Orico Card THE PLATINUMは、オリコ最高のステータスかつオリコ最高のポイント還元率を誇るプラチナカードです。
誕生月には、なんと2%以上のポイント還元を受けられます。
リーズナブルな年会費ながら、Mastercardが提供するプレミアムカード向けサービスも使え、プラチナカードならではのメリットも豊富です。
Orico Card THE PLATINUMのメリットやデメリット、どんな特徴があるのかをまとめました。
- ポイント還元率が高い
- 年会費が安い
- 家族カードが無料
- Mastercard Taste of Premiumが利用可
- ポイントの有効期限が1年間
- ラウンジ・キーが無料なのは年6回まで
- 利用限度枠は最大300万円
※本記事の価格は全て税込みです。
年会費 | 永年無料 | 追加カード | ETCカード/家族カード |
---|---|---|---|
還元率 | 1.00%~ | ポイント | オリコポイント |
マイル | ANA/JAL | 付帯保険 | - |
電子マネー | iD/QUICPay | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
Orico Card THE PLATINUMの特徴・基礎知識
Orico Card THE PLATINUM | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~2.5% |
マイル | 0.5%〜1.5% | |
年会費 | 初年度 | 20,370円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 無料(3枚まで) | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円 (自動付帯5,000万円 + 利用付帯5,000万円) |
国内 | 最高1億円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | iD、QUICPay | |
国際ブランド | Mastercard | |
発行会社 | 株式会社オリエントコーポレーション | |
発行期間 | 2~3週間程度 |
Orico Card THE PLATINUMは、オリコカードの中で最高ステータスのクレジットカードです。招待制ではなく、直接申込みできます。
年会費は22,000円と、プラチナカードとしては格安クラス。
年会費が安くポイント還元率が高いのに、プラチナカードのステータスや質の高いサービスがしっかり付帯します。
なお、国際ブランドはMastercardのみです。
Orico Card THE PLATINUMのメリット・優待特典
Orico Card THE PLATINUMのメリットや優待特典を分析し、コスパ最強といわれる所以を徹底解説します。
- 誕生月はポイント2%還元
- 家族カードが無料
- 国内外約1,000ヶ所の空港ラウンジを使える
- グルメ優待などのプラチナサービス
- 個人賠償責任保険など手厚い補償
誕生月はポイント2%還元
Orico Card THE PLATINUM最大の特徴は、ポイント還元率の高さです。
通常は、ショッピング利用100円につき1オリコポイントが貯まります。基本ポイント還元率は1.0%です。
誕生月の利用ならポイントが1.0%加算されて、合計2.0%にポイントアップします!
さらに、iD・QUICPayで決済すると+0.5%のポイント加算があります(iD・QUICPay利用によるポイント加算は通年)。
そのため、誕生月にiD・QUICPayを使えばポイント還元率は2.5%になるということです。
その他にも、次のような条件でポイントが加算されます。
内容 | 加算ポイント |
---|---|
オリコモール利用 | +1.0% |
iD・QUICKPayの利用 | +0.5% |
リボルビング払いの利用 | +0.5% |
海外利用 | +0.5% |
誕生月の利用 | +1.0% |
家族カードが無料
Orico Card THE PLATINUMの家族カードは、最大3枚発行できます。家族カードの年会費は無料です。
仮に3枚発行した場合、1枚あたりの年会費は5,500円となります。
ただでさえ年会費が安いのに、5,500円でプラチナカードが持てると考えると、非常にお得ですね!
