ANAアメックスゴールドに切り替えるメリット
  • 2024年6月12日
  • 2024年6月12日
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ANAアメックスゴールドに切り替えるメリットはマイルの貯めやすさ

ANA便によく乗る方やANAマイルを貯めたい方には、ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(以下ANAアメックスゴールド)がおすすめです。

航空券購入時にはマイル還元率が3%になるなど、ANAマイルの貯まりやすさがANAアメックスゴールド最大の魅力。

また、日々の買い物や外食でもマイルを効率よく貯めることができます。

そこで今回は、ANAアメックスゴールドでマイルを貯める方法やメリット・デメリットなどについてまとめます。

ANAアメックスゴールドのメリット
ANAアメックスゴールドのデメリット
  • 年会費が高め
  • ポイントの使い道が限られている

※本記事の価格は全て税込みです。

ANAマイルが貯まるおすすめANAカード
カード名ANA JCB ワイドカード
ANA JCB ワイドカード
ANA JCBワイドゴールド
ANA JCBワイドゴールド
ソラチカカード
ソラチカカード
ソラチカゴールドカード
ソラチカゴールドカード
ANAアメリカン
エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス
ゴールド・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
年会費7,975円15,400円2,200円
初年度無料
15,400円7,700円34,100円
マイル還元率0.5%~2.0%※11.0%~2.0%※10.5%〜1.0%※21.0%~2.0%※10.5%~1.5%0.5%~3.0%
国際ブランドJCBJCBJCBJCBAmerican ExpressAmerican Express
キャンペーン新規入会&条件達成で
最大20,000マイル
プレゼント
2024年10月1日(火)~2025年1月15日(水)
新規入会&条件達成で
最大113,000マイル
プレゼント
2024年10月1日(火)~2025年1月15日(水)
新規入会&条件達成で
最大19,000マイル
プレゼント
2024年10月1日(火)~2025年1月15日(水)
新規入会&条件達成で
最大113,000マイル
プレゼント
2024年10月1日(火)~2025年1月15日(水)
合計18,000マイル相当※3
獲得可能
合計68,000マイル相※3
獲得可能
申込対象18歳以上
学生不可
20歳以上
学生不可
18歳以上20歳以上
学生不可
20歳以上
パート・アルバイト・学生不可
20歳以上
パート・アルバイト・学生不可
発行スピード最短5営業日最短5営業日最短5営業日最短5営業日1週間〜3週間1週間〜3週間
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る
※1 ANAカードマイルプラス加盟店での利用の場合 ※2 前年度ショッピング利用金額 100万円以上の場合
※3 ANA アメリカン・エキスプレス提携カード メンバーシップ・リワード®のポイントをマイルに移行した場合。
※各カードのキャンペーンの詳細は、公式ホームページにてご確認ください。
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ANAアメックスゴールドの特徴・基礎知識

ANAアメックスゴールド

ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
還元率ポイント0.3%~2.0%
マイル0.5%~3.0%
年会費初年度34,100円
2年目以降
家族カード17,050円
旅行保険海外最高1億円(利用付帯)
国内最高5,000万円(利用付帯)
ETCカード発行手数料935円
年会費無料
電子マネーQUICPay+、楽天Edy
国際ブランドアメリカン・エキスプレス
発行会社アメリカン・エキスプレス・インターナショナル・インコーポレイテッド
発行期間1週間〜3週間

