ダイナースクラブカードは国際ブランドであるダイナースクラブが発行するクレジットカードです。
他のカードを圧倒する高いステータス性を持ち、豪華な優待・特典が付帯しています。
ステータスが高いカードとしてはアメリカン・エキスプレスのアメックスゴールドが有名ですが、ダイナースクラブカードのステータスはそれを上回るとも言われています。
日本における知名度はあまり高くないかもしれませんが、本当のステータスを求めるならダイナースクラブカードがおすすめです。
本記事ではダイナースクラブカードのメリット・デメリットと審査情報について詳しく解説します。
- 期限切れを気にせずポイントを貯められる
- さまざまなグルメ優待
- 世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジが無料
- 最高1億円の旅行傷害保険
- 旅行が楽しくなる充実のトラベルサービス
※本記事の価格は全て税込みです。
ダイナースクラブカードの特徴・基礎知識
ダイナースクラブカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.25~0.33%程度 |
マイル | ANAマイル:1.0% その他航空会社のマイル:0.5% |
|
年会費 | 初年度 | 24,200円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 5,500円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | ダイナースクラブ | |
発行会社 | 三井住友トラストクラブ株式会社 | |
発行期間 | カード到着まで2~3週間ほど |
ダイナースクラブはVISAやMastercardと並ぶクレジットカードの世界6大ブランドの1つです。
そんなダイナースクラブが発行しているクレジットカードが「ダイナースクラブカード」です。
名前や見た目からは分かりにくいですが、「ゴールドカード」に位置付けられます。
また、日本初のクレジットカードとしても知られています。
歴史があり、ステータスが高く経営者や富裕層にも人気です。付帯サービスも非常に豪華でプラチナカードにも引けを取りません。
年会費が高いですが、それに見合った価値のあるカードと言えます。
ダイナースクラブカードのメリット・優待特典
ダイナースクラブカードのメリット・優待特典は以下の通りです。
- 豪華なグルメ優待
- 世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジが無料
- 安心の保険サービス
- 充実したトラベルサービス
- 豊富なゴルフ優待
- ポイントを無期限に貯められる
- コンパニオンカードの無料発行
豪華なグルメ優待が付帯
ダイナース(食事する人)という名前の通り、豪華なグルメ優待が付帯しているのがダイナースクラブカードの魅力です。
- コース料金が最大2人分無料(エグゼクティブ・ダイニング)
- 1人限定の特別な料理を味わえる
- 予約が難しい人気店の予約がしやすくなる
グルメな人なら、グルメ優待を活用するだけで年会費の元を取ることもできます。
コース料金が最大2人分無料(エグゼクティブ・ダイニング)
エグゼクティブ・ダイニングは対象レストランの所定コースを予約すると、最大2人分のコース料金が無料になるサービスです。
2人以上で予約すると1人分の、6人以上で予約すると2人分のコース料金が無料になります。
同様のサービスは他のゴールドカードやプラチナカードにもありますが、2人分のコース料金が無料になるのはダイナースクラブカードならではです。
対象となるお店は高級レストランや名のある料亭ばかり。夫婦の記念日や家族のお祝いの席、同窓会などにピッタリです。
以下のリザベーションデスクで予約し、ダイナースクラブカードで支払うと優待を受けられます。
0120-357-554
10:00~17:00(土日祝・年末年始休)
1人限定の特別な料理を味わえる
エグゼクティブ・ダイニングは2人以上で料理を楽しむためのサービスでした。
対して、1人で料理を楽しみたい時にお得なのが「ごほうび予約」です。
ごほうび予約限定の料理やコースをお得に楽しめます。
1人限定なので、名前の通り普段頑張っている自分への「ごほうび」におすすめです。
予約が難しい人気店の予約がしやすくなる
ダイナースクラブカードでは、予約が取りづらい人気店の予約を代行してくれるサービスも用意されています。
- ごひいき予約.com:人気店の空席情報を利用日の最大2日前に案内
- Wishダイニング:予約が取りづらいお店の席をダイナースクラブが確保
- 料亭プラン:予約が取りづらいお店をダイナースクラブが代わりに予約
本来なら紹介がないと入れない「一見さんお断り」のお店も、ダイナースクラブカードがあれば利用できることがありますよ。
世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジが無料
ダイナースクラブの会員は世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジを無料で使えます。
頻繁に海外旅行へ行く人にはうれしい特典ですね。
他のカードでも、「プライオリティ・パス」優待が付帯しているカードであれば、世界中の空港ラウンジを利用できます。
