2020年9月、三井住友カードが新しいクレジットカード「三井住友カード プラチナプリファード」の発行を開始しました。
従来の三井住友カードはステータスの高さや充実した付帯サービスで人気の一方、ポイント還元率の低さが弱点でした。
「三井住友カード プラチナプリファード」は三井住友カードのステータス性を維持しつつ、ポイントを貯めることに特化しています。
利用額に応じてポイントがもらえる仕組みがあり、カードをたくさん使う人なら年会費を無料にすることも可能です。
「三井住友カードのステータスは欲しいけどポイントも貯めたい」
「ポイントは欲しいけど年会費無料の高還元カードはカッコ悪い」
こんな風に思っている人には、三井住友カード プラチナプリファードがピッタリです。
本記事では三井住友カード プラチナプリファードの特徴とメリット・デメリットについて徹底解説します。
- 基本のポイント還元率が1.0%
- 特約店利用でポイント還元率が最大10%にアップ
- 年間利用額に応じて最大40,000ポイントもらえる
- 家族カードは年会費無料
- ステータス性とポイント還元率を両立
※本記事の価格は全て税込みです。
三井住友カード プラチナプリファードの特徴・基礎知識
まずは三井住友カード プラチナプリファードの特徴・基礎知識から見ていきましょう。
三井住友カード プラチナプリファード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~10% |
マイル | 0.6%〜6.0% | |
年会費 | 初年度 | 33,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 無料 | |
旅行保険 | 海外 | 最高5,000万円(自動付帯) |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 550円 ※初年度無料 ※前年度に1回以上の利用で翌年度無料 |
|
電子マネー | iD | |
国際ブランド | VISA | |
発行会社 | 三井住友カード株式会社 | |
発行期間 | 最短3営業日 |
三井住友カード プラチナプリファードは2020年9月1日に登場したばかりの新しいカードです。
名前にプラチナと付いている通り、三井住友カード プラチナと同じプラチナカードに分類されます。
しかし、実際には三井住友カード ゴールド(年会費11,000円)と三井住友カード プラチナ(年会費55,000円)の間くらいと捉えてください。
付帯サービスも三井住友カード ゴールドとほぼ同じで、三井住友カード プラチナには及びません。
その代わりに、ポイントの貯めやすさは数ある三井住友カードの中でもトップクラスです。
付帯サービスを削ることでプラチナカードのステータスを維持しつつ、年会費の削減と高いポイント還元率を実現しています。
三井住友カード プラチナプリファードの優待特典・メリット
三井住友カード プラチナプリファードの優待特典・メリットは以下の通りです。
- ポイントがザクザク貯まる
- さまざまなキャッシュレス決済を利用できる
- 家族カードの年会費が無料
- プラチナカードならではのステータス性
- シンプルかつセキュアなカードデザイン
ポイントがザクザク貯まる
三井住友カード プラチナプリファード最大のメリットはポイントが貯まりやすいことです。
- 基本の還元率が1.0%
- 特約店での利用で還元率が最大10%にアップ
- 年間100万円利用ごとに10,000ポイントの継続特典
- 海外での利用で還元率が3.0%にアップ
従来の三井住友カードはステータスや付帯サービスを重視しており、ポイント還元率はそこまで高くありませんでした。
対して、三井住友カード プラチナプリファードはポイントを貯めることに特化しています。
普段の買い物でも公共料金の支払いでも、ポイントをザクザク貯めることが可能です。
基本の還元率が1.0%
三井住友カード プラチナプリファードの基本還元率は1.0%です。100円の利用で1ポイントのVポイントが貯まります。
他の三井住友カードはいずれも0.5%が基本です。
三井住友カード プラチナプリファードは他の三井住友カードの2倍ポイントが貯まります。
税込100円ごとに1ポイント貯まるので、少額決済でも無駄なくポイントを貯めることが可能です。
