アメックスプラチナの年会費は165,000円(税込)です。クレジットカードの年会費としては、かなり高額な部類に入ります。
しかし、特典の豪華さと実用性は他に類を見ません。そして、特典を使いこなせば、年会費をペイできるどころかお釣りが出るレベルでお得です。
本記事では、年会費をペイするにはアメックスプラチナの特典をどう使えばよいのかを詳しく解説します。
特典を使い切れるのか不安な方、165,000円を支払う価値があるのか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてくださいね。
- ホテル・メンバーシップ
1泊で年会費をペイできる - ファイン・ホテル・アンド・リゾート
平均で60,500円相当の特典、1泊で年会費の42%相当 - グローバル・ラウンジ・コレクション
約47,000円分の価値あり、夫婦利用で年会費の65%相当 - 2 for 1ダイニング by 招待日和
夫婦で年間3回程度の利用でペイ可能 - 家族カードがあればさらに効率よく年会費ペイできる
※本記事の価格は全て税込みです。
カード名 | [PR]ダイナースクラブカード | アメックスプラチナ | アメックスグリーン | ゴールド・プリファード・カード | ANAアメリカン エキスプレス・カード | ANAアメリカン・エキスプレス ゴールド・カード | セゾンパール・アメリカン エキスプレス(R)・カード | セゾンゴールド・アメリカン エキスプレス・カード |
年会費 | 24,200円(税込) | 165,000円 | 月会費制1,100円/月 (年合計13,200円) | 39,600円 | 7,700円 | 34,100円 | 1,100円 年1回の利用で無料 | 11,000円 初年度無料 |
還元率 | 0.25%~0.4% | 0.3%~3.0% | 0.3%~1.0% | 1.0%~3.0% | マイル還元率 0.5%~1.5% | マイル還元率 0.5%~3.0% | 0.5%~3.0% | 0.6%~1.0% |
国際ブランド | ダイナースクラブ | American Express | American Express | American Express | American Express | American Express | American Express | American Express |
キャンペーン | 合計165,000円相当 キャッシュバック | 合計35,000ポイント プレゼント | 新規入会&条件達成で 合計80,000ポイント 獲得可能 2024年7月18日(木)〜 | 合計24,000マイル 相当獲得 | 合計80,000マイル 相当獲得 | 最大8,000円相当 プレゼント | 最大7,000円相当 プレゼント |
|
申込対象 | ダイナースクラブ 所定の基準を満たす方 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 | 18歳以上 | 20歳以上 |
発行スピード | 2~3週間 | 最短3営業日 | 最短3営業日 | 通常1~3週間 | 1週間〜3週間 | 1週間〜3週間 | 最短5分 | 最短3営業日 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
アメックスプラチナの特徴・基礎知識
アメリカン・エキスプレス・プラチナ・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.3%~3.0% |
マイル | 0.5%~3.0% | |
年会費 | 初年度 | 165,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 無料 ※発行上限4枚 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(うち自動付帯最高5,000万円) |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 935円 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | QUICPay+ | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド | |
発行期間 | 1~2週間 |
アメックスプラチナは、自己申込できるアメックスプロパーの中で最上位のクレジットカードです。
1993年に日本で初めて発行されたプラチナカードでもあり、「プラチナ・カード」はアメックスが商標登録しています。正真正銘のプラチナカードといえるでしょう。
まず目に留まる特徴は年会費の高さ。国内で発行されている一般的なプラチナカードと比べて、2.5~3倍程度の金額です。
その分、特典は質・量ともに最上級です。年会費以上の価値を手に入れるには特典をどう使えばよいか、ここから詳しく解説します。
アメックスプラチナのポイント・マイルの貯まりやすさ
アメックスプラチナのポイントは、カード利用代金100円につき1ポイント貯まります。
貯まったポイントは、提携航空会社マイル・提携ホテルのポイント・楽天ポイント等へ交換可能です。ポイントの価値は交換先によって異なります。
中でも、レートが高いANAマイルへの交換がおすすめです(※年間参加費5,500円のメンバーシップ・リワード ANAコースへ要登録)。
ANAマイルなら1,000ポイント=1,000マイルの高レートで交換でき、マイル還元率は1.0%です。
なお、1%でマイルへ交換するにはメンバーシップ・リワード・プラスへの登録が必要です(アメックスプラチナは年間参加費無料)。
アメックスプラチナのトラベル・宿泊特典
アメックスの代名詞ともいえるのが、旅行関連のサービスでしょう。
