アメックスグリーンとゴールドを比較
  • 2025年6月27日
  • 2025年3月10日
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アメックスグリーンとゴールドを比較!違いと共通点を浮き彫りにしてみた

【お知らせ】2024年2月をもって、アメックスゴールドの新規受付を終了しました。後継となるアメックス・ゴールド・プリファード・カードの詳細はこちらをご覧ください。

高いステータスと豪華な付帯サービスで人気を博するアメックスカード。

中でも人気なのが「アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード(アメックスグリーン)」と「アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード(アメックスゴールド)」です。

どちらもステータス性に優れ、充実した特典が付帯しています。

そのため、どちらを発行しようか迷う方もいるかもしれません。

本記事ではアメックスグリーンとアメックスゴールドを会費や特典といった複数の観点から徹底比較してみました。

アメックスグリーンとアメックスゴールド、どちらにするか迷っている方はぜひ参考にしてくださいね。

項目アメックスグリーンアメックスゴールド
会費月会費1,100円
(年13,200円相当)
31,900円
家族カード会費月会費550円
(年6,600円相当)
1枚目:無料
2枚目以降:13,200円
通常還元率0.33~1.0%0.33~1.0%
国内空港ラウンジ無料
(23年3月から同伴者有料)
無料
(同伴者1名無料)
プライオリティ・パス年会費無料
1回あたり35米ドル
年会費無料
1回あたり35米ドル
年2回まで無料で利用
国内旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯)最高5,000万円(利用付帯)
海外旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯)最高1億円(利用付帯)
ザ・ホテル・コレクションなしあり
ゴールド・ダイニング by 招待日和なしあり
グリーン・オファーズありなし

※本記事の価格は全て税込みです。

アメックスカード比較表
カード名アメックスグリーン
アメックスグリーン
ゴールド・プリファード・カード
アメリカン・エキスプレス・ゴールド・プリファード・カード
ANAアメリカン
エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・カード
ANAアメリカン・エキスプレス
ゴールド・カード
ANAアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード
年会費月会費制1,100円/月
(年合計13,200円)
39,600円7,700円34,100円
還元率0.3%~1.0%1.0%~3.0%マイル還元率
0.5%~1.5%
マイル還元率
0.5%~3.0%
国際ブランドAmerican ExpressAmerican ExpressAmerican ExpressAmerican Express
キャンペーン合計35,000ポイント
プレゼント
新規入会&条件達成で
合計100,000ポイント
獲得可能
合計18,000マイル
相当獲得可能※1
合計68,000マイル
相当獲得可能※1
申込対象20歳以上
パート・アルバイト・学生不可
20歳以上
パート・アルバイト・学生不可
20歳以上
パート・アルバイト・学生不可
20歳以上
パート・アルバイト・学生不可
発行スピード最短3営業日通常1~3週間1週間〜3週間1週間〜3週間
公式サイト詳細を見る詳細を見る詳細を見る詳細を見る

※1 ANA アメリカン・エキスプレス提携カード メンバーシップ・リワード®のポイントをマイルに移行した場合。


矢印

アメックスグリーンとアメックスゴールドを比較

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カードアメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

アメックスが発行するプロパーカードのうち、最も下位に位置するアメックスグリーンとその上位のアメックスゴールド。

2つの基本的なスペックは以下のとおりです。

項目グリーンゴールド
ポイント還元率0.33~1.0%0.33~1.0%
会費月額1,100円
(年13,200円相当)
年額31,900円
家族カード会費月額550円
(年6,600円相当)
1枚目:無料
2枚目以降:年額13,200円
海外旅行保険最高5,000万円(利用付帯)最高1億円(利用付帯)
国内旅行保険最高5,000万円(利用付帯)最高5,000万円(利用付帯)
ショッピング補償
(ショッピング・プロテクション)
年間最高500万円まで
ETCカード発行手数料/年会費935円/無料
電子マネーQUICPay

還元率や各種保険に大きな差はありません。いずれも決済力に優れたクレジットカードです。

この記事では、以下4項目に注目して2枚のクレジットカードを比較します。

  • 年会費
  • ポイント還元率・プログラム
  • 新規入会キャンペーン
  • 特典

アメックスグリーンとアメックスゴールドの会費を比較

お得でうれしいイメージ

アメックスグリーンとアメックスゴールドの大きな違いの1つが会費です。

そもそも会費のシステムが異なります。アメックスグリーンは月会費制、アメックスゴールドは年会費制を採っています。

2022年9月にアメックスグリーンがリニューアルされ、月会費制が導入されました。価格据え置きでより持ちやすくなったと言えます。

金額はそれぞれ以下の通りです。

項目グリーンゴールド
本会員月額1,100円
(13,200円/年)
31,900円/年
家族会員月額550円
(6,600円/年)
1枚目:無料
2枚目以降:13,200円/年
本カード+家族カード1枚の会費合計19,800円/年31,900円/年

