dカード GOLDのケータイ補償は、その内容だけでもdカード GOLDを申し込む価値があると言っても過言ではないほどお得なサービスです。
そんな補償サービスの概要は下記の通りです。
- 補償期間は3年間
- 補償金額は最大10万円
- 全損または紛失・盗難が対象となる
- 修理ではなく新しいスマホの購入費用が補償される
最大10万円の補償が3年間適用されるdカード GOLDのケータイ補償は、非常にお得なサービスです。しかし、利用するには制約が多いのも事実。
そこで今回は、dカード GOLDのケータイ補償について徹底的に解説していきます。
サービス内容から使い方、注意事項やメリット・デメリットについて詳しく紹介するので、是非参考にしてください。
※本記事の価格は全て税込みです。

年会費 | 11,000円 | 追加カード | ETCカード/家族カード |
---|---|---|---|
還元率 | 1.0%~ | ポイント | dポイント |
マイル | JAL | 付帯保険 | 海外旅行/国内旅行/ショッピング |
電子マネー | iD | スマホ決済 | Apple Pay |

dカード GOLDのケータイ補償とは
まず、dカード GOLDのケータイ補償とはどのようなサービスなのかについて解説します。
この章では、下記の内容について説明します。
- 対象となる会員
- 補償適用条件
- 補償期間
- 補償金額
- 対象機種
- 補償上限
dカード GOLDのケータイ補償は、ドコモのケータイ補償サービスよりもかなりお得だといわれています。
しかし、補償適用範囲などドコモの補償サービスと大きく異なるので注意が必要です。
対象となる会員について
dカード GOLDのケータイ補償の対象となる会員は、本会員と家族会員です。
家族会員とは家族カードを保有する人で、本会員と生計を共にする満18歳以上の配偶者(※高校生は除く)、子どもおよび両親が家族カードの契約を締結することができます。
補償適用条件について
補償適用条件は下記の通りです。
- スマホが全損した場合
- スマホが紛失または盗難に遭った場合
全損した場合のみ対応できるので、画面割れなど修理ができる状態では適用されません。
しかし、紛失や盗難でも対応できる点が魅力です。
補償期間について
dカード GOLDのケータイ補償の補償期間は3年間となっています。
ドコモのスマホの本体代金の支払いは大抵24回払い(2年間)なので、本体代金を支払っている間はカバーできます。
なお、3年以内に購入した機種なら対象になります。
利用携帯電話番号として届け出をしている携帯電話番号にかかる携帯電話端末かつ、NTTドコモにて購入の履歴が確認できるものが対象端末となります。
補償金額は最大10万円
補償金額は最大10万円です。
これは修理代金ではなく、新しいスマホを購入した場合の補償金額(購入金額または頭金および事務手数料を含む)です。
端末の購入金額よりキャッシュバックなどの割引が適用される場合は、補償金額より差し引かれます。
ちなみにdカードのケータイ補償は1年間最大1万円。比べれば一目瞭然、dカード GOLDのケータイ補償は手厚いです。
補償上限は1年1回
補償上限は1年に1回となっています。
1度補償を受けると、その後1年間の紛失・盗難・故障時には適用できませんのでご注意ください。
家族会員のケータイ補償利用について
家族会員ごとに1年に1回まで補償が適用されるので、誰かがすでに補償を受けていた場合も問題ありません。
- スマホが修理不可能な全損または紛失・盗難に遭った場合の補償サービス
- 補償期間は3年間
- 補償金額は最大100,000円
- 3年以内に購入しているスマホが対象・家族会員も利用できる
- 補償上限は1年1回
dカード GOLDのケータイ補償の利用方法
次に、dカード GOLDのケータイ補償の利用方法について解説します。