ANAアメックスゴールドは、アメックスブランドのANAゴールドカードです。

基本のマイル還元率は1.0%と十分な高さですが、航空券購入時にはさらに高く3.0%までアップします。

また、日々のお買い物で貯まるポイントには有効期限がありません

じっくり貯めて好きなタイミングでマイルに交換できるため、お目当ての特典航空券を狙いやすいのが最大のメリットです。

ANAアメックスゴールドは、飛行機に乗ってマイルを貯めたいマイラー、家族旅行をする方に特におすすめのクレジットカードです。

ANAアメックスゴールドにプライオリティ・パス追加

プライオリティ・パス

2022年9月より、新たにANAアメックスゴールドにプライオリティ・パス特典が追加されました。年会費に変更はありません。

ANAアメックスゴールド会員は、従来の年会費のまま、年に2回まで無料で世界中の空港ラウンジが使えます

プライオリティ・パスとは
世界1,500ヶ所以上の空港ラウンジが利用できる会員制のサービス

プライオリティ・パスを利用するには、本来99米ドル~469米ドル(1ドル=155円換算で15,345円~72,695円)の年会費が必要です。

しかし、ANAアメックスゴールド会員は、上記の年会費を支払わずとも対象空港ラウンジが利用できるようになりました。

ANAアメックスゴールドのプライオリティ・パス特典の内容は以下のとおりです。

対象者利用料
本会員・年間2回まで無料
・3回目以降35米ドル/1回
家族会員
カード会員の同伴者35米ドル/1回
※1ドル=155円換算で5,425円

家族会員も本会員と同様のサービスが受けられる上、同伴者も35米ドルで世界中の空港ラウンジが利用できます。

近年はサービス内容が改悪されるクレジットカードも多いなか、年会費据え置きでプライオリティ・パスが発行できるようになったのは大きな評価ポイントと言えるでしょう。

なお、プライオリティ・パス特典を利用するためには、アメックスのホームページより事前登録が必要です。

ANAアメックスゴールドのマイルの貯め方

マイル

ANAアメックスゴールドでマイルを効率よく貯める方法は複数あります。

ANAアメックスゴールドでマイルを貯める方法
  • ANA便に搭乗して貯める
  • 日々の買い物で貯める
  • ANAグルメマイル経由で飲食店を利用して貯める
  • カードを継続して貯める

ANA便に搭乗して貯める

ANAアメックスゴールドで最も大きくANAマイルを稼げるのは、ANAの飛行機に搭乗するときです。

ANAアメックスゴールドは、ANAの一般カードやANAアメックスと比べてANAに搭乗した際のマイル加算率が高いです。

項目ANAの航空券やANA機内販売搭乗ボーナスマイル
ANAカード(一般/Visa・Mastercard・JCB)1.5%10%
ANAアメックス2.5%10%
ANAアメックスゴールド3.0%25%

ANAの航空券やANAの機内販売でANAアメックスゴールドを使った場合、3.0%の還元率でマイルが付与されます。

3.0%還元の内訳
  • 通常還元:1.0%
  • ANAアメックスゴールド特典:1.0%
  • ANAカードマイルプラス:1.0%
  • 合計:3.0%

※ANAカードマイルプラスは後述

また、ANA便に搭乗するだけで搭乗ボーナスマイルとして25%加算されるのも、ANAアメックスゴールドの特徴です。

飛行機に乗れば乗るほど、また長距離便ほどより多くのANAマイルが貯まります。

日々の買い物で貯める

ANAアメックスゴールドは、日常生活のお買い物でもしっかりポイントが貯まり、効率よくマイルへ交換できます。

基本的には100円につき1ポイントが還元され、1ポイント=1マイルのレートで交換できます。

利用方法通常還元率ANAカードマイルプラス加盟店還元率
ANAカード(一般/Visa・Mastercard・JCB)0.5%~1.0%1.0%~1.5%
ANAアメックス1.0%1.5%~2.0%
ANAアメックスゴールド1.0%1.5%~2.0%
下位のANAアメックスとの還元率は変わりませんが、他ブランドのANAカードよりも基本還元率は高いです。