カード払いはもちろん、電子マネーであるiDでの支払いでもポイントが貯まります。
ちなみに、ポイントの有効期限は三井住友カード プラチナと同じく4年です。
三井住友カード ゴールド(3年)や三井住友カード(2年)と比べて有効期限が長いので、期限切れを気にせずポイントを貯められます。
特約店での利用で還元率が最大10%にアップ
三井住友カード プラチナプリファードをプリファードストア(特約店)で利用するとポイント還元率が最大10%にアップします。
特約店の主な対象店舗とポイント還元率は以下の通りです。
ジャンル | 店舗 | ポイント還元率 |
---|---|---|
宿泊予約サイト | 一休.com | +6% |
Expedia Hotels.com | +9% | |
交通 | ANA | +1% |
ETC | +2% | |
JapanTaxi | +4% | |
百貨店 | 大丸松坂屋 阪神・阪急百貨店 | +2% |
ライフスタイル | 蔦屋書店 | +2% |
コンビニ | セブン-イレブン ファミリーマート ローソン | +2% |
アズナス セイコーマート デイリーヤマザキ ポプラ | +1% | |
カフェ・ファストフード | マクドナルド | +2% |
すき家 ドトール モスバーガー など | +1% | |
スーパーマーケット | エブリイ 西友 ライフ など | +1% |
ドラッグストア | クリエイト ココカラファイン マツモトキヨシ など | +1% |
コンビニやスーパー、百貨店など幅広いジャンルのお店が対象です。対象のお店を利用する人なら、ポイントがザクザク貯まりますよ。
特約店によって、ポイント還元率をアップさせるための条件があります。
例えば宿泊予約サイトの場合は会員専用サイト「For Platinum Preferred Members」を経由するのが条件です。
直接利用したい宿泊予約サイトから予約すると還元率がアップしません。
その他の特約店でも対象店舗や支払い方法が限られていることがあります。
事前にプリファードストア(特約店)一覧から条件や注意事項をチェックしてくださいね。
年間100万円利用ごとに10,000ポイントの継続特典
三井住友カード プラチナプリファードでは年間100万円利用するごとに10,000ポイントがもらえる継続特典が用意されています。
もらえるポイントは年間最大40,000ポイントまでです。
毎年400万円利用する人なら通常利用40,000ポイント+継続特典40,000ポイントの合計80,000ポイントをもらえます。
年間200万円以上利用すれば33,000円の年会費の元を取ることが可能です。
三井住友カード プラチナプリファードはクレジットカードの利用額が多い人ほどお得になります。
なお、以下の用途に利用した金額は継続特典の利用額には含まれません。
- キャッシングリボ
- 海外キャッシュサービス
- その他ローンの返済金
- リボ払い・分割払い手数料
- 年会費
- 国民年金保険料
- 電子マネーへのチャージ
- 提携会社からの収納事務を委託された一部の保険料
海外での利用で還元率が3.0%にアップ
三井住友カード プラチナプリファードを海外で利用すると還元率が3.0%にアップします。
頻繁に海外に行く人なら、ポイントを貯めやすいでしょう。
対象となるのは海外の加盟店での外貨決済です。
海外の加盟店でも日本円で決済した場合や、国内の加盟店で利用した場合は還元率がアップしません。
さまざまなキャッシュレス決済を利用できる
三井住友カード プラチナプリファードはさまざまなキャッシュレス決済に対応しています。
- VISAタッチ決済対応
- Apple Pay/Google Pay登録でiDが使える
- iD専用カードの発行も可能
- PiTaPa/WAONカードも発行できる
VISAタッチ決済対応なので、カードをタッチするだけでスムーズに買い物が可能です。
Apple Pay、Google Payに登録すれば、スマホ1つで買い物を済ませられます。
さらにiD、PiTaPa、WAONカードの発行も可能です。
三井住友カード プラチナプリファード1枚あれば、さまざまなキャッシュレス決済に対応できますね。
ただし、PiTaPaとWAON利用ではVポイントが貯まりません。ポイントを重視するならタッチ決済かiDを利用しましょう。
