dカードはNTTドコモが発行するクレジットカードで、還元率1.0%以上の高いポイントを獲得できるカードです。
そんなdカードをもっとお得に使う方法の一つに、QRコード決済の「d払い」の活用があります。今回はその理由や方法を見ていきたいと思います!
そもそもd払いとは、ドコモが提供している決済アプリで、
PayPayや楽天ペイなどと同様、スマホを使って決済する、QRコード決済と呼ばれるものの一つです。
d払いはチェーン店を中心に使えるお店が増えてきているので、スマホに入れておけば必ず出番があります。
2020年9月現在では、このようなお店で使えることが多いです。
d払いなどQRコード決済は、次のどちらかの方法で決済をします。
お店により異なりますが、どちらの方法でも、スマートフォンとレジ端末とをQRコードで媒介し決済をするという点は同じですね。
d払いを使い始めるには、スマホ、d払いアプリ、dアカウントがあればOKです。
dアカウントはドコモユーザーであれば通常持っていると思いますが、実はドコモユーザー以外も無料で作ることができるんです。
ドコモユーザー以外でdカードを作った人も、利用明細を確認する際にdアカウントが必要なので、どこかの段階で必ず作成する必要があります。
d払いアプリをインストールして、dアカウントを設定するだけで始められ、とても簡単です。
d払いで決済をすると、d払いにセットしたクレジットカードでも決済されるのが基本です。
ポストペイ型と呼ばれる電子マネーのiDやQUICPayをすでに使っている人には、イメージがしやすいですよね。
さらに、iDやQUICPayにないメリットがd払いにはあります。それは、クレジットカードのポイント以外に、d払いを利用することでdポイントが付くことです。
d払いで支払うと、実店舗で0.5%。ネットで1.0%のdポイントが付きます。
還元率は「dポイント スーパー還元プログラム」にエントリーすることでさらに増えて、最大で7.0%となります。
これとは別に、d払いの豊富なキャンペーンも注目です。
キャンペーンにより内容は異なりますが、特定の店舗でd払いを使うと20~50%程度の大きな還元が受けられるものがあります。
次に、dカードについて見ていきましょう。基本情報はご覧の通りです。
dカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 550円 ※前年度1度でも利用すれば無料 | |
電子マネー | iD | |
国際ブランド | VISA、Mastercard | |
発行会社 | 株式会社NTTドコモ | |
発行期間 | 最短5日 |
携帯キャリアがNTTドコモ以外の人にもまったく不自由がないのも嬉しいポイントですね。
旅行保険が付いていないのはネックですが、普段の買い物用のカードとして使うぶんには十分です。
dカードの利用で貯まるdポイントは、業界や店舗をまたいで貯めたり使ったりすることのできる「共通ポイント」の一つです。
Tポイントや楽天ポイントなど、どれかを使っている人が多いと思います。
これらのポイントに共通しているのは、この5つの特徴です。
ところで、他のカードとd払いの組み合わせと、d払いとdカードの組み合わせとではどちらがお得なのでしょうか?
dカードはポイント還元率の高いカードですが、世間には還元率1.2%以上のカードも存在しています。
d払いとクレジットカードのポイント二重取りになる以上、還元率の高いカードと組み合わせたほうが、よりお得になるのではと思う方もいらっしゃるかもしれません。
ただし間接的には次のとおり「dポイントスーパー還元プログラム」によって、d払いのポイントがアップする可能性があるため、総合点ではdカードの方が高いんです。
また、dカードを登録している人だけが対象のd払いのキャンペーンも数多く用意されています。こちらも大きなメリットですね!
d払いとdカードを紐付ける方法は簡単です。
d払いのインストール時に、dアカウントを設定すれば、支払先としてdカードが設定されます。
dカードのカード番号等を入力する必要はないので、スムーズに設定できるでしょう!
ちなみに、dカードにはdカード GOLDというゴールドカードがあります。
学生を除く20歳以上なら、こちらも選ぶことができます。
dカード GOLD | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0~10% |
マイル | 0.5~5.0% | |
年会費 | 初年度 | 11,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 1枚目:無料 2枚目以降:1,100円 |
|
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 無料 ※初年度無料 ※前年度に1回以上の利用で翌年度無料 |
|
電子マネー | iD | |
国際ブランド | VISA、Mastercard | |
発行会社 | 株式会社NTTドコモ | |
発行期間 | 最短5日 |
dカード GOLDは、年会費は税込11,000円かかりますが、ドコモユーザーにとっては高い年会費を支払う価値があるカードなんです。
それは、このメリットがあるからなんです。
クレジットカードの利用額とは関係なく、「ドコモの月額料金」の10%分、dポイントがもらえます。
dカードゴールドの家族カードを持っている、ドコモ利用者の家族についても、それぞれポイントが獲得できます。
ただし、ポイント付与は携帯利用料金の全額ではないという点には注意が必要です。
さらにdカード GOLDは、年間100万円以上使うとボーナスがもらえるという年会費無料のdカードにはない特徴もあります。
なお、年間ボーナスでもらえるのはdポイントでなく、ドコモの通販サイト「dショッピング」や「dトラベル」等で使えるクーポン、または機種変更や新規端末購入に使えるクーポンです。
ゴールドカードの、スタンダードカードにないメリットとして、代表的なものは次の通り。
dカード GOLDについてはどちらの特典も使うことができます。
海外旅行傷害保険の内容はご覧の通りです。
項目 | 本人会員/家族会員 | 本人会員の家族 |
---|---|---|
傷害死亡 | 最大1億円 (うち利用付帯5,000万円) | 最大1,000万円 |
傷害後遺障がい | 最大1億円 (うち利用付帯5,000万円) | 最大1,000万円 |
傷害・疾病治療費用 | 300万円 | 50万円 |
賠償責任 | 5,000万円 | 1,000万円 |
携行品損害 | 50万円 | 15万円 |
救援者費用 | 500万円 | 50万円 |
海外航空便遅延費用特約 | 宿泊施設の客室料:3万円 交通費or旅行サービス取消料:1万円 食事代:5,000円 手荷物遅延:3万円 ※いずれか高い金額を定額で補償 |
家族カードを持っている人については本会員と同様の補償があるのが普通ですし、dカード GOLDも同様です。
いっぽう、18歳未満だとは家族カードを持てないため、別途保険が必要で、これが家族特約です。
ただ、dカード GOLDの家族特約の治療費補償は「50万円」しかありません。
18歳未満の家族と海外に行きたい人にとっては、dカード GOLDの海外旅行傷害保険はやや心もとないかもしれません。
以上のように、dカード GOLDはドコモユーザーへのポイント還元という実用的な側面の大きなカードです。
このカードは、このような条件に当てはまる人におすすめです。
どれにも該当しない人、たとえば「家族カードが1枚で、携帯料金がわずか、カード利用代金も月5万店程度」という人なら、
例えドコモユーザーだったとしても、dカードのほうがおすすめです。
では最後に、今回の内容をおさらいしましょう。