イオンゴールドカードは条件を満たすと審査なしでいきなり届くって本当？

イオンカードをお持ちの方が特定の条件を満たすと、いきなりゴールドカードが送られてくることがあります。

ただ、イオンゴールドカードは基本的にインビテーション制です。

ゴールドランクの条件を満たしたことを知らせる案内が届いてから、自分でカードを切り替えの手続きをすることで、イオンゴールドカードが送られてきます。

ですから、イオンカードを長く使っていれば、勝手にゴールドカードに切り替わるわけではありません。

この記事では、イオンゴールドカードの条件や特徴、おすすめの種類について解説します。

※本記事の価格は全て税込みです。

カード名	[PR]ダイナースクラブカード	三井住友カード ゴールド（NL）	JCBゴールド	dカード GOLD	ゴールド・プリファード・カード	au PAY ゴールドカード	ANA JCBワイドゴールドカード	楽天プレミアムカード	三菱UFJカードゴールド
年会費 （税込）	24,200円（税込）	5,500円（税込） 年間100万円以上の 利用で翌年以降永年無料※4	11,000円（税込） 初年度無料 オンライン入会の場合のみ	11,000円（税込）	39,600円（税込）	11,000円（税込）	15,400円（税込）	11,000円(税込)	2,095円（税込） 初年度無料
還元率	0.25%～0.4%	0.5%〜7%※M1	0.5%～5.0%※J1	1.0%～10%	1.0%～3.0%	1.0%～11%	0.5%～2%	1.0%～3.0%	0.5%～1.0％
国際ブランド	ダイナースクラブ	Visa、Mastercard	JCB	Visa、Mastercard	American Express	Visa、Mastercard	JCB	Visa、Mastercard、 JCB、American Express	Visa、Mastercard、 JCB、American Express
キャンペーン		新規入会＆条件達成で 最大10,000円相当 プレゼント 2024年9月2日～2024年10月31日	新規入会 ＋条件達成で最大30,000円 キャッシュバック 2023年12月5日(火)～2024年3月31日(日)	新規入会＆利用 ＋公共料金などすべて支払い 最大11,000ポイント プレゼント 2024年6月1日（土）〜	最大120,000ポイント 獲得可能	最大20,000ポイント プレゼント	最大42,000マイル相当 プレゼント 2024年2月29日(木)まで	新規入会&1回利用で 5,000ポイント プレゼント	最大5,000円 キャッシュバック
申込対象	ダイナースクラブ 所定の基準を満たす方	満18歳以上で、ご本人に 安定継続収入のある方 （高校生は除く)	20歳以上	18歳以上	20歳以上	20歳以上	20歳以上 学生不可	20歳以上	18歳以上
発行スピード	2～3週間	最短10秒※即時発行ができない場合があります。	最短5分※J1	最短5営業日	通常1～3週間	最短4日	最短5営業日	最短3営業日	最短翌営業日
公式サイト	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る	詳細を見る

※1 内訳：新規入会＆条件達成でVポイントPayギフト5,000円分プレゼント。 新規入会＆5万円以上の利用でVポイント5,000円相当プレゼント。条件：新規入会＆スマホのタッチ決済3回利用/新規入会＆5万円以上の利用。

イオンゴールドカードの特徴・基礎知識

イオンゴールドカードは、年会費が無料という大きな特徴があります。

さらに、イオンカード会員がゴールドカードになると、家族カードもゴールドカードになります。

もちろん家族カードであっても、イオンラウンジや空港ラウンジなどの本会員と同等のサービスを利用できます。

イオンゴールドカードの家族カード

家族カードが発行できるのは、イオンカード(WAON一体型)やイオンカードセレクトなど、イオン銀行が発行するクレジットカードです。

イオンカードの家族カードの特徴について、簡単にまとめてみました。

• 最大3枚まで発行でき、年会費は無料
• イオンカード会員と同じデザインとなり変更できない
• イオンカードセレクトの家族カードは、イオンカード(WAON一体型)となる
• 生計を同一とする18歳以上(高校生を除く)の方であれば発行可能
• 家族カードの利用代金は、イオンカード会員の登録口座から引き落とされる

イオンゴールドカード発行の条件

イオンゴールドカードを発行するための条件について解説します。

イオンゴールドカードは、新規の申し込みやイオンカードを持つ方からの要望では発行できません。

対象のイオンカードを持っている方が、基準となる条件をクリアすると、本人宛にゴールドカード切り替えの案内が届きます。

いわゆるインビテーション制(招待制)です。

ゴールドカードへ切り替え可能なイオンカードは7種類です。

• イオンカード
• イオンカード(WAON一体型)
• イオンカード(ミッキーマウス デザイン)
• イオンカード(トイ・ストーリー デザイン)
• イオンカードセレクト
• イオンカードセレクト(ミッキーマウス デザイン)
• イオンカードセレクト(トイ・ストーリー デザイン)

