dカードは、年会費永年無料で還元率1%のクレジットカードです。
保有コストがかからないうえにポイント還元率が高いというだけで十分にお得なのですが、それ以外にもdカードが選ばれる理由がたくさんありました。
なぜdカードがドコモユーザー以外からも高く評価されているのか、本記事ではその理由を徹底解説します。
- 年会費永年無料で1%還元、ETCカードも実質無料
- dカードケータイ補償でスマホの紛失も安心
- dポイント加盟店ではポイント二重取り・三重取りも
- スマホ決済d払いとの組み合わせでネット2%還元!
※本記事の価格は全て税込みです。

年会費 | 永年無料 | 追加カード | ETCカード/家族カード |
---|---|---|---|
還元率 | 1.00%~ | ポイント | dポイント |
マイル | JAL | 付帯保険 | ショッピング |
電子マネー | iD | スマホ決済 | Apple Pay |

dカードの特徴・基礎知識
dカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~ |
マイル | 0.5%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | なし |
国内 | ||
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | 550円 ※前年度1度でも利用すれば無料 | |
電子マネー | iD | |
国際ブランド | VISA、Mastercard | |
発行会社 | 株式会社NTTドコモ | |
発行期間 | 最短5日 |
dカードは、ドコモが発行しているクレジットカードです。dカード1枚に、クレジットカード機能・ポイントカード機能・電子マネー(iD)を搭載しています。
年会費が永年無料で、ポイント還元率は1%です。「ポイントが貯まりやすいクレジットカード」の代表格である楽天カード等と同じ水準でポイントが貯まります。
dカードはドコモユーザー以外でも申込みできますが、ドコモユーザーならより便利に使えるメリットがたくさんあります。
dカードの優待特典・メリット
まずは、dカードの優待特典・メリットについて解説します。
クレジットカードをお得に使いこなすには、ただ使うだけでなくカードの性質や強みを理解することが大切です。
優待の内容やdカードの特徴をしっかり理解して、使いこなしましょう!
- dカードケータイ補償が魅力的
- dポイントの勢いが止まらない!
- d払いとの組み合わせなら三重取りで最大2.4%
- dカード特約店なら更にポイントが貯まる
ドコモならでは!dカードケータイ補償
dカードケータイ補償は、ドコモならではの特徴的な付帯サービスです。ドコモユーザー限定で補償されます。
紛失・盗難・修理不能による携帯電話買い替えの際に、最大10,000円を補償してくれます。補償期間は購入から1年以内で、新端末をdカードで購入することが条件です。
後日、dカード利用代金の請求額から最大10,000円を減額するという方法で補償されます。
ショッピング保険が付帯するクレジットカードは多くありますが、携帯電話は補償対象外になることがほとんどです。
携帯電話は、今や生活に欠かせない必需品ですよね。おまけに、高機能になるにつれ価格も年々高くなる傾向がみられます。
万一の事故の際に最大10,000円も補償してくれるのは安心ですね。
なお、上位カードのdカード GOLDであれば、補償期間3年・補償金額10万円にグレードアップします。
中古端末には適用できない
dカードケータイ補償には、いくつか適用条件があります。
特に、中古端末には適用できないという点に注意しましょう。ドコモショップや家電量販店など正規の販売店で新品で購入したものが補償対象です。
その他、以下のような注意事項があります。
- 補償を受けるためには所定の審査あり
- 新端末は同一機種・同一カラー(無い場合はドコモ指定の端末)に限る
- ドコモショップまたはドコモ指定の修理受付可能な店舗での購入に限る
ケータイ以外のショッピング保険もあり
dカードには、ケータイ補償以外に「お買物あんしん保険」も付帯します。