他のプラチナカードと比較しても、その差は歴然です。
カード名 | 本カード年会費 | 家族カード年会費 |
---|---|---|
Orico Card THE PLATINUM | 22,000円 | 無料 |
セゾンプラチナアメックス | 22,000円 | 3,300円 |
MUFGプラチナアメックス | 22,000円 | 1枚無料、2枚目から3,300円 |
JCBプラチナ | 27,500円 | 1枚無料、2枚目から3,300円 |
国内外約1,000ヶ所の空港ラウンジを使える
Orico Card THE PLATINUMには、世界1,100ヶ所以上の空港ラウンジを使える「ラウンジ・キー」が付帯します。
ラウンジ・キーは、プライオリティ・パスと同じ系列の会社が提供するサービスです。
使えるラウンジの数はプライオリティ・パスより若干少ないですが、世界の主要都市の多くの空港ラウンジを利用できます。
利用料は、本会員・家族会員ともに年間6回まで無料です。同伴者は1回あたり32米ドル(約3,520円/1ドル=110円計算)です。
家族で海外旅行をする機会がある方は、旅行に備えて家族カードを発行しておくのも良いですね。
国内ラウンジも利用可能
国内主要空港とホノルル・韓国(仁川)のラウンジは、回数に制限がありません。本カードと家族カード会員は何度でも無料で利用できます。
さらに、一部の空港を除き同伴者1名も無料で利用可能です。プラチナカードならではの特典ですね。
羽田・静岡・中部国際・伊丹・岡山・松山・大分・ホノルル・韓国
グルメ優待などのプラチナサービス
Orico Card THE PLATINUM会員は、Mastercardのプレミアムカード向け優待特典「Mastercard Taste of Premium」を利用できます。
- 国際線手荷物宅配優待サービス
- 空港クローク優待サービス
- コンシェルジュサービス
- ダイニング by 招待日和
中でも特にメリットが大きいのが、グルメ特典の「ダイニング by 招待日和」です。
招待日和が厳選した全国約200の対象レストランを2名以上で利用すると、コース料金が1名分無料になります。
1ヶ月に2回まで利用できるので、年間数回利用すればそれだけで年会費の元が取れますよ。
個人賠償責任保険などの手厚い補償
Orico Card THE PLATINUMは、保険の種類が豊富なのも特徴です。
- 海外・国内旅行傷害保険(自動付帯)
- 海外・国内航空機遅延保険
- ショッピングガード
- 個人賠償責任保険
他のクレジットカードになかなか付帯しないのが、個人賠償責任保険です。
たとえば子どもが他人の車に石をぶつけてしまった、自転車同士でぶつかってケガをさせてしまった等、日常生活で損害賠償責任を負うことになった場合に保険金が支払われます。
旅行中だけでなく、日常生活の「万が一」もサポートしてくれるので心強いですね。
なお、保険金は最高100万円で、1事故につき10,000円の免責金額(自己負担)を払う必要があります。
Orico Card THE PLATINUMのデメリット
コスパ最強プラチナカードと名高いOrico Card THE PLATINUMにも弱点はあります。
メリットと比較して、自分にとってはどちらが上回るかを事前に確認しましょう。
- ポイントの有効期限が1年間
- ラウンジ・キーが無料なのは年6回まで
- 利用限度枠は最大300万円
ポイントの有効期限が1年間
オリコポイントの有効期限は、ポイント加算月を含めた12ヶ月後の月末です。
クレジットカードのポイント有効期限は、一般カードでも2~3年が主流です。
中には実質無期限(ポイントを獲得/利用するたびに有効期限が延びる)のカードもあることを踏まえると、デメリットと言わざるを得ません。
オリコポイントは500ポイントから交換が可能です。
ポイント還元率は1%なので、年間50,000円以上使っていれば500ポイントを獲得できます。
つまり、年間50,000円未満の使用の場合は、獲得したポイントが無駄になってしまいます。
ラウンジ・キーが無料なのは年6回まで
Orico Card THE PLATINUMに付帯するラウンジ・キーで空港ラウンジを無料利用できるのは年6回までです。
7回目以降は、1回あたり32米ドルの利用料金がかかります(約3,520円/1ドル=110円計算)。
海外出張が多い等、年間7回以上海外へ行く方にとってはデメリットとなり得る点です。
利用限度枠は最高300万円
Orico Card THE PLATINUMの利用限度枠は最高300万円です。