上記のカードを使って、直近1年間のショッピング利用額が50万円以上の方が、イオンゴールドカード招待の対象となります。

直近1年間とは、毎月10日を基準日とし、過去12ヶ月間の合計利用額です。

ゴールドカードの対象者には、発行条件を満たした翌月の中旬頃に案内が届きます。

直近のカード利用額を知りたい方は、暮らしのマネーサイト「MyPage」から、請求明細書を確認してください。

1. 暮らしのマネーサイトにログインする
2. メニューの「利用明細」を選択する
3. 確認したい月を選択する

ただし、ショッピング利用金額が50万円を超えても、イオン側が総合的に判断し、何らかの事情で案内が届かない場合もあります。

イオンゴールドカードについては、チャットで問い合わせることも可能です。

カード利用額以外の発行条件について

イオンゴールドカードは、他の一定の基準を満たした場合も発行されることがあります。

例えば、下記の条件をどちらも満たし、イオンセレクトクラブに入会した場合です。

• イオン銀行で1,000万円以上かつ借入期間10年以上の住宅ローンを組む
• イオンカードセレクトを申し込む

イオンセレクトクラブは、住宅ローンの契約時しか入会することができません。

そのため、イオン銀行で住宅ローンを借りる予定がある方は、見逃さないように注意しましょう。

なお、イオンの公式サイトで公表されているゴールドカードの発行基準は以上となります。

イオンゴールドカードに切り替える手順

続いて、イオンゴールドカードに切り替えるための手順について解説していきます。

イオンゴールドカードの案内が届いた方は、どちらかの方法で手続きをしてください。

• 暮らしのマネーサイトから申し込む
• 電話で申し込む

イオンゴールドカードがいきなり届く？

切り替えるための手順を踏むことなく、いきなりイオンゴールドカードが、案内と一緒に届くこともあります。

実は、いきなりゴールドカードが送られてくるかどうかは、カードの国際ブランドによってある程度予測することができます。

イオンカードの国際ブランドは【Visa・Mastercard・JCB】の3種類あり、このうちゴールドカードに切り替える際、VISAのみカード番号が変更になります。

そのため、VISAのイオンカードを持つ方に対しては、必ずゴールドカードへ切り替える案内が届きます。

一方、カード番号が変わらないMastercard・JCBは、いきなりゴールドカードが届く可能性があります。

イオンゴールドカードを申し込む時の注意点

まず、VISAのイオンカードの場合はカード番号が変わるので、イオンカードで支払いをしている公共料金などのカード情報を変更する必要があります。

なお、変更手続きが不要な場合もあるため、詳細はイオンカード「よくあるご質問」で確認してください。

全てのカードに共通する注意点について

全てのカードに共通する、ゴールドカードが届いてからの注意点を紹介します。

切り替え前のカードで電子マネーWAONを使っていた場合は、カードを破棄する前にWAON残高とWAONポイントの移行手続きを済ませてください。

イオンゴールドカードへのWAON残高・ポイント移行は、WAONステーションかイオン銀行ATMで手続きをする必要があります。

イオンゴールドカードの送付時に移行方法の案内も同封されていますが、公式サイトからも確認できます。

切り替え前のカードを破棄する際は、磁気部分とICチップをハサミで切断した上で破棄してくださいね。

暮らしのマネーサイトから申し込む

では、イオンゴールドカードの案内が届いた方が、インターネットから申し込む方法について、順番に解説していきます。

1. 暮らしのマネーサイトにログインする
2. メニューの「各種お手続き・登録変更」を選択する
3. 「イオンゴールドカードへ切替」を選択して進む

もし、イオンゴールドカードの申込み画面が表示されない場合は、登録カードを確認した上で、再度ログインしてください。

なお、暮らしのマネーサイトから手続きをする場合、イオンスクエアメンバーIDの登録が必要です。

電話で申し込む

続いて、イオンゴールドカードの案内が届いた方が、電話で申し込む方法です。

まず、イオンカードを手元に用意してから、下記の電話番号にかけてください。

この時、下記のショートカットキーを順番に押すと、音声ガイダンスの途中であっても、ゴールドカードの申し込み案内へ進むことができます。

1. 「0」を入力する
2. 「278#」を入力する

なお、番号は間違えないように、ゆっくり押してください。

イオンゴールドカードのメリット・優待特典

ここからはイオンゴールドカードのメリットについて、詳しく解説していきます。

まず、イオンゴールドカードには5つのメリットがあります。

• イオンラウンジ
• 空港ラウンジ
• 海外旅行傷害保険
• 国内旅行傷害保険
• ショッピングセーフティ保険

では、それぞれの内容を順番に見ていきましょう。

イオンラウンジ

イオンラウンジとは、イオンでの買い物の合間にゆっくり休憩できるスペースのことで、イオンカードのゴールドカードやオーナーズカードを持つ方のみ使うことができるサービスです。