dカード GOLDのケータイ補償が適用されるまで、最短で1ヶ月ほど時間がかかります。これはあくまで最短で、書類に不備があるともっと時間がかかってしまいます。
事前にdカード GOLDのケータイ補償の使い方をしっかりと知っておきましょう。
- 全損または紛失状態であることの証明・確認
- 新しいスマホをdカード GOLDで購入する
- 事故発生から60日以内に申請書を返送
- 約3週間後に審査結果の通知が郵送される
- 審査に通過すればdカード GOLDの請求からスマホの機種代金分がキャッシュバックされる
1つ1つのステップについて細かく説明していきますね。
①全損または紛失状態であることの証明・確認
まず、利用している端末がケータイ補償を利用できる状態にあることを証明する必要があります。
事故の内容によって、dカード GOLDのケータイ補償の手続きが異なります。また、必要に応じて電話にて利用携帯電話番号の利用中断もしておきましょう。
紛失・盗難の場合
警察署へ遺失届または盗難届の提出をし、受理番号をもらっておきましょう。
火災による焼失の場合
消防署等公的機関へ届け出(罹災届)を行います。
修理不能(水濡れ・全損等)の場合
ドコモショップなど、故障修理窓口担当者に修理不能な状態であることの確認と、端末の回収をしてもらいます。
Apple製品を利用している場合は、Apple正規プロバイダまたはAppleStoreで故障修理不能であることを確認してもらう必要があります。
このとき、修理が可能な状態であれば修理対応となり、dカード GOLDのケータイ補償は使えません。
②新しいスマホをdカード GOLDで購入する
全損または紛失でdカード GOLDのケータイ補償を使えると認められたら、新しいスマホを購入しましょう。
この時、今まで使っていたスマホと同一機種・同一カラーでなければいけません。
ショップに在庫がない場合は、ドコモショップのスタッフの指示に従って指定された機種を購入することになります。
購入した機種代金は、dカード GOLDで決済しなければいけません。
③事故発生から60日以内に申請書を返送
スマホを購入後、1週間程度でdカード GOLDのケータイ補償を使うための申請書(事故報告書(兼)補償金請求書)が届きます。
事故発生から60日以内に必要事項を記入の上、返送してください。①で取得した書類の添付が必要となる可能性もあるので、用意しておきましょう。
④約3週間後に審査結果の通知が郵送される
申請書を返送後、約3週間後に審査結果が届きます。
このように、申請から審査完了まで短くても1ヶ月程度の時間がかかるので、なるべく早めに対応するようにしましょう。
⑤審査後dカード GOLDの請求から機種代金が減額される
審査に通過すれば、dカード GOLDの請求金額からスマホ機種代金分(10万円以上の場合10万円)が減額されます。
最短でも1ヶ月程かかるので、支払いのタイミングによっては一度全額引き落としされてから、決済口座へキャッシュバックされる可能性もあります。
念のため機種代金が引き落としできるよう、口座にお金を用意しておきましょう。
dカード GOLDのケータイ補償の注意事項
次に、dカード GOLDのケータイ補償の注意事項について解説します。
dカード GOLDのケータイ補償は、最大10万円が3年間補償されるというサービスですが、いくつか制約もあります。
そのため、dカード GOLDのケータイ補償は注意して利用しないと、補償条件から外れてしまうことにもなりかねません。
事前に注意点を把握して、いざ利用する時に対応できるようにしましょう。
dカード GOLDのケータイ補償が適用できない条件
dカード GOLDのケータイ補償が適用できない条件は下記の通りです。
- 個人の意図的または故意による故障の場合
- スマホが修理可能な状態である場合
- トラブルの度合いが個人のレベルを超えている場合(国の暴動などに巻き込まれたetc.)
