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銀聯カード(ぎんれんカード)ってなに?メリットと日本で使う方法

銀聯カード公式サイト

ここ最近、中国人観光客の影響もあり、街やお店で『銀聯(ぎんれん)カード(Union pay)』のマークをよく見かけます。

「銀聯」という国際ブランドそのものに興味を持ったり、中国への仕事や旅行のために銀聯カード発行を検討したりする人もいるかもしれません。

しかし実際に、どんなカードで、どういった特徴があるのか、また、日本でも使えるのかどうかわからないことも多いと思います。

そこで、本記事では銀聯カードについてくわしく解説していきます。

銀聯カード(Union Pay)は中国では必須なカード
  • 中国発の国際ブランド
  • 中国人の大半はデビットカードを使用
  • 日本国内では3種類の銀聯クレジットカードを発行可能
  • 中国に長期滞在する人は持っておくと便利
  • 日本での利用方法はかんたん

※本記事の価格は全て税込みです。

トップ画像引用元:UnionPay Japan

銀聯(ぎんれん)カードは中国発の国際ブランドカード

銀聯ロゴ

画像引用元:銀聯国際

銀聯は、中国発のクレジットカードブランドのことです。

英語では「Union Pay(ユニオンペイ)」と表記されます。

ここ数年の中国人観光客の爆発的な増加もあり、日本のお店でも銀聯カードが利用できる店舗が増えてきています。

まず紹介するのは、銀聯カードの特徴とその背景についてです。

銀聯カードの3つの特徴

銀聯カードが急拡大していることは、次の3つの項目から数字で読み取ることができます。

銀聯カードの特徴
  • カード発行枚数世界一
  • 取引総額1500兆円以上
  • カード利用加盟店5,600万店

特徴1.銀聯カードの発行枚数はVISAを抜いて世界一

クレジットカードの国際ブランドといえば、VISA、Mastercard、JCBなどが有名でしょう。

しかし、今や銀聯カードは、発行枚数25億枚前後のVISAを抜き、世界最大の発行枚数を誇っています。

発行総枚数は80億枚を超えています。その内中国を除く、海外では1.3億枚近くが発行されています。

引用元:銀聯国際について

特徴2.取引総額は1500兆円超え

銀聯国際の公式グローバルサイトによると、2017年の取引総額は14.95兆米ドルに達したそうです。

日本円にして約1,500兆円以上。規模の大きさにも驚くばかりです。

また、同年の年間成長率はなんと28.8%にものぼるそうです。

特徴3.世界中へのネットワークの広がり

上記2つの特徴からもわかる通り、銀聯ネットワークは世界中へと広がっています。

2020年1月、銀聯カードが利用できる加盟店は5,600万店に上り、290万台のATMでご利用いただけます。

中国大陸以外でも世界177の国と地域で利用可能となっており、2850万店、175万台のATMでご利用頂けます。

引用元:銀聯国際について

加盟店やATMにおける数字を見ても、銀聯カードの勢いを感じることができます。

銀聯カードが爆発的に普及している3つの背景

爆買い中国人

これほどまでに銀聯カードが、中国国内のみならず世界にまで普及されているのには背景があります。

背景1:中国国内での利用者数の多さ

そもそも中国の人口は世界トップの13億人以上ですが、中国大陸で多くの人が利用すれば、当然そのカード利用者数は圧倒的に多くなります。

もともとカード発行元である「中国銀聯」は、中国人民銀行(中国の中央銀行)主導のもと、2002年に設立されました。

中央銀行が旗振り役となり、80以上の金融機関が協力して作られた電子決済システムです。

このおかげで、カード決済が普及していなかった中国全土でも、瞬く間に利用者が増えていきました

背景2:中国人観光客の急増とカードの必要性

日本では2009年に政府が中国人向け個人ビザが解禁され、今では非常に多くの中国人観光客が日本を、そして世界を訪れています。

しかし、中国には国外への現金の持ち出し規制があります。

中国在住者が国外へ持ち出せる額は、原則5,000米ドル(=2020年5月現在約536,000円)。

カードを利用すれば、その額以上のお金を使えるため、「爆買い中国人」には銀聯カードが必須アイテムとなったわけです。

背景3:ネットショッピングの普及

今や世界全体でネットショッピングが一般化していますが、中国人にとってはネットの普及においても銀聯カードが出番となりました。

例えば、2016年にAmazonジャパンでは、銀聯カードの利用を開始しましたが、これにより中国大陸でのAmazon Globalの利用者数が5倍に増えたそうです。