しかし、クレジットカードカードの種類によっては、プライオリティ・パスで空港ラウンジが無料になるのは本カード会員のみで、同伴者が利用する場合はラウンジ利用料がかかるものあります。
また、プライオリティ・パスの場合は別途「プライオリティ・パスカード」の携帯が必要で、有効期限も決まっています。
それに対し、ダイナースクラブカードは本会員だけでなく、家族会員も空港ラウンジを無料で利用でき、プライオリティ・パスも不要です。
ダイナースクラブカードは、カード一枚で世界中の空港ラウンジが利用できる貴重なカードです。
安心の保険サービス
ダイナースクラブカードには、ハイステータスカードらしい、安心の保険サービスが付帯しています。
- 最高1億円の旅行傷害保険
- 最高500万円のショッピング・リカバリー保険
最高1億円の旅行傷害保険
ダイナースクラブカードには最高1億円の国内・海外旅行傷害保険が付いています。
海外旅行傷害保険は自動付帯です。カードを持っているだけで補償してくれます。
また、海外旅行中にさまざまなサポートを受けられる「海外緊急アシスタンスサービス」も付帯します。
もしもの時に日本語でサポートを受けられるので安心です。
- 旅行中のケガや病気などのトラブルが発生した際に専任スタッフに相談できる
- 日本人医師・看護師に24時間年中無休で無料相談できる
- 提携先の病院で、自己負担なしで治療を受けられる
国内旅行傷害保険は自動付帯ではなく利用付帯です。
宿泊料金や航空券の料金などをダイナースクラブカードで支払わないと補償されません。
その代わり、最高補償額は海外旅行傷害保険と同じく1億円です。
国内旅行傷害保険で1億円まで補償してくれるゴールドカードはほとんどありません。
最高500万円のショッピング・リカバリー保険
ショッピング・リカバリー保険はダイナースクラブカードで購入した商品が壊れたり盗まれたりしたときに補償してくれる保険です。
海外はもちろん、国内で購入した商品も補償してくれます。補償額は年間500万円、補償期間は購入日から90日間です。
カードの本会員・家族会員、さらに対象となる商品をプレゼントされた人にも補償が適用されます。
友人や家族に高額なプレゼントをする際も安心ですね。
充実したトラベルサービス
ダイナースクラブカードでは空港ラウンジ優待や旅行傷害保険以外にも、豊富なトラベルサービスを利用できます。
- 海外旅行時にタクシー送迎サービスが片道分無料
- 海外から帰国時に空港から自宅まで手荷物を1つ無料配送
- 出発前日に所定のホテルに部屋を用意
- 旅行期間中、成田空港および羽田空港の指定駐車場が無料
- 海外旅行時に、対象空港までの特急列車を用意
- 対象の駐車場の利用料が30%OFF
- JALエービーシーの空港宅配や手荷物一時預かりなどが割引
- グローバルWi-Fiの海外レンタル料が20%OFF
とくに便利なのが海外旅行時のタクシー送迎サービスと手荷物無料宅配です。
トラベルデスクでの購入金額が50万円以上の時に限られますが、自宅-空港間でゆったりと移動できます。
帰国時には手荷物を1つ無料で配送してくれるので、おみやげが多くなっても安心です。
その他のサービスも旅行時には便利なものばかり。
ダイナースクラブカードを持っていれば、普段の旅行がもっと楽しくなりますよ。
豊富なゴルフ優待
ダイナースクラブカードには、ゴルフ好きにはたまらないゴルフ優待も付帯しています。
- 国内の名門ゴルフ場を手配&一部のゴルフ場はプレー代金5,000円引き
- プライベートレッスンが最大50%割引
- ゴルフレッスンの価格が割引または無料
- フィッティングサービスを優待価格で利用可能
- 対象のゴルフ練習場を優待価格で利用可能
とくに、予約が取りにくい名門コースを電話一本で予約できるのはうれしいですね。
しかも割引優待対象コースなら、月に1回まで5,000円引きでプレーできます。
ポイントを無期限に貯められる
ダイナースクラブカードのポイントには有効期限がありません。
無期限にポイントを貯めることが可能です。
利用料100円につき1ポイント貯まります。
貯まったダイナースクラブ リワードポイントは共通ポイントやマイル、ギフト券などと交換可能です。
以下は交換先とレートの一例です。
- ANAマイル
1,000ポイント→1,000マイル - デルタ航空 スカイマイル
2,000ポイント→1,000マイル - Tポイント
2,500ポイント→1,000ポイント - ANAコイン
1,000ポイント→400コイン - スターバックスカードチャージ
5,000ポイント→2,000円 - 楽天ポイント
4,000ポイント→1,000ポイント - Amazonギフト券
5,000ポイント→2,000円 - JCBギフトカード
6,000ポイント→2,000円
ANAマイルへの交換レートが突出して高いため、特典航空券を目指すのが賢い使い方ですね。
他のクレジットカードで貯まるポイントには1~2年ほどの有効期限があります。
期限切れになるとポイントが失効するため、有効期限を気にしながらポイントを貯めないといけません。
ダイナースクラブカードのポイントは有効期限がないため、自分のペースでのんびりとポイントを貯められます。
じっくり貯めてファーストクラスの海外特典航空券を目指すこともできます!
