ダイナースのポイントの価値を解説
  • 2024年8月22日
  • 2024年8月23日
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ダイナースのポイントの価値は?何と交換したら1番お得か考えてみた

ダイナースクラブカードを利用すると「リワードポイント」が貯まります。

リワードポイントはマイルとの交換や支払代金への充当など使い道が多く、交換先によって1ポイントの価値が変動します。

充実した特典がダイナースクラブカードの魅力ですが、どうせなら貯めたポイントもお得に利用したいですよね。

本記事ではダイナースのポイントの価値がもっとも高くなるおすすめの交換先や、ポイントを効率よく貯める方法などを解説します。

この記事でわかること

※本記事の価格は全て税込みです。

ダイナースクラブカードで貯まるポイントの価値

ダイナースクラブカードは、利用100円につき1ポイントが貯まります。

貯まったポイントの価値は、交換先によって変動します。

ダイナースのポイントの価値
  • 1ポイントの価値は0.25円から2円以上まで幅広い
  • もっともお得な使い道はANAマイルへの交換
  • ポイント充当やポイント移行は1ポイントの価値が低め
  • お得に利用するためには、お得な交換先を見つけることが大切

ダイナースクラブカードで貯まるポイントの価値は、1ポイント0.25円(楽天ポイントへの交換)~2円(ANAマイルに交換)です。

一般的なクレジットカードで貯まるポイントの1ポイントの価値は1円程度が相場なので、ダイナースのポイント還元率は高いと言えるでしょう。

使い道によって価値が大きく変わるため、お得な交換先を見つけることが重要になります。

どの交換先がお得になるのか、この記事では詳しく掘り下げていきます。

ダイナースクラブ リワードポイントが貯まるダイナースクラブカードとは

ダイナースクラブカード

ダイナースクラブカード
還元率ポイント0.25%~0.4%
マイルANAマイル:1.0%
その他航空会社のマイル:0.5%
*JALは2,500ポイント=1,000マイル
年会費初年度24,200円
2年目以降
家族カード5,500円
旅行保険海外最高1億円(※1・2の合算額)
1:自動付帯5,000万円
2:利用付帯5,000万円
国内最高1億円(利用付帯)
ETCカード発行手数料無料
年会費
電子マネーQUICPay
国際ブランドダイナースクラブ
発行会社三井住友トラストクラブ株式会社
発行期間カード到着まで2~3週間ほど

ダイナースクラブカードは、ダイナースクラブが発行するもっともスタンダードなクレジットカードです。

年会費は24,200円と高めですが、コース料理が1名分無料世界1,500ヶ所の空港ラウンジが無料など豪華な優待が使えます。

旅行好きな方やグルメな方なら、年会費の元を取ることは十分可能でしょう。

ダイナースクラブカードのラインナップは、提携カードも含めると全部で17種類あります(2024年8月現在)。

このうち、ダイナースクラブのポイントプログラムである「リワードポイント」の対象カードは次の通りです。

ダイナースクラブ リワードポイントが貯まるカード
  • ダイナースクラブカード
  • ダイナースクラブ プレミアムカード
  • ダイナースクラブ ビジネスカード
  • ダイナースクラブ ビジネスプレミアムカード
  • ANAダイナースカード
  • ANAダイナース プレミアムカード
  • ニューオータニクラブ ダイナースカード
  • BMWダイナースカード
  • BMWプレミアム ダイナースカード
  • MINIダイナースカード
  • 銀座ダイナースクラブカード
  • 銀座ダイナースクラブカード/和光
  • 三井住友信託ダイナースクラブカード

ダイナースクラブのプロパーカードだけでなく、提携カードでもリワードポイントが貯まりますよ。

ただし、ANA以外の航空会社提携カード(JALダイナースカードなど)はマイルが直接貯まるため、リワードポイントは貯まりません。

ダイナースクラブカードのポイント交換先

ダイナースクラブ リワードポイントの使い道

ダイナースクラブカードのポイント交換先は大きく4種類あります。

この中でもっともお得なのが、航空会社のマイルとの交換(ダイナースグローバルマイレージ)です。

各交換先について、さらに詳しく見ていきましょう。

航空会社マイル(ダイナースグローバルマイレージ)

ダイナースグローバルマイレージ

ダイナースクラブカードのポイントは、5つの航空会社のマイルへ移行できます。

航空会社名プログラム名移行レート年間移行マイル数の上限
全日本空輸ANAマイレージクラブ1,000ポイント=1,000マイル40,000マイル
デルタ航空スカイマイル2,000ポイント=1,000マイル140,000マイル
ユナイテッド航空マイレージ プラス2,000ポイント=1,000マイル120,000マイル
大韓航空スカイパス2,000ポイント=1,000マイル120,000マイル
日本航空JALマイレージバンク2,500ポイント=1,000マイルなし