家族カードの年会費が無料
三井住友カード プラチナプリファードは家族カードの年会費が無料です。条件や人数制限は一切ありません。
家族で利用すれば実質的な年会費が安くなります。
例えば家族3人で三井住友カード プラチナプリファードを利用すれば、1人当たりの年会費は11,000円です。
三井住友カード ゴールドと同じ年会費で保有できますね。
もちろん、家族カードの利用でもポイントは貯まります。本会員と合算してポイントが貯まるので、家族全体で効率よくポイントを貯めることが可能です。
プラチナカードならではのステータス性
三井住友カード プラチナプリファードはステータス性の高さも魅力です。
三井住友カードはもともと国内での知名度が抜群で、ステータス性も優れます。
そんな三井住友カードのプラチナカードなわけですから、三井住友カード プラチナプリファードのステータス性が高いのも当然ですね。
三井住友カード プラチナプリファードは高いポイント還元率を誇りながら、ステータスも優れているのが特徴です。
付帯サービスよりポイント還元率を重視したいけどステータスも気になる、という人にピッタリなカードと言えますね。
シンプルかつセキュアなカードデザイン
三井住友カード プラチナプリファードはカードデザインの良さも特徴の1つです。
2020年2月、三井住友カードは既存カードのデザインを一新。
三井住友カード プラチナプリファードもその流れを汲んでおり、カード番号が裏面に記載されています。
カード番号がないことでシンプルなデザインに仕上がっています。お店で利用する際にカード番号を見られる心配がなく、セキュリティ面でも安心ですね。
カラーはブラックとホワイトの2種類です。どちらもマットで落ち着いた仕上がりで、プラチナカードらしい高級感が漂っています。
三井住友カード プラチナプリファードのデメリット
三井住友カード プラチナプリファードのデメリットは以下の通りです。
- プラチナカードらしいサービスはない
- 年間利用額が400万円未満の人にはメリットが薄い
プラチナカードらしいサービスはない
三井住友カード プラチナプリファードではプラチナカードらしいサービスが使えません。
名前の通り、ステータスは間違いなくプラチナカードです。
しかし、他のプラチナカードと違って付帯サービスよりもポイント還元率を重視しています。
一般的なプラチナカードで使える以下のようなサービスは、三井住友カード プラチナプリファードでは使えません。
- 専用のコンシェルジュ
- プライオリティ・パス優待
- 国際線利用時の手荷物無料宅配
- ダイニング優待(コース料理2人以上の予約で1人分無料)
あくまでもポイントを貯めることに特化したカードです。プラチナカードならではの付帯サービスを利用したい人には向きません。
付帯サービスの内容はゴールドカードと変わらない
三井住友カード プラチナプリファードはステータスこそプラチナカードですが、付帯サービスは三井住友カード ゴールドと変わりません。
旅行傷害保険は国内・海外ともに最高5,000万円です。一般的なプラチナカードが1億円であることを考慮すると、少し物足りませんね。
空港ラウンジについても、利用できるのはゴールドカードと同じ国内主要32空港+海外1空港にとどまります。
プライオリティ・パス優待は付帯しません。
ショッピング保険はプラチナ級
三井住友カード プラチナプリファードの付帯サービスはほぼゴールドカードと同じですが、ショッピング保険はプラチナ級です。
三井住友カードのランクごとのショッピング保険の補償限度額をまとめました。
- 一般カード:100万円
- ゴールド:300万円
- プラチナ・プラチナプリファード:500万円
プラチナプリファードは三井住友カード プラチナと同じく500万円まで補償されます。三井住友カードでは最高額です。
三井住友カード プラチナプリファードは年間の利用額が多い人をターゲットにしています。
そのため、他の付帯サービスはゴールドカード並みでもショッピング保険はプラチナ級になっているわけですね。
年間利用額が400万円未満の人にはメリットが薄い
三井住友カード プラチナプリファードは年間の利用額が400万円未満だとメリットが薄いです。
年間利用額が400万円に届かない人は、年会費無料の高還元カードを利用したほうがお得になります。