イオンの大型店舗内にあるラウンジで、無料で飲み物やお菓子を楽しめたり、休憩したりすることができます。

※イオンラウンジは、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、2020年2月からサービスを停止していましたが、2023年6月以降、順次再開する予定です。

イオンラウンジを利用すると、2つの特典があります。

• イオンのプライベートブランド「トップバリュー」の試供品のドリンクを飲める
• 新聞や雑誌が置いてあり、自由に読むことができる

ただし、イオンラウンジを利用する場合、対象のカードを持つ方＋同伴者3名までとなります。

また、複数枚の対象カードを持っていたとしても、1日1回30分以内の利用をお願いしています。

イオンラウンジが利用できる時間は、通常であれば10:30〜19:00(最終受付18:30)です。

イオンラウンジが設置されているイオンは全国各地にあり、サービス内容も店舗によって異なります。

空港ラウンジ

イオンゴールドカードを所有していると、国内主要都市の空港ラウンジを無料で利用できます。

なお、同伴者は有料となります。

空港ラウンジでは、飛行機に搭乗するまでの時間を、静かにゆっくりと過ごすことができます。

空港ラウンジを利用する場合は、受付でイオンゴールドカードと当日の搭乗券(航空券)を提示してください。

イオンゴールドカードで利用できる空港ラウンジは下記の通りです。

海外旅行傷害保険(利用付帯)

日本出国前に海外旅行に伴う公共交通費、またはツアーの旅行代金などをイオンゴールドカードで支払うと、海外旅行中のケガや病気などに保険金が支払われます。

ただし、同伴者の旅行代金をあわせて支払った場合であっても、保険が適用される対象者はカードを持つ本人と、イオンゴールドカード(家族カードを含む)を持つ同伴者のみとなります。

また、事前に申告する必要はなく、条件を満たせば自動的に保険適用となります。

海外旅行傷害保険の補償内容や支払い限度額は下記の通りです。

※保険適用条件を満たした方で、1回の旅行(最高30日まで)についての金額です。

詳しくは、イオンカード「海外旅行傷害保険」で確認してください。

国内旅行傷害保険(利用付帯)

イオンゴールドカードで旅行代金を支払った場合、国内旅行中のケガに対して保険金が支払われます。

旅行代金とは下記の3種類を指し、それぞれの期間中のケガが対象です。

• 公共交通機関→搭乗中が対象
• 宿泊代金→宿泊中が対象
• ツアー旅行代金→ツアー中が対象

ただし、同伴者の旅行代金をあわせて支払った場合であっても、保険が適用される対象者はカードを持つ本人と、イオンゴールドカード(家族カードを含む)を持つ同伴者のみとなります。

国内旅行傷害保険の補償内容や支払い限度額は下記の通りです。

ショッピングセーフティ保険

イオンゴールドカードで購入した商品が、偶然の事故により被害を受けた場合の保険で、主な内容は下記の通りです。

• 商品の購入日から180日間
• 1品5,000円以上の商品が対象
• 上限は年間300万円まで
• 購入時の「お客さま控」が必要
• 対象外の商品(貴金属・コンタクト・自転車など)がある