コンパニオンカードが無料で発行できる
後のデメリットの章でも解説しますが、ダイナースクラブカードはVISA、Mastercardと比べると使えるお店が限られています。
この問題を解決すべく、ダイナースカードの付帯カードとして「コンパニオンカード」が導入されました。
ダイナースクラブ カードを発行すると、コンパニオンカードとして「TRUST CLUB プラチナマスターカード」を無料で発行することができます。
国際ブランドはMastercardなので、ダイナースクラブが使えないお店でも使えます。
TRUST CLUB プラチナマスターカードの通常年会費は3,300円です。それが、年会費無料で発行できるのは嬉しいサービスですね。
ポイントや請求はダイナースクラブカードと一本化されているので管理も楽です。
ただし、コンパニオンカードはポイント還元率が半減する(200円につき1ポイント)点には注意してください。
ダイナースクラブカードのデメリット
ダイナースクラブカードのデメリットは以下の通りです。
- ゴールドカードとしては年会費が高い
- VISA、Mastercardと比べると使えるお店が少ない
- 電子マネーへのチャージでポイントが貯まらない
ゴールドカードとしては年会費が高い
ダイナースクラブカードの年会費は24,200円と、ゴールドカードの中でも比較的高額です。
他の主なゴールドカードと年会費を比較してみました。
カード名 | 年会費 |
---|---|
MUFGカード ゴールド | 2,095円 |
楽天ゴールドカード | 2,200円 |
dカード GOLD | 11,000円 |
JCBゴールドカード | 11,000円 |
三井住友カード ゴールド | 11,000円 |
ダイナースクラブカード | 24,200円 |
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード | 31,900円 |
ゴールドカードになると1万円を超えるカードも多いです。
それでも、ダイナースクラブカードのように2万円を超えるカードはほとんどありません。
しかし、ステータスの高さや豪華な付帯サービスを考えると妥当な年会費です。
グルメ優待や空港ラウンジ優待を頻繁に利用する人なら、すぐに元も取れます。
逆に言えば、付帯サービスを使いこなせない人にとっては割高です。
ダイナースクラブカードを作る場合は、余りある付帯サービスをちゃんと利用できるかどうかを判断しましょう。
VISA、Mastercardと比べると使えるお店が少ない
ダイナースクラブカードはVISA、Mastercardと比べると使えるお店が限られています。
国内ではJCB加盟店でも利用できますが、そのJCBもVISA、Mastercardよりは加盟店数が少ないと言われています。
海外だとダイナースクラブ加盟店でしか使えないため、使えるお店はさらに限定されます。
対策としては前述したコンパニオンカードを所有するのがおすすめです。
電子マネーへのチャージでポイントが貯まらない
ダイナースクラブカードはプリペイド式(チャージ式)の電子マネーではポイントが貯まりません。
nanacoやWAONはそもそもチャージ不可です。モバイルSuicaと楽天Edyはチャージ可能ですが、ポイントは貯まりません。
上記の電子マネーをよく使うなら、それぞれの電子マネーと相性が良いサブカードを持つことも検討してください。
楽天Edyなら楽天カード、モバイルSuicaなら「ビュー・スイカ」カードがおすすめです。
VISAまたはMastercardブランドのサブカードを持てば、使えるお店が少ないデメリットも同時に解消されます。
アメックスゴールドとの比較
ステータスの高いゴールドカードと言えば「アメックスゴールド」が思い浮かぶ人も多いでしょう。
ともにハイステータスカードとして知られるダイナースクラブカードとアメックスゴールドですが、どのような違いがあるのでしょうか。
両者の特徴を比較してみました。
項目 | ダイナースクラブカード | アメックス・ゴールド | |
---|---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.25~0.33%程度 | 0.33~1.0% |
マイル | 1.0% | 0.5~1.0% | |
年会費 | 本会員 | 24,200円 | 31,900円 |
家族会員 | 5,500円 | 1枚目:無料 2枚目以降:13,200円 |
|
