キャッシュレス決済が進む昨今では、クレジットカードは必須となってきました。
しかし、無職の場合、クレジットカードを持つのは難しいと考える方も多いのではないでしょうか?
そこで、無職でも申し込みが可能なクレジットカードや審査に通る確率を上げる方法についてご紹介いたします。
無職だけどクレジットカードが必要!という方はぜひ参考にしてください。
- ACマスターカード
- Yahoo!カード
- イオンカード
- ライフカード
- 【39歳以下限定】JCB CARD W
無職でも申し込みが可能になる条件
クレジットカードの申し込みが可能になるかならないかは、“収入があるか”が一番の大きなポイントです。
下記のように無職であっても収入があれば、審査に通過する可能性が高くなります。
無職でもクレジットカードの申し込みが可能になる条件をみていきましょう。
アルバイトやフリーターなど安定した収入がある人
クレジットカードで審査基準となる”安定した収入”を考えると、正社員でなければならないと思っていませんか?
正社員として雇われておらずアルバイトやパートでも、収入がある場合は無職にはならず、クレジットカードへの申し込みが可能になります。
また、月収が多い必要もありません。働く時間が短くて月収が数万円と少なくても、毎月収入があれば申し込み可能です。
フリーランスや投資家などで収入がある人
フリーランスや投資家はどこかの企業に勤めているわけではないので、会社名などを書くことはできませんが、無職ではなく”自営業”になります。
この場合は収入があるとみなされ、クレジットカードへの申し込みが可能となります。
クレジットカード申し込みで記入する収入は、月収でなく年収を記入することがほとんどのため、毎月の収入が安定しないフリーランスでも、1年間の収入がしっかりとあれば、問題ありません。
扶養されている人
専業主婦など、同居する家族が安定した収入を得ている場合には、同一家計とみなされクレジットカードの申し込みが可能になります。
本人ではなく配偶者の収入で申し込みをしたい場合は、本人の安定した収入を申し込み条件としていないクレジットカードを選びましょう。
学生の場合は、学生専用のクレジットカードがおすすめです。学生専用のクレジットカードは、特典が付いていることも多く、お得にクレジットカードを利用できます。
年金受給者の人
年金受給者の場合、無職ではありますが定期収入があるため、クレジットカードの申し込みが可能です。
ただし、クレジットカードを一度も作ったことがない場合は信用情報がないため、審査に通らない場合があります。
家賃収入がある人
働いておらず無職の場合でも、家賃収入など不動産集収入がある場合は、クレジットカードへの申し込みが可能になります。
賃貸業、不動産貸付業などが主な職業になりますが、自営業と申告してもOKです。
審査が通る可能性が低い条件
たとえ無職でも、収入があればクレジットカードの申し込みは可能です。しかし、収入があるからといって、クレジットカードの審査は必ず通過できるわけではありません。
クレジットカードの審査が通る可能性が低い条件もチェックしましょう。
支払いの延滞がある人
新規でクレジットカードを作る場合、カード会社は信用情報をもとに審査をします。
現在お持ちのクレジットカードの支払い、携帯料金の支払い、ローンの支払いなどに延滞がある場合は、信用情報にその旨が記載されています。
そのため、クレジットカードを発行しても支払いが滞るリスクがあると考えられ、審査に通過できない可能性が高くなります。
すでに借り入れがある人
お金の借り過ぎを防ぐために、年収の3分の1以上の貸付は禁止されています。これを「総量規制」といいます。
総量規制とは、借り過ぎを防ぐために定められた法律で、「貸付は年収の3分の1を超えてはならない」とされています。
そのため、カードローンやクレジットカードを利用してすでに借り入れがある場合、新しくクレジットカードを作ると借入可能額が増えてしまうため、審査が通らない場合があります。
住所が特定できない人
クレジットカードを申し込みする際に行われる本人確認では、現住所の確認があります。
この時、申し込み書に記載の住所が本人確認書類の運転免許証や住民票などで証明することができず、住所不定とみなされてしまった場合は、審査通過が難しくなってしまいます。
引っ越しなどをして住所が変わっている場合は、すみやかに住所変更を行いましょう。
最近クレジットカードの審査が通らなかった人
クレジットカードの審査が通らなかった場合、別のクレジットカードに申し込みすることもありますよね。
審査基準はクレジットカード会社によって異なるため、1度審査に通過できなかったからといって、別のクレジットカードでも通過できない、というわけではありません。
しかし、審査に落ちたという履歴は信用情報に記載されますので、クレジットカードの審査に落ちたばかりなのに別のクレジットカードに申し込みをすると、再び審査に落ちる可能性が高くなります。
一度審査に落ちてしまった場合は、時間を空けてから申し込みをしましょう。
預貯金で生活している人