なお、イオンゴールドカードのクレジット決済以外は対象外となるので注意してください。

さらに、クレジットカードの紛失や盗難などで不正利用された場合でも、損害額が補填されます。

対象となるのは、イオン銀行がカード紛失の届け出を受理した日を含めて、61日以前に発生した損害となります。

イオンゴールドカードは降格がない

ネットの口コミによると、イオンゴールドカードに切り替えた翌年度から利用額が100万円を下回ったとしても、通常カードへ降格しないと言われています。

ただし、イオンカードの規約では下記のように記載されています。

基準に満たない場合は、当行は会員の同意を得ることなく、ゴールドカードからイオンカードに変更した上で、発行することができる

引用：イオンカード会員規約

ですから、100％降格しないとは言い切れません。降格する可能性があることを認識しておきましょう。

イオンゴールドカードのデメリット

ここからは、イオンゴールドカードの2つのデメリットについて解説します。

では、順番に解説していきます。

ポイント還元率が低い

イオンゴールドカードで買い物をすると、「WAON POINT」が200円で1ポイント貯まるので、ポイント還元率は0.5%です。

世の中には還元率1％以上のクレジットカードも流通しているため、イオンゴールドカードのポイント還元率はイマイチと言えます。

また、WAON POINTはイオン独自のポイントのため、使い方が限られてしまいます。

WAON POINTの使い方

WAON POINTを使う方法は3つあります。

• 電子マネーWAONに交換
• オンラインショップで使う

一番簡単な方法は電子マネーWAONに交換することですが、1,000ポイント以上500ポイント単位となっています。

WAON POINTの使い方の詳細は、それぞれのページで確認してください。

ときめきポイントの注意点について

イオンカード(ゴールド含む)の2021年9月11日利用分から、「ときめきポイント」ではなく「WAON POINT」が付与されます。

この変更に伴い、2021年10月25日以降にときめきポイントを電子マネーWAONに交換する場合、1ポイントから交換可能になります。

利用できる空港ラウンジが少ない

イオンゴールドカードは他のゴールドカードに比べて、利用できる空港ラウンジの数が少ないです。

そこで、人気の高いゴールドカード3種類と、ラウンジを利用できる空港の数で比較してみました。

ただ、あまり飛行機を利用しない方や、対象の空港の近くに住んでいる方であれば問題ないとも言えます。

イオンゴールドカードの種類

イオンゴールドカードの種類を表にまとめてみました。

イオンゴールドカードは、切り替え前のイオンカードを引き継ぐため、国際ブランドやデザインの変更はできません。

イオンカードのデザインを変更したい場合は、新規で申し込む必要があります。

おすすめはイオンゴールドカードセレクト

おすすめはイオンゴールドカードセレクトです。

なぜなら、イオンカードセレクトはポイントが貯まりやすいという特徴があり、ゴールドカードになっても引き継がれるからです。

イオンカードセレクトのポイントの貯まり方をまとめました。

イオンカードセレクトは、イオン銀行キャッシュカード、クレジットカード、電子マネーWAON、3枚のカードを1枚にまとめたカードです。

イオンカードセレクトはイオン銀行口座からWAONオートチャージでポイントが貯まります。

そのままWAONで支払うことで、イオングループ以外の店舗で買い物をしても還元率が1％となります。

さらにイオングループの対象店舗でのお買い物をWAONで支払うと、200円ごとに2ポイント(WAON POINT)貯まるため、還元率は1.5％となります。

もちろん、イオンカードセレクトとWAONのどちらも、毎月20日・30日にイオンカードで買い物をすると5％OFFになる「お客さま感謝デー」の対象となっています。

また、イオンカードセレクトを持つとイオン銀行Myステージのスコアも貯まりやすくなります。

イオンカードからイオンカードセレクトへ移行できる

実は、イオンカード(WAON一体型)から、イオンカードセレクトへ変更することは可能です。

また、イオンゴールドカード(WAON一体型)からも切り替えることができますが、念のためゴールドランクを継続できるか確認しておきましょう。

ただし、これらの場合もデザインの変更はできません。

切り替える手続きは簡単で、24時間いつでもインターネットで申し込むことができます。

• 書類の郵送不要
• お届け印不要
• 本人確認書類不要

手続きから3週間程度すると、「本人限定受取郵便」でイオンカードセレクトが届くので、配達員に本人確認書類を提示してください。

詳細は、イオン銀行「イオンカードセレクト切替お申込み」で確認してください。

イオンゴールドカードがおすすめなのはこんな方

イオンゴールドカードは、年会費が無料のままでゴールドランクの特典が利用できるお得なカードです。

しかし、他のゴールドカードに比べてポイント還元率は低く、利用できる空港ラウンジも少ないため、特典の内容は劣っていると言えます。

ただ、イオンラウンジが利用できるので、イオンで買い物をする機会が多い方にはおすすめです。

また、旅行や買い物に対する保険も付帯されているため、持っていて損はありません。

さらに、ゴールドカードと同様の特典が利用できる家族カードを、最大3枚まで作ることができ、しかも年会費はかかりません。

もし、ポイント還元率を上げたい場合は、イオンカードセレクトを使いましょう。

ゴールドカードに切り替えるための条件「100万円」も、普段の買い物や毎月の固定費の支払いなどに利用すれば、決して無理な金額ではありません。

デザインの変更ができない点に注意して、お得なゴールドカードを目指してみましょう。