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  • 2023年10月11日
  • 2024年6月28日
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ETCマイレージサービスとは?メリット・デメリットと登録方法

ETCマイレージサービスとは、ETCカードで通行料金を支払うごとにポイントが貯まるとてもお得なサービスです。

年会費などの利用料は一切かからず、事前に登録手続きをしておくだけで簡単にポイントを貯めることができます。

この記事ではETCマイレージサービスのメリット・デメリットだけでなく、登録方法やポイント還元率・ポイントの付与が終了してしまった道路についても詳しく紹介します。

ETCマイレージサービスの特徴
  • 登録費・年会費は無料
  • ETCカードでの支払額に応じてポイントが付与される
  • 貯まったポイントは有料道路の通行料金として使用できる
  • ETCカードさえ持っていれば簡単に申し込める
  • インターネットから申し込むと申込日からポイントが貯まる

おすすめクレカ付帯ETCカード比較表
カード名イオンカードセレクト
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エポスカード
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矢印

ETCマイレージサービスはETCを使うほど通行料金がお得になる

カード利用枠のイメージ

ETCマイレージサービスとは、ETCカードでの通行料金の支払額に応じてポイントが貯まるサービスのことです。

マイレージと聞くと航空会社のポイント制度を想像する人も多いと思いますが、その道路バージョンだと考えると分かりやすいかもしれません。

ポイントを貯めるには事前の登録手続きが必要で、登録したETCカードで対象の道路を通過することで支払額に応じてポイントが付与されます。

貯まったポイントは通行料金の支払いに利用できるため、多くのポイントを貯めることでよりお得に有料道路を利用できます。

複数のメリットが揃ったサービスで、有料道路の利用機会が多い人は必見です。

ETCマイレージサービスの4つのメリット

ETCマイレージサービス登録オフィス

ETCマイレージサービスには、ポイント以外にも割引特典などのうれしいメリットが揃っています。まずは4つのメリットを紹介します。

ETCマイレージサービスのメリット
  • 平日朝夕割で通行料金が最大50%オフになる
  • 登録は無料で年会費もかからない
  • インターネットで簡単に登録できる
  • ETCクレジットカードを使用することでポイントの二重取りができる

平日朝夕割で通行料金が最大50%オフになる

1つ目のメリットは、ETCマイレージサービスに登録しているだけで自動的に「平日朝夕割」が適用になることです。

平日朝夕割とは、平日の一定時間内にETCカードを利用すると通行料金の最大50%が還元される割引制度です。

割引対象日時は平日の以下の時間帯で、ETCマイレージサービスに登録しているETCカードを利用することが割引対象条件となっています。

朝:6〜9時
夕方:17時〜20時

還元率は1ヶ月の利用回数によって決められており、還元分は利用月の翌月20日にETCマイレージサービスの還元額(無料通行分)として付与されます。

  • 5〜9回まで:通行料金のうち最大100km相当分を約30%分還元
  • 10回以上:通行料金のうち最大100km相当分を約50%分還元

割引の対象となる道路は「NEXCO東日本/中日本/西日本(NEXCO3社)が管理する地方部の高速道路・及び宮城県道路公社の仙台松島道路」で、東京・大阪近郊は割引対象外となっていますので注意してください。

