SMBCモビットは、三井住友銀行系であるSMBCファイナンシャルグループの消費者金融です。
SMBCモビットの金利は3.0〜18.0%と消費者金融のカードローンとしては標準的ですが、WEB完結で申し込みでき、電話や郵送物なしで利用できるのが特徴です。
即日融資にも対応しているので、急いでいる方はもちろん、周囲にカードローンの利用をバレたくない方にも人気です。
この記事では、SMBCモビットの特徴や他のカードローンとの金利・利息の比較、金利を下げる方法まで詳しく紹介します。
SMBCモビットの申し込みを検討している人や、金利や利息について知りたい方はぜひ参考にしてください。
- SMBCモビットの金利は3.0〜18.0%
- 利息は使用した日数分だけの日割り
- SMBCモビットの金利は特別高くも低くもなく平均値
- 100万円以上を借りる
- 利用実績を積み、利用限度額の増額をする
SMBCモビットの特徴
まずは、SMBCモビットの特徴について簡単に紹介します。
SMBCモビットには、主に以下のような特徴が存在します。
- 10秒で簡易審査結果を確認できる
- 最短で即日審査・即日融資が可能
- 利用限度額は1万円から800万円
- 返済の際にTポイントが貯まる(返済額のうちの利息分200円に付き1Tポイント)
- カードレス取引が可能(セブン銀行ATMに限る)
- 振込融資の場合は最短3分で振込完了
- 利息は日割り制で、金利は3.0〜18.0%
- 入会金や年会費が無料
- 銀行やコンビニなど、全国約140,000台のATMを利用可能
SMBCモビットの特徴は、他の大手消費者金融と同様、最短で即日融資が可能なことです。
申し込み画面にて氏名や年収などの必要事項を入力すると、たった10秒で簡易審査結果が表示され、本審査は最短30分で完了します。
また、融資を急いでいる場合には、インターネットで申し込み手続きを行った後にコールセンターへ電話をかけることで、より審査のスピードを早めてもらうことも可能です。
専用アプリをダウンロードしておけば、ローンカードを受け取らずに借り入れをすることも可能です。
とにかく急いでいる方にぴったりなカードローンと言えるでしょう。
さらに返済時にTポイントが貯まることも、SMBCモビットの特徴です。
Tポイントを貯めるためには以下のような手続きを行う必要があるものの、毎日の買い物などでTポイントをメインで貯めている人にはうれしいサービスです。
- 申し込み後に「モビットカード(Tポイント機能付き)」を選択する
- 会員専用サイトの「Myモビ」からTポイント利用手続きを行う
ただし、Tポイントは返済金額に対して付与される訳ではなく、利息分200円につき1ポイントが貯まる仕組みとなっているので注意してください。
SMBCモビットと他社カードローンの金利・利息の比較
ではSMBCモビットの金利や利息は、他社のカードローンと比較するとどのような違いがあるのでしょうか。
ここでは、SMBCモビットの金利と利息を、大手カードローンと比較してみます。
SMBCモビットと他社の金利比較一覧
先程も少し紹介した通り、SMBCモビットの金利は3.0〜18.0%です。
では、他社のカードローンの金利はどの程度なのでしょうか。
以下の表は、金利の違いを分かりやすくするために大手消費者金融4社と銀行カードローン2社の金利をまとめたものです。
会社名 | 金利 |
---|---|
SMBCモビット | 3.0〜18.0% |
アイフル | 3.0〜18.0% |
プロミス | 4.5〜17.8% |
レイクALSA | 4.5〜18.0% |
みずほ銀行 | 2.0〜14.0% |
三井住友銀行 | 4.0〜14.5% |
SMBCモビットの金利を他社のカードローンと比較すると、銀行カードローンよりは高く設定されているものの、消費者金融の中ではそれほど高くないことが分かります。
よって、SMBCモビットの金利は特別高くも低くもなく、平均値であると言えるでしょう。
SMBCモビットと他社の利息を比較
次に、SMBCモビットと他社の利息を比較してみます。
SMBCモビットの利息は使った分だけの日割りなので、以下のような計算で求められます。
例えば5万円を30日間借り、金利が18%だった場合について計算してみると、次のような計算になります。
5万円(借入金額)×0.180(金利)÷365×30日(借り入れ日数)=739.7円
よって、利息は739.7円と分かります。
ここでは、分かりやすくするために各社の利息の計算方法について注目し、比較を行いました。
会社名 | 利息の計算方法 |
---|---|
SMBCモビット | 日割り(365日) |
アイフル | 日割り(365日) |
プロミス | 日割り(365日) |
レイクALSA | 日割り(365日) |
みずほ銀行 | 日割り(365日) |
三井住友銀行 | 日割り(365日) |
金利と同様に大手消費者金融4社と銀行カードローン2社の利息の計算方法を比較してみると、利息は使用した日数分だけの日割りであることが分かります。
よってSMBCモビットの利息は高くなく、計算方法も他社と変わらないと言えます。
SMBCモビットの金利を下げる条件
上記の通り、SMBCモビットの金利は3.0〜18.0%とかなり幅があります。
利息の金額は金利の大きさによって変化します。
できるだけ返済金額を少なくするためには、下限金利の3.0%で利用したいものです。
