エポスカードはマルイなどのお買い物でお得に使えるクレジットカードですが、キャッシング枠が付いていればお金の借入も可能です。
そこで当記事では、エポスカードのキャッシング枠について、申込からその利用・返済に至るまでまとめて解説します。
この記事を読むことで、エポスカードのキャッシングについて、一通り理解することができます。
- キャッシング枠は審査に通過すると付けられる
- ATM、Net、電話キャッシングは手数料無料
- エポスカードの金利は年率18.0%
- 支払方法はリボ払いと1回払いで選択可能
年会費 | 永年無料 | 追加カード | ETCカード |
---|---|---|---|
還元率 | 0.5%~ | ポイント | エポスポイント |
マイル | - | 付帯保険 | 海外旅行 |
電子マネー | Suica | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
エポスカードのキャッシングの特徴
エポスカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~ |
マイル | 0.25%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | なし | |
旅行保険 | 海外 | 最高3,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | Visa | |
発行会社 | 株式会社エポスカード | |
発行期間 | 即日発行可能(郵送は1週間) |
エポスカードのキャッシングの特徴を、エポスカードのキャッシング枠とキャッシングの利息・手数料とにわけて解説します。
キャッシング枠とは
キャッシング枠とは、エポスカードで現金を借り入れできる限度額のことを指します。
例えばキャッシング枠が10万円の場合、借り入れた残高が10万円に達するまで、何度でも借入・返済を繰り返し行うことができます。
エポスカードのキャッシング枠は、1万円〜50万円(プランニングコースの場合は99万円まで)の範囲内で、審査の結果に基づいて決定されます。
なお、エポスカードのキャッシング枠は日本国内・海外のどちらでも利用可能です。
キャッシングの利息・手数料
エポスカードのキャッシング利用でかかる費用は、利息と手数料とに分けることができます。
キャッシングの利息
エポスカードのキャッシングの利息は実質年率18.0%で、日割計算で算出されます。
計算方法は次の通りです。
キャッシングの元金残高×18.0%×据置日数÷365日
そのため、例えば、10万円を5日間借りた場合の利息は以下のように計算されます。
利用の確認は会員サイトのエポスNetが便利です。
マイページへログインすると、月別お支払予定額照会画面から12ヵ月先までのキャッシングの支払予定額や元金・利息の内訳を確認することができます。
キャッシングで借りるときの手数料
借入方法の詳細は後述しますが、エポスカードのキャッシングの借入方法には、大きく分けるとATMと口座振込の2通りあります。
- ATM
エポスATM/その他のATM - 口座振込
Netキャッシング/電話キャッシング
そして、ATMにはエポスATMとその他のATM、口座振込にはNetキャッシングと電話キャッシングがあります。
エポスカードのキャッシングでは、どの借入方法を利用した場合も借りるときの手数料は無料となっています。
ただし、海外ATMを利用する海外キャッシングについては、以下のようにATM手数料が発生します。
利用金額 | 手数料 |
---|---|
1万円以下 | 110円(税込)/件 |
1万円超 | 220円(税込)/件 |
キャッシングで返すときの手数料
返済方法の詳細は後述しますが、エポスカードのキャッシングの返済方法には、大きく分けて「口座引落」と「ご持参払い」の2通りあります。
- 口座引落
- ご持参払い
エポスATM/その他のATM/インターネット返済(ペイジー)
そして、ご持参払いにはエポスATM、その他のATM、インターネット返済(ペイジー)があります。
エポスカードのキャッシングでは、どの返済方法を利用した場合も返済手数料は無料となっています。
エポスカードでキャッシングする方法
エポスカードでキャッシングする方法は、ATMと口座振込の2通りです。
それぞれについて解説します。
ATM
エポスATMや、コンビニ・銀行のATMでキャッシングする方法です。
方法は以下の通りです。
- ATMにカードを挿入