アメックスプラチナは、プラチナカードならではの豪華さと価値の高い特典が目白押しです。
- グローバル・ラウンジ・コレクション
プライオリティ・パス等9つの空港ラウンジプログラム・国内外合計1,400ヶ所以上を無料で利用可能 - ハーツGoldプラス・リワーズ ファイブスター
ハーツレンタカーの優待プログラムに無条件で登録 - トラベル・クーポン(初年度のみ)
会員専用旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」で使える30,000円分のクーポン - 手荷物無料宅配サービス
海外旅行時、自宅~空港間でスーツケース2個を無料配送 - ファイン・ホテル・アンド・リゾート
国内外1,500ヶ所以上のラグジュアリーホテルで優待サービス、平均600米ドル相当分の特典 - ホテル・メンバーシップ
マリオット等提携ホテルグループの上級会員またはVIPプログラムを利用可 - ザ・ホテル・コレクション
国内外700以上のホテルに優待料金で宿泊、施設利用100米ドル相当分割引 - フリー・ステイ・ギフト
カード更新の度に国内ホテルに無料宿泊
数あるトラベル特典の中でも、特に人気の高い「フリー・ステイ・ギフト」について詳しく解説します。
フリー・ステイ・ギフト
フリー・ステイ・ギフトは、毎年カードを更新する度に、国内の対象ホテルで使える無料ペア宿泊券をもらえるサービスです。家族カードでも使えます。
対象のホテルは毎年変わります。2021年度は、50施設以上が対象となりました。
- ニューオータニ
- ロイヤルパークホテルズ
- マリオット
- ヒルトン
- ハイアット
- オークラ
- ニッコーホテルズ
- JAL CITY
- プリンスホテル
- ミツイガーデンホテルズ
2連泊以上すると、ホテル内対象施設の利用料から5,000円割引されるホテルもあります。
宿泊料金は、宿泊先と日程によって大幅に異なります。
たとえば、対象施設のひとつ「東京マリオットホテル」に2021年8月8日-8月9日に2名1泊で予約すると、公式サイトでの通常料金は53,361円です。
年に1回、数万円相当の高級ホテル宿泊券をゲットできるのは非常に価値が高いですね!
なお、年末年始など特典を使えない日がある点や、特典で泊まれるのは1泊食事なしのプランである点には注意してください。
アメックスプラチナのグルメ特典
アメックスプラチナはプラチナカードらしく、グルメ特典も充実しています。
- アメックス・スペシャル・リザーブ
数々の賞を受賞した人気店などの空席情報を先行案内 - 日本の極 KIWAMI 50
予約の取りにくい名店をアメックスが貸し切り、会員限定メニューを提供 - 2 for 1ダイニング by 招待日和
2名以上の予約でコース料金1名無料
グルメ特典の中でも、使い勝手とコストパフォーマンスに優れているのが「2 for 1ダイニング by 招待日和」です。
2 for 1ダイニング by 招待日和
「2 for 1ダイニング by 招待日和」は、国内外約250店舗の対象レストランにて、2名以上で所定のコースを予約すると1名分が無料になるサービスです。家族カードでも利用できます。
「招待日和」は、他の会社が提供している会員制サービスです。アメックスプラチナ会員でなくても、招待日和に直接入会できます。
しかし、直接入会の場合、職業が医師であることが条件です。33,000円の年会費もかかります(※個人会員の場合)。
アメックスプラチナ会員であれば、職業を問わず「2 for 1ダイニング by 招待日和」を無料で利用できるのが魅力的ですね。
同一店舗での利用は半年に1回までと制限されています。裏を返せば、対象の全レストランを半年間で1度ずつ利用できるということです。
コースの料金は、1人あたり10,000~15,000円のお店が中心です。中には30,000円を超えるお店もあるので、上手に使えばかなりお得なサービスです。
アメックスプラチナの付帯保険
アメックスプラチナは、各種付帯保険が充実しているのも大きなメリットです。日常生活でも旅先でも安心して過ごせます。
- 海外旅行傷害保険
最高1億円(うち自動付帯最高5,000万円) - 国内旅行傷害保険
最高1億円(利用付帯)/li> - 海外航空便遅延保険
最高60,000円 - スマートフォン・プロテクション
購入36ヶ月以内に偶然な事故で破損したスマートフォンの修理費用を年間15万円まで補償 - ショッピング・プロテクション
事故による購入商品の損害を年間最高500万円90日間補償 - キャンセル・プロテクション
入院・出張等で旅行やコンサートをキャンセルした際のキャンセル費用を補償 - リターン・プロテクション
カードで購入した商品の返品を店舗が受け付けない場合アメックスに返却可能 - ワランティー・プラス
カードで購入した商品の保証期間を2年間延長、修理費用を保証 - ホームウェア・プロテクション
会員が所有する製品に対し、事故による破損等の損害を補償 - ゴルフ・スキー・テニス保険
ゴルフ:年間最高1,000万円、スキー:年間最高500万円、テニス:最高250万円 - 個人賠償責任保険
店の商品を壊してしまった等、日常生活で生じた賠償責任の賠償金を最高1億円まで補償
「傷害・疾病治療費用」が1,000万円補償される海外旅行傷害保険や、スマートフォンの修理費用を補償するスマートフォン・プロテクションなど、価値の高い保険がたくさんあります。
その中でも、価値が極めて高い保険「ホームウェア・プロテクション」をピックアップして紹介します。
最強保険!ホームウェア・プロテクションがすごすぎる
ホームウェア・プロテクションは、火災・盗難・破損・水濡れなどの偶然な事故によって、アメックス会員が所有している家電製品等に生じた損害を補償してくれるサービスです。家族会員も対象です。
驚くなかれ、なんとアメックスプラチナで購入していない商品も保証対象なのです。しかも無期限で!
