Suicaに現金でチャージして電車を利用している人も多いですよね。
そんな人の大半が、残高不足であることに気づかず改札を通れなかった…なんて経験をしていることでしょう。
Suicaにはオートチャージ機能があることをご存じでしょうか。
また、オートチャージを利用することによって、お得にポイントを貯められるクレジットカードがあることをご存じでしょうか。
- Suica機能/オートチャージ機能が搭載されている
- Suicaオートチャージまたは定期券購入でポイントが貯まる
- ポイント還元率は通常0.5%、Suicaへのチャージは1.5%
- Suica定期券一体型と分離型がある
今回は、そんなビューカードの特徴やメリット・デメリット、さらにビューカードの中でもおすすめの4枚のクレジットカードについて詳しく紹介していきます。
ぜひ自分に合ったビューカードを見つけてください。
ビューカードの中でも特におすすめの4枚がこちらです。
- 「ビュー・スイカ」カード
- ルミネカード
- ビックカメラSuicaカード
- JALカードSuica
記事の後半でも各クレジットカードの特徴を解説していますが、各公式サイトからでも詳しく分かります。
ビューカードの特徴
まずは、ビューカードの特徴について解説します。
JR東日本グループが発行
ビューカードは、JR東日本グループの株式会社ビューカードが発行しています。
JR東日本のサービスの一つであるため、Suicaとの相性が非常に良いのです。
Suica機能/オートチャージ機能が搭載されている
ビューカードには、Suica機能とSuicaオートチャージ機能が搭載されています。
Suica機能とは、改札にかざすことで運賃の清算が完了したり、お店の専用端末にタッチすることで電子マネー決済ができる機能。
つまり、ビューカードがあればSuicaカードを持つ必要がなくなります。
また、Suicaのオートチャージ機能とは、改札を通るときに残高が一定額以下になれば自動でクレジットカードからチャージされるというもの。
残高を気にしたり、その都度チャージしたりする必要がなく、スムーズに電車を利用することができます。
さまざまな場面でポイントが貯まる&使える
他のクレジットカードにはない特徴は他にもあります。
ビューカードでオートチャージを利用すると、チャージ金額に対して1.5%のポイントが還元されます。
10,000円チャージすれば150円の還元となり、年間で換算すると決して小さな金額ではありません。
また、JRE POINT加盟店ではカードを提示するだけで1.0%のポイントが還元されます。
貯まったポイントはJRE POINT加盟店でのお買い物や、Suicaチャージなどに利用することができます。
ビューカードの入会条件
ビューカードの入会条件は、以下のように提示されています。
日本国内にお住まいの満18歳以上の方で、電話連絡のとれる方なら、どなたでもお申込みいただけます。
・未成年の方は親権者等の同意が必要です。
・高校生の方はお申込みいただけません
親権者の同意さえあれば、未成年である大学生や専門学生でも持つことができます。
ただし所定の審査があるので、審査の結果次第では入会できない可能性があります。
- JR東日本グループの子会社が発行しているクレジットカード
- Suica機能/オートチャージ機能搭載
- オートチャージやクレジット決済でポイントが貯まる
- 18歳以上が対象なので学生でも使うことができる
ビューカードの年会費はいくら?
ビューカードの年会費は、カードの種類によってそれぞれ異なります。
それぞれの年会費をチェックしていきましょう。
項目 | 年会費(全て税込) | ETCカード年会費(全て税込) |
---|---|---|
「ビュー・スイカ」カード | 524円 | 524円 |
「ビュー・スイカ」リボカード | 無料 | 無料 |
ビューゴールドプラスカード | 11,000円 | 無料 |
大人の休日倶楽部ジパングカード | 個人会員 4,364円 夫婦会員 7,458円 | 524円 |
大人の休日倶楽部ミドルカード | 2,624円(初年度無料) | 524円 |
ルミネカード | 1,048円 初年度無料 | 524円 |
JALカードSuica | 普通カード2,200円(初年度無料) CLUB-Aカード11,000円 | 524円 |
JALカードSuica CLUB-Aゴールドカード | 20,900円 | 無料 |
ビックカメラSuicaカード | 524円(初年度無料) | 524円 |
ジェクサービュー・スイカカード | 無料 | 524円 |
JRE CARD | 524円(初年度無料) | 524円 |
JRE CARD(Suica付) | 524円(初年度無料) | 524円 |
JRE CARD(Suica定期券付) | 524円(初年度無料) | 524円 |
ビューカードのお得な使い方
ビューカードに入会したら、ただクレジット決済するだけではなくポイントがより多く貯まる工夫が必要です。
この章では、ビューカードのお得な使い方を紹介します。
クレジット機能よりSuica機能を使い倒す!