また、「ANAカードマイルプラス加盟店」で支払うとさらにお得です。

ANAカードマイルプラス加盟店とは
100円または200円につき1マイルが追加で付与される優待店のこと。ENEOS、スターバックス、セブンイレブンなど多数

ANAカードマイルプラス

ANAカードマイルプラス加盟店でANAアメックスゴールドを利用すると、還元率は1.5%~2.0%になります。

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ポイント有効期限は無期限

ANAアメックスゴールドと下位のANAアメックスは、還元率だけ見ると同じです。

しかし、ANAアメックスゴールドの突出したメリットは、年会費6,600円のポイント移行コースへ登録しなくてもANAマイルへ交換でき、無条件でポイントが無期限となる点です。

アメックスのポイント移行コースとは
ANAマイルへ移⾏するためのオプションプログラム(要登録)。年間参加費は6,600円、2年⽬以降⾃動更新。登録すると、最⻑3年間のポイント有効期限が無期限になる

ポイントを長期に渡って貯めて、まとめてマイルに交換すれば、長距離やビジネス・ファーストクラスの特典航空券も狙えます。

さらに、年間の移行上限もないため、ポイントを余すことなく活用できます。

なお、ひとたびANAマイルに交換すると交換したときから36カ月後に失効してしまうので注意してください。

ANAグルメマイルで貯める

ANAグルメマイル

ANAのマイルの貯め方で意外に知られていないのが、ANAグルメマイル対象の飲食店を利用して貯める方法です。

ANAグルメマイルで付与されるマイル数は以下の通りです。

項目付与マイル数
ネット予約来店人数×30マイル(ランチは5マイル)
直接来店100円につき最大2マイル
ANAカードで支払い100円につき1マイル

ANAグルメマイル公式サイトから「ネット予約」の表示がある対象店舗でネット予約した上で飲食すると、来店の1~2ヶ月後に来店人数×30マイル(ランチは来店人数×5マイル)が付与されます。

また、「AMC」の表示がある対象店舗に直接来店して飲食し、ANAアメックスゴールドを提示すると、100円につき最大2マイル還元されます。

さらに「ANA CARD」の表示がある対象店舗に来店してANAカードで支払えば100円につき1マイル付与もあります。

いつも利用している店舗がANAグルメマイルの対象店舗の可能性もあるので、外食の機会には対象店舗でないか確認してみましょう。

カードを継続して貯める

ANAアメックスゴールドは、入会時はもちろん、カードを継続したタイミングにもANAマイルが付与されます。

進呈されるANAマイルは、下位のANAカードの2倍にあたる2,000マイルです。

項目一般
ANAカード(一般)1,000マイル
ANAアメックスゴールド2,000マイル

ショッピングで2,000マイル貯めるには、ANAアメックスゴールドで20万円分の利用が必要になります。

継続するだけで2,000マイル毎年もらえるのはお得です!

ANAアメックスゴールドの空港・旅行関連のメリット

ANAアメックスゴールドはANAマイルの貯まりやすさはもちろん、空港や旅行関連のメリットも豊富です。

ANAアメックスゴールドのメリット
  • 国内空港ラウンジが同伴者1名まで無料
  • 旅行傷害保険が充実している
  • 航空便遅延補償
  • キャンセル・プロテクション
  • ショッピング・プロテクション
  • 手荷物無料宅配サービス

国内の空港ラウンジが同伴者1名まで無料

アメックスの空港ラウンジ

ANAアメックスゴールドを持っていると、プライオリティ・パスラウンジに加えて日本国内+ハワイの空港にあるラウンジも無料で使えます。

カード会員はもちろん、同伴者1名も無料になるのがアメックスの強みです。

利用できるのは以下の空港ラウンジです。

地域空港名
北海道・東北新千歳空港・函館空港・青森空港・秋田空港・仙台空港
関東羽田空港 第1~第3ターミナル・成田国際空港 第1~第2ターミナル
中部・北陸新潟空港・富山空港・中部国際空港・小松空港
近畿伊丹空港・関西国際空港・神戸空港
中国・四国岡山空港・広島空港・米子空港・山口宇部空港・高松空港・松山空港・徳島空港
九州・沖縄北九州空港・福岡空港・長崎空港・大分空港・熊本空港・鹿児島空港・那覇空港
ハワイダニエル・K・イノウエ国際空港