dカードで購入した商品が盗難・破損などの損害を受けた場合に、年間100万円までの範囲で補償されます。補償期間は購入日から90日間で、家族会員にも適用されます。
注意したいのは、国内での購入商品はリボ払いまたは分割払い(3回以上)のみ対象になるということです。
この点はユーザーにとって使いづらい点ではありますが、そもそも一般ランクのクレジットカードにはショッピング保険が付かないことも珍しくありません。
年会費無料でショッピング保険が付帯するというだけで、十分評価に値します。
dポイントは使い道豊富
せっかくポイントが貯まりやすくても、使えなければ宝の持ち腐れになってしまいます。
クレジットカードのポイントは、貯めやすさと同じかそれ以上に「使いやすさ」も大切です。
dカードの利用で貯まる「dポイント」の使い道は豊富なので、ポイントが使えなくて期限切れになってしまった…なんてこともありません。
- d払いの支払いに利用
- dポイント加盟店での値引き
- ドコモのケータイ料金に充当
- iDの利用料金に充当
- Google Playギフトコード
- App Store & iTunesで支払いに利用
- dカード プリペイドへのチャージ
- スマートフォン等ドコモ商品の購入
使い勝手が良いのは、d払いやdポイント加盟店での値引きですね。ドコモユーザーであれば、ドコモの料金に充当するのも良いでしょう。
dポイント加盟店では、クレジット決済に関係なく共通ポイントとしてdポイントを値引きに使えます。
dポイントは4大共通ポイントのひとつ
dポイントは、ドコモ以外でも様々な場所で使える「共通ポイント」です。国内の4大共通ポイントと呼ばれるポイントのひとつです。
- dカード
- Tカード
- Pontaカード
- 楽天ポイントカード
dポイントの運営元「dポイントクラブ」からは、クレジット機能のない「dポイントカード」が発行されています。
dポイントが貯まる「dポイント加盟店」でdポイントカードを提示すれば、税抜100円ごとに1ポイントを獲得できます。
dポイントが貯まりやすい優待の種類
ここからは、dポイントが貯まりやすい優待について解説します。少し複雑なので先に概要をお伝えします。
dポイントが貯まりやすい優待は、主に3種類あります。
- dポイント加盟店
- d払い利用可能店舗
- dカード特約店
dポイント加盟店は、前項でお伝えしたとおり共通ポイントとしてのdポイントが貯まるお店です。dカードを提示+dカードでの決済で、ポイントを二重取りできます。
d払い利用可能店舗は、ドコモが提供するスマホ決済サービス「d払い」を使えるお店です。d払いの支払い方法にdカードを設定することで、ポイントを二重取りできます。
dカード特約店は、dカードで決済すると獲得ポイントが増えるお店です。通常の決済ポイントに加え1%以上の特約店ポイントが加算されます。
dポイントが貯まりやすくなる優待は3種類あると念頭に置いたうえで読み進めると、理解が深まってポイントを貯めやすくなります。
dポイント加盟店で二重取りできる!
dカードは、dポイントカードとして使うことも可能です。dポイント加盟店でdカードを提示すれば、現金払いであっても税抜100円につき1ポイントを獲得できます。
dカードで決済すればクレジット決済分のポイントとしてさらに1%が貯まるので、ポイントの二重取りが可能です。
dポイント加盟店としての加算(税抜100円につき1ポイント)+ dカードのクレジット決済ポイント(税込100円につき1ポイント)の二重取りで、dポイント加盟店での還元率は1.9%となります。
主な加盟店は以下のとおりです。
- コンビニ
ファミリーマート、スリーエイト等 - ドラッグストア
マツモトキヨシ - 飲食店
マクドナルド、ミスタードーナツ、モスバーガー、すき家、ドトールコーヒー、サンマルクカフェ
ガスト、かっぱ寿司、COCOS、バーミヤン、ペッパーランチ、はま寿司、BIG BOY等 - ドラッグストア
マツモトキヨシ、ココカラファイン、サツドラ、ドラッグ新生堂、どらっぐぱぱす等 - 家電量販店
エディオン、ジョーシン、ノジマ等 - ショッピング
Francfranc、AOKI、タワーレコード、東急ハンズ、PLAZA、プレミアム・アウトレット等
dポイントは勢力を徐々に拡大しています。上記以外でも実店舗で使えるお店が増えてきています。