例として、年会費無料で還元率が1.0%の楽天カードと比較してみました。
項目 | 三井住友カード プラチナプリファード | 楽天カード |
---|---|---|
基本のポイント還元率 | 1.0% | 1.0% |
年会費 | 33,000円 | 無料 |
年間利用特典 | 100万円につき10,000ポイント | なし |
300万円利用時の獲得ポイント | 実質27,000ポイント | 30,000ポイント |
400万円利用時の獲得ポイント | 実質47,000ポイント | 40,000ポイント |
年間400万円利用すると、通常ポイントと継続特典を合わせて80,000ポイント貯まります。
年会費を引いても実質47,000ポイントとなり、年会費無料の楽天カードを利用するよりお得です。
年間300万円利用の場合、年会費を引くと27,000ポイントしか貯まりません。これなら、年会費無料で1.0%還元の楽天カードがお得です。
ただし、三井住友カード プラチナプリファードには旅行傷害保険や空港ラウンジといった付帯サービスがあります。
「ポイント還元だけでなくステータスや付帯サービスも必要」という人は年間利用額が400万円未満でも三井住友カード プラチナプリファードがお得です。
逆にステータス性や付帯サービスは不要で、とにかくポイント還元率だけを重視するなら年会費無料のカードで十分でしょう。
三井住友カード プラチナプリファードのETCカード
三井住友カード プラチナプリファードのETCカードの年会費は550円です。
初年度は無料、翌年以降も年1回以上利用すれば無料になります。年に1回は高速道路を利用する人なら、実質永年無料ですね。
ETCカードは三井住友カード プラチナプリファードと同時に申し込めます。本カード申し込み時に「ETC専用カード」にチェックを入れましょう。
すでに三井住友カード プラチナプリファードを申し込んだ人は会員専用インターネットサービス「Vpass」からETCカードの追加申込も可能です。
Vpassはこちら。
ETC利用でポイント還元率が3.0%に!
三井住友カード プラチナプリファードでETCを利用すると、ポイント還元率が3.0%にアップします。
ETCは三井住友カード プラチナプリファードの特約店の1つです。以下の対象道路事業者で利用するとポイント還元率が+2.0%されて3.0%になります。
- 西日本高速道路
- 東日本高速道路
- 中日本高速道路
- 本州四国連絡高速道路
- 首都高速道路
- 阪神高速道路
- 愛知県道路公社
- 名古屋高速道路公社
- 神戸市道路公社
- 栃木県道路公社
- 広島高速道路公社
- 福岡北九州高速道路公社
- 福岡県道路公社
- 鹿児島県道路公社
- 滋賀県道路公社
高速道路をよく利用する人なら、三井住友カード プラチナプリファードでポイントがザクザク貯まりますよ。
三井住友カード プラチナプリファードの審査
ここからは三井住友カード プラチナプリファードの審査内容についてチェックしていきます。
三井住友カード プラチナプリファードの審査基準は三井住友カード ゴールドに近いと予想されます。
難易度は高めなので、しっかり対策をしたうえで申し込んでくださいね。
三井住友カード プラチナプリファードの審査基準
三井住友カード プラチナプリファードの申し込み基準は「満20歳以上で本人に安定継続収入のある人」です。
それ以外の審査基準は一切公開されていません。登場したばかりのカードということもあり、ネット上の口コミも少ないです。
そのためハッキリとした審査基準は分かりませんが、年会費やサービス内容から「三井住友カード ゴールドの審査基準に近い」と考えられます。
審査基準は三井住友カード ゴールドに近い可能性が高い
三井住友カード プラチナプリファードはプラチナカードではあるものの、審査基準はゴールドカードに近い可能性が高いです。
- 付帯サービスはゴールドカードとほぼ同じ
- 年会費は高いが申し込み基準はゴールドカードより緩い
三井住友カード プラチナプリファードの付帯サービスはゴールドカードとほぼ同じです。ポイント還元率は高いですが、サービス内容に関してはゴールドカード並みと言えます。
また、三井住友カード ゴールドの申し込み基準は30歳以上なのに対して、三井住友カード プラチナプリファードは20歳以上です。
