「リクルートカード」をご存知でしょうか。知名度は高いとは言えませんが、
- 年会費永年無料
- ポイント還元率1.2%
- 電子マネーへのチャージでもポイントが貯まる
など、実はすごいカードなんです。
「ぜひ使ってみたい!」と申し込んでみたけど、審査に通らなかったらどうしよう…不安になりますよね。
この記事では、リクルートカードの審査基準や審査を通すコツを探ります。
落ちる原因は職業や年収、勤続年数なのか。また審査状況の確認方法も解説します。ぜひご一読ください。
- 申し込んだ国際ブランドによって審査する会社が違う
- 安定した収入があることが大事
- 2枚同時に申し込むと審査に落ちることがある
- 学生は「学生専用カード」のほうが入手しやすい
- 審査状況はWEB上で確認できる

年会費 | 永年無料 | 追加カード | ETCカード/家族カード |
---|---|---|---|
還元率 | 1.2%~ | ポイント | リクルートポイント |
マイル | - | 付帯保険 | 海外旅行/国内旅行/ショッピング |
電子マネー | Suica/楽天Edy | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |

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リクルートカードの審査基準
ご存じの方も多いと思いますが、クレジットカードの審査基準を公表している発行会社はありません。
したがって、審査に通った人と落ちた人の申込状況の違いから推測するしかありません。
年会費永年無料のカードの中では厳しい?
通常、年会費が高いカードは敷居が高く、安くなるにつれ入手しやすいイメージがあると思います。
リクルートカードの年会費は永年無料です。ただし、申込資格に次のように書かれています。
18歳以上で安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)。
リクルートカードは、18歳以上の学生か、「安定した収入のある人」でないと申し込めません。
年会費無料のカードで「安定した収入」が申込資格にあるケースは多くありません。そのため申込資格が「18歳以上」のみのカードに比べると、入手しにくいとも考えられます。
「安定した収入」は通常、アルバイトやパートでも大丈夫とされています。ただ、あまりにも月によって収入に差があると「安定」と判断されずに落ちる可能性もあります。
またカードを作る際、選んだ国際ブランドによって審査する会社に違いがあります。
- VISA/Mastercard…三菱UFJニコス
- JCB…株式会社JCB
審査する会社はそれぞれ審査基準が違います。このため、リクルートカードは「作りやすい」「厳しい」と意見が割れるカードでもあります。
学生は一般会員より作りやすいかも
リクルートカードは、学生専用カードがあります。
こちらのカードは一般カードよりも機能が制限されている分、アルバイトなどをしていない学生でも作りやすいかもしれません。
- キャッシング枠なしでも申し込める
- 利用限度額が10万円と低め
- 未成年者は親権者の同意が必要
リクルートカードの審査に落ちる5つの原因
それでは、リクルートカードの審査に落ちてしまう原因を詳しく検証します。
- 申込資格を満たしていない
- 申込内容に虚偽申告がある
- 信用情報に問題がある
- 他のカードの申込みから6ヶ月以内
- 過去に三菱UFJニコス系、またはJCBで事故を起こしている
申込資格を満たしていない
審査落ちの原因として、どんなカードでも意外に見落とすのが「申込資格」です。
クレジットカードは、どんな人でもとりあえず申し込めば審査をしてくれるわけでなく、必ず年齢など「申込資格」が決められています。
- 18歳以上であること
- 学生、または安定した収入があること
この2つがどちらも満たされないと審査に通りません。
当然、無職では難しいですが、専業主婦の場合は旦那さんの給料などで「世帯としての収入」が認められれば通る可能性があります。
リクルートカードに専業主婦で審査に通ったという口コミが見当たらないので、このあたりは微妙です。
申込内容に虚偽申告がある
申込内容がでたらめでも、当然審査に通りません。
うっかり書き間違えてしまった場合でも、審査に時間がかかったり、電話確認が必要になったりして、その結果審査に落ちることもあります。
悪質と認められると、二度とカードを作ることができなくなることもあります。申込内容は間違いのないように、慎重に記入しましょう。
信用情報に問題がある
クレジットカード会社は、審査の際には必ず「信用情報」を確認します。
