セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(以下セゾンプラチナアメックス)は、コスパ最強のプラチナカードとして有名です。
安い年会費でどのような特典を使えるのか?名ばかりのプラチナで、特典は大したことないんじゃないか?と疑問に思う方も多いかもしれません。
しかし、特典はしっかりプラチナ級です!本記事では、セゾンプラチナアメックスの魅力を余すところなく紹介します。
- プライオリティ・パスでラウンジ使い放題!
- プラチナサービスと日常的な特典のハイブリッド
- 家族まで補償される海外旅行傷害保険
- JALマイルが1.125%還元
- 年会費優遇がない
- ダイニング特典は弱め
- ステータスは本家アメックスが強い
※本記事の価格は全て税込みです。
カード名 | セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス(R)・カード | セゾンパール・アメリカン エキスプレス(R)・カード | セゾンカードインターナショナル | アメックスグリーン | ゴールド・プリファード・カード |
年会費 | 22,000円 | 1,100円 年1回の利用で無料 | 無料 | 月会費制1,100円/月 (年合計13,200円) | 39,600円 |
還元率 | 0.5%〜1.0%※ | 0.5%~3.0%※ | 0.5%※ | 0.3%~1.0% | 1.0%~3.0% |
国際ブランド | American Express | American Express | Visa、Mastercard、JCB | American Express | American Express |
キャンペーン | 初年度年会費無料 + 最大3,000円 キャッシュバック (2023年10月2日〜12月31日) | 最大8,000円 + 条件達成で 最大3,000円 プレゼント (2023年10月2日〜12月31日) | なし | 合計25,000ポイント プレゼント | 新規入会&条件達成で 合計100,000ポイント 獲得可能 |
申込対象 | 20歳以上 個人の方も申込可能 | 18歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 |
発行スピード | 最短3営業日 | 最短5分 | 最短即日 ※2024年8月16日~12月末は、 即日発行はいたしかねます。 ご了承ください。 | 最短3営業日 | 通常1~3週間 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
※ご利用金額1,000円(税込)ごとに永久不滅ポイントが1ポイント(約5円相当)付与されます。
※交換商品によっては、1Pの価値は5円未満になります。
セゾンプラチナアメックスの特徴・基礎知識
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.75%〜1.0% |
マイル | 1.0% | |
年会費 | 初年度 | 22,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 1枚につき3,300円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(利用付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン | |
発行期間 | 最短3営業日(セゾンカウンター受取) |
セゾンプラチナアメックスは、アメックスとライセンス契約を結びセゾンカードから発行されているクレジットカードです。
セゾンプラチナアメックス最大の特徴は、なんといっても22,000円というリーズナブルな年会費。
従来のプラチナカードのように「年会費が高額でステータス最強、特典も使えないくらいてんこ盛り」という路線ではなく、本当に必要なプラチナサービスを厳選して安価で提供しています。
セゾンプラチナアメックスのメリット・優待特典
プラチナカード=高い年会費というイメージを持つ方から見れば、「安かろう悪かろう」じゃないの?と、付帯サービスに関して疑問を抱くかもしれません。
しかし、そんなことはありません。安い年会費でも、しっかりプラチナ級の特典が満載です!
- プライオリティ・パスでラウンジ使い放題!
- プラチナサービスと日常的な特典のハイブリッド
- 家族まで補償される海外旅行傷害保険
- JALマイルが1.125%還元
プライオリティ・パスでラウンジ使い放題!
