セブンカード・プラスのメリットとデメリット
  • 2024年2月9日
  • 2024年3月18日
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セブンカード・プラスはnanacoチャージでポイントが貯まるカード

セブンカード・プラスはセブン-イレブンやイトーヨーカドーといったセブン&アイグループでの買い物がお得になるカードです。

プリペイド式電子マネーのnanacoにチャージできるカードでもあり、セブン&アイグループのお店やnanacoを利用する頻度が高い方には必須のカードと言えます。

さらに、nanacoとセブンカード・プラスをうまく活用することで税金がお得になる裏技もあります。

本記事ではセブンカード・プラスのメリット・デメリットや、nanacoと組み合わせてお得に使う方法などを徹底解説します。

セブンカード・プラスのメリット
  • イトーヨーカドー・ヨークマートならポイント還元率が2倍
  • その他の対象店舗でも還元率が2~3倍
  • イトーヨーカドーのハッピーデーで対象商品5%割引
  • nanacoにチャージできるカード
  • nanaco一体型を選べばお財布がスッキリ
  • 税金の支払いで0.5%のポイント還元を受けられる
セブンカード・プラスのデメリット
  • 旅行傷害保険なし
  • セブン&アイグループ・nanacoユーザー以外はメリットが薄い

※本記事の価格は全て税込みです。

セブンカードプラス
年会費 永年無料 追加カード ETCカード/家族カード
還元率 0.5%~ ポイント nanacoポイント
マイル ANA 付帯保険 ショッピング
電子マネー QUICPay/nanaco スマホ決済 Apple Pay/Google Pay
セブン&アイグループで高還元!nanaco利用でもっとお得に矢印キャンペーンサイトを見る

セブンカード・プラスの特徴・基礎知識

セブンカードプラス紐付型

セブンカード・プラス
還元率ポイント0.5~1.5%
マイル0.25~0.725%
年会費初年度無料
2年目以降
家族カード
旅行保険海外なし
国内
ETC年会費無料
発行手数料
電子マネーQUICPay、nanaco
国際ブランドJCB
発行会社株式会社セブン・カードサービス
発行期間最短1週間

セブン&アイグループである株式会社セブン・カードサービスが発行しているクレジットカードです。

以前はセブンカードというクレジットカードも発行していました(現在は新規発行停止)。

セブンカードをベースに、nanacoとの連携を強化したのがセブンカード・プラスです。

カード利用でnanacoポイントが貯まる、電子マネーnanacoへクレジットチャージできるといった特長を持ちます。

また、イトーヨーカドーなどセブン&アイグループで利用することで割引やポイント還元率アップなどの特典を受けられます。

nanacoチャージでポイントが貯まるのはセブンカード・プラスだけ

セブンカードでnanacoクレジットチャージ

セブンカード・プラスはクレジットチャージ機能に新規登録できて、チャージ時にnanacoポイントが貯まるカードです。

以前は他のクレジットカードも登録できました。

しかし、2020年3月以降セブンカードシリーズしか登録できないようにサービス内容が変更されています。
※現在はApple Payがnanacoに対応しており、そちらにカード登録を行えば他のクレジットカードでもnanacoチャージ可能となりました。
ただし、チャージ時のnanacoポイント還元は受けられません。

以下のとおり、nanacoへのチャージとnanacoでの支払いによるポイントの2重取りができます。

  • nanacoへのチャージ:200円につき1ポイント
  • nanacoでの支払い:200円につき1ポイント
  • 合計:200円につき2ポイント

貯まったポイントはさらにnanacoにチャージできるので無駄もありません。

nanacoは電子マネーでありながら税金や公共料金の支払いにも対応しています。

セブンカード・プラスでnanacoにチャージした分で税金を支払うことで、間接的に0.5%分の還元を受けられるわけです(支払いはポイント付与対象外)。

nanacoで税金を払う際の注意点

nanaco+セブンカード・プラスの組み合わせなら税金の支払いで間接的にポイントが貯まります。

非常にお得ですが、利用にはいくつか注意点があります。

nanacoで税金を払う際の注意点
  • nanacoのチャージ上限は50,000円
  • 1回のクレジットチャージ金額は30,000円
  • クレジットチャージは1日1回まで
  • カードタイプは申し込み後に店舗で受け取り手続きが必要
  • セブンカード・プラス1枚でカードタイプ1枚+nanacoモバイル1台まで登録可能

