プラチナカードとは、ゴールドカードよりも上位に位置づけられるクレジットカードです。
コンシェルジュサービスやプライオリティ・パス、ホテル優待などワンランク上の体験ができる特典、ステータスの証などといった魅力があるので「いつかはプラチナカードを持ってみたい!」と憧れている人も多いのではないでしょうか。
プラチナカードといっても様々な種類があり、年会費も高額なので「とりあえず試しに作る」にもハードルが高く、迷っている方もたくさんいると思います。
そこで今回は、山田が厳選した5種類のプラチナカードを比較して、ランキング形式でご紹介したいと思います。
プラチナカードの特徴は、上質なサービスが受けられる特典が多く付帯していることです。
カードによって若干異なるものの、ほとんどの場合、以下のような特典が利用できます、
例えば、新幹線の手配、国内・海外旅行先でのレストランの予約、接待・歓送迎会でのお店選びって、やろうと思えば自分でもできるけど、どうしても手間がかかっちゃうよね。
そんな時に役に立つのがこのコンシェルジュ・サービスなの。電話一本で、さまざまな依頼や相談に対応してくれるの。
プラチナカードは、特典だけでなく、保険・補償が手厚いのも特徴の一つです。
一般カードやゴールドカードよりも高レベル(最高1億円〜)の国内・海外旅行傷害保険だけでなく、カードによっては、渡航便遅延保険やショッピング保険が付帯しています。
以上のように、プラチナカードの付帯サービスはかなり充実しています。
しかしその分、年会費はゴールドカードよりも高額です。一般的には3万円から5万円程度ですが、中には10万円を超えるカードもあります。
審査についても、一般カード・ゴールドカードより厳しいと言われています。
狙いたいプラチナカードの下位カードを積極的に使い、良好な利用実績を積んで、カード会社からのインビテーションを待って発行するという方法もおすすめです。
それでは早速、おすすめプラチナカードランキングをチェックしていきましょう!
プラチナカードの中には、カード会社からのインビテーションがないと申し込めない招待制のものもありますが、今回は申込制のカードに限定しています。
この5種類のカードを、以下の4項目で比較して、総合的に評価しました。
(※入会キャンペーンの情報は、2020年11月時点での内容となっています。)
ラグジュアリーカード Mastercard Black Card | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.25% |
マイル | 0.75% | |
年会費 | 初年度 | 110,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 27,500円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1.2億円(自動付帯) |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | Mastercard | |
発行会社 | 株式会社アプラス | |
発行期間 | 最短5日 |
ラグジュアリーカードは、2008年にアメリカで富裕層向けのカードとして誕生、日本国内では2016年から新規発行が始まりました。
国際ブランドはMasterCardで、MasterCardの6つあるランクで最上級の「World Elite Mastercard」に分類されます。ステータスも申し分ありません。
カードは高級感のある金属製で、表面はマット加工がされています。周りとは違うカードを持ちたいという方にもおすすめですよ。
画像引用元:Luxury Card | Dining
レストラン関連では、以下のような特典が用意されています。
サービス対象地域内の指定の場所から、対象のレストランまでの片道送迎をしてくれるという内容です。また、一部のレストランでは会員専用の席まで確保してくれます。
旅行関連では、このような特典が揃っています。
さらに、TOHOシネマズ優待(毎月最大2回まで無料鑑賞)、国立美術館での優待があります。
もちろん、24時間365日対応のコンシェルジュサービスも用意されています。自動音声は流れず、すぐにコンシェルジュに繋がります。
旅行の手配やレストラン、チケット、ゴルフの予約、プレゼントの提案などの相談が可能で、電話だけでなくメールでの依頼・回答にも対応しています。
最近は自宅で過ごす時間が増えたという方も多いのではないでしょうか。
ラグジュアリーカードでは、おうち時間特典も多数用意されています。
高ステータスカードというと還元率が低いイメージがあるかもしれませんが、ラグジュアリーカード(ブラック)の還元率は1.25%と高水準なのが特徴です。
ショッピング利用金額1,000円につき2ポイントが付与され、さらに利用明細2,000円ごとに1ポイントが付与されます。(1ポイント=5円相当)
貯まったポイントは、Amazonギフト券や高品質ワイン扱うFiradisでのクーポンなどの景品や、提携航空会社のマイルに交換することも可能です。
ラグジュアリーカード(ブラック)はカードの名前の通り、贅沢な体験ができる特典がそろった一枚です。
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.33~3.0% |
マイル | 0.5~3.0% | |