どんなに莫大な資産があって預貯金などの資産で生活できるとしても、クレジットカード会社は銀行の残高を確認することはできないため、審査に通過することは難しくなってしまいます。
宝くじなどで高額当選した、相続したなどにより預貯金が多い場合も同様です。
無職でも審査を通すためのポイント
無職の場合、正社員で安定した収入があると証明できる人よりも審査が厳しくなる傾向にあります。
そこで、無事審査に通過するために押さえておきたいポイントを紹介します。
短期間で複数のクレジットカードの申し込みをしない
クレジットカードの審査に落ちた場合、すぐに別のクレジットカードに申し込みをする方がいますが、短期間に複数のクレジットカードの申し込みをすることは避けましょう。
何枚ものクレジットカードを申し込むのは、「お金がなくて急いでいる」「ブラックリストなのか」「入会特典目的なのかも…」など、クレジットカード発行にふさわしくないと判断されやすくなるからです。
審査に通過しなかった記録は、約半年間信用情報に記載されますので、別のクレジットカードに申し込む場合は、最低でも半年あけるようにしましょう。
嘘を記入しない
勤務先や収入額などは正直に申告しましょう。
相違があった場合は、本来なら審査に落ちない人でも審査に通過できなくなってしまいます。
たとえ収入が少なかったり、正社員でない場合でも、安定して毎月収入があれば、クレジットカードの申し込みは可能です。嘘偽りなく申込書は記載するようにしましょう。
職業欄を「無職」にしない
会社に雇われていない場合でも、フリーランス、アフィリエイト、不動産、FXなど、収入がある場合には”自営業”になります。
ただ自営業とするだけでは信用に欠けるので、開業届を出して個人事業主となり、確定申告をして収入があることの証明を出せるようにしておくと、クレジットカードの申し込みもスムーズです。
ショッピング枠を低く設定する
クレジットカードを申し込みする際、ショッピングの限度額を設定します。
ショッピング枠を低く設定しておくと、クレジットカードで利用できる金額も少なくなるため、無職でも審査に通る可能性が高くなります。
クレジットカードが無事発行され、その後滞りなく支払いをすることで、ショッピング枠の増額もできるようになることもあります。初めは少額での設定がおすすめです。
キャッシング枠を0円に設定する
ショッピング枠と比べキャッシング枠は総量規制の対象となり、利用すると審査項目が増え通過の条件も厳しくなってしまいます。
無職の場合は審査基準をできるだけクリアするためにも、キャッシング枠は0円で申請しましょう。
無職でも申し込みが可能なクレジットカード
クレジットカードには、それぞれ異なった申し込み条件やカード利用によってえられる特典などがあります。
せっかくの特典もライフスタイルに合っていないと活用できないので、普段利用する店舗などを踏まえてクレジットカードを選ぶのがおすすめです。
- ACマスターカード
- Yahoo!カード
- イオンカード
- ライフカード
- 【39歳以下限定】JCB CARD W
それでは、1枚ずつカードの詳細をみていきましょう。
ACマスターカード
ACマスターカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.25%~ |
マイル | 獲得不可 | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行不可 | |
電子マネー | なし | |
国際ブランド | Mastercard | |
発行会社 | アコム株式会社 | |
発行期間 | 最短即日発行可 |
ACマスターカードは、消費者金融のアコムが発行するクレジットカードです。
20歳以上の安定した収入がある人なら申し込めますので、アルバイトやフリーランスの方でも申し込みが可能です。
カードブランドはMasterCardなので、人気のコストコやApple Payでの利用も便利でおすすめです!
ACマスターカードの一番の特徴は、クレジットカードだけでなくカードローン機能がついていうということです。
カードローン機能を使えば、現金の借り入れも可能なので、ご祝儀など急に現金が必要になったときも安心です。
一部の自動契約機(むじんくん)コーナーを利用すれば、最短即日でカードを発行することも可能なので、お急ぎの方にもおすすめのクレジットカードです。
Yahoo!カード
ヤフーカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 550円 | |
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB | |
発行会社 | ワイジェイカード株式会社 | |
発行期間 | 最短1週間 |
Yahoo!カードは、年会費が永久無料な上、収入がある程度あれば申し込みが可能なクレジットカードです。
Tポイントカードとしても使えるので、Tポイント提携店をよく利用するという方には非常におすすめです!