- 「ご融資」、「お借入」などのメニューを選択し、暗証番号や金額を入力(メニューの名称などはATMによって異なる)
- 現金とお客様控えを受領
ATMによって、利用方法(1回払い、リボ払い)、利用単位(1千円、1万円)が異なります。
エポスカードの公式サイトで予め確認しておきましょう。
なお、いずれの場合もエポスカードではATM手数料は無料です。
また、海外でも「VISA」「PLUS」のマークのあるATMでは、キャッシングを利用することができます。
この場合は現地通貨での借入となり、ATM手数料が別途発生します。(利用金額1万円以下:110円/件、1万円超:220円/件)
口座振込
エポスからの口座振込でキャッシングする方法では、最短数十秒で融資を受けることができます。
口座振込では、Netキャッシングと電話キャッシングを利用することができます。
Netキャッシング
エポスNetから申し込む方法です。エポスカードの名義と同じであれば、カード引落口座以外の口座を指定することもできます。
方法は以下の通りです。
- エポスNetにログイン
- Netキャッシングで申込
- お客様口座へ振込
電話キャッシング
電話(自動音声)で申し込む方法です。この場合、振込先はカード引落口座となります。
方法は以下の通りです。
- 0120-0101-25へ電話
- 自動音声に従って、カード番号・暗証番号や金額を入力
- お客様口座へ振込
エポスカードのキャッシングの返済方法
エポスカードのキャッシングの返済方法には、リボ払いと1回払いとがあります。
それぞれについて解説します。
リボ払い
リボ払いは、キャッシングの利用残高に応じて、または利用残高にかかわらず、定額で支払うことができる返済方法のことです。
さらに、手元に余裕があるときは、インターネット(ペイジー)やコンビニ、銀行のATMで追加の支払いをすることも可能です。
エポスカードでは利用者の都合にあわせて選択できるよう、支払コースが選択できます。
大きく分けて「残高スライド元利定額方式のコース」と「定額方式のコース」とが用意されており、選択した支払コースは後で変更することも可能です。
残高スライド元利定額方式
残高スライド元利定額方式は、利用締め日までの利用残高に応じて月々の支払額が決定される返済方式です。
エポスカードでは、残高スライド元利定額方式の支払コースは以下の3通りがあります。
利用残高 | 支払月額 |
---|---|
5万円まで | 5,000円 |
10万円まで | 8,000円 |
15万円まで | 10,000円 |
20万円まで | 15,000円 |
50万円まで | 17,000円 |
利用残高 | 支払月額 |
---|---|
5万円まで | 3,000円 |
10万円まで | 5,000円 |
20万円まで | 10,000円 |
30万円まで | 15,000円 |
40万円まで | 18,000円 |
50万円まで | 20,000円 |
※2002年4月15日以前からキャッシングの返済方式がリボ払いの会員で、その後に返済方式を変更していない会員は、利用残高が5万円までの場合の月づきの支払額は5,000円
利用残高 | 支払月額 |
---|---|
10万円まで | 12,000円 |
20万円まで | 15,000円 |
30万円まで | 18,000円 |
40万円まで | 21,000円 |
50万円まで | 24,000円 |
60万円まで | 27,000円 |
70万円まで | 30,000円 |
80万円まで | 32,000円 |
90万円まで | 34,000円 |
99万円まで | 36,000円 |
定額方式
定額方式は利用残高にかかわらず、毎月決まった金額を支払う返済方式です。
選択できる支払額は、合計15通りの金額の中から選ぶことができます。
月づき5,000円から50,000円までは5,000円刻みで10通り、60,000円から100,000円までは10,000円刻みで5通りです。
エポスカードの定額コースは、月々の支払額が利息込みの定額である元利定額方式です。
ただし、利息だけで選択している定額を超える場合は、その利息額が支払額となります。
なお、定額コースで選択できる支払額は、キャッシングご利用可能枠に応じて下限が設けられており、その下限以下の金額を選択することはできません。
利用可能枠 | 選択できない支払額 |
---|---|
20万円以上 | 5,000円 |
30万円以上 | 10,000円以下 |
60万円以上 | 15,000円以下 |