ビューカードは、VIEWプラス対象商品・サービス購入やJRE CARD優待店以外でのクレジット決済による還元率は0.5%と決して高くありません。
通常のお買い物で還元率が高いクレジットカードは他にもたくさんあり、ビューカードのお得度はそこまで高くないと言えます。
しかし、Suicaを利用するならビューカードをおいて他にありません。
ビューカードを持つなら、Suica機能をメインに利用するのがポイントを効率良くためるコツです。
オートチャージがお得の鍵!
前のページで解説した通り、オートチャージによる還元率は1.5%です。
ビューカードの恩恵を最大限に享受するためにも、オートチャージの設定は必ずしておきましょう。
オートチャージのメリット
オートチャージのメリットは大きく2つ。
1つはチャージの手間と時間が省ける点。残高不足により改札で立ち止まる心配がなくなります。
もう1つはオートチャージによりポイントが貯まる点です。ただ電車を利用するだけでポイントが貯まるのは、ビューカードにしかない特長です。
オートチャージ設定方法
オートチャージは、ビューカード入会時以下の方法で設定できます。
- (インターネットの場合)「オートチャージサービスを利用しますか?」の問いで「はい」を選択
- (郵送の場合)オートチャージの欄で「1.利用する」にマルを付ける
あるいは、入会後駅のATMであるVIEW ALTTE(ビューアルッテ)でも設定可能です。
オートチャージに申し込んだ時点ではチャージ残高が1,000円を下回ると自動的に3,000円チャージされる設定になっていますが、VIEW ALTTEでいつでも金額を変更することができます。
ビューカードの注意点
通勤・通学でSuicaを使う人にとってメリットの多いビューカードですが、一方で注意したい点もいくつかあります。
年会費がかかるビューカードも
ビューカードの中には、初年度年会費が無料であっても翌年以降年会費がかかるものもあります。
利用金額を概算し、得られるポイントを見積もった上で、年会費を支払う価値があるか見極める必要があります。
また、1度でも利用すれば年会費が無料になるカードもあります。そうしたカードは入会したままにせず利用しましょう。
ショッピングでポイントを貯めることは期待できない
前述したように、オートチャージや定期券の購入をすると1.5%と高還元率ですが、ショッピング利用での還元率は0.5%と低めです。
1.0%以上が高還元率のクレジットカードといわれているので、毎日の買い物に最適のカードとは言えません。
Suica定期券機能が付いていないビューカードもある
ビューカードには、Suica定期券が一体となっているタイプとそうでないタイプがあります。
通勤・通学でSuica定期券を利用している人は、財布が嵩張らないというメリットから一体型を求める人が多いでしょう。
しかし、中にはSuica定期券機能が付いていないビューカードもあるので、間違えないように気をつけましょう。
また、一体型の場合1枚紛失してしまうとクレジットカードも定期券も使えなくなってしまうため、紛失には十分気をつけましょう。
- ビューカード最大のメリットはオートチャージにあり!