カードブランドも、VISA、JCB、MasterCardの3つから選べるので、ライフスタイルに合わせてカードブランドを選択することもできます。
また、ショッピングだけではなく、税金の支払い、公共料金の支払いなど、毎月の固定費の支払いでもポイントがお得にたまるカードです。
イオンカード
イオンカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5~ |
マイル | 0.25% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | 無料 | |
家族カード | 無料 | |
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD、WAON | |
国際ブランド | VISA、Mastercard、JCB | |
発行会社 | 株式会社イオン銀行 | |
発行期間 | 最短即日 |
イオンカードは、イオングループが発行するクレジットカードです。
イオン系列のお店(イオンモール、マックスバリュー、ダイエーなど)でお買い物をする方におすすめですです!
毎月20日、30日とお客様感謝デーは、5%オフになるので、イオン系列でお買い物をするなら必ず持っておきたいともいえるクレジットカードです。
また、申し込み条件の中に、”安定した収入”がなく、18歳以上(高校生不可)で電話連絡が可能であれば申し込みができるのも大きなポイントです。
ライフカード
ライフカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~1.5% |
マイル | 0.25%~0.75% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし(付帯型も選べる) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 無料 ※一部提携カードのETCカードは年会費有料:550円 |
|
電子マネー | iD | |
国際ブランド | VISA、JCB、Mastercard | |
発行会社 | ライフカード株式会社 | |
発行期間 | 最短3営業日発行 |
ライフカードも、イオンカードと同じく、安定した収入を申し込み条件としておらず、日本国内にお住いの18歳以上(高校生不可)で、電話連絡が可能な方であれば申し込みが可能です。
ライフカードの特徴はポイントのたまり方です。
初年度は1.5倍、誕生月は3倍と発行した年からお得に利用できるほか、利用金額によって1.5倍、1.8倍、2倍とポイント還元率をアップさせることができます。
メインカードとして利用して、ポイントもどんどん貯めたい!というかたにおすすめです。
【39歳以下限定】JCB CARD W
JCB CARD W | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.6%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 最短3営業日発行(届くのは1週間後) |
JCB CARD Wは、39歳以下限定のカードです。
本人ではなく、配偶者に安定した収入があれば申し込むことができますし、高校生を除く学生も申し込むことができます。
学生も申し込みが可能なカードなので、初めてのクレジットカードを持つという方にもおすすめです。
無職でクレジットカード申し込みが難しいときは
無職のため、クレジットカードの申し込みが難しいというかたは、審査の必要のないカードを発行しましょう。
キャッシュレス決済にも対応しているカードを発行すれば、クレジットカードと同じようにキャッシュレス決済でも使用できます。
家族カード
家族カードとは、クレジットカードの名義人(本会員)の家族用に発行されるカードです。
本会員の審査で発行されるため、家族が無職でも申し込みが可能です。
デメリットとしては、請求は本会員宛になるため、どこで何をいくらで買ったかなどの明細が知られてしまうということです。
また、家族カードで利用、支払いをしても、家族の信用情報履歴としては残りません。
デビットカード
デビットカードは、口座に入っている金額をその場で引き落としてくれるカードです。
クレジットカードのように後払いではないので、審査不要で無職の方でも申し込み可能なカードです。
現金を持ち歩く必要がなく、口座に入っている分しかカードを使えないので、使い過ぎもふせぐことができます。
プリペイドカード
プリペイドカードとは、事前に金額をチャージしておくことで使用できるカードです。スイカなどのICカードがこれに該当します。
事前にチャージしなければならないという手間はありますが、決まった額をチャージしておけば、使いすぎる心配もありません。
無職でも収入があれば申し込みは可能!
- アルバイトやフリーランスでも収入がある!
- 配偶者やパートナーに収入がある!
- ショッピング枠・キャッシング枠を低く設定する!
- 複数申し込みはしない!
結論として、無職でまったくの無収入の場合、クレジットカードの発行は難しくなってしまいます。
しかし、少しでも収入がある場合は、学生や専業主婦でも作れるような申し込み対象者の広いクレジットカードを選ぶことで、申し込みが可能になります。
キャッシング枠を申し込まないなどの工夫をして、審査を通す確率を上げ、便利に使えるクレジットカードを発行しましょう!