通勤などで有料道路を使用する機会が多い人には、とてもお得な割引制度と言えるでしょう。

ETCクレジットカードを使用することでポイントの二重取りができる

ETCマイレージサービスで貯まるポイントは、クレジットカード会社が発行するポイントとは全く別のポイントサービスです。

そのため、クレジットカード会社の発行するETCカードを使用することで、カード会社のポイントとマイレージサービスのポイントの二重取りも可能になります。

ポイント還元率が高いETCカードを利用して、よりお得にポイントを貯めたいですね。

登録は無料で年会費もかからない

ETCマイレージサービスは、事前に申し込むだけでポイントを貯められるとてもお得なサービスです。

登録にお金はかからず、年会費も発生しません

サービスの利用に当たって料金が発生することはないので、高速道路を利用することが多い場合は登録しておくことをおすすめします。

インターネットで簡単に登録できる

ETCマイレージサービスの手続きは簡単で、インターネットまたは郵送でいつでも登録が可能です。

ETCカードさえ用意しておけば、スムーズに手続きを行えます。

またインターネットから申し込んだ場合は、なんと申し込みの当日からポイントを貯めることができます。

手続き方法については、後ほど詳しく説明します。

ETCマイレージサービスの3つのデメリット

考える女性

次に、ETCマイレージサービスの3つのデメリットを紹介します。

ETCマイレージサービスのデメリット
  • ポイントに有効期限がある
  • 各道路のポイントや別のETCカードのポイントは合算できない
  • 交換できるポイントの単位は道路事業者によって異なる

ポイントに有効期限がある

ETCマイレージサービスで貯まるポイントには、有効期限が決められています。

有効期限はポイントが付与された年度の翌年度末で、例えば2020年3月20日に付いたポイントの有効期限は2021年3月末ということになります。

この有効期限を過ぎるとポイントが失効し、還元額(無料通行分)への交換ができなくなってしまいます。ポイントが貯まったら、早めに交換手続きを行っておきましょう。

還元額に有効期限はありませんが、2年間(730日間)ポイントや還元額に増減がない場合は、マイレージ登録が取り消されてしまいますので注意してください。

各道路のポイントや別のETCカードのポイントは合算できない

もし複数枚のETCカードを所持していても、複数のETCカード間で還元額やポイントの合算を行うことはできません。

またポイントは道路事業者ごとに貯まるため、道路事業者間での合算はできない仕組みとなっています。

「神戸市道路公社と広島高速道路公社」など、複数の道路事業者の道路を利用しても貯まったポイントは道路事業者ごとの交換となり、合算はできません。

交換できるポイントの単位は道路事業者によって異なる

貯まったポイントは通行料金の支払いに利用できる還元額に交換できますが、ポイントの交換率は道路事業者によって異なっています

道路事業者ごとのポイントの交換単位は以下の通りです。

道路事業者ポイントの交換単位
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社1,000ポイント→500円分
3,000ポイント→2,500円分
5,000ポイント→5,000円分
本州四国連絡高速道路株式会社1,000ポイント→500円分
3,000ポイント→2,500円分
5,000ポイント→5,000円分
阪神高速道路株式会社100ポイント→100円分
名古屋高速道路公社 100ポイント→100円分
愛知県道路公社100ポイント→100円分
神戸市道路公社200ポイント→100円分
広島高速道路公社100ポイント→100円分
福岡北九州高速道路公社100ポイント→100円分

交換した還元額は、ポイントを発行した道路事業者に関わらず還元額を利用できる道路で共通して利用可能です。

還元額を利用できる道路はこちらのページから確認できます。

ETCマイレージサービスのポイント制度

ドライブのイメージ

次に、ETCマイレージサービスのポイント制度について紹介します。

ポイントのつき方

ETCマイレージサービスのポイントは、登録したETCカードで対象の道路を利用することで付与されます。

ポイントが付与されるのは、走行した月の翌月20日で、ポイントのつき方は道路事業者によって異なります。

基本的なポイントのつき方は以下の通りで、「+α」と書かれた道路事業者では月間利用額に応じて加算ポイントが付与される仕組みとなっています。

道路事業者ポイントの付き方
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社10円につき1ポイント
本州四国連絡高速道路株式会社10円につき1ポイント
名古屋高速道路公社100円につき1ポイント+α
愛知県道路公社100円につき1ポイント+α
神戸市道路公社50円につき3ポイント+α
広島高速道路公社100円につき1ポイント+α
福岡北九州高速道路公社100円につき1ポイント+α

道路事業者ごとの加算ポイントについては、こちらのページで確認できます。

ポイントの還元率

では、ETCマイレージサービスのポイント還元率はどのくらいなのでしょうか。

ここでは、+αのポイント加算がないNEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社と本州四国連絡高速道路株式会社のポイント還元率について考えてみます。

