株式会社ビューカード発行のJRE CARDをご存知でしょうか?
普段から通勤などでJR東日本を利用している方にとっては馴染みのあるカードかもしれませんが、2018年7月に新規発行が開始された比較的新しいクレジットカードなので、知らない人もまだまだ多いかもしれません。
そこで今回は、そんなJRE CARDの基本情報からポイント還元率、メリット・デメリットについて詳しく解説していきたいと思います!
まずは基本情報からチェックしていきましょう。
JRE CARDは、JR東日本の系列である株式会社ビューカードが発行しているクレジットカードです。
年会費は初年度無料、2年目から477円(税抜)がかかります。
その他還元率などをまとめると、以下のようになります。
JRE CARD | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%〜4.3%(JREポイント) |
マイル | - | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | 524円 | |
家族カード | - | |
旅行保険 | 海外 | 最高500万円(自動付帯) |
国内 | 最高1,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 524円 | |
電子マネー | Suica | |
国際ブランド | VISA、マスターカード、JCB | |
発行会社 | 株式会社ビューカード | |
発行期間 | 最短1週間 |
JRE CARDと言っても3種類のカードがあります。
Suica、および定期券の有無と、JRE CARD(Suica付)のみJCB/Mastercardから国際ブランドを選択可能という違いのみで、どのタイプを選んでも特典は同じです。
JRE CARDの利用で貯まるのは「JRE POINT」で、1,000円につき5ポイント付与されます。
これが基本の還元率ですが、これからご紹介するポイント特典を利用するとかなりポイントが貯まりやすくなります。
JRE CARDの基本還元率は0.5%ですが、加盟店及び優待店で利用すると、以下のように還元率がアップします。
ただし、加盟店・優待店で貯まるポイントのうち、基本還元の0.5%分は翌月の付与になるので、付与のタイミングが違うことに注意しましょう。
JRE CARD加盟店は、このJRE POINTステッカーのあるが目印です。
画像引用元:駅ビルのお買い物で貯める JR東日本の共通ポイントサイト - JRE POINT
この加盟店でJRE CARDを使うと1.5%還元となり、通常よりも1.0%も多くポイントがゲットできます。さらに貯まったポイントも使うことができるので、合わせて覚えておきましょう。
JRE CARDの加盟店は公式HPで確認できるので、お出かけ前にチェックするのがオススメです!
また、加盟店以外でも、以下のようなシーンでカードを利用すると1.5%の還元が受けられます。
ビューカードの中には、定期券の購入はポイント付与の対象外というカードもあるのですが、JRE CARDは、定期券の購入でも1.5%のポイントが貯まります。
普段からJRの定期券を購入している人にはおすすめですね。
JRE CARDを使う上で欠かせないのが「優待店」での利用です。
JRE CARD優待店でカードを利用すると、3.5%のポイント還元を受けることができます。
「加盟店」と「優待店」とがあり、少しややこしいかもしれませんが、JRE CARD加盟店の中でも、より優待される店舗が「優待店」となります。
JR東日本の駅に直結している駅ビル・駅ナカの店舗が主な優待店です。
※施設内でも一部優待店とならない店舗もありますので、ご注意ください。
画像引用元:ポイントの使えるお店 JR東日本の共通ポイントサイト - JRE POINT
また、ネットショップのJRE MALLでの利用も同様です。
常に1,000円につき35ポイントのJRE POINTが貯まるので、普段の買い物を優待店ですることでかなりのポイントを貯められますね!
JRE CARDを利用して貯めたポイントの使い道は以下の4つです。
JRE POINTは有効期限が2年間と短めですが、ポイントを利用したり付与されることで2年間延長されるので使えば実質無期限となります。
たくさんポイントを貯めても良いですし、こまめに使っても良いカードと言えるので4つの使い道について知っておきましょう。
画像引用元:JRE CARD:ビューカード
JRE POINTは、1ポイント=1円として使うことができ、前述したように優待店にて支払時にポイントを使うことができます。
ポイント交換の申請も必要ないので、かなり便利な使い道と言えますね。
画像引用元:JRE CARD:ビューカード
JRE POINTは、インターネットもしくは券売機でSuicaへチャージすることもできます。毎日の移動や買い物にも使えて便利ですね!