年会費 | 初年度 | 143,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 無料 ※発行上限4枚 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯5,000万円) |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 935円 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | |
発行期間 | 1~2週間 |
これまではアメックスからの招待(インビテーション)がないと入手できませんでしたが、2019年から自己申し込みで発行できるようになりました。
メタル製なので独特の輝きがあり、重厚感の感じられる見た目です。
画像引用元:プラチナ・カードのご案内 – クレジットカードはアメリカン・エキスプレス(アメックス)
アメックスプラチナには、多くの魅力的な特典が付帯しています。今回はダイニング関連とトラベル関連の特典に注目してご紹介しますね。
まずはダイニング関連の特典から見ていきましょう。
2 for 1ダイニング by 招待日和は、所定の店舗を2名以上で利用した際、コース料理の代金が1名分無料になる特典です。
日本の極 KIWAMI 50は、日本国内の予約の取れない名店を、会員向けに貸切にして提供してくれるという内容。(抽選受付)
当日はその日の特別メニューを楽しむことができます。グルメ好きな方にとってはたまらない特典ですね!
続いて、トラベル関連特典です。
アメックスプラチナでは、毎年の更新時に国内ホテルの無料ペア宿泊券(一泊)がプレゼントされます。対象のホテルは、ヒルトン、ホテルオークラ、日航ホテルやプリンスホテルなどの有名ホテル。
またアメックスプラチナの「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」では、航空券や新幹線、ホテルの予約やレストランの手配など、24時間365日いつでも様々な相談が可能です。
アメックスプラチナは、特典だけでなく保険・補償も充実しています。
ホームウェア・プロテクションでは、アメックスプラチナ会員が所有する家電・パソコン・時計等に、偶然の事故(火災・盗難・破損・水漏れなど)で損害が発生した際に、購入金額の補償が受けられます。
購入日からの経過 | 補償の割合 |
---|---|
6ヶ月以内 | 100% |
1年以内 | 90% |
2年以内 | 80% |
3年以内 | 70% |
4年以内 | 60% |
4年超 | 50% |
アメックスプラチナでは、有料ポイントプログラム「メンバーシップ・リワード・プラス」の年間参加費3,300円(税込)が無料になります。
このプログラムに参加すると、以下のようなメリットが受けられます。
「ボーナスポイントプログラム」の対象ショップは、AmazonやYahoo!JAPANも含まれています。
年会費は今回取り上げたカードの中では最も高額ですが、特典を活用すれば、年会費以上の価値を感じられることは間違いありません。
大切な人とのかけがえのない時間にも、彩りを添えてくれるでしょう!
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.75% |
マイル | 1.0% | |
年会費 | 初年度 | 22,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 1枚につき3,300円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン | |
発行期間 | 最短3営業日(セゾンカウンター受取) |
セゾンプラチナ・アメックスには、プラチナ会員だけが利用できる様々な特典が付帯しています。
カードデスク・サービスは、セゾンプラチナ・アメックス会員専用の24時間365日利用ができるコールセンターです。
カードに関する問い合わせや、以下のようなトラベル関連の手配、レストランの予約などさまざまな相談をすることができます。
他にも、一流ホテル・ダイニング・スパなどで優待が受けられるオントレ entréeや、全世界1,000ヶ所以上のホテルで優待を受けられるTablet®️ Hotels年会費無料(通常年会費・税込9,900円)などといった魅力的な特典が揃っています。
画像引用元:限定サービス|セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード
セゾンプラチナ・アメックス会員は、SAISON MILE CLUBに加入することができます。(年会費無料)
SAISON MILE CLUBに加入すると、1,000円のショッピング利用ごとに10マイル(JALマイル)、2,000円の利用ごとに永久不滅ポイントが1ポイント貯まります。
永久不滅ポイントは、200ポイント→500マイルのレートでJALマイルに移行できます。
セゾンプラチナ・アメックスの年会費は、22,000円(税込)と、プラチナカードの中ではかなり安価な部類に入ります。
だからと言って特典の内容が物足りないということはなく、一般的なプラチナカードに付帯しているものはセゾンプラチナ・アメックスでも利用することができます。
コストパフォーマンスの良いプラチナカードを求める人にとってはおすすめの一枚と言えるでしょう。
セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5% |
マイル | 1.125%(セゾンマイルクラブ加入時) | |
年会費 | 初年度 | 22,000円 |
2年目以降 | ||
追加カード | 3,300円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン | |
発行期間 | 最短3営業日(セゾンカウンター受取) |
セゾンプラチナ・アメックスとは特典の内容がやや異なるものの、カードデスク・サービスやプライオリティ・パス、 SAISON MILE CLUB無料など、プラチナカードとしての特典は共通です。
JCBプラチナ | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~1.5% |
マイル | 0.3~0.9% | |
年会費 | 初年度 | 27,500円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 1人目:無料 2人目:3,300円 |
|
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 最短3営業日 |
そんなJCBプラチナの主な特徴はこちら。
画像引用元:プラチナカード | クレジットカードなら、JCBカード
JCBプラチナの年会費は27,500円(税込)。プラチナカードの年会費としては、比較的安価な部類に入ります。
そのぶん特典が少なめなんじゃ?と思った方もいるかもしれません。
ですが、24時間365日使える「プラチナ・コンシェルジュデスク」、コース料理が1名無料になる「グルメ・ベネフィット」、世界1,300箇所以上の空港ラウンジを使える「プライオリティ・パス」など、プラチナカードとして十分な特典が揃っています。
JCBプレミアムステイプランでは、国内のホテルや旅館を特別価格で予約することができます。
対象施設には上質なホテル、満足度の高い旅館が数多く揃っているので、旅行の計画を立てる際はぜひチェックしましょう。
JCBプラチナでは、JCBゴールドに付帯する特典も利用可能です。
また、JCBオリジナルシリーズならではのポイントプログラムも利用できます。
JCBザ・クラス | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~ |
マイル | 0.3%~ | |
年会費 | 初年度 | 55,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 8枚まで無料 |
|
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 2〜3週間 |
JCBザ・クラスには、”最高峰”に相応しい特典が揃っています。
ただし、このカードは招待制となっていて、JCBからのインビテーションが届かないと申し込むことはできません。
インビテーションの条件は公開されていませんが、JCBカードの利用実績が重要な項目の一つではないかと言われています。
「いつかJCBザ・クラスを持ちたい!」という方は、JCBプラチナでしっかりと利用実績を積むのがおすすめです。
三井住友カード プラチナ | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~2.5% |
マイル | 0.3%〜 | |
年会費 | 初年度 | 55,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 無料 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 550円 ※初年度無料 ※前年度に1回以上の利用で翌年度無料 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | iD | |
国際ブランド | VISA、Mastercard | |
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | |
発行期間 | 最短1週間 |
三井住友カードには、学生向けのカードや20代専用のゴールドカードなど多くの種類がありますが、三井住友カード プラチナが最上位になります。
以前は招待制でしたが、2010年から自己申し込みで発行できるようになりました。
三井住友カード プラチナには、空港ラウンジサービスやコンシェルジュサービス、手荷物無料宅配など、トラベル特典も十分です。
また、レジャー関連には以下のようにユニークな特典が揃っています。
三井住友カード プラチナ会員には、年一回カタログギフトが届きます。
さらに、6ヵ月間のカード利用額合計が50万円以上の方には、6ヵ月間のカード利用額の0.5%相当額(2,000円以上最高30,000円)の三井住友カードVJAギフトカードが年2回プレゼントされます。
三井住友カード プラチナでは、家族カードを年会費無料で発行することができます。
家族カードは、生計が同一の配偶者、親、満18歳以上の子(高校生を除く)が対象になっています。
1枚まで無料、ではなく家族会員は全員無料になるのは嬉しいですね!
ですが、どれもワンランク上の体験ができる特典ばかりでした。自分に最適なプラチナカードを選び、より上質な生活を叶えてみてはいかがでしょうか。