セゾンプラチナアメックスの目玉特典ともいえるのが、プライオリティ・パスのプレステージ会員に無料で申し込める特典です。
プライオリティ・パスとは、国内外(主に海外)の空港ラウンジを使えるサービスです。
フリードリンク等のサービスもあり、飛行機の待ち時間をゆっくりと過ごせます。
プライオリティ・パス(プレステージ会員)の年会費は、通常429米ドルです。日本円に換算すると約46,700円(2021/4/17現在)。
つまり、本来なら約46,700円払わないと手に入らない資格を、セゾンプラチナアメックス年会費の22,000円だけでゲットできてしまうわけです。
お気づきでしょうか、プライオリティ・パスだけで既に年会費の元が取れているどころか、お釣りまで出てしまいます!「安すぎて怖い」という声が上がるのも納得ですね。
プライオリティ・パス対応のラウンジだけでなく、国内の主要空港ラウンジ(カードラウンジ)も無料で利用できます。
その他、空港では次のようなサービスも利用可能です。
- 手荷物無料宅配サービス
- コートお預かりサービス優待
- ハイヤー送迎サービスご優待
プラチナサービスと日常的な特典のハイブリッド
セゾンプラチナアメックスでは、24時間365日対応のコンシェルジュサービス(※カードの利用に関する問い合わせのみ9:00〜21:00の対応)を利用できます。
プラチナカードホルダーともなると、仕事が忙しい方も多いことでしょう。
細々としたチケットや旅行の手配、お店の予約などを電話1本で受け付けてくれるコンシェルジュは、生活や仕事の強力なサポート役となってくれます。
プラチナ級サービスと「お得」のハイブリッドも、セゾンプラチナアメックスならではの魅力です。
家族まで補償される海外旅行傷害保険
セゾンプラチナアメックスは、海外旅行保険は利用付帯、国内旅行傷害保険は自動付帯します。
種別 | 補償内容 | 本会員 ファミリーカード会員 | 家族 |
---|---|---|---|
海外旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 1億円 | 1,000万円 |
傷害・疾病治療 | 300万円 | ||
賠償責任 | 5,000万円 | ||
携行品損害 | 50万円 | ||
寄託手荷物遅延/紛失 | 10万円 | ||
乗継・出発遅延 | 3万円 | ||
救援者費用 | 300万円 | ||
国内旅行保険 | 傷害死亡・後遺障害 | 5,000万円 | 1,000万円 |
入院日額 | 5,000円 | ||
通院日額 | 3,000円 |
ファミリーカード会員にも本会員と同条件の補償が適用されます。
特筆すべきは、カードを持っていない家族も補償対象ということ。
しかも、「死亡・後遺障害」以外は本会員と同額の補償が受けられる手厚い内容です。
家族で海外旅行に行く機会が多い方にはぴったりです。
JALマイルが最大1.125%還元
クレジットカードといえば、ポイント還元も楽しみや魅力のひとつですよね。全体的に人気なのが、マイルへの交換です。
セゾンプラチナアメックスでは「SAISON MILE CLUB」というサービスに登録すると、1.125%の高還元率でJALマイルへ交換できます(※登録無料)。
通常、ショッピング利用で貯まるのは「永久不滅ポイント」ですが、SAISON MILE CLUBに加入すると、JALマイルと永久不滅ポイントが両方貯まるようになります。
- 未加入:ショッピング1,000円ごとに永久不滅ポイント1.5ポイント
- 加入:ショッピング1,000円ごとにJALマイル10マイル+2,000円ごとに永久不滅ポイント1ポイント
永久不滅ポイントは、200ポイント=500マイルのレートで交換できます。
合計するとカード利用1,000円ごとにJALマイルが11.25マイル貯まるので、マイル還元率は1.125%となります。
さらに、セゾンクラッセで「星6」以上になる等、永久不滅ポイントの還元率アップ特典があると実質マイル還元率は更に高くなります。
セゾンプラチナアメックスのデメリット
高ステータスなのにリーズナブルなセゾンプラチナアメックスですが、デメリットもいくつか存在します。
自分にとって、メリットがデメリットを上回るかどうか事前に確認しておくとよいでしょう。
- 年会費優遇がない
- ダイニング特典は弱め
- ステータスは本家アメックスより弱い
年会費優遇がない
繰り返しになりますが、セゾンプラチナアメックスの年会費は22,000円です。
プラチナカードの中ではリーズナブルですが、一般カードに比べると高い部類に入ります。
年会費無料のカードもあるため、純粋なランニングコストだけを比較するとデメリットになり得る点です。
また、初年度から年会費がかかる上、「○万円以上利用で半額」といった年会費優遇制度もありません。
しかしながら、特典を使いこなせればお釣りが来るレベルでお得です。
プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスなどを利用する機会があるかどうかが、年会費の元を取れるかどうかのキモとなります。
ダイニング特典は弱め
プラチナカードの多くに付帯するのが「一流レストランでコース予約1名無料」というダイニング特典です。
セゾンプラチナアメックスには、コース1名無料の特典はありません。
プラチナカードの付帯サービスで、思いっきりディナーを楽しみたいと考える方にとっては物足りなく感じるかもしれません。
セゾンプラチナアメックスにも「オントレ」というプラチナ特典があり、一流レストランの席を確保する、優待価格で利用できる等のサービスを受けることは可能です。
ステータスは本家アメックスより弱い