従来はTポイント加盟店だったドトールコーヒーがdポイント加盟店に変わったり、Tポイントと縁の深かったファミリーマートでdポイントが使えるようになったりと、共通ポイントの元祖「Tポイント」を追い越す勢いです。
ポイントを使えるお店が増えるのは、ユーザーにとって便利で嬉しいですね。
d払いとの相性抜群!二重取り・三重取りも
ドコモは、スマホ決済「d払い」を提供しています。d払いの支払方法としてdカードを設定すると、ポイントを二重取りできます。
このポイント二重取りは、d払いの支払いに設定できる他のクレジットカードでも可能です。
しかし、ポイントを集約できて使いやすいという点から【d払い×dカード】の組み合わせが最強です。最大2%のポイント還元を受けられます。
項目 | 街のお店 | ネットショッピング |
---|---|---|
d払い還元ポイント | 0.5% | 1.0% |
dカードのクレジット決済ポイント | 1.0% | 1.0% |
合計 | 1.5% | 2.0% |
ネットショップでは、d払いの還元ポイントが0.5%加算されます。
d払いで決済すると合計2%・dカードで決済すると1%のポイント還元ですから、支払い方法をd払いにするだけでポイントが2倍になるわけです。
d払いを使える主なネットショップは以下の通りです。
- Amazon
- メルカリ
- ラクマ
- ショップジャパン
- nissen
- BUYMA
- ノジマオンライン
- マツモトキヨシオンラインストア
- 無印良品ネットストア
- ABCマートオンライン
- タワーレコードオンライン
実店舗なら三重取りで2.4%還元も
実店舗でのポイント二重取りは、前項でお伝えしたように合計1.5%が基本です。しかし、例外的に三重取りで2.4%還元できるケースがあります。
dポイント加盟店でd払い(支払方法にdカードを設定)を使う場合です。
「dポイント加盟店」と「d払い利用可能店舗」の両方の条件を満たすお店であれば、dカード提示によるポイントとd払いによるポイントの両方を獲得できます。
項目 | 付与ポイント |
---|---|
dカード提示によるポイント | 0.9%(税抜100円につき1ポイント) |
d払い還元ポイント | 0.5% |
d払いへのdカード設定によるクレジット決済ポイント | 1.0% |
合計 | 2.4% |
ポイント還元率1%のクレジットカードが高還元とされている中、2.4%ものポイント還元を受けられるのは魅力ですね。
ポイント三重取りできるお店の一例を紹介します。
- ファミリーマート
- マツモトキヨシ
- サンマルクカフェ
- ガスト
- かっぱ寿司
- 東急ハンズ
- ジュンク堂書店
なかでも、ファミリーマート、マツモトキヨシなどは日常的に使う人が多いのではないでしょうか。
使いやすいお店で2.4%ものポイント還元を受けられるのはメリットが非常に大きいです。
「dカードを持っているならd払いを使わないと損」といっても過言ではないレベルのお得度ですね。
dカード特約店ならさらにポイントが貯まる!
dカード特約店でdカードによる決済を行うと、クレジット決済による通常ポイントに加えて1%以上の特約店ポイントがたまります。
「d払い」ではなく、iDもしくはdカードによる決済が対象なので、混同しないよう気をつけてください。
代表的なdカード特約店を紹介します。
- マツモトキヨシ
- ドトールバリューカード
- スターバックスカード
- メルカリ
- ENEOS
- ビッグエコー
- ノジマ
- 紀伊國屋書店
- 丸善ジュンク堂書店
- タワーレコード
- 洋服の青山/コナカ/フタタ/THE SUIT COMPANY
- ショップジャパン
- 髙島屋/伊勢丹/三越
- オリックスレンタカー
- JAL・JALパック
- JTB
- dトラベル・dショッピング・d fashion・dデリバリー・ドコモオンラインショップ等
ポイントアップのためのエントリーや手続きは不要です。いつもどおりdカードで決済するだけでポイントが貯まりやすくなります。
店舗によって、ポイントアップの対象がクレジットカード決済/iD決済のいずれかに限られる場合があるので注意してください。
dカードポイントアップモールでネットショッピングもお得!