この中でもとくにおすすめなのが、1,000ポイント=1,000マイルで交換できるANAマイルへの交換です。

他のマイルは移行レートが低く、マイル還元率は0.4~0.5%になります。

ただしANA以外は移行上限が大きいため、長距離の海外特典航空券などに交換してマイルの価値を高めるといった活用方法もあります。

マイルの価値について
マイルは国内・海外特典航空券への交換、座席アップグレードなどに使えます。国内特典航空券なら1マイル=2円程度、ファーストクラスの海外特典航空券なら1マイル=10円程度に相当することもあります。

例えばANAの特典航空券を使い、レギュラーシーズンに東京-沖縄を往復するには9,000マイルが必要です。

同シーズンに東京-沖縄を往復する料金は最安値でも20,000円ほどなので、1マイル=2円以上の価値になります。

ポイント充当

ダイナースクラブカードのポイントは、カード利用代金をはじめとするさまざまな支払いに充てられます。

ポイントの交換先および交換レートは以下の通りです。

ポイントの交換先交換レート実質還元率
カードの利用代金に利用
(ポイント・キャッシュバック)
10,000ポイント=3,000円分
※プレミアムカード会員/グローバルマイレージ参加者は10,000ポイント=5,000円分
0.3%~0.5%
カードで支払った代金に充当
(ポイント・ペイ)
100ポイント=30円分
※10,000ポイント以上から100ポイント単位で交換可能
0.3%
トラベルデスクの旅行商品に充当
(旅行代金充当プログラム)
1,000ポイント=400円分
※5,000ポイント以上から1,000ポイント単位で交換可能
0.4%
G-Callショッピング ポイントの利用金額に利用10,000ポイント=6,000円分0.6%
エグゼクティブ ダイニングの利用金額に利用10,000ポイント=5,000円分0.5%
BMW・MINI新車購入に利用10,000ポイント=5,000円分
※50,000ポイント以上から10,000ポイント単位で交換
0.5%
ヤマハ・ボート購入に利用20,000ポイント=10,000円分
※200,000ポイント以上から20,000ポイント単位で交換可能
0.5%
三井住友信託銀行の商品契約に利用10,000ポイント=6,000円分0.6%
G-Callふるさと納税に利用10,000ポイント=6,000円分0.6%

お買い物に対するキャッシュバックはわかりやすいため、シンプルなお得感を求める方におすすめの使い道です。

ただし、1ポイントあたりの価値ではマイル交換に及びません。

ANAマイルに交換すればマイル還元率1.0%、1ポイントあたり2~10円になりますが、ポイント充当は0.3~0.6円程度です。

ポイント移行

ダイナースクラブのポイント移行

ダイナースクラブカードで貯まるポイントは、他のポイントへ交換できます。

交換できるポイントと交換レートは以下の通りです。

ポイントの交換先交換レート実質還元率
dポイント2,500ポイント=1,000ポイント0.4%
Amazonギフトカード5,000ポイント=2,000円分0.4%
PayPayギフトカード5,000ポイント=2,000円分0.4%
スターバックスカード チャージ5,000ポイント=2,000円分0.4%
ANA SKY コイン1,000ポイント=400コイン0.4%
エアトリポイント2,500ポイント=1,000ポイント0.4%
Vポイント2,500ポイント=1,000ポイント0.4%
楽天ポイント4,000ポイント=1,000ポイント0.25%

お得度ではマイル交換に劣るものの、日常の買い物やネットショッピングなどでポイントを使えるのがメリットです。

飛行機に乗る予定がない方は、普段貯めているポイントへ交換しても良いでしょう。

ただし、ポイント移行は申し込んでから反映されるまで数日~1ヶ月ほどかかります。

時間に余裕を持って交換しましょう。

アイテム・ギフト券に交換

ダイナースロゴ入りゴルフボール

ダイナースクラブカードで貯めたポイントは、さまざまなアイテムやギフト券とも交換できます。

中にはロゴ入りの限定アイテムも!非売品なので、ポイント交換でしか手に入りません。

2024年8月現在、ダイナースクラブカードのポイントで交換できる主なアイテム・ギフト券は以下の通りです。

  • キャロウェイ/CHROME TOURボール(ダイナースクラブロゴ入り):16,000ポイント
  • 印傳屋/ブックカバー(ダイナースクラブ限定模様):40,000ポイント
  • 近江牛シャトーブリアン:95,000ポイント
  • バルミューダ ザ・スピーカー:80,000ポイント
  • パナソニック/ナノケアスチーマー:120,000ポイント
  • iPhone 15 256GB ブラック:320,000ポイント
  • JCBギフトカード5,000円分:13,000ポイント
  • JTB/ANA旅行券 5,000円分:13,000ポイント
  • スターバックス カード 5,000円分:13,000ポイント

