデメリットがあります。
JCB CARD Wを作る場合は、よく利用するお店がJCBに対応しているか事前にチェックしておきましょう。
初めてのカードは年会費無料で使いやすいものを選ぼう
以上、初めて作るのにおすすめのクレジットカードと、初めてのクレジットカードを選ぶポイントについて解説しました。
- 楽天カード
- エポスカード
- Orico Card THE POINT
- リクルートカード
- JCB CARD W
初めてクレジットカードを作る際は年会費が無料、かつ国際ブランドがVISAかMastercardのカードを選びましょう。
コストを気にする必要がなく使えるお店が多いので、カード初心者でも使いやすいです。
その上で、カードの作りやすさやポイント還元率の高さ、ポイントの使い道なども合わせてチェックしてください。
今回紹介した5つのカードはいずれも年会費が無料ですし、初めてクレジットカードを作る人でも比較的作りやすいです。
最初の1枚で迷っている人は、ぜひこの中から選んでみてください。