ANAのプラチナカード4種類を比較|国際ブランドが違うと何が違う?

  • 2020年12月18日
  • 2020年12月25日
ANAのプラチナカード4種類比較

ANAカードの最上位ランクに位置付けられる「ANA プラチナカード」は全部で4つの国際ブランドから発行されています。

  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード
  • ANA JCBカード プレミアム
  • ANAダイナース プレミアムカード
  • ANAアメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(以下ANAアメックス・プレミアム)

いずれも同じANA プラチナカードなのですが、年会費やポイント還元率など細かいサービス内容に違いがあります。

では、ANA プラチナカードを作るならどの国際ブランドを選ぶとお得なのでしょうか。

本記事ではANA プラチナカードの国際ブランドによる違いを徹底比較してみました。

どの国際ブランドにするか迷っている人は、ぜひ参考にしてくださいね。

ANA プラチナカードの国際ブランドによる違い
  • 年会費が安い:VISA、JCB
  • マイルが貯まりやすい:VISA、ダイナース
  • 航空券購入時のマイル還元率が高い:アメックス
  • ラウンジ特典が充実:アメックス
  • 入手難易度が高い:ダイナース(直接申し込み不可)
  • 継続ボーナスやフライトボーナスなど共通点も多い
ANAカードおすすめランキング|マイル還元率で比較したら最高はコレだった

※本記事の価格は全て税込みです。

ANA プラチナカードの年会費を比較

クレジットカードとお金

まずはANA プラチナカードの年会費を比較してみましょう。

ANA プラチナカード年会費
(本会員)
年会費
(家族会員)
ANA VISAプラチナ プレミアムカード88,000円4,400円
ANA JCBカード プレミアム77,000円4,400円
ANAダイナース プレミアムカード170,500円無料
ANAアメックス・プレミアム165,000円無料
(4枚まで)

いずれのカードも高額ですが、ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA JCBカード プレミアムは10万円以下です。

家族カードも4,400円と比較的安く、夫婦や家族で持つなら1人あたりの負担額を抑えられます。

ANAダイナース プレミアムカードとANAアメックス・プレミアムはどちらも16万円オーバーとかなり高額です。

家族カードの年会費は無料ですが、本カードの年会費が高い分VISA/JCBと比べるとトータルの負担額は大きいです。

ANA プラチナカードの還元率を比較

続いてはANA プラチナカードの還元率を比較してみましょう。

どのカードも貯まったポイントをANAマイルに交換できますが、貯まりやすさはカードによって異なります。

なお、ANAカードはお得な新規入会&利用キャンペーンを実施中です。

提携している各種国際ブランドでも独自のキャンペーンを展開しており、賢く併用すればかなりお得です!

ANAマイル目当てでカードを選ぶ場合は、還元率でしっかり比較してくださいね。

ポイント還元率

まずは国際ブランドごとのポイント還元率を比較してみます。

  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード:0.5%
  • ANA JCBカード プレミアム:0.2%
  • ANAダイナース プレミアムカード:1.5%
  • ANAアメックス・プレミアム:1.0%

もっともポイント還元率が高いのはANAダイナース プレミアムカードです。100円につき1.5ポイント貯まります。

特別な条件なしで1.5%の還元率を誇るカードはなかなかありません。

ANAアメックス・プレミアムも1.0%と比較的高還元です。100円につき1ポイントなので、少額決済でも無駄がありません。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードは200円につき1ポイント。還元率は0.5%と低めです。

ANA JCBカード プレミアムは1,000円につき通常ポイントが1ポイント、ボーナスポイントが1ポイント貯まります。

合計の還元率は0.2%と、4種類の中ではもっとも低いです。

ポイントのマイル交換率

次はANA プラチナカードで貯まるポイントの「マイル交換率」の比較です。

どのポイントも交換先によって価値やレートが異なるため、ポイント還元率だけでは比較できません。

そこで、ANA プラチナカードの交換先でもっとも定番かつお得なANAマイルへの交換率でも比較してみました。

  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード:1.5%
  • ANA JCBカード プレミアム:1.3%
  • ANAダイナース プレミアムカード:1.5%
  • ANAアメックス・プレミアム:1.0%

マイル交換率はANA VISAプラチナ プレミアムカードとANAダイナース プレミアムカードが1.5%と高いです。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードはポイント還元率こそ0.5%と高くありません。しかし、ANAマイルへは1ポイント=3マイルの高レートで交換可能です。