年齢制限に関しては、むしろ三井住友カード ゴールドより緩いわけですね。
必要な年収は400万円前後が目安
三井住友カード プラチナプリファードの審査に通るには年収が400万円前後必要と言われています。
他の三井住友カードを見てみると、ゴールドカードは300万円以上、プラチナは500~600万円ほど必要です。
三井住友カード プラチナプリファードはその間に位置するカードなので、だいたい400万円前後必要と予想できますね。
実際に「年収400万円で三井住友カード プラチナプリファードに受かった」という口コミが上がっていました。
銀行系カードである三井住友カードのプラチナカードなので、審査難易度は比較的高めです。
それでも、年収に関しては一般的なサラリーマン程度なら問題ないでしょう。
三井住友カード プラチナプリファードの審査に通るコツ
三井住友カード プラチナプリファードの審査に通るコツは以下の通りです。
- 三井住友カードでクレヒスを積む
- 多重申し込みを避ける
- キャッシング枠を0にする
三井住友カードでクレヒスを積む
クレヒス(信用情報)に自信がない人は、三井住友カード プラチナプリファードを申し込む前に一般カードの「三井住友カード」でクレヒスを積みましょう。
ゴールドカードやプラチナカードといった上位カードの審査に通るには良好なクレヒスが必要です。
一般カードを定期的に利用し、延滞・遅延なく料金を支払ってクレヒスを積むことで、上位カードの審査に通りやすくなります。
クレヒスを積むだけならどのカードでもいいですが、同じ会社のカードで良好なクレヒスを積んだ方が審査に通過する可能性が高いです。
三井住友カード プラチナプリファードを取得したいなら、まずは三井住友カード(一般カード)を利用してください。
クレヒスが全くない学生や20代の場合は「三井住友カード デビュープラス」のような若年層向けの三井住友カードを使うのもありですね。
多重申し込みを避ける
三井住友カード プラチナプリファードを申し込む際は多重申し込みを避けてください。
短期間に複数のカードを申し込むことを多重申し込みと言います。
多重申し込みをすると「キャンペーン目的ではないか」「よほどお金に困っているのではないか」と疑われ、審査に不利です。
三井住友カード プラチナプリファードはキャンペーンがお得なので、それを目当てに申し込みたい人もいるかもしれません。
しかし、他のカードを申し込んだ直後という人は少し間を開けてから三井住友カード プラチナプリファードを申し込みましょう。
最低でも1ヶ月は空けた方が良いでしょう。
キャッシング枠を0にする
少しでも審査に通る確率を上げたいなら、三井住友カード プラチナプリファードを申し込む際にキャッシング枠を0にしましょう。
キャッシング枠は、キャッシング(カード会社からお金を借りること)の限度額です。通常のショッピング枠とは別に審査されます。
キャッシング枠を0にして申し込めば、当然キャッシング枠の審査はされません。
キャッシング枠は後から設定することも可能です。
利用する予定がない人、とにかく審査に通りたい人はキャッシング枠0で申し込んでください。
三井住友カード プラチナプリファード vs 三井住友カード プラチナ
三井住友カードではすでに「三井住友カード プラチナ」というプラチナカードが用意されています。
同じカード会社に2枚のプラチナカードがあるわけですが、どのような違いがあるのでしょうか。
三井住友カード プラチナプリファードと三井住友カード プラチナの違いを一覧表にまとめました。
項目 | 三井住友カード プラチナプリファード | 三井住友カード プラチナ | |
---|---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0~10% | 0.5~2.5% |
マイル | 0.6~6.0% | 0.3~1.5% | |
コンビニ・マクドナルド利用時 | 3.0% | 2.5% | |
利用額に応じた特典 | 年間100万円の利用ごとに10,000ポイント(最大40,000ポイント) | 6ヶ月間に50万円以上利用で0.5%相当のギフト(最高3万円、年2回) | |
年会費(本会員) | 33,000円 | 55,000円 | |
申込資格 | 満20歳以上で本人に安定継続収入のある人 | 満30歳以上で本人に安定継続収入のある人 |