中国国内ではカードの種類が豊富でないため、銀聯カードがファーストチョイスになるのかもしれません。

中国国内での銀聯カードの大半はデビットカード

クレジットカード

こうした背景があり、銀聯カードは中国国内をはじめとして、全世界へと広がりを見せていきました。

しかし、国際ブランドとはいえ、銀聯カードの利用者はやはり中国人が大半で、彼らの8割ほどは、実はクレジットカードではなくデビットカードを利用しているのです。

銀行口座を作成するとデビットカードが付帯される

発行会社である中国銀聯が設立された当時の中国は、クレジットカードなどの与信システムが発達していませんでした。

「信用力」が必要となるクレジットカードを、多くの国民に発行するのは難しかったため、デビットカードが普及していきました。

銀行から即座に引き落とされるデビットカードであれば、貸し倒れリスクもないからですね。

一方で、数多くの金融機関が協力して中国銀聯を設立したこともあり、中国国内で銀行口座を作成すると銀聯ブランドのデビットカードが付帯するのが一般的でした。

そのため中国国内の実態としては、実はクレジットカードではなくデビットカードが使われているのです。

日本国内で発行可能な銀聯カード

銀聯クレジットカード種類

画像引用元:銀聯国際 カードラインナップ

日本では、銀聯ブランドではクレジットカードに加え、デビットカード、プリペイドカードが発行可能です。

本記事では、日本で主流のクレジットカードに主に焦点を当て、詳しく説明します。

三井住友カード三菱UFJニコスの2社が銀聯ブランドのクレジットカードを発行しています。

代表的な銀聯カードには、次のようなものがあります。

  • 三井住友銀聯カード
  • ANA銀聯カード
  • 三菱UFJニコス銀聯カード

以下は、各カードのスペックを比較した表です。

カード三井住友銀聯カードANA銀聯カード三菱UFJニコス銀聯カード
発行会社三井住友カード三菱UFJニコス
申込資格満18歳以上の方
(高校生を除く)
満18歳以上(高校生を除く)で、ANA VISAカードなどの保有者MUFGカード保有者
発行手数料無料
※再発行時は550円
本会員:1,100円
家族会員:330円
※5年ごとの更新時にもかかる
年会費無料無料
利用枠総利用枠:10〜80万円
ショッピング利用枠:10〜80万円
カード申し込み時に指定したクレジットカード利用可能枠の範囲内
ポイントサービス1,000円利用=1ポイント
(1ポイント5円相当)
1,000円利用=1ポイント
※ANAマイルへ1ポイント=5マイル(移行手数料無料)にて移行可能
海外利用時の基本ポイントが2倍
・グローバルポイント、スヌーピーポイントプログラムのカードが対象
その他サービス銀聯コールセンター照会受付サービス海外アシスタンスサービス「ハローデスク」の利用

三井住友銀聯カード

三井住友銀聯カード

三井住友銀聯カードは、三井住友カードが発行する安心感のある1枚です。

セキュリティ面はもちろん、現地でトラブルが発生した場合も日本語で対応してくれるコールセンターがあり、使い勝手も良いでしょう。

また、カードの券面は、上記写真だけでなく「パンダの券面」を選択することもできます。

ANA銀聯カード

ANA銀聯カード

ANA銀聯カードは、単独発行不可となっており、以下のカード会員の方が申し込みできるようになっています。

  • ANA VISAカード
  • ANA マスターカード
  • ANA VISA Suica カード
  • ANA TOKYU POINT ClubQ PASMO マスターカード
  • ANA VISA nimocaカード
  • 新規にANAカードをお申し込みする方