本会員の会費を見ると、アメックスゴールドはアメックスグリーンの2倍以上です。

アメックスゴールドの家族会員は1枚無料ですが、2枚目以降はアメックスグリーンの本会員と並ぶほどのコストがかかります。

本会員+家族会員1人の合計も、アメックスゴールドはアメックスグリーンより10,000円以上高いです。

単純に保有コストだけを見ると、アメックスグリーンが優秀と言えますね。

アメックスグリーンとアメックスゴールドのポイント還元率・プログラムを比較

アメックスメンバーシップ・リワード

ポイント還元率・プログラムについてはアメックスゴールドもアメックスグリーンも全く同じです。

100円につき1ポイントのポイントが貯まり、貯まったポイントは航空会社マイルや共通ポイント、各種アイテムと交換可能です。

実際の還元率は、ポイントの交換先によって0.33~1.0%と変動します。

もっとも交換レートが良いのはANAマイルへの交換です。

「メンバーシップ・リワード・プラス(年会費税込3,300円)」と「メンバーシップ・リワード ANAコース(年会費3,300円)」に加入すれば、1,000ポイント=1,000マイルのレートで交換できます。

ポイントの交換レートや任意のプログラムの内容はアメックスグリーンとアメックスゴールドで共通なので、ポイントやマイルの貯まりやすさについては差がありません。

アメックスグリーンとアメックスゴールドの特典を比較

ここまでの比較で、アメックスグリーンがコスト面で優れている、アメックスゴールドの入会キャンペーンがお得である以外に大きな差異がないことがわかりました。

大きな差が出るのが特典です。

2枚とも特典が充実していることは確かですが、アメックスゴールドならアメックスグリーンに付帯しない多くの特典を利用できます。

付帯サービスグリーンゴールド
ザ・ホテル・コレクションなしあり
プライオリティ・パス年会費無料
1回あたり35米ドル
年会費無料
1回あたり35米ドル
年2回まで無料で利用
海外での日本語サポートグローバル・ホットラインオーバーシーズ・アシスト
海外旅行傷害保険最高5,000万円最高1億円
海外航空便遅延補償なしあり
スターバックス特典なしあり
ゴールド・ダイニング by 招待日和なしあり
GOLDEN MOMENTS参加不可参加可能
ゴールド・ワインクラブ利用不可利用可能
高台寺塔頭 圓徳院 客殿
(旧 京都特別観光ラウンジ)
利用不可利用可能
スマートフォン・プロテクションありあり
キャンセル・プロテクションなしあり
グリーン・オファーズありなし

各特典について詳しく見ていきましょう。

旅行特典を比較

海外旅行のイメージ

アメックスグリーンとアメックスゴールドには、以下の共通する旅行特典があります。

共通の旅行特典
  • 会員専用旅行予約サイト「アメリカン・エキスプレス・トラベル オンライン」
  • Expedia、アップルワールド.com、一休.comで割引
  • 国内13空港+海外1空港のラウンジが同伴者1人まで無料※1
  • 海外旅行時、自宅-空港間でスーツケース1個を無料配送※2
  • 海外旅行時、指定の場所から空港間の送迎を片道無料で利用可能※2
  • 空港周辺の駐車場を優待価格で利用可能
  • 専任スタッフが荷物を運んでくれる※2
  • 乗継の待ち時間などに空港内手荷物預かり所にて荷物を無料で預かり※2
  • 海外用レンタル携帯電話のレンタル料・通話料が割引
  • 国内の指定レンタカーの基本料金が5%オフ

※1 アメックスグリーンは2023年3月1日から同伴者有料
※2 アメックスグリーンは2023年2月28日で終了

アメックスグリーンにも一般カードとは思えないほど多くの旅行特典が付帯しているのが分かります。

ただし、アメックスグリーンでは2023年3月1日から空港ラウンジの同伴者料金が有料です。

さらに手荷物無料宅配やエアポート送迎サービスといったサービスは2023年2月28日で終了します。

アメックスゴールド特有の旅行特典

アメックスゴールドには、さらに手厚い旅行特典が付帯します。

付帯サービスグリーンゴールド
ザ・ホテル・コレクションなしあり
プライオリティ・パス年会費無料
1回あたり35米ドル
年会費無料
1回あたり35米ドル
年2回まで無料で利用
海外での日本語サポートグローバル・ホットラインオーバーシーズ・アシスト
京都特別観光ラウンジ利用不可利用可能