80万円以上 | 20,000円以下 |
99万円 | 25,000円以下 |
1回払い
1回払いは、キャッシングの利用額を、お支払日に利用分と利息を一括して支払う返済方法のことです。
なお、1回払いを利用できるのは、エポスATM、Netキャッシング、電話キャッシング、海外キャッシングのみとなります。
エポスカードのキャッシングの支払い方法
エポスカードのキャッシングの支払い方法には、口座引落とご持参払いとがあります。
それぞれについて解説します。
口座引落
指定の預金口座から口座引落で支払う方法です。
エポスカードの支払日は毎月4日と27日から選ぶことができます(一部金融機関は27日のみ)。
支払日が金融機関休業日の場合は、翌営業日が引落日となります。
- 4日が支払日:4日締め・翌月4日支払
- 27日が支払日:27日締め・翌月27日支払
全国の提携金融機関の預貯金口座から引落口座を設定することができます。
インターネット、郵送で申込の場合、既定の支払日は27日となっています。
支払日を4日に変更する場合、エポスカードでは口座登録の再手続きを通じて申込が可能です。
引落日のみの変更を希望する場合でも、あらためて口座登録の申込が必要となります。
ご持参払い
エポスATM、各種ATM、ペイジー、ネットバンキングなどで支払う方法です。
持参払の場合、支払日は5日・10日・15日・20日・25日・30日から選択可能です。
締め日・支払日は、口座引落の場合と同様です。
選択した支払日の日にちを締め日として、その翌月の応当日が支払日となります(例えば、5日の場合、5日締め・翌月5日支払)。
エポスカードでキャッシングができない原因・対処法
エポスカードでキャッシングができない原因としては、主に以下の4つが考えられます。
- 利用可能枠未設定、利用可能額不足の場合
- 登録情報の変更手続きがされていない場合
- 延滞中の場合
- カードが読取不良の場合
それぞれの内容と対処法について解説します。
利用可能枠未設定、利用可能額不足の場合
エポスカードをショッピングで利用できても、キャッシングの利用可能枠が設定されているとは限りません。
利用可能枠が未設定であれば、もちろんキャッシングを利用することはできません。
また、利用可能枠が設定されていても、その時点のキャッシングの利用可能額が借入希望額に満たなければ限度額オーバーでキャッシングを利用することはできません。
利用可能枠未設定の場合はキャッシング枠の申込、利用可能額不足の場合は返済をして枠を空けることが必要となります。
登録情報の変更手続きがされていない場合
住所・電話番号・勤務先などの情報が最新の情報になっていない場合、キャッシングの利用が制限されることがあります。
金融機関は最新の情報をもとに利用者の返済能力を調査し、利用可能枠を適切な範囲に維持しておく義務があります。
現在の登録情報に変更があれば、できるだけ速やかに変更するようにしましょう。
延滞中の場合
「残高不足で口座引落ができなかった」「期日までにATMでの返済が確認できなかった」など、少なくとも延滞状態が解消するまでは新たな借入は制限されます。
延滞しないよう注意するのはもちろんですが、実際に延滞してしまった場合は、自身の信用情報にも関わることです。
速やかにエポスカードに連絡し、対応を仰ぎましょう。
カードが読取不良の場合
カードが磁気不良などで読取不良になると、ATMでキャッシングを利用することができません。
エポスカードに連絡してカードの再発行依頼してください。
なお、急ぎでキャッシングを利用する場合は、口座振込を利用しましょう。
エポスカードのキャッシングはメリットいっぱい!特徴を理解して賢く利用
最後に、エポスカードのキャッシングのメリットをまとめます。
- キャッシング枠は審査に通過すると付けられる
- ATM、Net、電話キャッシングは手数料無料
- エポスカードの金利は年率18.0%
- 支払方法はリボ払いと1回払いで選択可能
エポスカードのキャッシングは、クレジットカードに付帯するキャッシングでありながら、借入方法・返済方法ともに手段が豊富でとても使い勝手が良いです。
また、国内での借入・返済ともにATM利用手数料がかかるとする金融機関も多い中、エポスカードでは国内での借入・返済はいずれも手数料無料で利用することができます。
キャッシング枠は、付いていると無駄遣いにつながるケースもありますが、いざというときの助けになることも事実です。
エポスカードのキャッシング枠を理解して、賢く便利に利用しましょう。