ネットショッピングなら、dカードポイントアップモールがお得です。
対象のネットショップで買い物をする際にdカードポイントアップモールを経由するだけで、dカード決済時のポイントが通常の1.5~10.5倍貯まります。
対象ショップの一例を紹介します。
- amazon 1.5倍
- 楽天市場 1.5倍
- Yahoo!ショッピング 1.5倍
- さとふる(ふるさと納税)2.5倍
- るるぶトラベル 2倍
- カタログ通販ベルーナ 5倍
- ロフトネットストア 4倍
- イトーヨーカドーネット通販 3倍
- Oisix(おいしっくす) 1.5倍
- ビックカメラ.com 2倍
- 紀伊國屋書店ウェブストア 2.5倍
Amazonや楽天市場は普段から使う人も多いでしょう。
dカードポイントアップモールを利用するのに、登録料等はもちろんかかりません。カード会社がネットショップから受け取っている広告費の一部をポイントとして還元してくれているという仕組みです。
コストをかけずにポイントが貯まりやすくなるので、ネットショッピングの際にはぜひ活用してみてくださいね。
dカードのデメリット
dポイントが貯まってお得なdカードですが、メリットがあればデメリットもあるのは当然のことですね。
カードを作った後で「こんなはずじゃなかった…」とならないよう、事前にデメリットもしっかり確認しておきましょう。
- 旅行保険が付帯しない
- キャンペーンのポイントは「用途・期間限定」
- ドコモ料金は実質0.9%還元
旅行保険が付帯しない
dカードには、海外・国内ともに旅行傷害保険が付帯しません。
年会費無料のクレジットカードであれば珍しいことではないのですが、旅行傷害保険を求める人には不向きです。
dカードは、dポイントを貯める専用と割り切って使うのがおすすめです。
旅行保険が欲しいならdカード GOLDを申し込むか、旅行傷害保険が自動付帯で付くクレジットカードをサブで持つのがよいでしょう。
キャンペーンのポイントは「用途・期間限定」
dポイントは、実は「dポイント」と「dポイント(用途・期間限定)」の2種類があります。
「dポイント(用途・期間限定)」は、読んで字の如く用途が限定されており期間が通常ポイントより短いのが特徴です。
通常のdポイント有効期限が48ヶ月なのに対し、「dポイント(用途・期間限定)」は2~3ヶ月程度となっています。
dカードはポイント獲得キャンペーンが盛んなのがメリットですが、キャンペーンで得られるポイントのほとんどは「dポイント(用途・期間限定)」です。
時間をかけて大量にポイントを貯めてからまとめて使いたいという人には、デメリットに感じるかもしれませんね。
また、「dポイント(用途・期間限定)」は、利用用途も一部制限されます。通常のdポイントなら使えるケータイ料金への充当・データ量の追加等一部の用途には使えません。
ただし、dポイント加盟店やd払いでの値引きには利用できます。普段の買い物にこまめに利用すれば、期限切れで失効というパターンは避けられます。
ドコモ料金は実質0.9%還元
ドコモ携帯電話料金をdカードで支払っても、dカードによるクレジット決済のポイントはつきません。
少しややこしいのですが、ドコモ料金についてはdポイントを管理している「dポイントクラブ」のポイントプログラムで進呈されるのです。
そのため、dカードの基本還元率「税込100円につき1ポイント」は適用されません。
ドコモ料金は、dポイントクラブで規定された「税抜1,000円で10ポイント」が貯まります。
税込み1,100円で10ポイントなので、税込で考えたときの還元率は0.9%。dカードの基本還元率よりもやや下がってしまうのがデメリットです。
ただし、ドコモ料金以外では1%の高還元率ですし、dポイントの汎用性は他のクレジットカードに比べて抜群です。
メリットがデメリットを上回っていると評価してよいでしょう。
dカードの年会費・追加カード
冒頭でお伝えしたように、dカードの年会費は無条件で永年無料です。家族会員も年会費永年無料で使えます。
保有コストがかからないので、持っていて損はないカードです。
dカードのETCカード
dカードのETCカードは、通常年会費550円です。初年度は年会費無料です。
2年目以降は、前年に1回以上ETCカード利用の請求があれば、ETCカード年会費は無料になります。
年に1回以上高速道路を使うのであれば、発行しておいたほうが便利ですね。
また、ETCカードの利用に対しても100円ごとに1ポイントのdポイントが貯まります。
ETC年会費は有料・ポイント付与対象外というクレジットカードも少なくない中、実質無料で使えてポイントが貯まるのは嬉しいですね。