|
コンシェルジュ | × | 〇 | |
空港ラウンジ | プライオリティ・パス優待 | × | 〇 |
国内主要空港 | 〇 (同伴者有料) | 〇 (同伴者1人無料) |
|
ダイニング by 招待日和 | × | 〇 | |
旅行傷害保険 | 海外 | 最高5,000万円(自動付帯) | 最高1億円(自動付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | 最高1億円(自動付帯) | |
航空便遅延保険(海外・国内) | × | 最高40,000円 | |
国際ブランド | VISA | VISA、Mastercard |
同じ三井住友カードのプラチナカードでも、その特徴が大きく異なるのは一目瞭然ですね。
- 三井住友カード プラチナプリファード:ポイントを貯めやすい
- 三井住友カード プラチナ:プラチナらしく付帯サービスが充実
ポイントを貯めるならプラチナプリファード
ポイント還元率は三井住友カード プラチナプリファードがリードしています。
基本還元率は三井住友カード プラチナの2倍です。さらに特約店での利用なら最大10%までアップします。
三井住友カード プラチナは基本還元率が低いです。
コンビニ・マクドナルドで5倍などの還元率アップ施策もありますが、三井住友カード プラチナプリファードには劣ります。
三井住友カード プラチナプリファードは年会費が22,000円も安く、申し込める年齢制限も緩いです。
三井住友カード プラチナと比べると、若年層でも作りやすいプラチナカードと言えます。
付帯サービス重視なら三井住友カード プラチナ
一方、プラチナカードとしての付帯サービスが充実しているのは三井住友カード プラチナです。
コンシェルジュにプライオリティ・パス、コース料理の料金半額など、三井住友カード プラチナプリファードにはない贅沢なサービスが付帯しています。
旅行傷害保険も補償額が三井住友カード プラチナプリファードの2倍です。しかも航空機遅延保険も付いています。
ポイントの貯めやすさではなく、付帯サービスを重視するのであれば三井住友カード プラチナがおすすめです。
三井住友カード プラチナプリファードがおすすめなのはこんな方
三井住友カード プラチナプリファードは次のような人におすすめです。
- 利用額は多いがコンシェルジュやプライオリティ・パスなどは不要な人
- ステータス性を維持しつつポイントを貯めたい人
三井住友カード プラチナプリファードにはプラチナカードらしい付帯サービスは付いていません。
その代わりにポイント還元率が高く、年間の利用額が200万円以上なら年会費は実質無料です。
「カードの利用額は多いが、コンシェルジュやプライオリティ・パスといった付帯サービスは不要」という人に最適なカードと言えます。
また、三井住友カード プラチナプリファードはステータス性とポイント還元率の両方を高い水準で維持している数少ないカードです。
一般的なプラチナカードはステータスこそ高いものの、ポイント還元率はそこまで高くありません。
反対に、ポイント還元率が高いカードは流通系や信販系などステータス性が低いカードが多いです。
ステータス性を維持しつつ、ポイントも貯めたい人にも三井住友カード プラチナプリファードがおすすめです!
ステータスもポイントも欲しいならプラチナプリファード!
以上、三井住友カード プラチナプリファードについて解説しました。
- 基本のポイント還元率が1.0%
- 特約店利用でポイント還元率が最大10%にアップ
- 年間利用額に応じて最大40,000ポイントもらえる
- 家族カードは年会費無料
- ステータス性とポイント還元率を両立
基本のポイント還元率が1.0%と他の三井住友カードより高く、特約店での利用なら最大10%までアップします。
さらに年間利用額に応じて継続ボーナスがもらえるため、年間200万円以上使う人なら年会費の元を取ることが可能です。
コンシェルジュやプライオリティ・パス優待、グルメ優待などプラチナカードらしい付帯サービスはありません。
その代わりに、プラチナカードとしての高いステータスとポイント還元率の両立を実現しています。
ステータスを維持しつつ、ポイントをお得に貯めたい人には三井住友カード プラチナプリファードがおすすめです。