大きな目玉は世界各国のホテルで特典を受けられる「ザ・ホテル・コレクション」です。

2泊以上で館内施設の利用料が100米ドル割引されるほか、継続時には国内の対象ホテルで使える15,000円分のクーポンが進呈されます。

プライオリティ・パス優待はゴールドにもグリーンにも付帯しますが、1回あたりの利用料金に差があります。

グリーンは年会費のみ無料なのに対し、ゴールドはラウンジ利用料も年2回まで無料です。

海外で受けられる日本語サポートにも違いがあり、アメックスゴールドならオーバーシーズ・アシストで以下のサービスを利用できます。

  • メディカル・サービス
    電話による医療相談や病院紹介、病院の予約など
  • リーガルアシストサービス
    緊急時に弁護士を紹介、日本語通訳者派遣など

アメックスグリーンの「グローバル・ホットライン」よりもアメックスゴールドのオーバーシーズ・アシストのほうが、より手厚いサポートを受けられます。

旅行傷害保険を比較

次はアメックスグリーンとアメックスゴールドの旅行傷害保険を比較してみましょう。

国内旅行傷害保険は最高5,000万円の利用付帯で共通です。最高1,000万円の家族特約も付いています。

グリーンとゴールドで異なるのは海外旅行傷害保険です。どちらも利用付帯ですが、補償額に差があります。

補償内容グリーンゴールド
傷害死亡・後遺障害保険金最高5,000万円最高1億円
傷害治療費用保険金最高100万円最高300万円
疾病治療費用保険金最高100万円最高300万円
賠償責任保険金最高3,000万円最高4,000万円
携行品損害保険金
(免責3,000円/年間限度額100万円)
1旅行中最高30万円1旅行中最高50万円
救援者費用保険金
(保険期間中)
最高200万円最高400万円
乗継遅延費用なし最高20,000円
出航遅延、欠航、搭乗不能費用最高20,000円
受託手荷物遅延費用最高20,000円
受託手荷物紛失費用最高40,000円

ゴールドの傷害死亡・後遺障害保険金は最高1億円と、グリーンの2倍。

その他の保険金も、アメックスゴールドの方がアメックスグリーンより手厚くなっています。

医療費の高い海外では特に重視したいのが治療保険金。グリーンの100万円はこころもとない金額ですが、ゴールドの300万円なら安心して渡航できるでしょう。

また、ゴールドのみ航空便遅延費用補償付きです。

海外への出張や旅行が多いなら、ゴールドの方が安心できますね。

ショッピング&エンターテインメント特典を比較

優待サービス

続いてショッピング&エンターテインメント特典を比較してみましょう。

グリーンとゴールドで共通している特典は以下の通りです。

共通のショッピング&エンターテインメント特典
  • カード会員限定イベントを開催
  • 新国立劇場の特典(先行購入など)
  • カード会員限定のユニバーサル・スタジオ・ジャパン特典
  • 本人認証サービス「American Express SafeKey」
  • 不正利用を検知・補償する不正プロテクション
  • オンラインでの不正利用を補償するオンライン・プロテクション
  • 購入商品の損害を年間最高500万円まで補償するショッピング・プロテクション
  • 購入商品を返品できない時に代わりに補償するリターン・プロテクション
  • スマホの修理代金を補償するスマートフォン・プロテクション
    ※ゴールドは年間最大5万円、グリーンは年間最大3万円

アメックスグリーン限定のグリーン・オファーズ

2022年9月28日より、アメックスグリーンの特典に「グリーン・オファーズ」が追加されました。

対象のサービスで割引やポイント還元などの優待を受けられる特典です。

グリーン・オファーズの対象と優待内容※1
  • KARITOKE
    新規ご登録で月額料金が初月80%オフ。2~3ヶ月目50%オフで利用できる割引ポイントをプレゼント。
  • 2 for 1 ダイニング by 招待日和 グリーン・オファーズ
    厳選されたレストランで2名様以上で予約すると、1名様分のコース料理代が無料※家族カード会員様は対象外