地味にメリットなのが、家族会員に対してもETCカードを発行できること。家族会員にもETCカードを発行できるクレジットカードはなかなかありません。
夫婦で1台ずつ車を所有している場合などは便利ですね。
ETCカード入会キャンペーン
2021年3月31日(水)まで、ETCカード入会キャンペーンが実施されています。
期間中、ETCカードに入会し翌々月までにエントリーかつ一度でも利用があれば、500ポイントを獲得できます。
ポイントが付与されるのは入会月の6ヶ月後です。進呈するポイントは「dポイント(期間・用途限定)」となり、ポイントの有効期限は進呈日から3ヶ月です。
dカード VS dカード GOLD
dカードの上位カードとして、年会費11,000円のdカード GOLDがあります。dポイントをたくさん貯めたい方やドコモを利用している人は、どちらが良いのか悩むのではないでしょうか。
2つのカードを比較して表にまとめました。
項目 | dカード | dカード GOLD |
---|---|---|
年会費 | 無料 | 11,000円 |
入会条件 | 満18歳以上(高校生を除く) | 満20歳以上で安定した継続収入があること |
dポイント | 100円につき1ポイント | 100円につき1ポイント |
ドコモの利用料で貯まるdポイント | 10ポイント/1,000円 | 100ポイント/1,000円 |
年間利用特典 | なし | あり |
dカードケータイ補償 | 購入後1年間最大1万円 | 購入後3年間最大10万円 |
お買い物あんしん保険 | 年間100万円まで | 年間300万円まで |
旅行保険 | なし | 海外:最大1億円 国内:最大5,000万円 |
空港ラウンジ | 利用不可 | 利用可能 |
入会特典 | 最大6,000ポイント | 最大16,000ポイント ※2020/10/1以降は11,000ポイント |
年会費は無料のdカードが優勢、ポイント還元率は同じ、付帯サービスはdカード GOLDの圧勝ですね。
特に注目すべきは、ドコモ利用料金に対するポイント付与と年間利用特典です。
ドコモユーザーor年間100万円以上利用ならdカード GOLDがおすすめ
dカード GOLDは、ドコモ利用料金(基本使用料、通話・通信料、付加機能使用料)に対して税抜1,000円あたり100ポイントが貯まります。
ポイント付与対象の料金が税抜9,170円以上あれば、それだけで年会費をペイできます。携帯電話料金がそこまで高くないという方は、年間で得られるポイントと年会費との差額を確認してみてください。
dカード GOLD限定特典に対して、その差額以上の価値を感じられるかどうかを、dカードにするかdカード GOLDにするかの判断基準にするとよいでしょう。
また、携帯電話料金はそこまで高くないという場合でも、カードの年間利用額が100万円以上ならdカード GOLDがおすすめです。
前年の年間利用額累計が100万円以上なら11,000円相当、200万円以上なら22,000円相当の「選べるクーポン」がもらえます。
クーポンは次のような種類があります。
- ケータイ購入割引クーポン
- メルカリクーポン
- d fashionクーポン
- d トラベルクーポン
- dショッピングクーポン
- dデリバリークーポン
- dミールキットクーポン
ドコモ系列サービス、メルカリ、ケータイ購入に限られるものの、年間100万円以上の利用があれば年会費をペイできます。
特に、総合通販サイト「dショッピング」は品揃えが良いです。Amazonや楽天市場に比べると知名度はそこまで高くないものの、食品・医薬品から家電製品や自転車まで170万点以上の様々な商品を購入できます。
それに加え、海外・国内旅行傷害保険や空港ラウンジサービスの付帯、dカードケータイ補償やお買い物あんしん保険のグレードアップが付いてきます。
そのため、ドコモユーザーまたは年間100万円以上利用がある方であればdカード GOLDのほうがお得になる可能性が高いです。
また、初年度については入会特典だけで年会費をペイできる可能性もありますね。
一方、ドコモ料金以外でのポイント還元率はいずれも1%です。ドコモ未契約でdポイントを貯めたいという方であれば、dカードでも十分にメリットを感じられるのではないでしょうか。
dカードの審査
「年会費無料でdポイントがざくざく貯まるdカードを作りたい!」と思った方が真っ先に気になるのが、審査の難易度ではないでしょうか。
しかし、「この条件を満たせばdカードを必ず作れる」という明確な基準は公表されていません。
公式に発表されているdカードの「入会条件」は次のとおりです。
- 満18歳以上(高校生を除く)
- 個人名義