プラチナカードとしては限度額が低いと感じる方もいるかもしれません。
1ヶ月に300万円以上クレジットカードを使う方は、サブカードとして他のクレジットカードを併用することで、このデメリットを解消できます。
セゾンプラチナアメックスと比較
年会費が同じセゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード(セゾンプラチナアメックス)とOrico Card THE PLATINUMを比較してみました。
セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス(R)・カード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.75%〜1.0% |
マイル | 1.0% | |
年会費 | 初年度 | 22,000円 |
2年目以降 | ||
家族カード | 1枚につき3,300円 | |
旅行保険 | 海外 | 最高1億円(利用付帯) |
国内 | 最高5,000万円(自動付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | アメリカン・エキスプレス | |
発行会社 | 株式会社クレディセゾン | |
発行期間 | 最短3営業日(セゾンカウンター受取) |
年会費・ポイント還元率・特典の3つに絞って、2つのカードを比較します。
年会費で比較
Orico Card THE PLATINUMもセゾンプラチナアメックスも、本カードの年会費は22,000円です。
違いがあるのは、家族カードの年会費です。
Orico Card THE PLATINUMの家族カード年会費は無料で、セゾンプラチナアメックスの家族カード年会費は1枚あたり3,300円です。
仮に家族カードを3枚作る場合、本カードと合計4枚分の年会費に大きな差が出ます。
- Orico Card THE PLATINUM:合計22,000円
- セゾンプラチナアメックス:合計31,900円
その差は9,900円です。家族カードを発行する場合のコストはOrico Card THE PLATINUMに軍配が上がりますね。
ポイントで比較
まずは、基本のポイント還元率を比較します。
- Orico Card THE PLATINUM:1.0%
- セゾンプラチナアメックス:0.5%
単純な還元率だけで見るとOrico Card THE PLATINUMのほうが高いです。
ただし、ポイントをJALマイルに変える場合には還元率が逆転します。
JALマイルを貯めたい場合には、セゾンプラチナアメックスのほうが有利です。
- Orico Card THE PLATINUM:0.5%
- セゾンプラチナアメックス:最大1.125%
また、セゾンプラチナアメックスの「永久不滅ポイント」は、その名の通り有効期限がありません。
オリコポイントの有効期限は1年間なので、ポイント還元率と有効期限のどちらを重視するかで見極めるとよいでしょう。
特典で比較
特典や補償は2枚ともプラチナカードらしく充実していますが、強い優待サービスに違いがあります。
優待特典 | セゾンプラチナ | Orico Card THE PLATINUM |
---|---|---|
ショッピング等の優待 | ・西友・リヴィン・サニーで5%オフ ・パルコで5%オフ ・コナミスポーツクラブの優待 ・休暇村の優待 など | ・Orico Club Off ・ゴルフ、クルーズ優待 など |
グルメ優待 | オントレ | ダイニング by 招待日和 |
トラベル優待 | ・プライオリティ・パス(本会員のみ) ・ハイヤー送迎優待 など | ・ラウンジ・キー(家族会員も対象) ・Boingo Wi-fi など |
保険 | ・年間300万円まで補償のショッピング安心保険 ・オンライン・プロテクション ・海外/国内旅行傷害保険 ・航空機遅延保険 | ・年間300万円までのショッピングガード ・個人賠償責任保険 ・海外/国内旅行障害保険 ・航空機遅延保険 ・個人賠償責任保険 |
コンシェルジュサービスなど、両カードに共通している特典は省略しました。
大きく違うのは、グルメ優待・海外ラウンジサービス・保険の内容です。
- 【Orico Card THE PLATINUMがおすすめ】
家族カードを作る方、ポイント還元率やグルメ優待を重視する方 - 【セゾンプラチナアメックスがおすすめ】
海外へ年間7回以上行く方、JALマイルを貯めたい方
Orico Card THE PLATINUMの審査
