家の次に大きな買い物ともいえるのが車の購入でしょう。
その支払い方法は、現金での一括購入からローンでの支払いまで様々な方法があります。
もし、普段の買い物と同じようにクレジットカードが利用できれば、ポイントも貯まってお得に車を購入できますよね。
「車の購入にクレジットカードは使えるの?」「クレジットカードを使うときのメリット・デメリットは?」「手数料はかかるの?」など、車購入でクレジットカードを利用する際の疑問について解説します。
- 新車購入の全額クレジットカード払いは難しい
- 輸入車・中古車の場合はクレジットカード払いが可能ケースがある
- 頭金や車体一部代金のみクレジットカード払いができる場合がある
- 分割払いやリボ払いはしない
カード名 | 三井住友カード(NL) | JCB CARD W | dカード GOLD | New! JCBカード S | JCBゴールド | 楽天プレミアムカード | セゾンプラチナ・ビジネス アメリカン・エキスプレス(R)・カード | リクルートカード | アメックスグリーン |
年会費 (税込) | 永年無料 | 無料 | 11,000円 | 無料 | 11,000円(税込) 初年度無料 | 11,000円 | 22,000円 条件付きで11,000円 | 無料 | 月会費制1,100円/月 (年合計13,200円) |
還元率 | 0.5%~7%※M1 | 1.00%~10.50%※J1 | 1.0%~10% | 0.5%~10.0%※J1 | 0.5%~10.0%※J1 | 1.0%~5.0% | 0.5%〜1.0% | 1.2%~4.2% | 0.3%~1.0% |
国際ブランド | Visa、Mastercard | JCB | Visa、Mastercard | JCB | JCB | Visa、Mastercard、 JCB、American Express | American Express | JCB | American Express |
キャンペーン | 新規入会&条件達成で 最大5,000円分 プレゼント 2024年11月1日~2025年2月2日 | 新規入会 +Amazon利用で最大12,000円 キャッシュバック 2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで | 新規入会&利用 +公共料金などすべて支払い 最大11,000ポイント プレゼント 2024年6月1日(土)〜 | 新規入会 +Amazon利用で最大15,000円 キャッシュバック 2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで | 新規入会 +Amazon利用で最大23,000円 キャッシュバック 2024年10月1日(火)~2025年3月31日(月)まで | 新規入会& 1回利用で 5,000ポイント プレゼント | 最大6,000円相当 プレゼント | 合計35,000ポイント プレゼント |
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申込対象 | 18歳以上 (高校生を除く) | 18歳以上39歳以下 | 18歳以上 | 18歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 | 20歳以上 個人の方も申込可能 | 18歳以上 | 20歳以上 パート・アルバイト・学生不可 |
発行スピード | 最短10秒
| 最短5分※J1 | 最短5営業日 | 最短5分※J1 | 最短5分※J1 | 最短3営業日 | 最短3営業日 | 1~2週間 | 1~3週間 |
公式サイト | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る | 詳細を見る |
クレジットカードを使って車の購入は可能か
新車で数百万円はかかる車の購入にクレジットカードが使えたら、ポイントがたくさん貯まって非常にお得ですよね。
では、クレジットカードを使った車の購入は可能なのでしょうか。
国産の新車購入では使えない
残念ながら、国産の新車購入で全額をクレジットカード支払いできるディーラーや販売店は非常に少ないといえます。
社会的なキャッシュレス決済の流れもあり、クレジットカード払いに対応する動きはありますが、クレジットカード払いの場合、手数料の負担が発生してしまうため、導入を避けている販売店が少なくありません。
輸入車は全額または一部で利用可能な場合もあり
AudiやVolkswagen、Mercedes-Benzなどの輸入車においては、全額、または一部をクレジットカード払いできるディーラーはあります。
上記のJCBのサイトには、全額、もしくは一部の支払いをクレジットカード払いが可能な店舗が記載されていますので、輸入車の購入を検討されている方は確認してみましょう。
中古車は利用可能な場合もあり
中古車の場合、全額クレジットカード払いができる店舗が多い傾向です。
ですが、利用できるカードブランドや支払いの回数などは店舗によって異なるため、事前に確認することをおすすめします。
頭金や一部車体代金の支払いで利用可能な場合も
国産の新車購入でも、ディーラー指定のカードなどを使って車体代金の一部や頭金のみをクレジットカード払いできる販売店はあります。
トヨタは「TS CUBIC CARD」、ホンダは「HONDA Cカード」、スズキは「SUZUKI CARD」など、各ディーラー指定のカードのみ利用できるので、所有していない場合は新規で申し込む必要があります。
クレジットカードなので当然審査があり、審査に通らなければクレジットカードでの支払いはできません。
ですが、審査に通りクレジットカードが発行できれば、点検や車検、ショッピングや公共料金の支払いなど、クレジットカード払いができるものすべてに利用でき、新車購入時だけでなく、日々の生活でもポイントも貯めることができます。
車関係は金額が大きい支払いが多く、ポイントもたまりやすいので、新車購入を機にディーラー指定のクレジットカードを発行するのもおすすめです。
車購入でクレジットカードを利用するメリット
車を購入する際にクレジットカードを使うと、どんなメリットがあるのでしょうか。
他の支払い方法と比べて得するポイントをみていきましょう。
- 一括払い、分割払いなど、支払い方法を選択できる
- カード払いができればポイントがたくさん貯まる!
