キャッシュレス化に伴い普及が進むデビットカード。使ってみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
クレジットカードやプリペイドカードには馴染みがあっても、デビットカードは使ったことがないという人も多いかもしれません。
- 各金融機関に紐付けされているキャッシュレスカード
- 利用時には即時口座から引き落とされる仕組み
- 審査不要なので誰でも使うことができる
- 自分の持っているキャッシュカードをそのまま利用できる
デビットカードは、口座に紐付いているキャッシュレスカードであり、利用と同時に口座からお金が引き落としされるという仕組みです。
そんなデビットカードのメリットやデメリット、そしてクレジットカードとの違いについて解説をしていきます。
Sony Bank WALLET(Visaデビットカード)のメリットと使い方を解説カード名 | 三井住友カード(NL) | JCB CARD W | dカード GOLD | New! JCBカード S | JCBゴールド | 楽天プレミアムカード | セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス(R)・カード | リクルートカード | アメックスグリーン |
年会費 (税込) | 永年無料 | 無料 | 11,000円 | 無料 | 11,000円(税込) 初年度無料 | 11,000円 | 22,000円 条件付きで11,000円 | 無料 | 月会費制1,100円/月 (年合計13,200円) |
還元率 | 0.5%~7%※M1 | 1.00%~10.50%※J1 | 1.0%~10% | 1.00%~10.50%※J1 | 1.00%~10.50%※J1 | 1.0%~5.0% | 0.5%〜1.0% | 1.2%~4.2% | 0.3%~1.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard | JCB | Visa、Mastercard | JCB | JCB | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | American Express | JCB | American Express |
キャンペーン | 新規入会&条件達成で 最大5,000円分 プレゼント 2024年11月1日~2025年2月2日 | 新規入会 +Amazon利用で最大12,000円 キャッシュバック 2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで | 新規入会&利用 +公共料金などすべて支払い 最大11,000ポイント プレゼント 2024年6月1日(土)〜 | 新規入会 +Amazon利用で最大15,000円 キャッシュバック 2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで | 新規入会 +Amazon利用で最大23,000円 キャッシュバック 2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで | 新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント | 最大6,000円相当 プレゼント | 合計35,000ポイント プレゼント |
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申込対象 | 18歳以上 (高校生を除く) | 18歳以上39歳以下 | 18歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 個人の方も申込可能 | 18歳以上 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 |
発行スピード | 最短10秒
| 最短5分※J1 | 最短5営業日 | 最短5分※J1 | 最短5分※J1 ※オンライン口座設定が必要。 | 最短3営業日 | 最短3営業日 | 1~2週間 | 1~3週間 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
デビットカードとは
まず、デビットカードとはどのようなものなのかについて解説をしていきます。
金融機関と紐付けされているキャッシュレスカードのこと
デビットカードは、金融機関と紐付けされているキャッシュレスカードのことを指します。
クレジットカードのように利用限度額が設定されているわけではなく、口座の残高以上の金額を使うことができないカードです。
デビットカードは、クレジットカードのように後払いでもなく、プリペイドカードのように事前チャージが必要でもありません。
また、現金決済なら口座からお金を引き出さなければいけませんが、デビットカードを使えばその必要もなくなります。