nanacoのチャージ上限は50,000円です。

つまり、通常50,000円を超える税金はnanacoで全額を支払いきれないということになります。

しかし、実は裏技を使えば高額な税金もnanacoで支払えます。

少しややこしいですが、「センターお預かり分」を活用することで50,000円以上の税金をnanacoで支払うことができます。

センターお預かり分の使い方

センターお預かり分とは
nanacoへクレジットチャージした分は、すぐに残高へ反映されない。
残高に反映されるまでは、チャージ金額はセンターで預かられる。
クレジットカードチャージ申し込み後、店舗のレジやATMで残高確認すると受け取れる。

センターお預かり分を利用して最大13万円分の支払いが可能

センターお預かり分を利用すると、最大13万円分の支払いが可能です。

残高が50,000円ある状態でチャージすると、チャージ分がセンターお預かり分になります。これはnanacoモバイルも同様です。

そして、センターお預かり分も残高と同じく最大50,000円までチャージできます。

50,000円を残高で支払い、すぐにセンターお預かり分を残高に反映することで合計10万円分を支払うことが可能となるのです。

ただし、クレジットチャージできるのは1日1回30,000円までという制限があるため、裏技を使うには日数がかかります。

よって、10万円を支払うには最短でも4日かかります。

  1. 1日目:30,000円チャージ
  2. 2日目:20,000円チャージ&残高確認
  3. 3日目:30,000円チャージ
  4. 4日目:20,000円チャージ&レジで支払い

さらに、10万円分チャージした次の日に支払いを実施し、その場でnanacoモバイルから30,000円チャージすれば13万円まで支払い可能です。

2つのnanacoを利用すれば23万円まで支払える

nanacoカードモバイルナナコ

セブンカード・プラスはカードタイプ1枚+nanacoモバイル1台まで登録できます。

2つのnanacoを活用すれば、最大23万円まで支払いが可能です。

  1. 1日目:2つのnanacoに30,000円ずつチャージ
  2. 2日目:2つのnanacoに20,000円ずつチャージ&カードタイプの残高確認
  3. 3日目:2つのnanacoに30,000円ずつチャージ
  4. 4日目:2つのnanacoに20,000円ずつチャージ
  5. 5日目:レジで支払い&nanacoモバイルに30,000円クレジットチャージ

手間と時間はかかるものの、公正に決められた税金が節約できるチャンスはあまりありません。

高額な税金の請求予定があるなら、ぜひこのテクニックの活用を検討してください。

セブンカード・プラスのメリット・優待特典

セブンカード・プラスのメリット・優待特典は以下の通りです。

セブンカード・プラスの優待特典・メリット
  • nanacoポイントがザクザク貯まる
  • 8のつく日は全国のイトーヨーカドーで対象商品5%割引
  • nanaco一体型も選べる

nanacoポイントがザクザク貯まる

セブンカード・プラスを利用するとnanacoポイントが貯まります。

通常時のポイント還元率は0.5%(200円で1ポイント)

しかし、対象店舗で利用するとポイント還元率がアップします。

とくにセブン&アイグループで使うとお得です。

対象店舗でポイント還元率が1.0~1.5%

イトーヨーカドー・ヨークマート

イトーヨーカドー・ヨークマートをはじめとする対象店舗でカードを利用すると、200円につき2ポイント貯まり、還元率は1.0%にアップします。

  • イトーヨーカドー
  • ヨークマート
  • イトーヨーカドーネットスーパー
  • セブン-イレブン
  • デニーズ
  • 西武・そごう
  • アリオ
  • 7ネットショッピング
  • ビックカメラ
  • ENEOS(でんき/ガス含む)
  • サミットエナジー