信用情報とは、申込者がいつ、どんなカードに申し込み、どんな支払い方をしてきたのか、細かく記録されているものです。
その信用情報を管理しているのが「信用情報機関」です。
- CIC(株式会社シー・アイ・シー)
- JICC(株式会社日本信用情報機構)
- KSC(全国銀行個人信用情報センター)
日本にある信用機関はこの3つで、カード会社はいづれかの機関で申込者の信用情報を確認し、支払い能力があるか確認するわけです。
この過去の信用情報のことを、一般にクレジットヒストリー、略して「クレヒス」と言います。
このとき、以下のような不利な情報があると審査落ちすることが多くなります。
- 過去に破産申請や債務整理などの金融事故を起こしている
- 長期延滞がある
- 延滞を繰り返している
これらは、俗に「クレヒスに傷がついている」と言います。
事故情報は5〜10年間くらい保管され、記録が残っていて確認できる間はなかなか審査に通りません。
信用情報がない(スーパーホワイト)も厳しい
30歳以上で、クレジットカードを作ったことがないなどの理由で信用情報が全くない人を「スーパーホワイト」と言います。
スーパーホワイトも傷はありませんが、カードの審査が通りにくいです。
なぜなら、ある程度の年齢で信用情報がないと、過去に事故を起こして記録が消えた状態とも考えられるからです。
他のカードの申込みから6ヶ月以内
クレジットカードを申し込んで審査に通らなかったからと、すぐに別のカードを申し込むと通りにくくなる可能性があります。
一度にたくさんのカードに申し込むことを「多重申込」といい、カード会社が申込者の支払い能力を疑う一因になります。多重申込は、お金に困っていると思われるためです。
そのため、別のカードに申し込むなら6ヶ月以上あけるのが良いとされています。
リクルートカードはVISAとJCBの2枚持ちが可能です。ただし同時に申し込むと、多重申込と見られて審査落ちになることがあるようです。
もしリクルートカードを2枚持ちするのであれば、それぞれの申込みは6ヶ月以上あけたほうが無難かもしれません。
また、審査落ちしたからとすぐに同じカードに申し込んでも、ほぼ瞬殺されます。前回の申込からすぐは、審査項目の状況が変わってないと判断されるからです。
審査落ちしたカードに再び申し込みする場合は6ヶ月間はあけましょう。
過去に三菱UFJニコス系、またはJCBで事故を起こしている
事故を起こしてクレヒスに傷がついても、5〜10年の期間をあければその情報は消えます。
しかし、迷惑をかけた会社には、永久にその情報が残っていると言います。
過去にリクルートカードを持っていたことがなくても、もし三菱UFJニコスが発行するカードで事故を起こしていると、VISAブランドのリクルートカードの審査は通りにくくなります。
同様に、株式会社JCBが発行するカードでの事故も、JCBブランドでの発行は難しいでしょう。
申込時の職業や年収、勤務年数は関係ないとは言えない
さて、職業や年収、勤務年数とリクルートカードの審査ですが、やや曖昧な表現ですが「関係ないとは言えない」というのが筆者の意見です。
申込資格の「安定した収入」は、パートやアルバイトでも可能とは言われています。ただ、やはり正社員のほうが確実です。
正社員でも、転職して2ヶ月目では落ちたというデータもあります。できれば1年以上の勤務年数があったほうが良いでしょう。
パートやアルバイトでも、何年も同じ場所で働いていて審査に通ったという例はいくつもあります。
結局は「収入が安定していること」がポイントになりそうです。
リクルートカードの審査を通す5つのコツ
では、これらの原因を踏まえて、リクルートカードの審査を通すコツを考えてみました。
- クレヒスを積む
- 借入件数を減らす
- 正しい勤務年数や年収を書く
- キャッシング枠を希望しない
- 別の国際ブランドに申し込む
クレヒスを積む
クレジットカードの審査で、クレヒス(クレジットカードの利用履歴)は大きなウェイトを占めます。
「審査に通るか不安」という方は、まずクレヒスを確認しましょう。CICやJICCで開示請求をすることによって、自分の現在のクレヒスを確認することができます。
- CIC/情報開示とは
- JICC/信用情報の確認
リクルートカードは、KSCは確認しません。
現在クレジットカードを持っていて、延滞なく支払いを続けているなら問題ありません。
もしまだカードを作ったことがない、もしくは事故後で記録が消えて真っ白の場合は、家電などを購入したときのショッピングローンでクレヒスを積むようにしましょう。