上記のアイテム・ギフト券と交換する場合、1ポイントの価値は0.3~0.4円前後です。

1ポイント2円以上の価値になるANAマイルに比べると、お得度は下がります。

とはいえ、自分が欲しかったアイテムや必要なギフト券がポイントで手に入るというのは大きな魅力。特にロゴ入りアイテムなら、所有欲を満たせるでしょう。

ダイナースクラブカードのポイントの仕組み

ポイント

ダイナースクラブカードで効率よくポイントを貯めるためには、ポイントの貯まり方や有効期限などの仕組みを理解しておく必要があります。

ダイナースクラブカード「リワードポイント」の基本
  • 100円利用につき1ポイント還元
  • コンパニオンカードでの決済や一部加盟店では200円につき1ポイント
  • 有効期限はなし

100円利用につき1ポイント貯まる

ダイナースのポイントの貯め方

ダイナースクラブカードでショッピングすると、利用金額100円につき1ポイント貯まります。

ポイントはカードの利用1件ごとに貯まり、100円未満の端数は切り捨てです。

例えば18,180円の買い物をした場合、貯まるポイントは181ポイントです。

家族カードやコンパニオンカード(Mastercard)などの追加カードを利用した場合もポイントが貯まりますが、コンパニオンカードは200円につき1ポイントの還元です。

ダイナースクラブに対応しているお店の場合は、コンパニオンカードではなくダイナースクラブカードを使いましょう。

また、一部200円につき1ポイント還元の加盟店もあるので、後ほど注意点で解説します。

有効期限なし

ダイナースクラブカードで貯まるポイントには、有効期限がありません。

ポイントが失効するおそれがないため、自分のペースでじっくり貯められるでしょう。

ただし、マイルに交換する場合、交換先の航空会社によっては有効期限が設定されています。

ダイナースクラブカードのポイントの注意点

注意点のイメージ

ダイナースクラブカードでポイントを貯める際は、以下の点に注意してください。

ダイナースクラブカードのポイントの注意点
  • マイル交換には年間参加料が必要
  • 公共料金の支払いでは還元率が下がる
  • 電子マネーチャージではポイントが付かない
  • マイル交換後は有効期限がある

マイル交換には年間参加料が必要

ダイナースクラブのポイントをマイルへ交換するには、年間6,600円の「ダイナースグローバルマイレージ」への参加が必要です。

ダイナースグローバルマイレージに参加している間は、ポイントをマイルへ交換しなくても毎年必ず年間参加料がかかります。

マイルを交換する時だけ参加し、交換予定がない年は退会するのがおすすめです。

公共料金の支払いでは還元率が下がる

ダイナースクラブカードで公共料金を支払う場合、ポイント還元は200円につき1ポイントに下がります。

200円につき1ポイントに下がる主な支払先
  • 電気(東京電力、関西電力など)
  • 水道
  • 都市ガス
  • 税金(国税や都道府県・市町村取り扱いの各種税金など)
  • ふるさと納税
  • 公金
  • 公金・税金に係るシステム利用料・決済手数料等
  • その他クレジットカード払い可能な税金等
  • NHK受信料
  • 国民年金保険料
  • 電話・携帯通話料およびプロバイダー等通信料

上記の他、医療用商材や病院での支払い、ETC利用料金なども還元率が下がります。

これらの支払いでもポイントを最大限貯めたいなら、公共料金でも1.0%以上のポイント還元を受けられるクレジットカードを併用しましょう。

電子マネーチャージではポイントが付かない

ダイナースクラブカードで電子マネーをチャージした場合、ポイントが一切付きません。

ポイント対象外の電子マネー
  • 楽天Edy
  • モバイルSuica/モバイルPASMO
  • ANA Pay
  • JAL Pay
  • au PAY
  • WebMoneyプリペイドカード

頻繁に電子マネーを利用する場合は、その電子マネーと相性が良いカードを併用しましょう。

例えば楽天Edyユーザーには楽天カード、モバイルSuicaユーザーにはビューカードがおすすめです。

なお、上記以外にキャッシングサービス、ローン、年会費、各種オプショナルサービスの参加料もポイント還元の対象外です。

マイル移行後は有効期限がある

ダイナースクラブのポイントから移行できるマイルのうち、ANA・大韓航空・JALのマイルには有効期限が設定されています。

  • 全日本空輸/ANAマイレージクラブ:3年間
  • 大韓航空/スカイパス:10年間
  • 日本航空:JALマイレージクラブ:3年間

基本的にはダイナースクラブのポイントのまま保有し、旅行の日程が決まってからマイルに交換するのがおすすめです。

なお、マイルへの交換には数日かかるので、余裕をもって交換してくださいね。

ダイナースクラブカードで効率的にポイントを貯めるコツ

ダイナースクラブカードで効率よくポイントを貯めるためにも、以下のコツを意識しましょう。

ダイナースクラブカードで効率的にポイントを貯めるコツ
  • ポイントボーナス店を利用する
  • コンパニオンカードを発行する
  • ポイントモールを利用する