また、バーニーズニューヨークおよび八ヶ岳高原ロッジで利用した場合は200円で3ポイント貯まり、還元率は1.5%とかなり高めです。

カードを提示して現金払いした場合は還元率が下がり、200円につき獲得できるのは1ポイントになります。

なお、イトーヨーカドーネットスーパーを利用する際は、以下の内訳で1.0%のポイント還元を受けられます。

  • nanaco番号を登録して200円につき1ポイント
  • クレジット払いで200円につき1ポイント
  • 合計で200円につき2ポイント

対象製品購入でボーナスポイントがもらえる

セブンカード・プラス ボーナス

セブンカード・プラスで対象製品を購入するとボーナスポイントがもらえます。

ボーナスポイントは商品によって異なりますが、1回で10ポイント以上獲得できることも多いです。

ボーナスポイントがもらえる店舗と条件は以下の通りです。

店名クレジット払いnanaco払い
セブンイレブン
イトーヨーカドー
ヨークマート
ヨークベニマル-
デニーズ-

ヨークベニマルとデニーズはnanaco払いのみボーナスポイントの対象です。

その他の店舗はクレジット払いとnanaco払い、どちらでもボーナスポイントがもらえます。

年間利用額に応じて累計ボーナスポイントをもらえる

累計ボーナスnanacoポイント

セブンカード・プラスを利用すると、年間利用額に応じて累計ボーナスnanacoポイントがもらえます。

  • 100万円以上の利用⇒3,000ポイント
  • 150万円以上の利用⇒10,000ポイント
  • 以降100万円の利用ごと⇒+10,000ポイント

対象となるのはイトーヨーカドーおよびヨークマートでの利用金額です。

カード提示&現金払いも計上に含まれます。

イトーヨーカドー・ヨークマートでクレジット払いを100万円分利用すると、累計ボーナスとして3,000ポイント進呈されます。

通常分の10,000ポイントと合わせると、実質還元率は1.3%にものぼります。

8のつく日は全国のイトーヨーカドーで対象商品5%割引

イトーヨーカドーのハッピーデーで対象商品5%OFF

セブンカード・プラスを持っていると、毎月8のつく日に全国のイトーヨーカドーで対象商品が5%の割引となります。

イトーヨーカドーでは毎月8のつく日(8/18/28日)に「ハッピーデー」を開催しています。

ハッピーデーにセブンカード・プラスを使えば(nanaco払い含む)食料品や衣類、日用品などさまざまなものを5%オフで購入できます。

なお、ハッピーデーも1%のポイント還元は受けられます。

nanaco一体型も選べる

セブンカード・プラス一体型

セブンカード・プラスはnanaco一体型カードも用意されています。

一体型を選べば、1枚でクレジットカードと電子マネーの2役を果たしてくれます。

持ち運ぶカードの枚数が減り、財布の中がスッキリしますよ。

なお、すでに持っているnanacoカードを引き続き利用したい場合は紐付型を選べばOKです。

ニーズに合わせて一体型と紐付型を選べるのもセブンカード・プラスの魅力と言えます。

セブンカード・プラスのデメリット

セブンカード・プラスにはメリットもありますが、デメリットもあります。

両面をしっかりチェックし、他のカードで補うなど工夫しましょう。

セブンカード・プラスのデメリット
  • 旅行傷害保険なし
  • セブン&アイグループ・nanacoユーザー以外はメリットが薄い

旅行傷害保険なし

TRAVEL

セブンカード・プラスには旅行傷害保険が付帯していません。

頻繁に旅行や出張へ行く方は旅行傷害保険が付帯しているカードを持っておくのがおすすめです。

年会費無料でも旅行傷害保険が付帯しているカードはいくつかあります。

  • JCB CARD W
  • エポスカード
  • 楽天カード
  • 三井住友カード(NL)
  • リクルートカード
  • Booking.comカード