上記の道路事業者では10円につき1ポイントが貯まる仕組みで、加算ポイントはありません。

そして貯まったポイントは、以下の単位で交換が可能です。

  • 1,000ポイント→500円分
  • 3,000ポイント→2,500円分
  • 5,000ポイント→5,000円分

まずは500円分の還元額をもらいたい場合について考えてみます。

1,000ポイント貯めるには1万円の利用が必要になるため、500円分の還元額をもらうには1万円分の通行量が必要であることが分かります。この場合、還元率は5%です。

では、5,000円分の還元額をもらいたい場合はどうでしょうか。

5万円分の通行量で5,000ポイントが貯まるため、当然ですが5,000円の還元額をもらうには5万円分の通行量が必要であることが分かります。この場合、還元率は10%です。

道路事業者にもよりますが、ETCマイレージサービスのポイント還元率は5〜10%となっており、高還元率であると言えるでしょう。

ポイントの交換方法

貯まったポイントを還元額に交換するには、以下の4つの方法があります。それぞれの方法について簡単に紹介します。

  • ポイント自動還元サービスを利用
  • インターネットのマイページから手続き
  • 自動音声ダイヤルでの手続き
  • 事務局に電話

インターネットでの手続き

インターネットでの手続き手順は以下の通りです。

  1. ログインする
    ポイントの交換方法1
  2. 上部のポイント交換をクリック
    ポイントの交換方法2
  3. 希望のポイント数を入力し、ページ下部の次へをクリック
    ポイントの交換方法3
  4. 内容を確認後、ページ下部のポイント交換をクリック
    ポイントの交換方法4
  5. 注意点を確認後、OKをクリック
    ポイントの交換方法5

自動音声ダイアルでの手続き

次に、自動音声ダイアルでの手続き手順を紹介します。

マイレージサービス自動音声ダイアル
050-2015-1010
  1. マイレージサービス 自動音声ダイアルに電話をかける
  2. マイレージIDを入力しシャープ・パスワードを入力しシャープを押す
  3. 「2シャープ」を押してポイントを確認する
  4. 「4シャープ」を押してポイントを交換を申し込む
  5. 交換する道路事業者番号を入力してシャープを押す
  6. 交換希望ポイントを入力してシャープを押す
  7. 交換する場合は「4シャープ」を押す

電話での手続き

電話で手続きをする場合は、以下の事務局に電話をすることで交換が可能です。

ETCマイレージサービス事務局

ナビダイヤル 0570-010125

045-477-3793(携帯電話)
平日・土日祝 9:00〜18:00

自動音声などインターネットでの手続き以外でも、登録時に送付されたIDとパスワードが必要になります。

電話をする前に必ず手元に用意しておきましょう。

また、1つ目の自動還元サービスを除いてポイントの交換は全て手動となっています。

自動還元サービスについては、次の見出しで詳しく紹介します。

自動還元サービスが便利

前述した通り、獲得したポイントには有効期限が存在します。

うっかり還元額への交換を忘れてポイントを失効させないためには、自動還元サービスへの申し込みがおすすめです。

自動還元サービスとは、自動的に貯まったポイントを還元額に交換するサービスのことです。

自動還元は毎月20日に実施され、所定のポイント数が貯まった時点で交換されます。

道路事業者ごとの自動還元の単位は以下の通りです。

道路事業者ポイントの自動交換単位
NEXCO東/中/西日本・宮城県道路公社5,000ポイント→5,000円分
本州四国連絡高速道路株式会社5,000ポイント→5,000円分
名古屋高速道路公社1,000ポイント→1,000円分
愛知県道路公社1,000ポイント→1,000円分
神戸市道路公社1,000ポイント→500円分
広島高速道路公社1,000ポイント→1,000円分
福岡北九州高速道路公社1,000ポイント→1,000円分