ポイントボーナス店を利用する

いつものお店でポイントボーナス

ダイナースクラブカードを「ポイントボーナス店」で利用すると、ポイント還元率が5倍にアップします。

ポイントボーナス対象店
  • セブン-イレブン
  • ミニストップ
  • 成城石井
  • マツモトキヨシ
  • ココカラファイン
  • マクドナルド
  • TOHOシネマズ
  • サンマルクカフェ
  • コメダ珈琲店
  • 銀座ルノアール

※百貨店や駅ビル、ショッピングセンターなどの商業施設内にある店舗、ガソリンスタンド併設店舗、その他一部の店舗ではボーナスポイント加算の対象にならない場合があります。また、カード決済非対応店舗はポイント加算の対象外です。

ポイントボーナスを受け取るためには以下の条件を満たす必要があります。

  • 条件1:オンライン明細確定通知サービスに登録
  • 条件2:ダイナースクラブ公式アプリをダウンロードし、サインオン

条件を満たしたうえで、対象店舗でダイナースクラブカードを使うと、100円につき4ポイント追加で貯まります。

通常のポイント還元を含めると、100円で5ポイントの還元です。

例えば1,000円の買い物をすると通常10ポイント貯まるところ、ポイントボーナス店なら50ポイントも貯まります。

コンパニオンカードを発行する

ダイナースクラブカードのコンパニオンカード

ダイナースが使えないお店でもダイナースのポイントを貯めたいという方は、「コンパニオンカード」に申し込みましょう。

コンパニオンカードは、ダイナース会員が追加できるカードです。

Mastercardブランドを搭載していますが、ポイントはダイナースのリワードポイントが貯まります。

ただし、コンパニオンカードのポイント還元は200円につき1ポイントなので、通常のダイナースクラブカードの半分。ダイナースの加盟店では、ダイナースクラブカードを使うほうがお得です。

ダイナースクラブは加盟店が少ないため使えないお店もありますが、コンパニオンカードは加盟店が多いMastercardを搭載しているので、ダイナースが使えないお店でもポイントを取り逃しません

ポイントモールを利用する

ダイナースクラブポイントモール

楽天市場など各種通販サイトを利用する場合は、ダイナースポイントモールを経由するのがおすすめです。

ダイナースポイントモールを経由して各種通販サイトにアクセスすると、商品購入時に特典をもらえます。

特典はボーナスポイントまたはキャッシュバックから選べますが、ボーナスポイントをもらえるのは5,000円以上の買い物のみです。

ポイントモールの主な対象店
  • 楽天市場:0.5%
  • メルカリ:1.0%
  • Expedia:4.0%
  • じゃらん:1.0%
  • AOKI公式オンラインショップ:7.5%
  • Zoff Online Store:2.0%
  • すかいらーくの宅配:2.5%
  • ピザハットオンライン:4.0%
  • ビックカメラ.com:1.0%
  • Apple公式サイト:0.5%

例えばポイントモール経由で楽天市場を利用すると、5,000円につき25ポイントのボーナスポイントまたは25円相当のキャッシュバックを受け取れます。

通販サイトでお買い物をする場合、ポイントモールに掲載されているかぜひチェックしてみてください。

ダイナースのポイントはお得な交換先に使おう

まとめのイメージ

ダイナースの「リワードポイント」
  • 100円につき1ポイント貯まる
  • 有効期限なし
  • 使い道によってポイントの価値が変動する
  • 1ポイント2円以上になるANAマイルへの交換がお得
  • 公共料金の支払いではポイント還元率が半減する
  • ボーナス店やポイントモールで効率よくポイントが貯まる

ダイナースクラブカードを使うと、100円につき1ポイントのリワードポイントが貯まります。

有効期限がないので、自分のペースでじっくり貯められるのが魅力でしょう。

ポイントの交換先でおすすめなのはANAマイルですが、その他にもポイント充当やアイテムとの交換など、使い道はたくさんあります。

本記事を参考に、もっともお得な交換先を見つけてみてください。

参考サイト

ダイナースクラブカード | カードラインナップ | クレジットカードのダイナースクラブ
いつものお店でポイントボーナス | エンタテイメント優待 | クレジットカードのダイナースクラブ
ダイナースクラブ コンパニオンカード | クレジットカードのダイナースクラブ
ダイナースクラブカードとダイナースクラブ コンパニオンカードのお得な使い方 | ご利用案内 | クレジットカードのダイナースクラブ