リクルートカード、Booking.comカードは国内・海外両方の旅行傷害保険が付帯します。

旅行に行くなら、上記のカードを併用することも検討しましょう。

セブン&アイグループ・nanacoユーザー以外はメリットが薄い

セブンカード・プラスはセブン&アイグループやnanacoを利用しない方にはメリットがあまりありません。

通常時のポイント還元率は0.5%です。

楽天カードやJCB CARD Wといったどこでも1%のポイントを得られるカードと比べれば見劣りします。

旅行傷害保険や空港ラウンジといった特典も特にありません。

イトーヨーカドーでは対象商品の5%割引がありますが、イトーヨーカドーを利用しないならメリットにはなりません。

セブン&アイグループのお店やnanacoを利用しないなら、あえて作るメリットは薄いと言えます。

セブンカード・プラスの審査

入会

ここからはセブンカード・プラスの審査について解説します。

結論から言うと、セブンカード・プラスの審査はそこまで厳しくありません。

流通系カードに分類されるため、比較的作りやすいカードです。アルバイトやパートなどで高額でなくとも安定した収入があれば学生や主婦でも作れる可能性があります。

セブンカード・プラスの審査に落ちた…原因と審査基準から対策方法

セブンカード・プラスの審査基準

セブンカード・プラスが公表している入会資格は以下の通りです。

1.原則として18歳以上で、ご本人または配偶者に継続して安定した収入がある方
2.18歳以上で学生の方(高校生除く)

引用元:お申し込みから入会までの流れ|セブンカード

高校生を除く18歳以上から申し込めます。学生(大学生や専門学校生)も対象です。

「配偶者に継続して安定した収入がある方」と書いてある通り、専業主婦でも申し込めます

その他の条件は非公開ですが、無職で全く返済能力がない方でなければ審査に通る可能性は十分あります。

正社員はもちろん、アルバイトやフリーターでも定期的な収入があれば申し込み可能です。

ただし、信用情報(クレヒス)には注意しましょう。

過去に他のカードで支払いを延滞・滞納しているとクレヒスに傷がつきます。

クレヒスに傷がついていると信用力を低く評価され、審査に落ちやすいです。

セブンカード・プラスの審査に通るコツ

セブンカード・プラスの審査に通るコツは以下の通りです。

セブンカード・プラスの審査に通るコツ
  • 確認の電話に必ず出る
  • 多重申し込みをしない
  • キャッシング枠を0にする

確認の電話に必ず出る

セブンカード・プラスの審査では確認の電話がかかってきます。

公式サイトにも「カード発行手続きに際し、ご自宅またはお勤め先に連絡させていただきます。」と明記されています。

申し込み直後は電話に出られるようにしておいてください。

また、未成年が申し込む場合は親権者へ連絡があります。

親にセブンカード・プラスから連絡が来ることを事前に伝えておくとスムーズです。

多重申し込みをしない

セブンカード・プラスを申し込む際は多重申し込みを避けてください。

複数のカードを同時に申し込むことを多重申し込みと言います。

「貸し倒れのリスクが高い」「キャンペーン目当てではないか」などと判断され、審査に落ちやすいです。

カードを申し込んだ履歴はクレヒスに半年間記録されますが、半年空けてから申し込めば多重申し込みと判断される心配はありません。

キャッシング枠を0にする

審査通過を第一に考えるなら、キャッシング枠を0にして申し込んでください。

クレジットカード会社からお金を借りることをキャッシングと言います。

キャッシングを利用するならキャッシング枠の申し込みが必要です。

カード申し込み時にキャッシング枠をつけると、その分審査が厳しくなります。

キャッシング枠はカード発行後につけることも可能です。

とにかく審査に通過したい場合はキャッシングなしで申し込みましょう。

申し込みフォームにキャッシング枠の希望を問う項目があります。

「その他」にチェックを入れ、入力欄に「0」を入力すればOKです。

セブンカード・プラス キャッシング

セブンカード・プラスがおすすめなのはこんな方

セブンカード・プラスは次のような方におすすめです。

セブンカード・プラスがおすすめなのはこんな方
  • セブン&アイグループを頻繫に利用する方
  • nanacoを利用する方
  • 税金をお得に支払いたい方

セブン&アイグループではポイント還元率が1.0%にアップします。

イトーヨーカドー・ヨークマートなら累計金額に応じてボーナスポイントがもらえ、さらに対象商品5%割引も受けられます。

また、セブンカード・プラスはnanacoにチャージできるです。オートチャージ設定も簡単です。

日常の買い物ではポイントを2重取りでき、さらにはチャージによる還元で税金の負担を少し軽くできます。

nanacoを活用するなら、セブンカード・プラスはマストです!