デビットカードを使って決済した直後、口座から決済額が自動的に引き落としされます。
手続き不要で使える
大半の金融機関のキャッシュカードにはデビット機能が搭載されているため、何の手続きもなしにキャッシュカードをデビットカードとして利用することができます。
デビットカードの種類
デビットカードは、大きく2種類に分けることができます。
- ジェイデビットカード(J-Debit)
- 国際ブランドデビットカード
2つの違いを簡単に説明します。
ジェイデビットカード(J-Debit)
画像引用元:J-Debit – キャッシュカードではじめる、キャッシュレス
ジェイデビットカードとは、金融機関で発行されたキャッシュカードでそのまま買い物できるものです。
銀行・信用金庫・労働金庫など約1,700ヶ所の金融機関から発行されています。
年会費は一切かかりませんが、ポイントなどの還元もありません。
また、上記マークのあるお店なら利用することができますが、利用可能な場所が少ないのが難点です。
国際ブランドデビットカード
Visa、MasterCard、JCBなど、国際ブランドと提携して発行されるのが国際ブランドデビットカードです。
クレジットカードと同じように利用できるため、ジェイデビットカードに比べると利用できるお店は圧倒的に多いです。
各国際ブランドによって加盟店数が異なるのはもちろん、特典などに違いが見られます。
例えば、VisaデビットカードにはVisaクレジットカードと同様の特典が受けられるなどのサービスが付いていたり、JCBデビットカードは他ブランドよりもポイント還元率が高い傾向にあったりします。
デビットカードとクレジットカードの違いとは
次に、デビットカードとクレジットカードの違いについて解説します。
後払いのクレジットカードと即時払いのデビットカード、大きな違いは支払いのタイミングですが、他にも違いはたくさんあります。
利用できる金額の違い
クレジットカードは利用上限額が設定されており、その利用枠内であれば後払いで利用することができます。
今口座にお金がなくても買い物をすることができ、引き落とし日までに利用した金額を用意すれば問題ありません。
利用した分を毎月きちんと引き落としできれば、信用力が上がっていくのもクレジットカードの特徴です。
一方、デビットカードは口座残高の範囲内ならいくらでも使えますが、決済時点での残高がなければ利用できません。
遣いすぎるリスクはクレジットカードの方が大きいと言えるかもしれません。
支払い方法の違い
クレジットカードは、1回払いの他に分割払いやリボ払いといった支払い方法があります。
デビットカードは1回払いのみで、決済した金額を分けて引き落としたりすることなどはできません。
審査の有無の違い
後払いのクレジットカードは、使った分を返せないと思われる人には発行されません。
その申込者がちゃんと支払えるかどうかを審査し、その審査をクリアすればクレジットカードを持つことができるのです。
一方、立替え払いが生じないデビットカードは、審査がありません。口座を持っている人なら誰でも作ることができます。
ポイント還元やサービス・特典等の違い
ポイント還元やサービス・特典等は、クレジットカードの方が充実しています。
デビットカードもポイントが還元されたり、サービス内容が充実している場合もありますが、クレジットカードに勝るものはありません。
- 利用枠内で使えるクレジットカード、残高内で使えるデビットカード
- さまざまな支払い方法があるクレジットカード、1回払いのみのデビットカード
- 審査があるクレジットカード、審査不要のデビットカード
- ポイント還元や特典等はクレジットカードの方がお得
次の章では、デビットカードのメリット・デメリットを紹介します。
デビットカードの作り方|キャッシュカードとの違いと一体型・分離型を解説
デビットカードのメリット
次に、デビットカードのメリットについて解説します。
デビットカードの主なメリットは下記の通りです。
- 残高の範囲内でしか使えないため、遣い過ぎるリスクが低い
- 事前チャージ不要で手間がかからない
- 審査がないので申し込み条件を満たす限り誰でも使える
デビットカードのメリットについて1つ1つ詳しく見ていきましょう。
後払いより遣い過ぎのリスクが低い
デビットカードは即時口座から引き落としになります。口座残高以内の金額しか使えません。
手元にない金額まで遣えるクレジットカードに比べると、持っているお金以上の金額を遣い過ぎてしまうリスクはありません。
もちろん滞納することもなく、遅延金等が生じることもありません。
事前チャージの必要もない
事前チャージをする必要もありません。
口座残高がなくなってしまえば使えませんが、チャージ残高を気にする必要がないという点はプリペイドカードよりも楽です。
審査がなく安定収入のない人も利用できる
デビットカードは審査がありません。
クレジットカードは信用情報を照会する必要がありますが、デビットカードは後払いではないので審査をする必要がないのです。
