ダイナースクラブカードの審査に落ちた…審査基準は年収と年齢？

ダイナースクラブカードは高いステータスと充実した付帯サービスが魅力です。

その分敷居が高く、「審査に落ちてしまった」「申し込みたいけど審査に通るか不安」という方もいるのではないでしょうか。

それでも、依然として他のゴールドカードと比べると年齢や年収といった審査基準が厳しいことに変わりはありません。

これから申し込む方はもちろん、審査に落ちてしまった方も審査基準や原因をしっかり把握して次の審査に臨みましょう。

※本記事の価格は全て税込みです。

ダイナースクラブカードの申し込み基準

発行元の三井住友トラストグループが公表しているダイナースクラブカードの申し込み基準は、以下の通りです。

ご入会いただける方
当社所定の基準を満たす方

引用元：ダイナースクラブカード | カードラインナップ | クレジットカードのダイナースクラブ

上記以外の詳しい基準は公開されていません。

以前は27歳以上しか申し込みできませんでしたが、2024年現在は年齢制限がなくなっています。

ダイナースクラブカードの審査基準

ダイナースクラブカードは、他のクレジットカード以上に審査基準の詳細がわかりません。

口コミなどからダイナースクラブカードの審査基準を推測してみました。

必要な年収は400～500万円程度

ダイナースクラブカードの審査に通るには、500万円程度の年収が必要ではないかと言われています。

200～300万円前後の年収で入会できる一般的なゴールドカードと比べると、ダイナースクラブカードは求められる返済能力が高いと推察できます。

ただし、今は年齢制限もなくなり、クイック診断による年収の事前入力もなくなっています。

口コミを見ると、年収400万円台で審査に通過した人もいるようです。

勤続年数は長いほど有利

ダイナースクラブカードの審査では、勤続年数も重視されると言われています。

勤続年数が長いと、収入が安定していると判断されるためです。

ただし、勤続年数が短いことは必ずしも審査にマイナスの影響を与えるとは限りません。

勤続年数が短くても、年収やクレヒスなど他の条件が良ければ十分審査に通る可能性はあります。

良好なクレヒスを築いている

ダイナースクラブカードの審査では、クレヒスも重視される可能性が高いです。

審査の際、カード会社は必ず申込人のクレヒスを参照し、入会可否の判断材料としています。

ダイナースクラブカードも例外ではありません。

当社が加盟する指定信用情報機関につきまして、貸金業法第41条の37および割賦販売法第35条の3の58に基づき、機関の名称等を公表します。対象となるお取引および根拠となる法令等は以下の通りです。

キャッシングサービス、ローン等ご融資のご利用
貸金業法第41条の13に基づき2010年3月11日に内閣総理大臣より指定信用情報機関として指定を受けました。
リボルビング払い、ボーナス一括払いのご利用
割賦販売法第35条の3の36に基づき2010年7月20日に経済産業大臣より指定信用情報機関として指定を受けました。
詳細は、指定信用情報機関のウェブサイトをご覧ください。

当社が加入する指定信用情報機関
名称 株式会社シー・アイ・シー （CIC）

引用元：法令に基づく加入指定信用情報機関の名称等の公表 | クレジットカードのダイナースクラブ

過去から現在に至るまでクレジットカードを定期的に使い、かつ期日までに返済をしていれば良好なクレヒスが作られ、信用力を評価されます。

反対に、延滞や滞納をした場合は信用力を疑われやすいです。信用力がないと判断されれば、ダイナースクラブカードの審査には通らないでしょう。

ダイナースクラブカードの審査に落ちる原因

実際にダイナースクラブカードに入会申し込みし、審査に落ちた方もいるでしょう。

そんな方は、以下のような原因がなかったか1つ1つ確かめてみましょう。

支払可能見込額が少ない

ダイナースクラブカードの入会にもっとも障壁となり得るのは、年収でしょう。

年収が少ないと、支払可能見込額が少ないと判断されます。

「支払可能見込額」とは、利用者が日常の生活を維持しながら、持続的に支払うことができると見込まれる1年間当たりの金額です。利用者の年収やクレジット債務の状況、生活維持費などをもとに、クレジット会社が算定します。

引用元：消費者の安心・安全を守るクレジット契約の新ルール～改正割賦販売法～ | 政府広報オンライン

支払可能見込額は、年収－クレジット債務－生活維持費で求められます。

つまり、年収が多いほど、クレジット債務(借入可能額)や生活維持費(割賦販売法で定められている生活を維持するために必要な1年間の金額)が少ないほど審査に有利に働きます。