公式サイトで確認できるOrico Card THE PLATINUMの申込資格は以下です。
原則として年齢20歳以上 安定した収入がある方
これ以上の詳しい審査基準は公表されていませんが、過去のクチコミ等からある程度は推測できます。
Orico Card THE PLATINUMの審査基準
Orico Card THE PLATINUMは「一般カードよりは厳しいけれど、比較的取得しやすい」と推定できます。
その理由は、年会費の安さと、申込みの間口が広いことです。
オリコカードの審査に落ちた…原因と審査基準、難易度を調べてみた年会費の安さ
一般的に、クレジットカードの審査難易度と年会費の金額は比例するといわれています。
くり返しになりますが、Orico Card THE PLATINUMの年会費は22,000円です。
年会費無料のクレジットカードが多く流通していることを踏まえると、クレジットカード全体で見ると高額な部類です。
しかし、プラチナカードの中には年会費が10万円を超えるものもあります。スタンダードなプラチナカードでも年会費は50,000円ほどが相場です。
そのため、プラチナカードとしては比較的作りやすく、初めてプラチナカードを発行する方にもおすすめできます。
申込みの間口が広い
「安定した収入があること」を条件とするクレジットカードは多いのですが、何をもって安定収入と判断するのかは各カード会社によって異なります。
Orico Card THE PLATINUMの申込み画面には、職種選択欄に「臨時・パート・アルバイト」や「主婦で収入がなく配偶者収入がある方」という項目があります。
つまり、アルバイトの方や主婦の方でも、申込み自体は可能です。
パート・アルバイトの方や主婦の方は申込み自体できないプラチナカードもあるので、それらに比べるとOrico Card THE PLATINUMは作りやすいといえるでしょう。
ただし、本人に収入のある会社員の方のほうが審査には有利です。
Orico Card THE PLATINUMの審査を通すコツ
Orico Card THE PLATINUMを申し込む際は、次の点に注意すると審査通過率をアップできます。
- 多重申込は避ける
- 下位カードからのランクアップを狙う
多重申込は避ける
Orico Card THE PLATINUMの審査に落ちてしまったときのために…と、複数のクレジットカードを同時に申し込むのは避けましょう。
短期間に複数のクレジットカードを申し込むと「現金がなくて困っているのか」「キャンペーン特典狙いだろうか」など懸念される可能性があり、審査に悪影響です。
申込み前にしっかりと厳選し、自分に必要な1枚を見極めてから申し込んでくださいね。
なお、一度Orico Card THE PLATINUMの審査に落ちてしまい、再度申し込む場合には、前回の申込みから6ヶ月以上経ってから申し込みましょう。
下位カードからのランクアップを狙う
審査に不安がある方は、オリコが発行しているクレジットカードで、Orico Card THE PLATINUMよりも作りやすいカードを申し込むのがおすすめです。
下位カードを半年~1年ほど使って、支払いが遅れないようにし、オリコとの信頼関係を構築しましょう。
年会費無料の一般カード「Orico Card THE POINT」や、年会費1,986円のゴールドカード「Orico Card THE POINT PREMIUM GOLD」はオリコ公式でもプッシュされており、発行しやすいと推測できます。
特に、Orico Card THE POINT PREMIUM GOLDはポイント還元率も高いので、Orico Card THE PLATINUMを検討している方にもおすすめです。
オリコモール利用で+1.0%、iD・QUICPayの利用で+0.5%の特別加算があります。
新規入会&利用キャンペーンを利用してお得にオリコカードを手に入れてみてはいかがでしょうか。
Orico Card THE PLATINUMがおすすめなのはこんな方
- ポイント還元率の高いプラチナカードが欲しい方
- コスパの良いプラチナカードが欲しい方
- 家族カードを3枚発行したい方
- 毎月の利用額が300万円以下の方
Orico Card THE PLATINUMは、お手頃な年会費で充実のプラチナサービスを受けられるクレジットカードです。
ポイント還元率も高く、コストパフォーマンスは数あるプラチナカードの中でもトップクラスといえます。
クレジットカードに対して過剰なステイタスは求めず、コスパやサービスの質を重視する方にとっては満足度の高い1枚になるでしょう。