アメックスは赤字にならないのか心配になってしまいます。
補償金額は、購入からの経過年数によって変動する仕組みです。
購入日からの経過 | 補償の割合 |
---|---|
6ヶ月以内 | 購入金額の100% |
1年以内 | 購入金額の90% |
2年以内 | 購入金額の80% |
3年以内 | 購入金額の70% |
4年以内 | 購入金額の60% |
4年超 | 購入金額の50% |
対象となる製品の条件は次のとおりです。
- 日本国内で有効なメーカー保証期間が1年間の家電製品
- パソコン、ワープロ、時計、カメラ等の電化製品
- 日本で修理が可能なもの
クチコミによると、Apple Watchに補償が適用された例もあったようですよ。
限度額は、ワランティー・プラスとホームウェア・プロテクションの保証を合わせ年間50万円です。
以下のようなケースでは対象外となるので注意してください。
- メーカー保証が「1年間」以外のもの(6ヶ月、2年等)
- プリンター、コード、バッテリーなど本体に付属して使用する周辺機器等
- 紛失や置き忘れ・自然災害による損害・経年劣化・錆びやカビ、業務用途等
国内旅行傷害保険はやや弱め
アメックスプラチナ付帯保険の中で唯一「穴」があるとすれば、国内旅行傷害保険が利用付帯である点です。
一般的な国内のゴールドカードでも自動付帯のものが多いことを考えると、年会費の割には補償が手薄と感じるかもしれません。
なお、家族カードの海外旅行傷害保険も利用付帯ですが、「本会員の家族特約」としての適用は可能です。
アメックスプラチナをメインカードにし、旅行予約にも利用すればこのデメリットは解消できます。
アメックスプラチナのコンシェルジュサービス
アメックスプラチナ会員専用のコンシェルジュ「プラチナ・コンシェルジェ・デスク」を利用できます。
飛行機や宿の手配から忘年会のお店探し、気の利いたプレゼント選び等も対応してくれるサービスです。
24時間365日対応してくれるので、思い立ったときに細々した手配をすぐに任せられます。
アメックスプラチナのコンシェルジュは非常に評判がよく、コンシェルジュがあるからアメックスプラチナを解約しないというクチコミがあるほどです。
アメックスプラチナのデメリット
最強プラチナとの呼び声も高いアメックスプラチナですが、デメリットも存在します。
- とにかく年会費が高い
- 主に海外で使えないケースも
165,000円という年会費の高さは、国内の標準的なプラチナカードと比べて2.5~3倍程度です。特典を使いこなせなければ、年会費の払い損になってしまいます。
また、知名度とステータスこそ高いものの、海外の小規模店舗等では決済できないケースがあるのも懸念材料です。
海外旅行の際は、Visa・Mastercardブランドのサブカードを一緒に持っていくと安心でしょう。
アメックスプラチナの年会費をペイする使い方
特典を使い倒して年会費を超える価値を享受できれば、「年会費が高い」というデメリットは解消できます。
次の項目から、年会費をペイする使い方を詳しく解説しますね。
宿泊特典を使って年会費をペイするには
年会費をもっとも早くペイできるのが、「ホテル・メンバーシップ」を使うことです。
ホテル・メンバーシップ対象のひとつ「Marriott Bonvoy」ゴールドエリート会員資格は、通常、マリオットグループのホテルに年間25泊することで得られる資格です。
対象ホテルの中でも比較的安価な「モクシー京都二条」に公式サイトから予約し、最安値で25泊したときの料金は335,150円です。
この時点で165,000円をゆうに超えており、アメックスプラチナの年会費をペイできます。
対象のホテルグループは他に2つあるので、実質的な価値はもっと高いと考えることもできます。
他の特典の組み合わせでもペイ可能
ホテル・メンバーシップ以外でも、下記特典を1回ずつ使うと143,861円相当となり、年会費をペイできます。