こちらも、もちろん1ポイント=1円として利用できますが、キャンペーンなどで付与される期間限定ポイントはチャージできないので注意しましょう。
JRE POINTはネットショップの「JRE MALL」でも支払いに使うことができます。
エキナカの商品を中心に多数のショップで買い物ができるサイトで、JRE POINTが貯まる他、使うこともできるJRE CARDホルダー向けのサイトになります。
貯まったJRE POINTで各商品との交換も可能です。
人気店での割引クーポンをはじめ、Suicaのグッズや鉄道グッズ、Suicaグリーン券などにも交換が可能できるので、貯めて交換する楽しみがありますね!
続いて、JRE CARDのポイント特典を含めたメリットと、知っておきたいデメリットについても解説していきます。
まず、JRE CARDのメリットとして以下のようなものが挙げられます。
JRE CARDの基本還元率は0.5%ですが、優待店やJRE MALLなどで3.5%の還元が受けられるのは大きなメリットですね。
一般的なクレジットカードの還元率は0.5%〜1.25%なので、基本還元率は平均的ですが、優待店の常時3.5%の還元は見逃せません。
画像引用元:JRE CARD:ビューカード
また、利用し続けることでポイントの有効期限が更新されるため、実質無期限でポイントを貯められるのも大きなポイントです。
JRE CARDではビューカード会員の優待サービスを受けることもできます。
例えばアトレ・アトレヴィ各店、プレイアトレ土浦で合計50,000円以上のカード払いをすると、500ポイントがもらえます。
また、シネプレックス水戸では映画がいつでも1,500円で観れるほか、JR東日本ホテルズでの宿泊料金が20%OFFなど、様々な優待サービスが用意されています。
JRE CARDには国内外の旅行傷害保険が付帯しています。
1000円以下の年会費で国内旅行傷害保険まで付帯しているカードはそれほど多くないため、国内旅行時も安心です。
国内旅行に関しては、事前に旅行代金や切符をカード払いする必要がありますが(利用付帯)、海外旅行は自動付帯なのも嬉しいですね。
補償内容は以下の通りです。
【国内旅行傷害保険(利用付帯)】
死亡・後遺障害 | 最高1,000万円 |
入院 | 3,000円/日 |
手術 | 入院保険日額の10倍または5倍 |
通院 | 2,000円/日 |
【海外旅行傷害保険(自動付帯)】
死亡・後遺障害 | 最高500万円 |
傷害治療費用 | 50万円限度 |
疾病治療費用 | 50万円限度 |
以上のように、JRや駅チカの商業施設をよく使う人にとってはメリット盛りだくさんのJRE CARDですが、デメリットもあるのでしっかり確認しておきましょう。
ビューカードには家族カードを発行できない券種がいくつか存在するのですが、JRE CARDもその一つです。
そのため、配偶者やお子さんとポイントをまとめて貯めるということができないので、家族カードを発行したい方にとっては懸念点になるかもしれませんね。
2つ目のデメリットとして、本カード・ETCカード共に年会費がかかるという点。
本カードは2年目から、ETCカードは初年度から477円(税抜)の年会費が発生します。
ただし、本カードは「ジェクサー・フィットネスクラブ」などの会費をカード払いすれば無料になるという条件はあるものの、2年目以降の年会費はかかる方も多く、ETCカードも発行していれば合わせて954円(税抜)が毎年かかるので注意が必要です。
以上、JRE CARDのポイントプログラム、メリット・デメリットをまとめました。
これまでの内容を踏まえると、JRE CARDはこんな方におすすめの一枚です。
JRE CARDは、クレジットカード・Suica・定期券を一枚にまとめて使えるカードです。
使い勝手が良いのはもちろん、優待店では3.5%の高還元も受けられるので、JR東日本の駅に直結の駅ビル・駅ナカの店舗を頻繁に使う人にとってはかなりおすすめのカードと言えます。
ぜひ上記に当てはまる方は、JRE CARDの発行を検討してみてはいかがでしょうか。