- 料金の支払いに本人名義の口座を設定
- その他ドコモが定める条件を満たすこと
「その他ドコモが定める条件」という項目からも窺えることですが、18歳以上の個人で本人名義の口座を設定できれば必ずカードを作れるというわけではないのです。
この章では、既存申込者の口コミ等を元にdカードの審査傾向について考察しています。
公式情報ではない点を念頭に置いたうえで読み進めてくださいね。
dカードの審査基準
以下のような根拠から、dカードは比較的発行しやすいと推察できます。
- 18歳以上から申込み可
- 専業主婦/主夫にも発行見込みあり
- 必要な年収の目安は200万円前後か
18歳以上から申込み可
繰り返しになりますが、dカードは18歳以上から申込みが可能です。18歳以上の大学生の方でも申込みできます。
国内のクレジットカードには入会資格を「20歳以上から」としているものもあります。
それと比較すると、dカードはより幅広い年齢の方に対して発行の可能性があることがわかりますね。
専業主婦/主夫にも発行見込みあり
クレジットカードの入会条件には「本人に安定継続収入があること」といった項目が盛り込まれることがあります。
しかし、dカードにはそういった条件は設けられていません。本人に収入のない専業主婦/主夫の方でも申込み可能です。
ネットの口コミでも、主婦の方が発行できたという声は少なくありません。配偶者や世帯主に安定収入があればよいと判断しているのかもしれませんね。
ただし、条件の中に「その他当社が定める条件を満たすこと」とあるように、dカードは無職でも絶対通るというわけではありません。
必要な年収の目安は200万円前後か
公式情報でない点に注意が必要ですが、インターネットの口コミでは年収200万円前後で審査に通ったという方が多いです。
また、パート・アルバイトの方が申込みできたという声も多くみられます。そのため、パート・アルバイトで稼げる年収があれば基準を満たす可能性が高いです。
アルバイトの最低時給は都道府県ごとに異なりますが、全国平均は約901円です(参照:厚生労働省-令和元年度地域別最低賃金改定状況)。
時給901円でフルタイム勤務をすると、年収は約190万円になります。そのため、190~200万円前後が年収の目安と考えてよいでしょう。
審査を通すコツ
繰り返しにはなりますが、dカードの審査基準は公開されていません。そのため「100%審査に通る方法」は誰にもわからないことです。
しかし、ちょっとした工夫で審査通過の可能性を上げることはできます。申込み時のコツをいくつか紹介するので、dカードを作る際には参考にしてくださいね。
- 申込みフォームは正直に・正確に
- 「任意項目」も入力する
- ドコモの携帯電話料金を遅れず払う
- キャッシングは申し込まない
申込みフォームは正直に・正確に
基本的なことですが、申込みフォーム入力する氏名や住所などの情報を正確に入力することは非常に重要です。
情報が間違っていると、電話確認が追加で行われるなどの理由で審査に時間がかかります。
時間がかかるだけならまだしも、虚偽申告とみなされると審査落ちにつながる可能性があります。
まったくの故意でない単純なミスであっても、悪質と判断されたら二度と申し込みを受け付けてもらえないというケースもあるのです。
特に、以下の項目が間違っていると「悪質」とみなされやすいようです。
- 氏名の間違い
- 明らかにうっかりミスではない、全く違う住所
- 借家/持ち家の相違
- 独身/既婚の相違
- 年収や借入件数の大幅な違い
特に氏名の間違いは、なりすましによる犯罪行為とも取られかねないので注意してください。
また、ローンなどの借り入れはとにかく正直に書くようにしてください。
審査を通したいがために、実際より少ない金額を入力したくなる人もいるかもしれませんが、それは逆効果です。
カード会社は個人信用情報機関への確認を必ず行います。少なく申告したということはすぐに発覚し、当然ながらカードの発行も難しくなります。
虚偽の申告をしないことはもちろんですが、うっかりミスにも気をつけましょう。
慣れ親しんだ自分の情報だからと気を抜かず慎重に入力し、申込み確定前の画面で指差し確認するのがおすすめです。
「任意項目」も入力する
新規申込時の入力フォームには、「氏名」など入力必須の項目と「資産」などの任意入力項目があります。
任意入力項目は、読んで字の如く空欄のままでも申込みを確定できます。しかし、審査通過の可能性を上げたいなら任意項目も入力するのがおすすめです。
預貯金などの資産情報は重要な個人情報です。なるべく申告したくないと考える人が多いかもしれません。
しかしカード会社側からすると、申込み者に関して多くの情報があったほうが実在性が増して審査に有利になると考えられます。