対象ホテルに優待料金で宿泊できるだけでなく、平均600米ドル相当分の無料追加特典を受けられます。1ドル=110円で換算すると、60,500円相当です。
宿泊ホテルと宿泊日によって、年会費の3分の1程度をペイできます。2021年8月8日-8月9日に、東京マリオットホテルに2名1泊した場合の通常料金は53,361円です。
初年度のみではありますが、30,000円分のクーポンをもらえます。
グルメ特典を使って年会費をペイするには
グルメ特典を使って年会費をペイするには、2 for 1 by招待日和の利用が欠かせません。
招待日和に直接加入した場合の年会費は33,000円です。
アメックスプラチナの家族カードを1枚発行しているなら、2名で招待日和を利用できるため、2人分の年会費66,000円が節約できる計算になります。
さらに、コース料金20,000円のお店を年間4回利用するとカードの年会費をペイできます。
空港ラウンジ特典を使って年会費をペイするには
グローバル・ラウンジ・コレクションに含まれるプログラム「プライオリティ・パス」も、招待日和と同様、別企業が運営している有料の会員制サービスです。
アメックスプラチナの付帯サービスで利用できる「プレステージ会員」は、直接入会すると年間429米ドル(約47,000円)の年会費がかかります。※1ドル=110円で計算
グローバル・ラウンジ・コレクションのプライオリティ・パスは、家族カードでも利用できます。
家族カードを2枚発行してラウンジを利用すれば、年会費の98%をペイできます。
年会費をペイできる1番効率的な特典の組み合わせ
マリオット・ボンヴォイ参加ホテルに1泊して「ホテル・メンバーシップ」を利用するのが、もっとも早く年会費をペイする方法です。
ホテル・メンバーシップ以外だと、下記の組み合わせも効率がよくおすすめです。
特典名 | お得になる金額 | 備考 |
---|---|---|
2 for 1ダイニング by 招待日和 | 33,000円 | 「招待日和」年会費相当 |
15,000円 | ※コース料金15,000円/名の場合 | |
ファイン・ホテル・アンド・リゾート | 平均約60,500円 | 施設により異なる |
グローバル・ラウンジ・コレクション | 約47,000円 | プライオリティ・パス プレステージ会員年会費相当 |
合計 | 約153,000円 |
特に、グローバル・ラウンジ・コレクションとファイン・ホテル・アンド・リゾートは相性バツグンです。一度の海外旅行で同時に使えるケースもあります。
165,000円の年会費は高く感じられるかもしれませんが、1年に1度の海外旅行と会食だけでペイできる可能性もあるのです!
さらに新規入会キャンペーンで大量のポイントを獲得することも可能です。
アメックスプラチナを使いこなして年会費をペイしよう
- ホテル・メンバーシップ
1泊で年会費をペイできる - ファイン・ホテル・アンド・リゾート
平均で60,500円相当の特典、1泊で年会費の42%相当 - グローバル・ラウンジ・コレクション
約47,000円分の価値あり、夫婦利用で年会費の65%相当 - 2 for 1ダイニング by 招待日和
夫婦で年間3回程度の利用でペイ可能 - 家族カードがあれば更に効率よく年会費ペイできる
ホテル・メンバーシップだけで年会費を上回る価値があります。対象ホテルでホテル・メンバーシップを使うのがもっとも効率的といえます。
その他では、ファイン・ホテル・アンド・リゾート、グローバル・ラウンジ・コレクション、2 for 1ダイニング by 招待日和の3つも効率が良くおすすめです。
おまけに、抜群に手厚い保険も充実しており、内容・補償金額ともに申し分ありません。
さらに、本会員と同等の特典が利用できる4枚目まで家族カードは年会費無料です。発行すれば、効率よく年会費ペイできるでしょう。
特典を使いこなせば、アメックスプラチナの年会費はむしろ安いくらいです。特典を賢く利用し、アメックスプラチナでお得なプラチナライフを送りましょう!