ただ自動還元サービスの最低交換ポイント数は、上記の通り比較的高く設定されています。

ポイント数が上記の単位に達しないまま有効期限を迎えたポイントは失効してしまいますので、ポイントがあまり貯まらなかった場合は自分で交換手続きを行う必要があります。

自動交換手続きを申し込んだからと安心せず、時々有効期限を確認しておきましょう。

自動還元サービスは以下の3つの方法から簡単に申し込むことができます。

  • インターネットのマイページからの手続き
  • 自動音声ダイヤルでの手続き
  • ETCマイレージサービス事務局への電話での手続き

ここでは、インターネットからの手続き方法を紹介します。

  1. ログインする
    ETCマイレージポイント交換1
  2. 上部の「登録情報変更」をクリック
    ETCマイレージポイント交換2
  3. 希望の有無を入力し、ページ下部の「次へ」をクリック
    ETCマイレージポイント交換3
  4. 画面の内容を確認後、ページ下部の「確認」をクリック
    ETCマイレージポイント交換4

ETCマイレージサービスの登録方法

ETCマイレージサービスの登録するイメージ

次に、ETCマイレージサービスの登録方法について説明します。

ETCマイレージサービスは、インターネットまたは郵送での申し込み手続きが可能です。

登録に必要なものや情報

ETCマイレージサービスに申し込むためには、まずはETCカードと車載器を準備する必要があります。

申し込みの前に用意しておきましょう。

またETCマイレージサービスに登録するためには、以下の情報が必要となります。

スムーズに申し込みを行うため、手続きの前に確認しておきたいですね。

  • 名前
  • 生年月日
  • 住所
  • 電話番号
  • ETCカード番号と有効期限
  • 車両番号(ナンバープレートの4桁)
  • 車載器管理番号(ETC車載器の19桁)

登録の手順

登録の手順は以下の通りです。

  1. ETCカードと車載器を用意する
  2. 申し込みフォームまたは申込書に必要事項を記入する
  3. IDとパスワードが記載された「ご登録完了のお知らせ」を受け取る

「ご登録完了のお知らせ」は、申し込み方法に関わらず郵送で届きます。

届く書類は各種手続きに必要となるため、必ず保管しておきましょう。

ETCマイレージサービスの注意点

自家用車をマイレージサービスに登録

ETCマイレージサービスには、利用前に知っておきたい注意点も存在します。

ETCマイレージサービスの注意点
  • ポイントがつかない道路もある
  • レンタカーでもポイントを貯められる
  • 還元額の利用分にはポイントはつかない

ポイントがつかない道路もある

ETCマイレージサービスは日本国内全ての有料道路が対象となっている訳ではなく、ポイントが付く道路や還元額が利用できる道路が決まっています。

また道路の中には、還元額が利用できてもポイントが付かない道路もあります。

自分がよく利用する道路が対象になっているかどうか、こちらのページで確認しておきましょう。

レンタカーでもポイントを貯められる

ETCマイレージサービスに申し込む際は車両番号の登録が必要ですが、登録したETCカードを使用すれば、自分の車以外でもポイントを貯めることができます

レンタカーは持参したETCカードの使用が可能ですので、レンタカーで対象道路を通る場合は登録したETCカードを持っていきましょう。

還元額の利用分にはポイントはつかない

還元額は通行料金として利用できますが、還元額の利用分にポイントは付与されません。

ポイント対象道路を利用した場合でも、還元額の利用分はポイントの対象とはなりませんので注意してください。

ETCマイレージサービスが終了した道路

スピードメーター

今までETCマイレージサービスの対象となっていても、ポイントの付与を終了してしまった道路もあります。

阪神高速道路8号京都線のポイント付与は、2019年3月31日走行分を持って終了しています。

また阪神高速道路(大阪・兵庫地区)での還元額の利用は、2021年3月31日を持って終了となっています。

高速道路の利用回数が多いならETCマイレージサービスの登録がお得

高速道路を運転するイメージ

この記事では、ETCマイレージサービスについて紹介しました。

ETCマイレージサービスは対象となる有料道路を利用するほどお得になるサービスで、以下の様なメリットが揃っています。

ETCマイレージサービスのメリット
  • 平日朝夕割で通行料金が最大50%オフになる
  • 登録は無料で年会費もかからない
  • インターネットで簡単に登録できる
  • ETCクレジットカードを使用することでポイントの二重取りができる

ETCマイレージサービスはETCカードさえ持っていれば、インターネットや郵送で簡単に登録できます。

有料道路の利用機会が多い人は、申し込んでみてはいかがでしょうか。