- クレヒスの利用実績を積むことができる
- 手持ちに現金がなくても購入できる
「一括払い」「分割払い」など支払い方法を選択できる
クレジットカードを利用した場合、支払い方法はクレジットカード会社契約に則って選ぶことができます。
お金に余裕がある場合は一括払い、一括は難しい…というときは2回払いなど、お財布の状況に合わせて選ぶことができます。
クレジットカード払いができればポイントがたくさん貯まる!
まず大きなメリットは、ポイントがたくさん貯まるということです。
普段のお買い物と比べて車購入の際にかかる費用は高額になるため、クレジットカードのポイントもたくさん貯まります。
一括払いを利用すれば支払い手数料がかかりません。現金で購入できる場合でも、ポイントを貯めるためにあえてクレジットカードを利用するという選択肢もあります。
クレヒスの利用実績を積むことができる
クレジットカードには、「クレジットヒストリー(通称クレヒス)」という、クレジットカードの過去の利用実績が記録されています。
クレヒスは、日々クレジットカードを使用し問題なく支払いをしていくことで信用度が積み重なっていきます。
信用度が付くと、高額ローンの審査やクレジットカードの発行、ゴールドカードへの変更(ランクアップ)などで有利に働きます。
ただし、支払いが滞ってしまえば逆にクレヒスに傷をつけることになってしまいます。
高額な車購入でクレジットカードを使う際は、無理なく支払いができることを前提に利用するようにしましょう。
手持ちに現金がなくても購入できる
「現在、手持ちの現金がない」という方でもクレジットカードを使えば購入することができます。
「オプションをつけたい」「車種専用のアクセサリーが欲しい」「でも現金がない!」そんなときも、クレジットカードがあれば購入が可能です。
また、大金をお店までもっていくのは不安ですよね。クレジットカードなら現金を持ち歩かずに支払いができるので、メリットのひとつです。
車購入でクレジットカードを利用するデメリット
車購入でクレジットカードを使うことは、メリットばかりではありません。
デメリットついてもチェックしていきましょう。
- 車代金の他に手数料がかかる場合がある
- 利用方法や利用できる基準は販売店によって異なる
- 分割払い・リボ払いはできるだけ使わない
- 限度額によって利用できない場合もある
車代金の他に手数料がかかる場合がある
前述したように、クレジットカードで支払う場合、販売店側に手数料が発生します。
車のように大きな金額になると手数料も高くなるため、車購入にクレジットカードを利用する際は、車の代金に手数料分を上乗せされてしまうこともあります。
クレジットカードの利用をする際は、手数料について販売店に確認をしましょう。
手数料負担を避けるため利用不可または制限がある販売店も多い
車を購入する際にクレジットカードを使えるかどうかは、販売店やディーラーによって異なります。
クレジットカードを利用した場合、その手数料を販売店側が負担しなければならないため、クレジットカード利用不可としている販売店も少なくありません。
なお、家電量販店などで現金払いとカード払いでは割引率が異なるのは、この「手数料負担」があるためです。
また、クレジットカードを利用できるとしても全額ではなく一部だけなど、制限がある場合もあります。
車購入でクレジットカードの利用を考えている際は、販売店やディーラーにその旨を確認、相談するようにしましょう。
分割払い・リボ払い高い金利を支払う必要がある
分割払い、リボ払いはクレジットカードだからできる便利な支払い方法です。
・リボ払い…毎月の支払額を決めて支払う
分割払いもリボ払いも、手数料が高いため、車の購入のように大きな金額で利用してしまうと、手数料が高くなってしまいます。
また、リボ払いの場合は、「分割した購入代金+手数料=自身で決めた支払額」になるため、毎月の返済額は少なくなりますが、返済期間は長くなり、支払う手数料も多くなってしまいます。
例えば、100万円を金利15%、月々の支払い2万円でリボ払いすると、完済まで4年以上、手数料はなんと31万円を超えてしまいます!