申込資格 | 27歳以上 | 20歳以上 | |
空港ラウンジ | 無料で利用できるラウンジ数 | 世界1,000ヶ所以上 (家族会員も無料) | 国内外30ヶ所 (同伴者1人無料) |
プライオリティ・パス | × | スタンダード会員無料&年2回まで利用料無料 (家族会員も対象) |
|
旅行傷害保険 | 海外 | 最高1億円(自動付帯) | 最高1億円(自動付帯) 家族特約付き |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | 最高5,000万円(利用付帯) | |
航空機遅延保険 | × | 〇 | |
グルメ優待 | 対象レストランを2人以上予約で1人(6人以上なら2人)無料 | 対象レストランを2人以上予約で1人無料 | |
国際ブランド | ダイナースクラブ | アメリカン・エキスプレス |
どちらもサービスが充実しており共通点も多いですが、両者の優位な点をあげると以下の通りです。
- アメックスゴールド:海外旅行傷害保険、航空機遅延保険
- ダイナースクラブカード:空港ラウンジ、グルメ優待
アメックスゴールドは海外旅行時の保険が手厚い
アメックスゴールドは海外旅行傷害保険が優れています。
補償額だけで見るとアメックスゴールドもダイナースクラブカードも1億円で同じです。
アメックスゴールドの海外旅行傷害保険には家族特約が付いています。
ダイナースクラブカードの海外旅行傷害保険は家族会員も利用できますが、家族特約はありません。
家族特約があるアメックスゴールドなら、カードを持っていない家族も保険の対象になるので安心です。
また、アメックスゴールドには航空機遅延保険が付帯しています。飛行機の遅延によるトラブルにも保険を適用することができます。
ダイナースクラブカードはグルメ・ラウンジ優待が充実
一方、ダイナースクラブカードはグルメ優待と空港ラウンジ優待でアメックスゴールドをリードしています。
アメックスゴールドでもコース料理を2人以上で予約すると1人無料になる「ゴールドダイニングby招待日和」が利用可能です。
しかし、ダイナースクラブカードの「エグゼクティブ・ダイニング」では6人以上だと2人無料になるプランも用意されています。
大人数で利用する場合はダイナースクラブカードがお得です。
他にも「ごほうび予約」や「料亭プラン」など、アメックスゴールドにはない豪華なグルメサービスを利用できます。
空港ラウンジ優待を比較すると、プライオリティ・パスを含めれば使える空港の数にさほど差はありません。
しかし、アメックスゴールドだと海外の空港ラウンジを無料で利用できるのは年2回までに限られています。
ダイナースクラブカードなら世界1,000ヶ所以上の空港ラウンジを無制限に利用可能です。
ダイナースクラブカードの審査
ここからはダイナースクラブカードの審査について見ていきましょう。
以前と比べると、ダイナースクラブカードの審査難易度は下がったと言われています。
それでもハイステータスカードであり、他のゴールドカードより審査難易度が高いことに変わりはありません。
審査基準やコツをしっかり把握した上で審査に臨みましょう。
ダイナースクラブカードの審査基準
ダイナースクラブカードが公表している審査基準は「27歳以上」のみです。
あくまでも「入会の目安」として紹介しているだけなので、26歳以下でも申し込みはできます。
ただし26歳以下で受かった口コミはほぼないため、基本的には27歳以上でないと審査には通らないでしょう。
それ以外の審査基準については公表されていません。
口コミによると、ダイナースクラブカードの審査では以下の3つを重視していると言われています。
- 年収
- 勤続年数
- クレヒス
必要な年収は400~500万円前後
ダイナースクラブカードの審査に通るには400~500万円前後の年収が必要と言われています。
以前は年収1,000万円以上必要とも言われていましたが、最近では500万円ほどでも通る可能性が高いです。
中には400万円ほどの年収で審査に通ったという口コミもあります。
他のゴールドカードと比べると確かに厳しいですが、一般のサラリーマンでも十分届く年収ですね。
勤続年数は最低3年以上
ダイナースクラブカードの審査では勤続年数も重視すると言われています。
勤続年数が長いほど収入が安定していると判断されるためです。
具体的には最低でも3年、できれば5年の勤続年数があると審査に通りやすくなります。
もちろん勤続年数が短くても受かる可能性はありますが、同じ収入の場合は勤続年数が長ければ長いほど審査に有利です。