旅行傷害保険が充実している

ANAアメックスゴールドは、旅行傷害保険が充実しています。

保険の種類補償内容本会員家族会員家族特約
国内旅行保険
(利用付帯)
傷害死亡・後遺障害最高5,000万円最高5,000万円最高1,000万円
海外旅行保険
(利用付帯)
傷害死亡・後遺障害最高1億円最高5,000万円最高1,000万円
傷害治療費用最高300万円最高300万円最高200万円
疾病治療費用最高300万円最高300万円最高200万円
賠償責任最高4,000万円最高4,000万円最高4,000万円
携行品損害最高50万円(免責3千円/年間限度額100万円)
救援者費用最高400万円最高400万円最高300万円
乗継遅延・出航遅延・欠航・搭乗不能最高2万円--
受託手荷物遅延費用最高2万円--
受託手荷物紛失費用最高4万円--

カード会員本人の万一の事態には1億円の保険金が支払われるほか、海外で発生頻度の高い傷害・疾病治療費用は、カード会員300万円、家族200万円と手厚い補償です。

本会員と比べると補償金額はやや下がるものの、家族カードやカード会員の家族も補償の対象です。

ただし、いずれの補償も利用付帯なので、旅行代金をANAアメックスゴールドで支払わないと適用されません。

ANAアメックスゴールドの手厚い旅行傷害保険を活用するためにも、旅行代金は必ずANAアメックスゴールドで支払いましょう。

航空便遅延補償

スーツケースと飛行機

ANAアメックスゴールドには、海外旅行中の航空便遅延が原因で発生した費用を補償する「航空便遅延補償」も付帯します。

項目補償金額
乗継遅延/出航遅延・欠航・搭乗不能費用1回につき最高2万円
受託手荷物遅延費用
受託手荷物紛失費用1回につき最高4万円

例えば航空便が遅延してやむを得ずホテルに宿泊した場合、その宿泊費用が最大2万円まで補償されます。

空港でもしものトラブルが起きても、ANAアメックスゴールドがあれば安心です。

ただし、航空便遅延補償が適用されるのは本カード会員のみで、家族カード会員は適用されません。

例えば配偶者(家族会員)と2人でホテルに宿泊した場合でも、補償されるのは本会員分の宿泊費用だけです。

キャンセル・プロテクション

キャンセル・プロテクションは、旅行やコンサートなどをキャンセルした場合に発生する費用を補償するサービスです。

補償限度額はキャンセルが適用される条件によって異なります。

キャンセル適用条件補償対象者補償限度額(年間)
死亡・傷害・疾病による入院本会員、家族会員、配偶者、1親等以内の親族10万円
傷害による通院本会員、家族会員、配偶者、子ども3万円
社命出張(1回/年まで)本会員、家族会員10万円

キャンセル・プロテクションの補償対象となるのは以下の通りです。

  • 国内/海外旅行契約に基づくパッケージツアーなどのサービス
  • 旅館、ホテルなどの宿泊施設の提供およびそれに付帯するサービス
  • 航空機、船舶、鉄道、自動車などによる旅客の輸送
  • 宴会、パーティー用に供する施設の提供およびそれに付帯するサービス
  • 運動、教養などの趣味の指導、教授または施設の提供
  • 演劇、音楽、美術、映画などの公演、上映、展示、興行

