ロボアドバイザーおすすめ比較|人気のおまかせ投資どう選ぶ?

ロボアドバイザー、通称「ロボアド」が資産形成の一つの手段として注目を集めています。 AIが利用者の希望に沿った資産配分の目安を提示してくれるので、初心者でも手軽に資産形成を始められるでしょう。本編ではロボアドバイザーの選び方や特徴、メリット・デメリットなどを解説します。
  • 2021年12月9日
ロボアドバイザーおすすめ比較|人気のおまかせ投資どう選ぶ?

資産形成の一つの手段としてロボアドバイザー、通称「ロボアド」というサービスが注目を集めています。

もっとも、ロボアドは歴史も浅いため、内容や特徴をよく分からない方も少なくないことでしょう。

そのうえ、金融機関各社がこぞってロボアドの提供を開始しているため、ロボアド選びも一苦労です。

そこで本記事ではロボアドの内容や特徴、その選び方について解説するとともに、おすすめのロボアドを比較しながら紹介します。

ロボアドバイザーおすすめ3選
  • WealthNavi(ウェルスナビ)
  • THEO+docomo(テオプラスドコモ)
  • 投信工房

ロボアドバイザーってどんな投資?

時計

ロボアドバイザーとは、利用者に代わって人工知能(AI)がその利用者に適した資産配分や銘柄選定、発注や運用管理などを行ってくれる投資サービスです。

通常の投資では、利用者自身が購入銘柄の選択・発注やその後の運用管理などを行います。

利用者にはそのための知識・能力が必要となりますし、それ相応の労力・時間も必要となってきます。

ロボアドバイザーはこの作業を利用者に代わって行ってくれますので、利用者に求められるスキルや手間隙を大幅に軽減することができます。

そのため、資産形成に関心のある投資初心者を中心にロボアドバイザーが関心を集めているのです。

ロボアドバイザーおすすめ比較3選

早速、おすすめのロボアドバイザー3社を比較して紹介します。

ロボアドバイザー投資一任型/アドバイス型少額投資運用手数料節税機能自動積立
WealthNavi(ウェルスナビ)投資一任型△(10万円〜)預り資産の1.1%(税込)○(DeTAX)○(1万円/月〜)
THEO+docomo(テオプラスドコモ)投資一任型○(1万円〜)預り資産の0.715%〜1.1%(税込)○(Tax Optimizer)○(1万円/月〜)
投信工房アドバイス型◎(100円〜)無料
※ただし、保有資産である投資信託の信託報酬が約0.37%かかる)
○(100円/月〜)

※横にスクロールできます

WealthNavi(ウェルスナビ)

ウェルスナビ

WealthNavi(ウェルスナビ)は、ウェルスナビ株式会社が提供するロボアドバイザーサービスです。

預り資産のシェア第1位のロボアドバイザーで、投資経験者からも信頼を得ています。

利用者は資金を毎月定期的に積み立てるだけでよく、資産の運用管理はWealthNaviにおまかせすることができます。

また、WealthNaviには「DeTAX」という節税機能が備わっており、配当金受取や売却益に対する税金の一部または全部を翌年以降に繰り延べてくれます。

繰り延べた税金はいつかは払わなければいけないものですが、繰り延べた分手元資金が増えるため、より多くの資金を運用することで投資の効率性を高めることに成功しています。

シェアナンバー1のロボアドバイザーであるWealthNaviは、投資の初心者にも経験者にもオススメのサービスです。

THEO+docomo(テオプラスドコモ)

テオプラスドコモ

THEO+docomo(テオプラスドコモ)は、株式会社お金のデザインが提供するロボアドバイザーで、お金のデザイン社とNTTdocomoが提携して運営されています。

THEO+docomoは、はじめに5つの質問に回答するだけで、231通りのプランからその利用者に合った適切な資産配分を提案・運用してくれます。

さらに、THEO+docomoは最低投資額が1万円とされており、運用開始のハードルが非常に低くなっています。

そのため、専門知識や十分な手元資金のない投資初心者でも、すぐに資産運用を開始することができるのも魅力です。

また、THEO+docomoでは「Tax Optimizer」という節税機能が備わっており、保有資産ごとの利益・損失を適宜相殺することで、収益に対する課税を軽減してくれます。