クレジットカードで分割払いやリボ払いを利用するのであれば、金利の低い自動車ローンを利用しましょう。
限度額によって利用できない場合もある
クレジットカードには利用限度額が決められています。
これは、クレジットカードで支払える金額の合計で、人によって額は異なります。
当然、支払い額が利用限度額内でなければ、クレジットカードを使って支払うことはできません。
また、利用限度額内であっても、利用限度額の上限まで使ってしまうと、その時点でそのクレジットカードは使えなくなってしまいます。
例えば、携帯料金や光熱費などをクレジットカード払いにしている人は多いと思います。車購入で限度額いっぱいまで使ってしまうとその時点で利用ストップとなり、携帯料金や光熱費などが払えなくなってしまうのです。
利用限度額と支払い額のバランスをみて、注意して利用しましょう。
車購入の支払い方法の種類とメリット・デメリット
クレジットカード以外の車の購入の支払い方法は、主に4つあります。
- 現金一括払い
- 自動車ローン
- 残額クレジットローン
- カーリース
それぞれのメリット・デメリットをみていきましょう。
現金一括払いのメリット・デメリット
もっとも単純で分かりやすい、全額を現金で買う方法です。
手数料もかからず、一括なので毎月の支払いもありません。
またローンの場合、支払いが終わるまでディーラーなどが車の所有者となりますが、現金一括払いであれば車の所有者も購入者になります。
そのため、お好みのスタイルにカスタマイズをしたり、好きなタイミングで売却することもできます。
デメリットとしては手元の現金が一気になくなることです。
貯金をすべて車に使ってしまうと、万が一の出費のときに対応ができなくなってしまいます。
頭金を多く払って少ない残額をローンにするなど、バランスを考えることも大切です。
自動車ローンのメリット・デメリット
自動車ローンは車購入のために作られたローンです。
自動車ローンと一言で言っても、銀行ローン、労金・信金ローン、ディーラーローン、自社ローン、消費者金融ローンなど、どこでローンを組むかによって、それぞれ手数料や金利が異なります。
貯金を大きく切り崩す必要もないので、病気や事故などの急な出費のために手元に現金を残すこともできます。
また、ローンを組んだ場合、販売店の儲けとして車体代金に金利が上乗せされるため、現金一括払いよりも多く値引きしてもらえることもあります。
もちろん、金利を払わなければならないというのは自動車ローンのデメリットでもあります。
自動車ローンの金利は1.5~10%までと、種類によって異なります。
金利が高ければ高いほど返済総額も増えるので、金利の安い自動車ローンを選んだり、金利が安くなる期間を狙って購入したりするのがおすすめです。
残額クレジットローンのメリット・デメリット
近年利用者が増えているのが、この「残額クレジットローン」です。
ディーラーローンのひとつで、ローンを組む際に支払い代金から将来下取りをしたときの金額を引いた残りをローンで組む支払い方法です。
例えば…
車代金…200万円
5年後の下取り価格…40万円
この場合、200万円-40万円=160万円となり、この160万円を5年間で分割します。
ローンを組む金額が全額ローンよりも低いので、月々の支払いも安く、車を持ちやすくなるのがメリットです。
5年後に下取りをして車を返却するか、下取り予定金額を支払って(上記の例なら40万円)乗り続けるか、選択することができます。
しかし、事故や車をぶつけて傷をつけたりしてしまったり、既定の走行距離を超えてしまった場合などは、予定の下取り価格よりも車の査定額が下がり、追加の支払いが発生してしまうというデメリットがあります。
万が一、途中で廃車になってしまった場合は、残金すべてを金利を加えて支払わなければならないため注意が必要です。
カーリースのメリット・デメリット
カーリースとは、毎月一定の利用料金を支払えば、車を自由に使うことができるサービスです。
自分の好きな車を選べますし、保険や自動車税の支払いもないので、車の維持にかかるお金は利用料金の他にはガソリン代や駐車場代くらいで済みます。
契約期間が完了した際に、車を返却してもいいですし、気に入れば買い取ることもできます。
ただし、カーリースはあくまで車を借りているだけなので、賃貸のお部屋と同じように車本体を自分好みにカスタマイズをすることはできません。
車を返却するときも、原状回復する必要があります。
また、月間走行距離には制限がありますし、契約途中での解約には高額な損害金を支払わなければならないケースもあるので、利用する期間などをしっかり検討してから契約しましょう。
車購入で一番お得な支払い方法
クレジットカード払いを含め5つの支払い方法を紹介しましたが、一番お得な支払い方法は、「クレジットカード一括払い+現金払い」です。
利用できるクレジットカードを使い、新車購入時に利用できる上限額いっぱいで一括払いをしてポイントをため、残金は金利のかからない現金一括払いが一番お得に車を購入できます。
クレジットカード払いは分割やリボ払いにしてしまうと高額な金利手数料をとられてしまいますので、車購入のような大きな金額を支払う時は一括払いを選ぶの無難でしょう。
クレジットカード一括払い+現金一括払いが難しいときは、金利が安い自動車ローンがおすすめです。
車購入ではクレジットカードを賢く使おう!
- クレジットカードが使えるか事前に確認する
- クレジットカードと現金払いでお得に購入
- 分割払い・リボ払いにするなら自動車ローンにしたほうがお得
車の購入でクレジットカードを使うには、いくつかの条件がありました。ディーラーによっては、クレジットカードは一切使えないという場合もあります。
もしクレジットカードを使えるならば、ポイントをたくさん貯めることもできるのでお得に車が購入できます。
手数料や分割払い・リボ払いなどに注意しながら賢くクレジットカードを使って、ぜひお得にマイカーを手に入れてくださいね。