いずれも、ANAゴールドアメックスで支払った場合のみ補償対象となります。

現金や他のクレジットカードなどで支払った場合は補償されません。

なお、1,000円または「キャンセル費用の10%に相当する額」のいずれか高い額が自己負担額です。

例えばキャンセルしたチケットの代金が20,000円だった場合、自己負担額は2,000円です。

ショッピング・プロテクション

ショッピング・プロテクションは、ANAアメックスゴールドで購入した商品に生じた損害(破損や盗難など)を補償するサービスです。

国内はもちろん、海外で購入した商品でも適用されます。

項目概要
補償限度額年間最高500万円
補償期間購入日から90日間
免責金額1万円/1事故

年間500万円まで補償されるので、高額商品の購入もANAアメックスゴールドなら安心です。

ただし、次のようなものは補償の対象外なので注意しましょう。

  • 現金、有価証券、預貯金証書、旅券、印紙、切手、乗車券などのチケット
  • 動物および植物などの生物
  • 船舶(ヨットやカヌーなど)、航空機、自動車、およびこれらの付属物
  • 詐欺行為によって取得した商品

なお、ショッピング・プロテクションは家族カード会員も利用できます。

手荷物無料宅配サービス

手荷物無料宅配サービスは、海外から日本へ帰国した際に自宅と空港間で手荷物を無料で運んでくれるサービスです。

項目概要
対象会員本会員、家族会員
利用可能なタイミング帰国時
荷物の種類スーツケースまたはゴルフバック1個
預けられる荷物のサイズ縦・横・高さの合計が160㎝以内
預けられる荷物の重量30㎏以内
対象空港東京国際空港(第3ターミナル)
成田国際空港
関西国際空港
中部国際空港

本会員だけでなく家族会員も手荷物無料宅配サービスの対象です。

例えば夫婦で海外旅行する場合は、合計2個まで無料で配送してくれます。

なお、ANAアメックスゴールドで手荷物無料宅配サービスを利用できるのは帰国時のみで、出国時は利用できません。

ANAアメックスゴールドのデメリット

ANAアメックスゴールドには、以下に挙げるデメリットがあります。申し込む前にあらかじめ確認しておきましょう。

ANAアメックスゴールドのデメリット
  • 年会費が高め
  • ポイントの使い道が限られている

年会費が高め

ANAアメックスゴールドは年会費が高めです。

ANAアメックスゴールドとANAアメックスの年会費を比較してみましょう。

会員の種類本会員家族会員合計
ANAアメックス7,700円2,750円10,450円
ANAアメックス(ポイント移行コース加入)14,300円2,750円17,050円
ANAアメックスゴールド34,100円17,050円51,150円

ANAアメックスの本会員の年会費は7,700円ですが、ANAマイルに交換するためには、年会費6,600円のポイント移行コースへの加入が必要です。

つまり、ANAアメックスの場合、ANAマイルに交換するためには年間14,300円のコストがかかります。

一方、ANAアメックスゴールドの年会費は34,100円と、ポイント移行コースのコストを考慮してもANAアメックスの2倍以上です。

ANA便を利用しない方が、ANAアメックスゴールドの年会費をペイするのは難しいでしょう。

ポイントの使い道が限られている

ANAアメックスゴールドの利用で貯まったポイントの交換先はANAマイルのみです。

他社ポイントやANA以外のマイルには交換できません。

アイテムとの交換やカード代金への充当には利用できますが、メンバーシップ・リワード(ポイント)→ANAマイル→ANAの特典航空券と交換するのが最もお得です。

ANAマイルが効率よく貯まるのはメリットですが、柔軟性のなさをデメリットに感じるおそれもあります。

ANAアメックススーパーフライヤーズゴールドカードに切り替える条件

ANAスーパーフライヤーズカード

ANAアメックスゴールドを使っている方は、ANAアメックススーパーフライヤーズゴールドカード(以下ANAアメックスゴールド(SFC))に切り替えることも可能です。

ANAアメックスゴールド(SFC)は、ANAが指定する条件を満たすと申し込みが可能となります。

ANAアメックスゴールド(SFC)への切り替え条件

以下いずれかを達成することでSFCへの切り替えが可能となります。

ANAアメックスゴールド(SFC)の切り替え条件
  • 1.プレミアムポイントを年間50,000ポイント以上貯める
  • 2.年間でプレミアムポイント30,000以上・ANAサービス7以上利用・カード決済400万円以上
  • 3.100万ライフタイムマイルを貯める