しかも、この機能は自動的に実行されるため、利用者は何もする必要がありません。

預り資産に応じて毎月dポイントが付与

THEO+docomoでは、預り資産に応じて毎月dポイントが付与されます。

dポイントはドコモユーザーはもちろんのこと、それ以外のユーザーにとっても便利なポイントプログラムの一つです。

ポイントが利用できるお店が多いので、ポイントの使い道に困ることはありません。

THEO+docomoは初心者にも優しいロボアドバイザーでありながら、お得さも兼ね備えたイチオシのロボアドバイザーです。

投信工房

投信工房

投信工房は、老舗の証券会社である松井証券が提供するロボアドバイザーサービスです。

投信工房は、先に照会したロボアドバイザーとは異なり、いわゆるアドバイス型のロボアドバイザーの一つです。

そのため、投信工房では8つの質問に答えた後にその利用者にあった資産配分を提案してもらえますが、実際の買付や運用管理は利用者自身が行います

買付や運用管理を利用者自身が行うことから、投資一任型のロボアドバイザーと比べて手間がかかるのは確かです。

その代わり、投信工房ではロボアドバイザー自体の運用手数料は無料で、買い付けた投資信託の信託報酬が約0.37%かかるだけです。

したがって、投信工房では、通常のロボアドバイザーよりもさらにコストを抑えて運用を継続することができます。

また、一般のロボアドバイザーでは、預け入れた資金が何に投資されるのか分かりづらい側面がありますが、投信工房では自分の資金を何に投資しているかは明らかです。

仮に収益があがるとしても、よく分からないものに大切な自己資金を投じたくないという方は少なくありません。

投信工房はコストを抑えつつ、資産の買付・運用管理の最終決定権は自分の手元に残しておきたい方にとっては、真っ先に検討すべきロボアドバイザーの一つといえるでしょう。

ロボアドバイザー利用のメリット

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ロボアドバイザー利用のメリットは、主に次の4つです。

ロボアドバイザー利用のメリット
  • 投資の専門知識や経験を要しない
  • 運用の時間・労力を要しない
  • 少額投資が可能

以下、それぞれについて解説します。

投資の専門知識や経験を要しない

一般の投資では、株式、債券、外貨など、どの資産を全体のどの程度の割合で購入するかを自分で決定する必要があります。

また、事前に決めた資産の割合が崩れてきた場合は、それをリバランスする必要があります。

実際に資産を購入する際も「どのように購入するか」「いつ購入すべきか」など、専門知識や経験が必要となってきます。

ロボアドバイザーであれば、事前に用意された複数の質問に回答することでAIがその顧客の許容リスクを判断し、それに応じた資産配分を提案してくれます。

投資一任型のロボアドの場合は、さらに運用までロボアドが行ってくれるため、口座に入金しておけば「おまかせ」で資産運用することができます。

そのため、ロボアドバイザーは利用者に投資の専門知識や経験を要しないのがメリットです。

運用の時間・労力を要しない

通常の投資では保有する資産配分を考え、チャートなどを見ながら買い時を検討し、購入後も価格の変動を見守る必要があります。

また、必要があれば一部売却してリバランスを行います。

このような一連の作業は、投資初心者にとって手間のかかる面倒なものに感じられることもあります。

しかし、ロボアドバイザーなら(特に投資一任型のロボアドの場合)、事前に質問に回答して口座に入金しておくだけで、資産運用に必要な一連の作業をAIが自動的に行なってくれます

利用者は資産配分や資産の買い時・売り時に頭を悩ませたり、時間を費やしたりする必要がありません。

このように、ロボアドバイザーには運用の時間・労力を要しないというメリットがあります。

比較的運用コストが低い

利用者がお金を預けて運用してもらうという金融商品としては、ロボアドバイザー以外にも「ファンドラップ」といった商品が挙げられます。

ファンドラップは、投資家が証券会社の口座にまとまった金額を入金することで、資産配分や資産の購入・運用管理を行ってくれるサービスのことです。

ファンドラップは、他人に資産運用の一連の作業を任せられるという点ではロボアドと類似しています。

しかし、ファンドラップの手数料は預かり資産の2〜3%程度とする証券会社が多いのに対し、AIが一連の作業を行ってくれるロボアドバイザーの手数料率は1%程度の会社が多いです。