ANA銀聯カードは、これらANAカードにおけるサブカードとしての立ち位置が強いでしょう。

三井住友銀聯カードとの違いは、貯まったワールドポイントをANAマイルへ交換できる点です。

ANAマイルを貯めたい人におすすめです。

ANAカードを所有しており、中国でカードを使う機会がある人は「とりあえず持っておく」という選択もありですね。

三菱UFJニコス銀聯カード

MUFGカード(銀聯)

三菱UFJニコス銀聯カードもANA銀聯カードと同じく、単独でのカード発行はできません

40種類以上あるMUFGカードのうちいずれか1枚持っていれば、銀聯カードは発行可能です。

ただし、新規発行手数料として1,100円(家族会員は330円)かかる点に注意が必要です。

海外利用時の基本ポイントは2倍のため、還元率は1%となります。利便性の高さに加えて、還元率1%は大きな魅力ですね。

銀聯ブランドのデビットカード

銀聯デビットカード

画像引用元:銀聯国際 カードラインナップ

日本では以下の2行の銀行で、普通預金口座開設と同時にデビットカードを作成できます。

  • 中国銀行(Bank Of China)
  • 中国工商銀行(Industrial and Commercial Bank of China limited)

キャッシュカード兼デビットカードのため、主な利用方法は「銀聯加盟店での買い物」と「現金引き出し」の2つです。

中国銀行も中国工商銀行も、日本における支店数は多くないため、かんたんに入手できる環境ではないかもしれません。

銀聯ブランドのプリペイドカード

銀聯プリペイドカード

画像引用元:銀聯国際 カードラインナップ

銀聯では、プリペイドカードも取り扱っています。

NEO MONEY(ネオ・マネー)は、クレディセゾンが発行する、海外専用のプリペイドカードです。

事前にチャージをしておき、現地で利用することができます。

ネオマネーUnionPayは、以下のような特徴を持ちます。

  • 入会金・年会費無料
  • 13歳以上なら誰でも申し込み可能
  • 海外ATMにて現地通貨の引き出し

クレジットカードよりも手軽にかんたんに所有できるため、申し込み資格を満たさない人、審査に不安のある人にもおすすめです。

銀聯カードのメリットとデメリット

中国国内

続いて、銀聯カードのメリットやデメリットを紹介していきます。

ひとつ気になる点としては、「私たち日本人も銀聯カードを持つメリットはあるかどうか」ということです。

結論から言えば、中国に中長期的に滞在する方、旅行・出張を快適に過ごしたい方は、銀聯カードを発行するメリットがあるでしょう。

メリット1:中国国内での圧倒的な利便性

銀聯カード最大のメリットは、中国国内での圧倒的な利便性です。

冒頭で紹介した通りに、銀聯加盟店数は急速に増えており、特に中国国内では都市部から内陸部の地方まで幅広く利用することができます。

特に偽札なども心配される都市部から離れた地域では、店側の観点からも銀聯の信用力は高いと考えられます。

カード利用者の視点でも、カードの持ち運びには気をつける必要があるものの、大量の現金を持ち歩くよりは安心感があるでしょう。

カード利用者と店舗の両者がWin-Winで利用できるため、中国で生活するにはマストなアイテムとなっています。

メリット2:中国だけでなく世界各国で特典や優待がある

2つ目のメリットは、銀聯ならではの特典や優待を受けられることです。

中国国内では、各ホテルや空港などでの割引サービスなどがありますが、日本を含む世界各国でも特典を受けられることが魅力です。

サービスの一例を紹介します(2020年5月時点)。

サービス内容
アメリカラスベガス・シーザーズ・エンターテイメントハイローラー1日券1枚プレゼント
オーストラリアスカイバス特別割引
インターコンチネンタル シドニー・ドリンクサービス
・ビュッフェ特別割引
日本・松屋銀座、松屋浅草
・マルイ
・ビックカメラ
・近鉄百貨店
・阪急百貨店、阪神百貨店
・ローソン など
・5%(3%)割引
・ディスカウントクーポンプレゼント など