上記のうち、1と2は達成したらなるべく早くSFCへ切り替えましょう。2年目に未達となり、プラチナ会員資格を逃してしまうと、SFCに申し込めなくなるからです。

プレミアムポイントを年間50,000ポイント以上貯める

ANAプレミアムポイント

プレミアムポイントを50,000以上貯めてANAのプラチナ会員またはダイヤモンド会員になれば、ANAアメックスゴールド(SFC)に切り替えられます。

プレミアムポイントはマイルとは別に付与されるポイントです。

プレミアムポイントとは
1年間に利用した、ANAグループ・スターアライアンス加盟航空会社運航便の搭乗分について付与されるポイントのこと

ANAグループやスターアライアンスに加盟の航空会社が運航する便に搭乗すると積算されます。

具体的にどの程度ポイントが貯まるのかは、シミュレーションページで確認可能です。

例:ANA SUPER VALUEで東京(羽田) – 沖縄(那覇)を利用した場合
項目ポイント数
プレミアムポイント付与数片道1,476ポイント
往復2,952ポイント
50,000ポイント獲得するための往復数17往復

プレミアムポイントを50,000ポイント獲得するには、羽田-那覇を1年間で17往復しなければいけません。

年間でプレミアムポイント30,000以上・ANAサービス7以上利用・カード決済400万円以上

ANAステータス達成条件(LS)

プレミアムポイント50,000ポイントの達成が難しそうな方は、ANAカード決済額とANAサービスの利用でプラチナ会員・ダイヤモンド会員を目指すこともできます。

以下がそれぞれの達成条件です。

項目ブロンズプラチナダイヤモンド
年間の獲得プレミアムポイント15,00030,00050,00080,000
ライフソリューションサービス利用数4以上7以上7以上
ANAカード決済額(ANA Pay含む)300万円400万円500万円400万円
ライフソリューションサービスとは
ANAのふるさと納税、ANAの保険、空港内店舗、ANAでんきなど計14サービスの総称。ANAカードも含まれる。

SFC取得の最低条件であるプラチナ会員になるためには、年間でプレミアムポイント30,000以上・ANAサービス7以上利用・カード決済400万円以上すべてを満たさなければなりません。

100万ライフタイムマイルを貯める

ANAのミリオンマイラー

100万ライフタイムマイルを貯めれば、会員ステータスにかかわらずANAアメックスゴールド(SFC)へ切り替えできます。

100万ライフタイムマイルとは
ANAマイレージクラブに入会してからの総飛行マイルが100万マイルに達すること。ミリオンマイラー。

例えば、羽田-那覇は片道984マイル、往復1,968マイルです。

100万マイルに達するには同区間を1,034往復する必要があるので、プレミアムポイントに比べると条件を達成するのがかなり難しいのは間違いありません。

ただし、プレミアムポイントは1年ごとにリセットされますが、ライフタイムマイルはANAマイレージクラブ会員である限り積算され続けます

ANAアメックスゴールドとANAアメックスゴールド(SFC)との違い

ANAアメックスゴールドからANAアメックスゴールド(SFC)に切り替わると、ANAアメックスゴールドにはない様々な特典が付帯されます。

特典の一例は以下の通りです。

特典ANAアメックスゴールドANAアメックスゴールド(SFC)
ボーナスマイル25%40%
優先チェックイン×
手荷物受け取りの優先×
専用の保安検査場×
ANAラウンジの利用3,000円無料

SFC会員になると、フライトボーナスマイルが大幅アップし、マイルの貯まるスピードがより速くなります。

他にもANAラウンジの無料利用、優先チェックイン、手荷物の優先受取など、飛行機をよく利用する方にとって大きなメリットのある特典ばかりですね。

ANAアメックスからの切り替えは可能

ANAアメックスゴールドは、ANAアメックスから切り替えることも可能です。

切り替えは、以下に連絡して依頼します。

ANAアメリカン・エキスプレス・カード 問い合わせ窓口

固定電話から:0120-965-877
携帯電話から:03-6625-9787
営業時間:9時~17時(土日祝休)