ここでは、SMBCモビットの金利を下げるための2つの条件を紹介します。
- 利用実績を積み、利用限度額の増額をする
- 100万円以上を借りる
100万円以上の金額を借りる
カードローンは利用限度額が大きいほど、金利が低くなる傾向にあります。
例えば大手消費者金融の1つであるアコムでは、金利は以下のように契約限度額によって変化します。
また、アコムでは契約限度額が大きくなるほど適用金利は下がると公表しています。
利用可能枠 | 適用金利 |
---|---|
501万円~800万円 | 3.0~4.7% |
301万円~500万円 | 4.7~7.7% |
100万円~300万円 | 7.7~15.0% |
99万円以下 | 7.7~18.0% |
SMBCモビットでは残念ながら上記のような情報は公表していませんが、貸付限度額が100万円以上となれば、金利が下がる傾向にあるようです。
よって金利を下げるためには大きな金額を借りることが重要であると言えますが、初回借入時はまだ信用がないため、高額の借り入れは難しいでしょう。
100万円以上の借り入れが可能になるには、利用限度額の増額申請が必要になります。
利用限度額の増額の際に重要なポイントについては、次の見出しで解説します。
利用実績を積み、利用限度額の増額をする
初回借入時は信用がないため、上限金利である18.0%が適用されることがほとんどです。
また先程も少し紹介した通り、カードローンは利用限度額が大きいほど、金利が低くなる傾向にあります。
利用限度額を増やすためには増額申請をする必要があります。
金利を下げるには利用実績を重ねた後で利用限度額を増やす申請手続きを行いましょう。
その際、過去に何度も返済を延滞していると信用度が低いと判断され、申請が通らない場合もあります。
今後もSMBCモビットを利用する予定があり、なるべく金利を抑えて借り入れを行いたい場合には、できるだけ延滞をしないことが重要です。
SMBCモビットの利息の確認方法
SMBCモビットの利息や残高は、インターネット上の会員専用サービス「Myモビ」や、公式スマホアプリから簡単に行なえます。
スマホアプリ・PCサイト・スマホサイトで手順が異なりますので、ここでは3つに分けて紹介します。
スマホアプリの場合
- 会員専用サービス「Myモビ」をタップ
- ログインする
- 右上の「ご利用状況照会」をタップ
- 表示された画面にて利息や残高を確認
PCサイトの場合
- 会員専用サービスの「Myモビ」にログインする
- 「利用状況照会」をクリック
- 表示された画面にて利息や残高を確認
スマホサイトの場合
- 会員専用サービスの「Myモビ」にログインする
- 「利用状況照会」をタップ
- 表示された画面にて利息や残高を確認
Myモビにログインした後の手順はどれも難しいものではありません。
利息や残高が気になったときにいつでも簡単に確認できます。
SMBCモビットの返済シミュレーション
SMBCモビットでは、公式サイトにて「返済シミュレーション」を行うことができます。
試せるシミュレーションは以下の2つです。
申し込み前でも利用でき、計算したいと思ったときに何度でも試せます。
- 毎月の返済額を確認するもの
- 返済月数を確認するもの
とは言っても、実際にどのような計算ができるのか分かりにくいと思います。
ここでは例として、50万円を借り1年かけて返済するシミュレーションを行ってみます。
利用希望額に50万円・返済月数には12ヶ月と入力します。
「計算する」をクリックすると以下のような画面が表示され、毎月約45,000円を返済すれば1年で50万円を返済できることが分かります。
金利は18.0〜3.0%まで自由に選択できますが、初めて借入を行う際は18.0%のまま計算を行ったほうがよいでしょう。
ここでは、50万円を借り入れて月に4万円を返済する場合について計算してみます。
すると、返済するまでには14ヶ月かかることが分かりました。
金利を含め返済金額や返済月数を一瞬で計算してくれるシミュレーションは、借り入れ前にも、借り入れ後にも役立つ大変便利なサービスです。
カードローンは他のローンと比較すると金利が高い傾向にあるため、利用する際には事前に返済計画を立て、計画的に利用することが重要です。
この返済シミュレーションは何度でも利用できるため、ぜひ申し込み前に何度か試して、返済できると考えられる額だけを借りることをおすすめします。
SMBCモビットが向いている方
では、SMBCモビットのカードローンはどのような方に向いているのでしょうか。
SMBCモビットの特徴から、以下のような方に向いていると言えます。
- 周囲の人にカードローンの利用をできるだけ知られたくない方
- 三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行の口座を持っている方
- カードローンの利用でTポイントを貯めたい方
SMBCモビットの利用が特におすすめな人は、できるだけ周囲の人にカードローンの利用を知られたくないと考えている方です。
カードローンの申し込み時には「在籍確認」と呼ばれる電話が職場にかかってくることが一般的です。
しかし、SMBCモビットではインターネットから申し込んだ(WEB完結申し込み)際は職場への電話確認はしないと公表しています。
お勤め先への電話確認なし!自宅への郵送物なし!