長期間に渡って多額の資金を運用する資産運用にあって、1%以上の手数料率の違いは運用成果に大きな差を生じさせます。

そのため、ロボアドバイザーでは、比較的運用コストの低いことがメリットの一つとしてあげることができます。

少額投資が可能

株式投資を始めるには、まとまった手元資金が必要とされます。

しかし、少ない手元資金では購入できる銘柄も少なく、十分な成果をあげることが難しくなります。

これに対してロボアドバイザーの場合、最低入金額が100円〜10万円程度の会社が多いので、一般的な投資よりも少ない手元資金でも資産運用を開始することができます。

多くの手元資金を必要とする場合、そもそもそれだけの手元資金を準備できず投資を開始できない人も多くなります。

また、いざ準備できたとしても、元本保証のない投資に初心者が大金を投じるのは、なかなかの決断力が必要でしょう。

最低入金額の少ないロボアドバイザーであれば、比較的お手軽に資産運用を開始することができます。

このように、ロボアドバイザーは少額投資が可能であることが大きなメリットとなっています。

ロボアドバイザー利用のデメリット

債務整理

ロボアドバイザー利用のデメリットは、主に次の3つです。

ロボアドバイザー利用のデメリット
  • 短期間で大きな収益はあげられない
  • 自身の投資スキルは磨かれない
  • 元本割れのリスクがある

以下、それぞれについて解説します。

短期間で大きな収益はあげられない

ロボアドバイザーは株式やFXのように、短期投資で大きな収益をあげられるサービスではありません。

ロボアドバイザーは、利用者のリスクをできるだけ抑えて堅実に資産を増加できるよう、様々な種類の資産や銘柄に分散投資する投資方法です。

収益のあがっている資産や銘柄に集中して投資できれば、もちろん短期間に大きな収益をあげることができます。

しかし、誤った方向に投資した場合は大きな損失を被る可能性があります。

ロボアドバイザーでは、様々な資産・銘柄に分散して投資するので、短期間に大きく資産を失うというリスクが軽減されています。

その代わり、短期間であげられる収益はどうしても小さくなっています。

自身の投資スキルは磨かれない

ロボアドでは、利用者のリスク許容度を図った後は、自動的に資産配分や資産の売買・運用管理が行われます。

そのため、ロボアドでは利用者に必要なスキルや労力が軽減されますが、これを裏返していえば、ロボアドでは利用者自身が投資スキルを磨く機会を得られないということができます。

通常の投資では自身のリスク許容度に基づいて、購入する資産の配分や売買・運用管理まで自分で行う必要があります。

この過程を通じて、投資家は自らの投資スキルを高めていくことができるのです。

ロボアドバイザーでは、利用者のこういった過程が抜け落ちるため、利用者自身の投資スキルが磨かれないことになります。

元本割れのリスクがある

ロボアドバイザーも投資である以上、他の投資と同様に元本割れのリスクがあります。

状況の変化によって、保有資産の価値が減少すると元本割れを起こします。

ちょっとした状況の変化で資産全体が大きく目減りするような状況に陥らないよう、ロボアドでは幅広い資産に分散投資されています。

もっとも、そうはいっても情勢の大きな変化があれば、たとえ分散投資していたとしても資産全体が減少することも十分ありえます。

リスクのないところにリターンはありえません。ロボアドバイザーであっても、元本割れのリスクは常につきまといます。

ロボアドバイザー選びのポイント

オフィスパソコン

ここで、ロボアドバイザー選びのポイントを解説します。

投資一任型かアドバイス型か

まず、ロボアドバイザーの種類は「投資一任型」と「アドバイス型」とに分けることできます。

どちらも、用意された質問に回答して利用者のリスク許容度を診断し、ロボアドバイザーが適切な資産配分を提案するところまでは共通しますが、その後の部分で異なってきます。