ANAアメックスから切り替える際の注意点

ANAアメックスからANAアメックスゴールドに切り替える際の注意点は以下の通りです。

ANAアメックスから切り替える際の注意点
  • カードの切り替えには審査がある(最長4週間)
  • カードが切り替わるとカード番号も変更される

同じANAアメックスでも切り替えの際には審査があり、審査に通過しないと発行されません。

また、カードが切り替わるとカード番号も変更される点にも注意が必要です。

ANAアメックスで自動引き落としの登録をしていると、ANAアメックスゴールドを受け取った後にカード番号の変更の手続きが必要になる場合があります。

変更の手続きは手間がかかりますが、新しいカードが届いたら早めに手続きを済ませておきましょう。

ANAアメックスとANAアメックスゴールドの違い

ANAアメックスANAアメックスゴールド

これまでに何度か触れましたが、ANAアメックスからANAアメックスゴールドに切り替えると年会費が大幅に上がります

そのため、切り替えは誰にでもおすすめできるわけではありません。

両者の主な違いは以下の通りです。

比較項目ANAアメックスANAアメックスゴールド
年会費本会員7,700円34,100円
家族会員2,750円17,050円
ANAの航空券やANA機内販売2.5%3.0%
搭乗ボーナスマイル10%25%
マイル還元率1.0%~2.5%1.0%~3.0%
入会・継続マイル1,000マイル2,000マイル
旅行傷害保険国内旅行(利用付帯)本人:最高2,000万円
家族:最高1,000万円
本人:最高5,000万円
家族:最高1,000万円
海外旅行(利用付帯)本人:最高3,000万円
家族:最高1,000万円
本人:最高1億円
家族:最高1,000万円
空港ラウンジサービス国内
プライオリティ・パス×年間2回まで無料
(3回目以降は35米ドル/回)

大きく異なるのは、搭乗時に付与されるマイルと旅行傷害保険です。

搭乗時のマイル数は、乗る回数が増えるほど両者で差が開きます。

ANAの航空券や機内販売を利用した際のポイント還元率も、ANAアメックスゴールドが優れています。

また、ANAアメックスゴールドは、ANAアメックスと比べて旅行傷害保険の補償額が大きく、2022年9月からはプライオリティ・パス特典も追加されたため、旅行特典が手厚いです。

旅行や飛行機に乗る機会が多く旅行時の特典を充実させたいと考える方は、ANAアメックスゴールドへの切り替えを検討しましょう。

逆に、旅行や飛行機に乗る機会が少ない、もしくは旅行傷害保険は別で契約する方なら、年会費が安く済むANAアメックスのままにしておくのがおすすめです。

搭乗時に付与されるマイルや利用する旅行特典で、年会費の差をペイできるのかを検討しましょう。

ANAアメックスゴールドがおすすめなのはこんな方

ANAアメックスゴールドがおすすめなのは、以下のような方です。

ANAアメックスゴールドがおすすめな方
  • ANAに搭乗する機会が多い方
  • 家族で旅行する方
  • 空港ラウンジサービスを利用したい方

ANAに搭乗する機会が多い方は、ANAアメックスゴールドで支払えばマイルが貯まりやすいので特におすすめです。

また、ANAアメックスゴールドで旅行代金を支払うと、旅行傷害保険が家族にも適用されます。

国内空港ラウンジは同伴者1名まで無料で利用できるので、家族旅行が多い方はANAアメックスゴールドを持っておくと安心でしょう。

さらに、ANAアメックスゴールドは日本国内の主要な空港に加え、世界1,500ヶ所以上の空港のラウンジを利用できるプライオリティ・パス付です!

パワーアップしたANAアメックスゴールドを、ぜひ検討してみてください。