これらの特典は期間が設けられているため、随時確認の上利用してくださいね。

銀聯カードのメリット
  • 中国国内での圧倒的な利便性
  • 中国だけでなく世界各国で特典や優待がある

デメリット1:海外事務処理手数料がやや高い

ここまで中国国内での銀聯カードの良さについて紹介してきましたが、デメリットとして挙げられるのは、海外事務処理手数料が他ブランドと比べてやや高いということです。

海外事務手数料とは、海外でクレジットカード支払いをした際にかかる費用のことで、カード発行会社・国際ブランドによって基準が異なります。

例えば三井住友カードの場合、VISA、Mastercardのカードなら2.2%の手数料が上乗せで請求されます。対して銀聯カードは、2.5%です。

そのため、中国でもVISAやMastercardが利用できる店舗であれば、そちらのカードを使った方がお得かもしれません。

デメリット2:日本国内で発行するメリットは少ない

2つ目のデメリットは、やはり日本国内での魅力は他のカードに劣ってしまう点です。

観光地だけでなく、スーパーやコンビニでも利用できるため、日本における「利便性」は問題ないと言えます。

ただ、日本で人気のクレジットカードなどと比べると、ポイント還元率が低い、発行に手数料がかかるといった点がネックです。

中国で利用する機会がなければ、わざわざ銀聯カードを発行する価値は低いかもしれません。

銀聯カードのデメリット
  • 海外事務処理手数料がやや高い
  • 日本国内で発行するメリットは少ない

日本で銀聯カードを利用する方法

日本で銀聯カード

画像引用元:UnionPay Japan

日本での銀聯カード利用方法もわかりやすく紹介していきます。

利用の流れをかんたんにまとめると以下のようになります。

  1. 銀聯加盟店のお店を確認する
  2. 「6桁」の暗証番号(「00+指定の4桁」)を入力
  3. サイン
  4. お客様控えを受け取り、決済を終了する

一般的なクレジットカードの利用方法とさほど変わりませんが、一点注意すべきことは「暗証番号とサイン」についてです。

暗証番号(6桁)とサインの両方が必要

銀聯カードの場合には、「6桁」の暗証番号が必要となります。

しかし、特別難しいことではなく、指定した4桁の暗証番号の頭に「00」を付けるだけです。

また、通常のクレジットカードであれば、暗証番号を入力した場合にはサインが省略されることが多いですが、銀聯カードの場合は、サインも求められるので注意しましょう。

銀聯カードのお得なキャンペーン情報

銀聯カードキャンペーン

画像引用元:三井住友カード 銀聯カードポイント優遇キャンペーン

日本国内において銀聯ブランドのクレジットカードを発行する会社は、三井住友カードと三菱UFJニコスです。

この2社では、随時キャンペーンを開催しています。

中でも、三井住友カードは2020年3月31日までポイント優遇キャンペーンを行なっていました。

期間中に銀聯カードを利用すると、獲得ポイントがなんと5倍に。

現在行われているキャンペーンはありませんが、毎年お得なキャンペーンを実施しています。

逐一チェックし、お得なタイミングでカード入会、もしくは利用するのが賢いかもしれませんね。

中国国内では必要不可欠な銀聯カード!

この記事をかんたんにまとめます。

日本で発行可能な銀聯ブランドのクレジットカード
  • 三井住友銀聯カード
  • ANA銀聯カード
  • 三菱UFJニコス銀聯カード

銀聯は、現在世界中で急速に普及している中国発の国際ブランドです。

日本国内では、三井住友カードと三菱UFJニコスがクレジットカードの発行をしており、中国に長期滞在される方は持っておいた方が良いカードのひとつです。

本記事では、銀聯カードとはそもそもどういったカードなのか、日本で発行する場合や利用方法などを紹介してきました。

ぜひ、利用する機会があれば、本記事を参考に発行してみてくださいね。

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