また、WEB完結で申し込むと自宅にローンカードなどの郵送物が送られてくることはありません。
電話確認や郵送物などで周囲の人にカードローンの利用を知られたくないと考えている人には、とても便利なサービスと言えるでしょう。
ただし、WEB完結申し込みを利用するためには、三井住友銀行・三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行のいずれかの口座を持っている必要がありますので注意してください。
他にも、日々の生活でTポイントをメインで貯めている人にもおすすめです。
利息分しかポイントが付与されないとは言え、まとまった期間利用すれば、ポイントも大きく貯まります。
なお、Tポイントをもらうためには「Tポイントの利用手続き」を専用サイトにて行う必要がありますが、Tカード機能付きのモビットカードを発行すれば、面倒な手続きは不要です。
SMBCモビットを長期的に利用する予定がある方は、Tポイント機能付きカードの発行をおすすめします。
SMBCモビットが向いていない方
以下のような人は、SMBCモビットではない他社の貸金業者の利用が向いています。
- 無利息サービスを受けたい方
- ATMを手数料無料で利用したい方
SMBCモビットの利用が特に向いていないのは、無利息サービスを受けたい方です。
大手消費者金融では無利息サービスを提供していることが多いですが、SMBCモビットは無利息サービスの提供を行っていません。
無利息サービスとは、初回利用者を対象とした利息がお得になるサービスのことで、多くの場合は初回借り入れから30日間を対象とした利息が0円になることが多いです。
たった1ヶ月と言えども、利息がなくなることは全体の返済額を減らすことにもつながります。
よって、SMBCモビットは無利息サービスを受けたい人には向いていません。
またSMBCモビットでは、三井住友銀行のATMは手数料無料で利用できますが、そのほかの提携ATMや銀行振込で返済する際に手数料が発生します。
提携ATMの利用手数料は以下の通りです。
- 取引金額が1万円以下の場合:110円
- 取引金額が1万円超の場合:220円
提携ATMは全国に140,000台。近くの銀行やコンビニで利用できます。
非常に利便性は高いのですが、三井住友銀行ATM以外の提携ATMは都度手数料が発生します。
そのため、コンビニなどのATMを利用して返済を行いたいと考えている方は、SMBCモビット以外の貸金業者を利用するとよいでしょう。
SMBCモビットの金利や利息はそれほど高くない
この記事では、SMBCモビットカードローンの特徴や金利について紹介しました。
SMBCモビットカードローンの金利は3.0〜18.0%とそれほど高くなく、利息も日割りなので、他の貸金業者と同じような条件で借り入れを行えると考えてよいでしょう。
最後に、SMBCモビットカードローンの利用が向いている人についてもう一度まとめます。
- できるだけ周囲の人にカードローンの利用を知られたくない方
- 三井住友銀行や三菱UFJ銀行・みずほ銀行・ゆうちょ銀行の口座を持っている方
- カードローンの利用でTポイントを貯めたい方
SMBCモビットは、WEB完結で申込を行った場合は在籍確認や郵送物の送付を行わないと公表しています。
家族など周囲の人にバレずにカードローンを利用したいと考えている方に特に向いています。
WEB完結により場所や時間を選ばずスムーズにお金を借りたい方や、Tポイントを貯めている方は、SMBCモビットカードローンの利用を検討してみてはいかがでしょうか。