良好なクレヒスも必要
ダイナースクラブカードを持つには、良好なクレヒスも必要と言われています。
ここで大事なのが「良好な」クレヒスであるということです。
他にクレジットカードを保有しており、毎月ちゃんと返済していれば審査に良い影響を与えます。
クレジットカードを保有していても一切使っていない、あるいは延滞・滞納をしてクレヒスに傷がついていては意味がありません。
とくに延滞・滞納をしている場合は、年収や勤続年数に問題がなくても審査に落ちる可能性が高いです。
ダイナースクラブカードの審査を通すコツ
ダイナースクラブカードの審査に通るコツは以下の通りです。
- 他のカードで良好なクレヒスを積む
- 多重申し込みをしない
- キャッシング枠を0にする
審査基準が公表されていないので、これをやれば必ず受かるという方法はありません。
ただ、上記のコツを意識すればダイナースクラブカードの審査に通る可能性を高めることが可能です。
他のカードで良好なクレヒスを積む
クレヒスに自信がない人は、まず他のカードで良好なクレヒスを積みましょう。
ダイナースクラブカードをはじめとするゴールドカードの審査に通るには良好なクレヒスが必要です。
一般カードを利用し、毎月欠かさず返済することでクレヒスを積んでください。
初めてクレジットカードを作るなら「信販系」や「流通系」と呼ばれるクレジットカードがおすすめです。
種類 | 発行元 | 代表的なカード |
---|---|---|
銀行系 | 銀行・銀行関連金融機関 | 三井住友カード、みずほマイレージクラブカード等 |
交通系 | 鉄道・航空会社等 | ビューカード、ANAカード等 |
信販系 | 信販会社 | オリコカード、ライフカード等 |
流通系 | 百貨店・スーパーマーケット等 | イオンカード、セブンカード等 |
メーカー系 | メーカー等一般企業 | トヨタファイナンス、出光カード等 |
信販系や流通系のカードは良好なクレヒスがない人でも比較的作りやすいです。
収入が少ない人にも手が届くカードがたくさんあります。
最初は信販系・流通系の中から1枚カードを作り、実績を積んでいきましょう。
多重申し込みをしない
ダイナースクラブカードを申し込む際は、多重申し込みを避けてください。
多重申し込みとは、短期間に複数のカードを申し込むことです。
多重申し込みをすると「ちゃんと使ってくれるのか」「返済は大丈夫なのか」と疑問を持たれ、審査に悪い影響をもたらします。
ダイナースクラブカードは審査の難易度が高めなので「ダメだった時のために他のカードも同時に申し込もう」と思うかもしれません。
しかし、多重申し込みと判断される可能性があるのでやめましょう。
また、すでに他のカードを申し込んでいる場合は最低でも1ヶ月空けてからダイナースクラブカードを申し込んでください。
キャッシング枠を0にする
少しでもダイナースクラブカードの審査通過率を上げたい人は、申し込み時にキャッシング枠を0にしましょう。
キャッシング枠を付けて申し込むと、通常の審査に加えてキャッシング枠の審査も必要です。
とにかく審査に通過したいなら、申し込み時のキャッシング枠は「0」を選択して申し込みましょう。
キャッシング枠の審査が行われなくなるので、審査スピードも速くなります。
後からキャッシングが必要になった場合、追加でキャッシング枠の申し込みも可能です。
ダイナースクラブカードがおすすめなのはこんな方
以上、ダイナースクラブカードのメリット・デメリットや審査情報について解説しました。
メリット・優待特典を考慮すると、ダイナースクラブカードは以下のような人におすすめです。
- ステータスを重視する人
- 高級レストランや料亭で食事するグルメな人
- 海外旅行に頻繁に行く人
ダイナースクラブカードはゴールドカードとしては年会費が高く、審査も厳しめです。
その代わりに、ステータスの高さも他のゴールドカードとは比べ物になりません。
知名度ではアメックスゴールドのほうが上ですが、本当のステータスを求めるならダイナースクラブカードがおすすめです。
ただステータスが高いだけでなく、付帯サービスも充実しています。
ダイナースクラブカードの付帯サービスは、グルメ関連の優待が充実しているのが特徴です。
高級レストランや名のある料亭で食事をするグルメな人なら、グルメ優待だけで年会費の元を取れます。
空港ラウンジ優待や海外旅行傷害保険など、旅行関連のサービスも豪華です。
旅行、とくに海外旅行が好きな人にもピッタリなカードです。