ANA JCBカード プレミアムカードは通常ポイントが1ポイント=10マイル、ボーナスポイントが1ポイント=3マイルで交換できます。

トータルのマイル交換率は1.3%と、こちらも高還元です。

ANAアメックス・プレミアムは1ポイント=1マイルのレートで交換出来ます。意外にも、マイル交換率はもっとも低い1.0%です。

ANA航空券購入時のマイル還元率

航空券

ANA プラチナカードは加盟店で利用するとポイントとは別にマイルが貯まる「ANAカードマイルプラス」を利用できます。

ANA航空券の購入もANAカードマイルプラスの対象です。

ANA プラチナカードでANA航空券を購入すると、マイル還元率はそれぞれ以下のようになります。

  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード:3.5%
  • ANA JCBカード プレミアム:3.3%
  • ANAダイナース プレミアムカード:4.5%
  • ANAアメックス・プレミアム:4.5%

ANA プラチナカードなら航空券購入で100円につき2マイルがプラスされます。これだけでも十分お得ですね。

さらにANAダイナース プレミアムカードとANAアメックス・プレミアムは航空券購入時にポイント還元率が2.5%にアップします。

トータルのマイル還元率

ポイント交換2.5%+ANAカードマイルプラス2.0%=4.5%

トータルのマイル還元率は4.5%とかなり高いです。

頻繁にANAの飛行機に乗る人なら、ANAダイナース プレミアムカードまたはANAアメックス・プレミアムでマイルをザクザク貯められますよ。

ポイント有効期限

ポイントを貯める際は有効期限も大事です。

各カードのポイント有効期限を比較してみました。

  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード:4年
  • ANA JCBカード プレミアム:5年
  • ANAダイナース プレミアムカード:無期限
  • ANAアメックス・プレミアム:無期限

ANAダイナース プレミアムカードとANAアメックス・プレミアムはポイントの有効期限が無期限です。

ポイントを貯める際に、有効期限を気にする必要はありません。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA JCBカード プレミアムのポイントには有効期限があります。

ただ、どちらも一般的なクレジットカードと比べると有効期限は長いです(多くは1〜2年程度)。

使い切れず失効するリスクは低く、どのANA プラチナカードも長距離の特典航空券を狙いやすいことに違いはありませんね。

ANA プラチナカードの特典を比較

ANA プラチナカードはプラチナカードならではの豪華な特典が付帯しています。

全カードに共通している特典もありますが、カードによって内容が異なる特典も多いです。

ここからはANA プラチナカードの特典の違いを比較してみましょう。

空港ラウンジ特典

プライオリティ・パス

ANA プラチナカードはいずれも空港ラウンジ特典が充実していますが、内容は国際ブランドによって異なります。

ANA プラチナカードカードラウンジプライオリティ・パス
ANA VISAプラチナ プレミアムカード国内32空港+海外1空港
同伴者1名無料
ANA JCBカード プレミアム国内33空港+海外1空港
同伴者1名無料

(家族会員は×)
ANAダイナース プレミアムカード世界1,000ヶ所以上
(国内32空港)
ANAアメックス・プレミアム国内28空港+海外1空港
同伴者1名無料

同伴者1名無料

カードラウンジは世界1,000ヶ所以上で利用できるANAダイナース プレミアムカードが圧倒的です。

ただし、どのカードも世界1,200ヶ所以上の空港ラウンジが使い放題にある「プライオリティ・パス」が付帯します。

ANAダイナース プレミアムカード以外を選んでも利用できる空港ラウンジの数はさほど変わりません。

ただし、ANA JCBカード プレミアムのみプライオリティ・パスを利用する際に注意が必要です。なぜなら、他のカードと違い家族会員はプライオリティ・パスに無料で登録できないためです。

反対に家族でプライオリティ・パスを利用しやすいのはANAアメックス・プレミアムです。同伴者1人もプライオリティ・パスのラウンジを無料で利用できます。

家族カードを持てない18歳未満の子供がいる場合も、みんなでラウンジを利用することが可能です。

旅行傷害保険

ANA プラチナカードはいずれも国内・海外旅行傷害保険が付帯しています。

補償額は最高1億円で共通ですが、細かいところで違いあります。

ANA プラチナカード海外旅行傷害保険国内旅行傷害保険航空機遅延保険
ANA VISAプラチナ プレミアムカード最高1億円(自動付帯)
家族特約あり
最高1億円(自動付帯)最高4万円
ANA JCBカード プレミアム最高1億円(自動付帯)
家族特約あり
最高1億円(自動付帯)最高4万円
ANAダイナース プレミアムカード最高1億円(自動付帯)
家族特約あり
最高1億円(自動付帯)
家族特約あり
最高4万円
ANAアメックス・プレミアム最高1億円
(自動付帯5,000万円+利用付帯5,000万円)
家族特約あり
最高1億円(利用付帯)
家族特約あり
最高6万円(海外のみ)