特に、属性や年収に不安を感じる場合には、任意入力項目も埋めるのがおすすめです。
年収が少し基準に満たなかったとしても、資産があれば「支払い能力」があると判断され審査に通るかもしれません。
ドコモの携帯電話料金を遅れず払う
クレジットカード会社の審査では、関連企業での金融取引履歴を参考にするといわれています。
たとえばオリコカードならオリコのショッピングローンを使った履歴を確認したり、三井住友カードなら三井住友銀行の取引履歴を確認したりという具合です。
dカードも同様に、ドコモ携帯電話の利用状況や支払いの記録を参考にしている可能性は非常に高いです。
もしも審査に不安がある場合には、下準備としてドコモの携帯電話を契約するのもよいでしょう。
数ヶ月遅れずに料金を支払い続けることで、dカードの審査通過に多少なりとも良い影響があると考えられます。
キャッシングは申し込まない
dカードには、買い物に使える「ショッピング枠」と、現金の借り入れができる「キャッシング枠」があります。
ショッピングとキャッシングの審査は別で行われており、キャッシング枠は「総量規制」の対象となります。
総量規制とは、年収の3分の1以上は借り入れを行えないようにする規制のことです。
すでに他社に借り入れがある場合、年収の3分の1を超えないようにキャッシング枠は希望しましょう。
どうしても必要という状況でなければ、キャッシング枠を0円で申し込むのもひとつの手です。
「自分はお金に困っているわけではない」とカード会社側にアピールすることにもつながります。
dカードがおすすめなのはこんな方
dカードは、以下の条件に当てはまる方が使うとメリットが発揮されやすくておすすめです。
- マツモトキヨシでよく買い物する方
- スマホ決済「d払い」をお得に使いたい方
- ドコモのライトユーザー
おすすめ1.マツモトキヨシでよく買い物する方
dカードの魅力のひとつは、dポイントの使いやすさにあります。
dポイント加盟店・dカード特約店などが重複すると、ポイント二重取り・三重取りも可能です。
特にマツモトキヨシでは群を抜いてお得です。
マツモトキヨシはdポイント加盟店かつdカード特約店なので、ポイント三重取りとなりdポイントが最大4%貯まります。
マツモトキヨシのポイントカードも作れば、別途マツキヨポイントも貯まります。マツキヨポイントも含めれば驚異の四重取り、還元率は最大5%です。
おすすめ2.スマホ決済「d払い」をお得に使いたい方
勢いが止まらないキャッシュレス決済の中でも、加盟店への導入が容易なスマホ決済(バーコード決済)が注目されています。
2020年以降のクレジットカード選びは、スマホ決済との相性が重要です。
dカードなら、d払いとの組み合わせでポイント二重取り・三重取りが可能です。
使えるエリアが拡大中で、2020年8月現在頻繁にキャンペーンが行われているのも魅力ですね。
おすすめ3.ドコモのライトユーザーかつ年間利用額100万円未満の方
dカードケータイ補償をはじめ、dカードにまつわるサービスはドコモユーザーでないと利用できないものがいくつかあります。
dカードはドコモユーザーでなくても申込みできますが、ドコモユーザーのほうが便利に使えることは確かです。
しかし、毎月のドコモ利用料金(基本使用料、通話・通信料、付加機能使用料)が約9,000円以上のヘビーユーザーであればdカード GOLDのほうがお得です。
携帯代がそこまで高くなくても、年間100万円以上クレジットカードを利用するのであれば、dカード GOLDのほうがお得です。
年間利用特典で11,000円分のクーポンを獲得でき、それだけで年会費をペイできるからです。
そのため「ドコモユーザーだけれどそこまで携帯代は高くなく、カード利用額は年間100万円未満。ポイントはお得に貯めたい」という方にはdカードがぴったりです。
これ以上dカードに望むことある?いや、無い!
最後に改めて、dカードの特徴についておさらいしましょう。
- 年会費永年無料で1%還元、ETCカードも実質無料
- dカードケータイ補償でスマホの紛失も安心
- dポイント加盟店ではポイント二重取り・三重取りも
- スマホ決済d払いとの組み合わせでネット2%還元!
年会費永年無料+1%還元だけでなく、実店舗でdポイントが貯まりやすいのがdカードの魅力です。
dポイントの勢いは止まりません。Tポイントを追い越す勢いともいわれています。一部店舗では、ポイント二重取り・三重取りも可能です。
キャンペーンも充実しているので、ポイントがザクザク貯まってお財布はホクホクです。
ドコモユーザーの方もそれ以外の方も、dカードでお得なポイ活を始めてみませんか。