そのため、安定収入のない主婦や学生、信用情報に傷が付いている人も使いやすいキャッシュレス決済カードだと言えます。
デビットカードのデメリット
次にデメリットについて解説します。
- ポイント還元率がクレジットカードに比べて低い
- 社会的なステータスを証明するものではない
- 使える場面が限られている
デビットカードは口座の残高に紐付けられているカードなので、口座の残高が足りなくなれば使えなくなります。
また、クレジットカードのように信用情報に関わるものではないので、社会的なステータスを証明するものではありません。
ポイント還元率がクレジットカードに比べて低い
デビットカードの中にはポイントが還元されるものもありますが、全体的に見てクレジットカードよりもポイント還元率は低い傾向にあります。
また、同様にクレジットカードと似たような保険などのサービスを使えるデビットカードもありますが、クレジットカードに比べるとあまり充実していません。
年会費が無料のデビットカードより有料のデビットカードの方がサービスは充実していますが、それでもクレジットカードには劣ります。
そのため、ポイント還元率やサービス内容を重視するならやはりクレジットカードがおすすめです。
社会的なステータスを証明するものではない
クレジットカードは、信用情報を審査した上で手に入れることができるカードなので、一定の社会的信用やステータスの証明になります。
しかし、デビットカードは審査不要で誰でも使えるカードなので、社会的なステータスを証明するものではありません。
使える場面が限られている
クレジットカード支払いは対応していてもデビットカード支払いに対応していないケースも多く、不便に感じることもあります。
デビットカードが使えないケースの例は以下のとおりです。
- 高速道路料金
- 飛行機の機内販売
- 月々の支払い(通信費や保険料など)
ただし、すべてのデビットカードが上記のケースで使えないわけではありません。対応しているデビットカードもあります。
キャッシングは利用できない
キャッシングもクレジットカード特有のサービスです。
お金を借りる行為にあたるため、信用力の有無を問わないデビットカードでは利用することができないのです。
- 遣いすぎるリスクは低い
- プリペイドカードのように事前チャージ不要
- ポイント還元率はクレジットカードに比べて低い
- 審査不要で誰でも使えるが社会的なステータスを証明するものではない
- 利用できない場面もある
- キャッシングは利用できない
次の章では、デビットカードがどんな人におすすめかを紹介します。
デビットカードはどんな人におすすめ?
次に、デビットカードがおすすめな人の特徴について紹介します。
- お金の管理が苦手な人
- クレジットカードを持たない・持てない人
- 手続き不要で気軽にキャッシュレスを利用したい人
デビットカードは、基本的にクレジットカードを使わない人にとって重宝するカードです。
クレジットカードを使うのであれば、デビットカードを使うメリットはそこまでないでしょう。
お金の管理が苦手な人
クレジットカードは、手元にお金がなくても利用枠内なら決済できてしまいます。
そのため、遣いすぎてしまう不安も…。
デビットカードであれば口座残高以上のお金を遣うリスクはありません。
お金の管理が苦手で、お金を遣いすぎる不安を抱える人にデビットカードはおすすめです。
クレジットカードを持たない・持てない人
クレジットカードを持つのが嫌な人や、クレジットカードの審査が通らない人にとって、デビットカードは重宝します。
クレジットカードを持てないからと常に現金決済をするのも面倒ですよね。
審査がないため、誰でも利用することができます。
特に手続きもなく気軽にキャッシュレスを利用したい人
ジェイデビットカードであれば、今使っているキャッシュカードをそのままデビットカードとして使うことができます。
そのため、気軽にキャッシュレスを試してみたい人にもおすすめです。
デビットカードは審査不要で口座と紐付くキャッシュレスカード!
最後に、デビットカードをおすすめしたい人についてまとめます。
- お金の管理が苦手な人
- 主婦・学生など安定収入がなくクレジットカードを作れない人
- 今すぐにキャッシュレス決済を利用したい人
デビットカードは、口座の残高に紐付いているキャッシュレスカードであり、利用した直後に口座からお金が引き落としされます。
そのため、信用情報を照会する審査を行う必要がなく、申し込み条件さえ満たしていれば誰でも利用できるのがデビットカードなのです。
クレジットカードの方がポイント還元率やサービス内容が充実しているので、クレジットカードを使っている人が利用するメリットはほとんどありません。
クレジットカードを持たない、または持てない人は、デビットカードをキャッシュレスカードとして持ってみてはいかがでしょうか。
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