海外旅行傷害保険の内容はほぼ同じです。

一方、国内旅行傷害保険はANAダイナース プレミアムカードとANAアメックス・プレミアムのみ家族特約がついています。

家族で国内旅行をする際も安心ですね。

また、どのカードでも航空機遅延保険を利用できます。

ANAアメックス・プレミアムは補償額が他のカードより2万円高いですが、利用できるのは海外のみです。

グルメ優待

ダイナースの特典

ANA プラチナカードにはグルメな人にうれしい優待特典もついています。

グルメ優待を重視する場合はANAダイナース プレミアムカード一択です。

  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード
    コース料理が最大1人分無料
  • ANA JCBカード プレミアム
    全国250店舗で飲食代金・コース代金20%割引
  • ANAダイナース プレミアムカード
    コース料理が最大2人分無料
  • ANAアメックス・プレミアム
    なし

ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANAダイナース プレミアムカードは2人以上でコース料理を予約すると、1人分の料金が無料になります。

ANAダイナース プレミアムカードにいたっては、6人以上で予約すれば最大2人分が無料となる驚きの手厚さです。

この他にも、ANAダイナース プレミアムカードではダイナースクラブのさまざまな特典を利用できます。

  • 1人限定の特別メニューを楽しめる「ごほうび予約」
  • 予約を取れない人気店の空席情報を通知「ごひいき予約.com」
  • 予約の取りづらいお店をダイナースが確保「Wishダイニング」
  • 通常は予約が難しい高級料亭をダイナースが代わりに予約「料亭プラン」

グルメ優待を利用したいなら、ANAダイナース プレミアムカードがおすすめです。

ANA プラチナカードの共通特典

ANAラウンジ

ここまで国際ブランドごとの特典を比較してみましたが、4つすべてに共通している特典もたくさんあります。

  • カード継続ごとに10,000マイル
  • ANAの飛行機搭乗時の50%のボーナスマイル
  • 国内線のANA空港ラウンジが利用可能
  • ANAカードマイルプラス加盟店で利用すると100円につき2マイル貯まる
  • エコノミークラス利用時もビジネスクラスカウンターでチェックイン可能
  • コンシェルジュサービス

中でもお得なのはボーナスマイルです。

カード入会時と毎年の継続時に10,000マイルもらえます。初年度だけでなく、毎年もらえるのがANAカードの特長です。

また、ANAの飛行機搭乗時のフライトボーナスが50%増量します。ANAの飛行機によく乗る人なら、それだけでマイルをどんどん貯められるでしょう。

また、ANA空港ラウンジの利用も優れた特典です。

ANAの上級会員、ビジネス・ファーストクラス搭乗者しか利用できないANAラウンジは、カードラウンジよりもずっと落ち着いた空間です。

ANA プラチナカードの家族カードを比較

ANAカード 家族カード

続いて、ANA プラチナカードの家族カードを比較してみます。

いずれのカードも以下の点は共通しています。

  • 申込対象は本会員と生計を同一にする配偶者・両親・子供(18歳以上)
  • 家族がANAの飛行機に搭乗した場合のマイルは家族会員に貯まる
  • 家族カードによる支払いで貯まるマイルは本会員に集約される
  • 本会員同様、ANAカードの提示または利用で割引を受けられる

違いは年会費、プライオリティ・パスの有無、海外旅行保険の自動付帯/利用付帯といった点です。

ANA プラチナカード年会費プライオリティ・パス旅行傷害保険
ANA VISAプラチナ プレミアムカード4,400円自動付帯
ANA JCBカード プレミアム4,400円×自動付帯
ANAダイナース プレミアムカード無料自動付帯
ANAアメックス・プレミアム無料
(4枚まで)
利用付帯

年会費はVISA、JCBが4,400円、ダイナース、アメックスは無料です。

家族で利用する場合は、家族カードを発行することでトータルの年会費を抑えられます。

プライオリティ・パスはANA JCBカード プレミアムのみ家族会員は利用できません。家族で海外旅行するなら要注意です。

旅行傷害保険はANAアメックス・プレミアムの家族会員は利用付帯、その他のカードは自動付帯という違いがあります。

ANAアメックス・プレミアムの海外旅行傷害保険は本会員のみ自動付帯、家族会員は利用付帯と少し紛らわしいですね。

ANA プラチナカードの電子マネーを比較

ANAアメックス・プレミアム Apple Pay

ANA プラチナカードは各種電子マネーと組み合わせることも可能です

組み合わせられる電子マネーも、国際ブランドによって異なります。

ANA プラチナカード利用可能
(ポイント付与あり)
利用可能
(ポイント付与なし)
ANA VISAプラチナ プレミアムカードiD、楽天Edy、PiTaPaSMART ICOCA、モバイルSuica、モバイルPASMO
ANA JCBカード プレミアムQUICPay、nanaco、PiTaPa、楽天EdySMART ICOCA、モバイルSuica、モバイルPASMO
ANAダイナース プレミアムカードQUICPay、楽天Edy、SMART ICOCAモバイルSuica
ANAアメックス・プレミアムQUICPay楽天Edy、SMART ICOCA、モバイルSuica、モバイルPASMO