など、他多数の優待があります。

※1 詳細は公式ホームページをご確認ください。

グリーン・オファーズはアメックスグリーン限定です。

上位カードであるアメックスゴールドでは利用できません。

アメックスゴールド限定のエンタメ特典

アメックスゴールドでは、グリーンとの共通特典に加えて以下の限定特典を利用可能です。

アメックスゴールド限定の特典
  • カード継続時に3,000円分のスターバックスドリンクチケット
  • 2人以上のコース料理予約で1人分が無料になるゴールド・ダイニング by 招待日和
  • ゴールドカード会員限定のイベントを開催
  • 希少なワインの購入や相談ができるゴールド・ワインクラブ
  • 旅行やコンサートなどのキャンセル費用を補償するキャンセル・プロテクション

中でもお得なのは「ゴールド・ダイニング by 招待日和」です。

対象レストランのコース料理を2人以上で予約すると、1人分が無料になります。

定期的に高級料亭やレストランに行くなら、ゴールド・ダイニング by 招待日和のためにアメックスゴールドを選んでもいいほどお得です。

アメックスグリーンとアメックスゴールドおすすめは?

ここまで、アメックスグリーンとアメックスゴールドを徹底比較しました。

最後に、それぞれどのような方におすすめかをまとめます。

アメックスグリーンがおすすめの方

アメリカン・エキスプレス・グリーン・カード

次のような方にはアメックスグリーンがおすすめです。

アメックスグリーンがおすすめの方
  • コストパフォーマンス重視の方
  • 海外へあまり行かない方

アメックスグリーンの会費は年間13,200円と、アメックスゴールドの半額以下です。

それでいてポイント還元率は全く変わりません。

各種特典も共通点が多く、コスパに優れています。

とくに海外へあまり行かない場合、いくらトラベル特典や旅行傷害保険が充実していても使いこなせません。

コスパ重視の方、旅行や出張は国内がメインの方はアメックスグリーンで十分でしょう。

アメックスゴールドがおすすめの方

アメリカン・エキスプレス・ゴールド・カード

次のような方にはアメックスゴールドがおすすめです。

アメックスゴールドがおすすめの方
  • 頻繁に海外へ行く方
  • 高級料亭やレストランへよく行く方

アメックスグリーンとアメックスゴールドの主な違いは特典です。

中でも旅行関連の特典と海外旅行傷害保険には大きな違いがありました。

アメックスゴールドの中でも役立つ可能性が高い価値ある特典は以下です。

  • プライオリティ・パスの年会費だけでなくラウンジ利用料も年2回無料
  • ザ・ホテル・コレクションによるホテル優待
  • 海外旅行傷害保険の補償額がアップ&航空便遅延費用補償付き
  • オーバーシーズ・アシストによる手厚いサポート

旅行や出張で海外に行くことが多いなら、アメックスゴールドがおすすめです。

また、アメックスゴールド限定の特典であるゴールド・ダイニング by 招待日和はそれだけで年会費の元を取れます

対象の高級料亭やレストランへよく行く方なら、ゴールド・ダイニング by 招待日和のためにアメックスゴールドを作るのもアリです。

アメックスグリーンとアメックスゴールドの決め手は特典

まとめのイメージ

以上、アメックスグリーンとアメックスゴールドを徹底比較しました。

項目アメックスグリーンアメックスゴールド
会費月会費1,100円
(年13,200円相当)
31,900円
家族カード会費月会費550円
(年6,600円相当)
1枚目:無料
2枚目以降:13,200円
通常還元率0.33~1.0%0.33~1.0%
国内空港ラウンジ無料
(23年3月から同伴者有料)
無料
(同伴者1名無料)
プライオリティ・パス年会費無料
1回あたり35米ドル
年会費無料
1回あたり35米ドル
年2回まで無料で利用
国内旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯)最高5,000万円(利用付帯)
海外旅行傷害保険最高5,000万円(利用付帯)最高1億円(利用付帯)
ザ・ホテル・コレクションなしあり
ゴールド・ダイニング by 招待日和なしあり
グリーン・オファーズありなし

アメックスグリーンとアメックスゴールドの大きな違は会費と特典です。

特典はアメックスグリーンでも豪華すぎるほどです。

しかし、アメックスゴールドにはザ・ホテル・コレクションやゴールド・ダイニング by 招待日和など、さらにお得な特典が目白押しです。

その代わり、コストはアメックスグリーンの2倍以上に跳ね上がります。

会費が高くなっても特典を使いこなせそうならアメックスゴールド、そうでないならアメックスグリーンを選びましょう。