特にダイナースカードは、他のクレジットカードと比べると高い返済能力がないと入会できない可能性が高いでしょう。

クレヒスに傷がある

過去に他のクレジットカードやローンの返済で延滞や遅延をした場合も審査に落ちやすいです。

一度延滞や遅延をすると2～5年程度クレヒスに登録が残ります。俗に言う「クレヒスに傷がある」状態です。

自分のクレヒスは、CICなどの個人信用情報機関に開示請求することで、いつでも確認できます。

ダイナースクラブカードを申し込む前にクレヒスの開示請求をしておくとよいでしょう。

スーパーホワイトも審査に不利

過去に延滞や遅延はおろか、クレジットカードやローンを利用したことがない方(スーパーホワイト)も、カード会社に避けられることがあります。

クレヒスがなければ「約束通り返済する人物かどうか」を判断できません。また、過去に金融事故(債務整理など)を起こし、5年以上クレジットカードを持てなかったのではと疑われます。

ただし、社会人になったばかりの10代～20代前半は、クレジットカードやローンを利用したことがなくても不自然ではありません。

30代以上でスーパーホワイトだと、ダイナースクラブカードに入会するのは難しいかもしれません。

多重申し込みをした

ダイナースクラブカードと同時に多重申し込みをしている場合、審査に落ちる可能性があります。

多重申し込みとは、短期間に複数のクレジットカードを申し込むことです。

クレジットカードの申込履歴もクレヒスに残り、登録期間は6ヶ月間です。

直近6ヶ月以内に多数のクレジットカードへ申し込んだ履歴がクレヒスに残っていると、審査の通過は難しいかもしれません。

ダイナースクラブカードの審査に通過するコツ

ダイナースクラブカードの入会審査に通過するためのコツをまとめました。

審査基準が公表されていないため、「これをすれば通る」という裏技はありません。

しかし、上記のコツを意識することでダイナースクラブカードの入会審査に通過できる確率を上げられるでしょう。

他のクレジットカードに入会し着実に利用する

今までクレジットカードを利用してこなかった人は、まず年会費無料のクレジットカードを作りましょう。

そのクレジットカードで定期的に支払いし、期日までに返済する、これを繰り返すだけでクレヒスに記録が残り、ダイナースクラブカードの審査にも好影響を与えます。

ただし、当然ながら延滞や遅延をするとクレヒスに傷がつきます。そうなるとなおさらダイナースクラブカードが遠のきます。

支払いは契約に基づき着実に行い、良好なクレヒスを積みましょう。

多重申し込みをしない

ダイナースクラブカードと並行して別のクレジットカードに申し込んだり、立て続けにクレジットカードに申し込んだりする多重申し込みは避けましょう。

他のクレジットカードを申し込んだ場合は、6ヶ月空けてからダイナースクラブカードに申し込むのが望ましいです。

半年経てばクレヒスから申し込み履歴が削除されるので、多重申し込みと判断される可能性はなくなります。

キャッシング枠を0にする

ダイナースクラブカードにはキャッシング機能も付けられますが、借入の予定がないならキャッシング枠を0にして申し込みましょう。

クレジットカードの入会審査は、ショッピング枠(クレジットカードショッピングによる立て替え払い)とキャッシング枠の2段階で行われます。

つまり、両方の基準をクリアしなければクレジットカードは発行されません。

裏を返せば、キャッシング枠を希望しなければショッピング枠の審査だけで済みます。

ダイナースクラブカードの審査にかかる時間

ダイナースクラブカードの審査～カード発行にかかる時間は以下の通りです。

• 口座の設定・本人確認書類の提出の両方をオンラインで手続きした場合：1週間
• 上記以外：12営業日
• キャッシング枠を希望する場合：上記+1週間

支払い口座の設定および本人確認書類の提出の両方をオンラインから手続きした場合、カード発送までの目安は1週間です。

あくまでも目安であり、混雑状況や審査の状況によっては長引く可能性もあります。

口座設定や本人確認書類の提出をオンラインではなく郵送でする場合は12営業日、キャッシング枠を希望するとさらに時間がかかります。

富裕層向けのクレジットカードであり、当面の支払いに困っている人には向きません。

ダイナースクラブカードはこんなカード

ダイナースクラブカードは、歴史とステータスのあるクレジットカードです。

券面はシンプルながら実力は一般的なゴールド以上。”ダイナース”の名の通りダイニング特典が充実しています。

優待が充実していることはもちろん、本記事で解説したように審査ハードルが高いため、保有すると年会費以上の満足感が待っていることは間違いないでしょう。

わかる方にはわかる、さりげないステータスを演出するなら、ダイナースクラブカードを検討してみてくださいね。

ダイナースクラブカードの審査は年収とクレヒスが重要

以上、ダイナースクラブカードの審査基準と、入会審査に落ちてしまう原因について解説しました。

ダイナースクラブカードの入会審査では、年収とクレヒスがとくに重要とされています。

審査に落ちてしまった方は「年収は足りているか」「クレヒスに悪い記録が残っていないか」などをチェックしてくださいね。

これからダイナースクラブカードに申し込む方は、申込前に本記事で紹介した審査基準を満たしているか確認しましょう。

ただし、あくまでも口コミから推測した内容であり、ダイナースクラブカードが公式に発表しているわけではありませんが、審査のコツを意識すれば審査に通過する可能性はグッと高まるでしょう。