楽天Edyを搭載し、Apple Payに登録できる点はすべてのカードで共通です。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA JCBカード プレミアムはGoogle Payにも対応、PiTaPaを発行することもできます。

Apple Pay、Google Payに登録するとANA VISAプラチナ プレミアムカードはiD、その他のブランドはQUICPayによる支払いとなります。

また、ANA JCBカード プレミアムのみnanacoも利用できます。

なお、ANAアメックス・プレミアムはQUICPay以外の電子マネーではポイントが貯まりません。

モバイルSuicaやモバイルPASMOといった電子マネーは原則チャージできますがポイントは貯まらないため、できる限りQUICPayを活用するのが賢い使い方です。

ANAダイナース プレミアムカードのみSMART ICOCAチャージでポイントが貯まります。

違いが少々分かりづらいので、上記の表をぜひ参考にしてください。

ANA プラチナカードの審査を比較

入会

最後に、ANA プラチナカードの審査を比較してみましょう。

同じANA プラチナカードでも、国際ブランドによって申込資格が異なります。

ANA プラチナカード申し込み資格直接申し込み
ANA VISAプラチナ プレミアムカード満30歳以上で、本人に安定継続収入のある人
ANA JCBカード プレミアム30歳以上(学生不可)で本人に安定継続収入のある人
ANAダイナース プレミアムカード27歳以上×
ANAアメックス・プレミアム20歳以上

また、発行会社が異なるため審査基準も異なります。

ANAダイナース プレミアムカードのみ直接申し込み不可

4つのうち、ANAダイナース プレミアムカードのみ直接申し込みができません。

1つ下のランクである「ANAダイナースカード」を利用し、インビテーションを受ける必要があります。

ANAダイナースカード

インビテーションの条件は公表されていませんが、口コミによると最低でも以下の2つの条件を満たさないといけないようです。

  • ANAダイナースカードを1~2年以上利用
  • 年間利用額が300万円以上

ANAダイナース プレミアムカードが欲しい人は、まずANAダイナースカードを利用して実績を積んでください。

VISA、JCB、アメックスは直接申し込み可能

ANAダイナース プレミアムカード以外の3つは直接申し込みができます。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードとANA JCBカード プレミアムは30歳以上のみ申し込みが可能です。

必要な年収は600~800万前後と言われています。プラチナカードということもあって、審査の難易度は高いですね。

一方、ANAアメックス・プレミアムは20歳以上であれば申し込めます。年収400万円でも受かったケースがあるなど、VISA、JCBよりは作りやすいようです。

どの国際ブランドにせよ、ある程度の年収と良好なクレヒスが必要なことは変わりませんね。

自分に合ったプラチナカードで快適な空の旅を

以上、ANA プラチナカード4種類を年会費やポイント還元率などで徹底比較しました。

ANA プラチナカードの国際ブランドによる違い
  • ANA JCBカード プレミアム
    年会費最安値!コスト重視派におすすめ
  • ANA VISAプラチナ プレミアムカード
    マイル還元率高&グルメ優待あり!
  • ANAダイナース プレミアムカード
    入手難易度は最難、マイルの貯まりやすさ&グルメ優待が至高
  • ANAアメックス・プレミアム
    年会費最高値、航空券購入時のマイル還元率が優秀

もっとも年会費が安いのはANA JCBカード プレミアムです。コストを最小限にしたい人に向いています。

ANA VISAプラチナ プレミアムカードはコスパに優れます。JCBより年会費が10,000円高いですが、マイル還元率が高くグルメ優待も利用できます。

ANAダイナース プレミアムカードは年会費が高く、直接申し込みもできません。

入手難易度は高いですが、マイルの貯まりやすさはトップクラス。ダイナースならではの充実したグルメ優待も見逃せません。

ANAアメックス・プレミアムは年会費が最も高いです。

航空券購入時のマイル還元率はトップクラスで、ラウンジ特典も充実しています。コストはかかりますが、頻繁に海外旅行に行くなら検討したいですね。

4つの違いを理解し、自分に合った1枚を選んでくださいね。