セゾンプラチナアメックスは十分にステータスの高いカードですが、本家アメックスプラチナ(年会費143,000円)と比較すると、本家アメックスに軍配が上がります。
「年会費に糸目はつけないから最強ステータスをゲットしたい」という方には、セゾンプラチナアメックスは不向きです。
どちらが優れているかという比較ではなく、コンセプトの違いととらえるのが適切です。
「使い切れないほどモリモリの特典は不要、本当に必要なものに厳選した分コストカットを」と考える実利重視の方であれば、メリットがデメリットを上回ると感じられるでしょう。
セゾンプラチナアメックスとプラチナビジネスの違い
セゾンがアメックスと提携して発行するプラチナカードには、「セゾンプラチナ・ビジネス・アメリカン・エキスプレス(R)・カード」というビジネスカードも存在します。
セゾンプラチナビジネスアメックスは、個人名義で作れるビジネスカードです。
個人事業主の方などは、セゾンプラチナアメックスとプラチナビジネスのどちらが良いのか、迷うかもしれません。
2つのカードを比較してみました。
項目 | セゾンプラチナ | プラチナビジネス | |
---|---|---|---|
年会費 | 本会員 | 22,000円 | 22,000円(優遇あり) |
ファミリーカード/追加カード会員 | 3,300円 |
||
入会資格 | 安定した収入・社会的信用のある方 | 個人事業主または経営者 | |
入会特典 | 最大9,000円相当ポイントプレゼント(条件あり) |
||
引き落とし口座 | 個人名義 | 個人名義・法人名義 | |
ポイント還元率 | 国内 | 0.75% | 0.5% |
海外 | 1.0% | 1.0% | |
セゾンマイルプログラム | 1,000円=最大11.25マイル |
||
旅行保険 | 国内 | 最高5,000万円 |
|
海外 | 最高1億円 |
||
家族補償 | あり | なし | |
ショッピング保険 | 年間300万まで |
||
プライオリティ・パス | 無料 |
||
手荷物宅配サービス | 1個まで無料 | 1個300円割引(復路) | |
ビジネス・アドバンテージ | なし | あり | |
詳細・申込 | 公式サイト | 公式サイト |
最大の違いは、「年会費優遇」と「ファミリーカードへの旅行傷害保険適用」です。
年会費で比較
セゾンプラチナアメックスもプラチナビジネスも、年会費は22,000円と共通です。
ただし、プラチナビジネスには、年間200万円以上のショッピング利用があると年会費が半額の11,000円になる優遇制度があります。
セゾンプラチナの場合、年間200万円以上利用したとしても、年会費は変わりません。
毎年確実に200万円以上の利用があるならば、プラチナビジネスのほうがコストを抑えられます。
審査・申し込み対象者で比較
セゾンプラチナアメックスは個人向けカードであるのに対し、プラチナビジネスは個人事業主または経営者が対象です。
ただし、プラチナビジネスの審査は個人に対して行われます。登記簿謄本や決算書の提出は不要で、実は会社員も申し込めます。
法人口座を設定したいならプラチナビジネス一択ですが、個人の口座を設定するならどちらも使い勝手は変わりません。
特典で比較
セゾンプラチナアメックスとプラチナビジネスどちらを選ぶか迷ったら、自分に必要な特典から考えてみましょう。
2枚ともプライオリティ・パスやオントレなどのプラチナ特典やセゾンカード特典が利用できますが、一部の特典に少し違いがあります。
項目 | セゾンプラチナ | プラチナビジネス |
---|---|---|
ショッピング優待 | ・西友・リヴィン・サニーで5%オフ ・パルコで5%オフ ・コナミスポーツクラブの優待 ・休暇村の優待 など | ・西友・リヴィン・サニーで5%オフ ・コナミスポーツクラブの優待 など |
ビジネス優待 | ・セゾン弁護士紹介サービス ・リーガルプロテクト(法人向け顧問弁護士サービス) ・ビジネス書要約サイト「flier」 | ・セゾン弁護士紹介サービス ・リーガルプロテクト(法人向け顧問弁護士サービス) ・ビジネス書要約サイト「flier」 ・クラウド型経費精算サービス「Staple」 ・法人向け電気代削減サービス ・ビジネス・アドバンテージ |
保険 | ・年間300万円まで補償のショッピング安心保険 ・オンライン・プロテクション ・海外旅行傷害保険(適用範囲が異なる) |
特に大きな差異は、旅行保険の適用範囲でしょう。
すでに紹介しましたが、セゾンプラチナアメックスの旅行傷害保険は、ファミリーカード会員やカードを所有していない家族にも補償が適用されます。
一方プラチナビジネスは海外・国内ともに本会員のみ補償対象です。追加カード会員やカードを所有していない家族は補償の対象外です。
家族で海外旅行に行く機会が多いなら、セゾンプラチナアメックスの方が向いています。
- セゾンプラチナがおすすめ
⇒家族で海外旅行に行く機会の多い方 - プラチナビジネスがおすすめ
⇒毎年200万円以上の利用がある方、法人口座を設定したい方、ビジネス優待を活用したい方
セゾンプラチナアメックスがおすすめなのはこんな方
この記事の内容をまとめると、セゾンプラチナアメックスは次のような方におすすめです。
- プラチナカードを初めて作る方
- リーズナブルなプラチナカードが欲しい方
- 家族で海外旅行に行く機会が多い方
セゾンプラチナアメックス最大の魅力は、何と言ってもリーズナブルな年会費。
初めてプラチナカードを作る方にも敷居が低く、手が届きやすいプラチナカードです。
そのうえ、プライオリティ・パスやコンシェルジュサービスなどのプラチナ特典もしっかり付帯します。
必要な特典を厳選し、余計なコストはカットしたいと考える賢者には最適のプラチナカードといえるでしょう。