- オートチャージで効率良くポイントを貯めよう
- Suica定期券を利用するならSuica定期券機能付きビューカードを選ぶこと
おすすめビューカード4選
次に、ビューカードの中でも特におすすめの4枚のクレジットカードについて紹介します。
- 「ビュー・スイカ」カード
- ルミネカード
- ビックカメラSuicaカード
- JALカードSuica
それぞれのビューカードの特徴やメリットについて詳しく解説するので、ぜひチェックしてください。
「ビュー・スイカ」カード
「ビュー・スイカ」カードは、ビューカードの中でも最もスタンダードなタイプのビューカードです。
ビューカードの特徴をほぼすべて持つカードになっています。
「ビュー・スイカ」カードの特徴
「ビュー・スイカ」カードの特徴は下記の通りです。
- Suica・クレジットカード・定期券が1枚に
- Web明細書利用で600円分のJRE POINTが獲得できる
- 年間の利用金額によってボーナスがもらえる
Suica・クレジットカード・定期券が1枚で使えるのが大きなメリットです。
年会費は477円(税抜)かかりますが、Web明細を利用することでそれ以上のポイントを得ることができます。
ルミネカード
ルミネカードは、お馴染みのショッピング施設ルミネと提携しているビューカードです。
定期券の情報を書き込むことができ、ビューカードとしても非常に利便性が高い一方で、ルミネ系列のお店を利用すると割引が適用されるなどお得な特典があります。
ルミネを利用する機会が多い人におすすめのビューカードです。
ルミネカードの特徴
ルミネカードの特徴は下記の通りです。
- 定期券機能付き
- ルミネ・NEWoManでの買い物がいつでも5%割引
- 年に数回の10%OFFキャンペーンも
- 溜まったJRE POINTはルミネ商品券に交換可能
このように、ルミネをお得に利用できる特典が満載です。ルミネを利用する機会が多い人におすすめのビューカードです。
ビックカメラSuicaカード
ビックカメラSuicaカードは、ビックカメラと提携して発行しているビューカードです。
ビューカードの中でも「ビュー・スイカ」カードと1、2を争う人気のこちらのビックカメラSuicaカード。
ビックカメラでお得に買い物ができることはもちろん、通常のショッピング利用の還元率も他のビューカードに比べて高い傾向にあります。
ビックカメラSuicaカードの特徴
ビックカメラSuicaカードの特徴は下記の通りです。
- ビックカメラで買い物をすると最大11.5%ポイント還元
- 通常のショッピング利用でもポイント還元率は実質1.0%
- Suica定期券機能は付いていない
JRE POINTに加えてビックポイントが付与されるので、通常のショッピング利用の還元率は合計1%(JRE POINT0.5%+ビックポイント0.5%)。
また、Suicaのチャージ分を使ってビックカメラで買い物をすると、最大11.5%の還元率となるため、ビックカメラをよく利用する人にとって非常にお得です。
ただし、Suica定期券を一体にすることはできません。Suica定期券で通勤・通学をしている人は、定期券を別途持たなければいけません。
JALカードSuica
JALカードSuicaは、JALと提携して発行されている、マイルを貯めることができる航空系のビューカードです。
飛行機を頻繁に利用する人におすすめのビューカードといえます。
JALカードSuicaの特徴
JALカードSuicaの特徴は下記の通りです。
- JRE POINTとJALマイルが貯まるクレジットカード
- 搭乗やJAL特約店での買い物でマイルを効率良く貯められる
- Suica定期券機能は付いていない
電車でJRE POINTが貯まり、飛行機でJALマイルを貯めることができます。
入会搭乗ボーナスや毎年初回搭乗ボーナスなど、マイルがお得に貯まる特典がたくさんあります。
- Suica・クレジットカード・定期券が一体化した「ビュー・スイカ」カード
- ルミネやNEWoManなどでの買い物がお得になるルミネカード
- ビックカメラで買い物をすると最大11.5%の還元率になるビックカメラSuicaカード
- 電車でポイントが貯まり飛行機でマイルが貯まるJALカードSuica
Suicaユーザーはビューカードを使わないと損!
ビューカードは、Suica機能とオートチャージ機能が搭載されているSuicaユーザーには非常に便利&お得なクレジットカードです。
日頃Suicaを利用している人は、現金でチャージをするよりビューカードを利用してオートチャージ設定する方がはるかにお得なので、ぜひ検討してみてください。
また、さまざまな企業と提携して発行されているビューカードがあり、それぞれ特典やサービスが大きく異なります。
自分に合ったビューカードを見つけてくださいね。