携帯電話をショップで割賦契約でも大丈夫です。携帯電話の割賦契約は、クレジットカードの審査よりも契約しやすいと言われています。
借入件数を減らす
借り入れが多いのも、審査には当然不利です。借入件数が多い方は、少額の借り入れを完済して件数を減らしましょう。
カードの審査においては、借入金額の総額よりも件数が多いほうが印象は良くないです。「何社も借りるのは、1社でたくさん貸してもらえなかったから」と見られるためです。
正しい勤務年数や年収を書く
申込内容は正確に書きましょう。虚偽とされると審査に通りません。
間違えやすいのは、年収です。申込時に書く「年収」の欄には、手取りではなく、額面(税金や保険料などが引かれる前の額)の金額を書きましょう。
まだ勤務年数が1年未満の場合は、現在までの収入を合計して月数で割り、12を掛けて年収を出します。
年収の欄には240万円と書く
数万円の違いは問題ありませんが、何十万円も違うと審査に影響が出ることがあります。
キャッシング枠を希望しない
キャッシング枠の審査は、ショッピング枠とは別の審査になります。その分審査の時間もかかりますし、キャッシング枠の審査が通らずカードの審査も落ちることもあります。
キャッシング枠はカードが到着してからつけることもできます。審査時間の短縮という意味でも、キャッシング枠は「0」または「希望しない」としたほうが有利です。
別の国際ブランドに申し込む
もし、先にVISA、あるいはMastercardで申し込んで審査落ちてしまったら、JCBブランドで申し込むという方法もあります。
先に述べたように、リクルートカードのVISA、あるいはMastercardブランドは三菱UFJニコスが審査しますが、JCBは株式会社JCBが審査します。
2つの会社は審査基準が違うので、VISAでは通らないけどJCBなら通ったというケースはあり得ますし、その逆もあり得ます。
もちろん、否決の通知が来てすぐに申し込んでも否決されますので、6ヶ月はあけるようにしましょう。
リクルートカードの審査状況を確認する方法
リクルートカードは、申込からカード到着までの日数を公表していません。
「VISAで申し込むと3週間くらいかかるが、JCBは2、3日で届く」なんて噂もありますが、JCBも必ず審査が早いというわけでもありません。
JCBで申し込んで、審査の結果が出るまでに1ヶ月以上かかったという方もいます。VISAで申し込んで、15分後には審査結果が出て5日後にはカードが届いたという方もいます。
いろいろな口コミを見ましたが、本当に「人による」ようで、リクルートカードの審査時間やカード到着までの日数はあまり定まっていないようです。
ただ、申し込んだらなるべく早く、審査中なのか審査完了なのか、可決なのか否決なのか、知りたいですよね。
VISAでもJCBでも、審査状況や審査結果をWEB上で確認できます。その方法を解説します。
なお、「審査完了メール」は、JCBで申し込んだらJCBから、VISA / Mastercardで申し込んだら三菱UFJニコスから届きます。
リクルートカードからは届きませんので、注意してください。
JCBで申し込んだ場合
JCBは、「入会メッセージボックス」で確認できます。
申込完了画面や受付完了メールに記載された「入会受付番号」と、申込時に指定した「判定状況確認用キーワード」が必要になります。
VISA / Mastercardで申し込んだ場合
申込完了後に届く、サンキューメールに記載されたURLから確認できます。
- サンキューメールに記載のURLをクリック
- メールに記載されている照会番号と生年月日を入力
- 審査状況を確認する(「審査中」または「審査完了」)
リクルートカードの審査基準は国際ブランドで違う
- VISA / Mastercardは三菱UFJニコス、JCBは株式会社JCBが審査する
- 申込資格に「安定した収入」があるため、誰でも申し込めるわけではない
- 審査に落ちてしまったら別の国際ブランドに申し込んでみるのも手
- 審査状況は申込完了メールより確認できる
リクルートカードは年会費無料でポイント還元率が通常時でなんと1.2%と、超高還元のカードです。
しかもモバイルSuicaなどの電子マネーへのチャージでも、1.2%のポイントが貯まります。
とても魅力的なカードですが、全く収入がない状態では入手は厳しそうですね。
とはいえ、「多重申込をしない」「クレヒスを積んでおく」など、クレジットカードの審査対策の基本を押さえておけば、難しいということはないです。
リクルートポイントは、ホットペッパーやじゃらんだけでなく、Pontaポイントに変換してauの携帯電話の支払いにも使えます。
ぜひゲットして、ガンガンポイントを貯めてください。