- 自然災害による故障の場合
わざと壊した場合や自然災害による故障は適用されません。
また、dカード GOLDのケータイ補償はあくまで交換対応なので、修理可能の端末には適用されず、修理した場合の修理費に対しては補償がありません。
全損とみなされてから新機種を購入すること
前述したように、dカード GOLDのケータイ補償は実質交換対応なので、全損状態で修理が不可能な場合でないと適用されません。
そのため、全損とみなされていない場合や、全損か修理不可能かどうか判断できないまま新しい機種を購入し申請するのはおすすめしません。
申請しても、審査に通らずに機種代金がキャッシュバックされないという可能性もあります。
そのため、必ずドコモショップのスタッフに判断を仰ぎましょう。
機種代金が10万円超えている場合、残額は自己負担
10万円が補償上限額なので、10万円を超えている場合残額は自己負担です。
iPhoneなど高額な機種の場合は、購入金額の全てをカバーできない可能性があります。
ただ10万円の補償金額は他の補償サービスと比べても非常に大きく、手厚いことに違いありません。
端末購入サポートの契約解除料は免除される
端末購入サポートに加入して機種を購入する場合、1年以内に機種変更した場合でも契約解除料が1万円程かかります。
しかし、dカード GOLDのケータイ補償を適用する場合は、端末購入サポートの契約解除料も免除されます。
機種変更ではなく、あくまで紛失・故障による交換なので、端末購入サポートが適用されることはありません。
紛失したスマホが見つかった場合は旧機種を速やかに返却
紛失したスマホが見つかった場合は、すぐにdカード GOLDのコールセンターへ電話をかけ、判断を仰いでください。
紛失していた旧機種を速やかに返却するように言われるはずです。
審査中の場合、紛失していた事実に基づいて審査されるので、よほどのことがない限り通らないことはないでしょう。
- 故障の場合、まずはドコモショップに相談
- 紛失・盗難の場合警察署や消防署へ届け出を
- 新しいスマホを購入後、記入済申請書を返送
- 審査に通れば補償金額がdカード GOLD請求金額より減額される
- 全損と判断されないうちに申請しないほうがいい
- 機種代金が100,000円超えている場合、残額は自己負担
- 紛失したスマホが見つかった場合は旧機種を速やかに返却
dカード GOLDのケータイ補償のメリット・デメリット
次に、dカード GOLDのケータイ補償のメリット・デメリットについてまとめます。
これまで、dカード GOLDのケータイ補償の適用条件や注意点、使い方など解説してきた内容を踏まえ、どのようなメリット・デメリットがあるのかまとめてみました。
dカード GOLDのケータイ補償は新品のスマホが手に入る、補償金額が最大100,000円など、魅力な点もたくさんありますが、その分デメリットもあります。
ケータイ補償目的でdカード GOLDの契約を検討している人は、メリットだけでなくデメリットも知っておくことをおすすめします。
dカード GOLDのケータイ補償のメリット
dカード GOLDのケータイ補償のメリットは下記の通りです。
- 補償期間が3年間
- 家族会員でも使える
- 補償金額が最大10万円とかなり大きい
- 同一の新品のスマホが無料・格安で手に入る
- 紛失・盗難でも同じ条件で補償が適用される
ドコモのケータイ補償サービスでは、紛失や盗難の場合会員価格で購入することになり、少なからず自己負担が発生します。
一方で、dカード GOLDのケータイ補償なら紛失・盗難に対しても10万円の補償が適用されます。
dカード GOLDのケータイ補償のデメリット
dカード GOLDのケータイ補償のデメリットは下記の通りです。
- 修理不可能な全損のスマホでないといけない
- 全損でないと判断された場合補償が適用されない場合もある
- 修理の場合、修理代金の補償はない
- 同一機種・同一カラーのスマホがない場合はドコモが指定するスマホを選ばないといけない
修理不可能な全損のスマホでないといけないという点は特に注意が必要です。
修理可能な状態であればdカード GOLDのケータイ補償は利用できません。自己判断せず、必ずドコモショップのスタッフに相談するようにしてください。
手厚いdカード GOLDのケータイ補償!制約に注意
dカード GOLDのケータイ補償は、3年間適用で、1回の補償金額が最大10万円とかなり手厚い補償サービスです。
しかしその一方で、交換対応が必要な全損のスマホでないと対応できないなどのデメリットがあります。
全損や修理不可能であるとみなされない限り、新しいスマホの代金は補償されません。自己判断は難しいため、ドコモショップなどで診断してもらうようにしましょう。
ドコモで契約する時に、ケータイ補償があるからとdカード GOLDの契約をすすめられることもありますが、メリット・デメリットを踏まえた上で契約するかどうか決めることをおすすめします。
dカード GOLDの特徴まとめ

- ドコモケータイ、ドコモ光の利用料金10%還元
- ケータイ補償が3年間最大10万円分
- d払い連携でdポイント2重取り
- 海外・国内旅行傷害保険付き
- 家族カードが1枚目無料
年会費 | 11,000円(税込) | 還元率 | 1%以上 |
国際ブランド | VISA/MASTER | 発行スピード | 最短5分で審査完了 |
家族カード | あり/1枚目無料 | ETCカード | あり/年会費無料 |
保険・補償 | 海外旅行/国内旅行/ショッピング | スマホ決済 | Apple Pay/おサイフケータイ |