投資一任型

投資一任型はロボアドバイザーに資産配分から、資産の買付・運用管理まで、全てを一任するタイプのロボアドバイザーです。

資産運用の全ての過程をロボアドバイザーが行ってくれるため、利用者にその手間隙がかかりません。

アドバイス型

これに対してアドバイス型は、ロボアドバイザーが利用者に資産配分の提案までは行いますが、その後の買付や運用管理は利用者自身が行うタイプのロボアドバイザーです。

買付や運用管理は利用者自身が行うことから、そのための時間や労力が必要となりますが、その分だけ自由度が高くなるともいえます。

また、アドバイス型は無料で利用できるサービスが大半です。

基本的に投資は一任してしまいたいという利用者には投資一任型、AIからのアドバイスを利用しつつも自分の投資スキルも磨きたいという利用者や少しでも費用を抑えたいという利用者はアドバイス型がおすすめです。

少額から投資できるサービスか

堅実な資産形成には長い時間を要します。

ところが、多額の資金がないと投資を開始できないとなると、それだけで投資を開始することが難しくなり、資産形成の開始が遅れることになってしまいます。

そのため、無理なく早期に投資を開始できるよう、少額から投資できるサービスかが重要なポイントとなります。

ロボアドでは、100円〜10万円程度が最低投資額とされている会社が多いです。

資産形成には無理なく長期間継続できるかが重要ですので、自分にとって無理のない資金で投資できるサービスを選ぶのがおすすめです。

運用手数料はいくらか

投資にあって、収益はその時々の状況によって減少するリスクに常にさらされています。

これに対して、運用手数料は収益に関わらず常にかかり続けるコストです。

特に、ロボアドバイザーのように長期間にわたって資産を預け続ける投資にあっては、わずかな運用手数料の違いが最終的な運用成果に大きな影響を与えることになります。

ロボアドバイザーでは、一般的に預かり資産の1%程度が運用手数料となっています。

運用手数料がロボアドバイザー選びの全てではありませんが、この数値よりも極端に高い運用手数料のロボアドバイザーを選ぶのは避けた方が無難ででょう。

節税機能はついているか

ロボアドバイザーでは投資家自身は買付・売却を行いませんが、実際に金融機関が売却を行う際に収益が出ていれば、それに対して税金が発生します。

税金の支払もロボアドバイザーの運用成果にとって当然マイナス要素です。

そのため、税法のルールの範囲内で、可能な限り税金を抑えられる「節税機能のついたロボアドバイザーになっているか」が判断基準の一つとなります。

また、ロボアドバイザーの中には税金の負担が一定額を超えた場合は、超過分を翌年以降に繰り延べられるという機能を提供しているものもあります。

検討しているロボアドバイザーがあれば、節税について説明されているか、説明されているとすればどのように説明されているかに注目しましょう。

自動積立は可能か

ロボアドバイザーは、長期間にわたって継続する投資です。

しかし、日々の仕事や家事で忙殺され、定期的な入金を忘れてしまうことがあるかもしれません。

そんな事態を防止するため、自動積立のできるロボアドバイザーがおすすめです。

毎月、決まった金額を決まった日にちに指定口座から引き落とします。

例えば、給与の支給口座を引落口座に指定しておけば、入金についてほとんど気にすることなく、毎月自動で積み立てていくことができます。

ロボアドバイザーは自分の投資スキルや労力に応じて賢く選ぼう!

最後にロボアドバイザー選びのポイントをまとめます。

ロボアドバイザー選びのポイント
  • 投資一任型
    時間や投資スキルがない場合
  • アドバイス型
    投資スキルがありコストを抑えたい場合
  • 投資初心者には少額から投資できるロボアドバイザーがおすすめ
  • ロボアドバイザー投資は、運用手数料の低さや節税機能がついているかも重要なポイント

ロボアドバイザーはまだ歴史の浅い投資手法ですが、実際に成果のあがっているロボアドバイザーも少なくありません。

仕事などで時間のない方にとっては、非常に魅力的な運用方法の一つとなっています。

もっとも、お手軽とはいえ自分の大切な資金を任せるのですから、その仕組は理解しておく必要があります。

ロボアドバイザーの特徴を理解し、自分にあった適切なロボアドバイザー選びに役立てましょう。