リクルートカードは基本還元率が1.2%と高く、「どこで使ってもポイントが貯まるカードがほしい」という方に狙い目の1枚です。
じゃらん・ホットペッパービューティーといったリクルート関連サービスを利用すると、最大3.2%のポイントをゲットできます。
「貯めたポイントはどこで使えるの?」「リクルートカードの審査に通るコツは?」などの疑問にもお答えしていくので、申込みを悩んでいる方はぜひ検討材料にしてください。
- リクルートカードでポイントを効率的に貯める方法、有効なポイントの使い方
- メリットだらけ?リクルートカードのデメリットを挙げるならココ
- リクルートカードの審査に関する情報
※本記事の価格は全て税込みです。
年会費 | 永年無料 | 追加カード | ETCカード/家族カード |
---|---|---|---|
還元率 | 1.2%~ | ポイント | リクルートポイント |
マイル | - | 付帯保険 | 海外旅行/国内旅行/ショッピング |
電子マネー | QUICPay | スマホ決済 | Apple Pay/Google Pay |
リクルートカードの特徴・基礎知識
リクルートカード | ||
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還元率 | ポイント | 1.2%~3.2% |
マイル | 0.6% | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | 最高1,000万円(利用付帯) | |
ETCカード | 発行手数料 | JCB:無料 Visa、Mastercard:1,100円 |
年会費 | 無料 | |
電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | JCB、Visa、Mastercard | |
発行会社 | JCB | 株式会社ジェーシービー |
Visa、Mastercard | 三菱UFJニコス株式会社 | |
発行期間 | 最短1週間 |
リクルートカードは、年会費が一切かからないにも関わらず、どこで使っても常に1.2%分のポイントを獲得できます。
さらに、リクルートが運営するじゃらん・ホットペッパービューティー・ホットペッパーグルメなどを利用すれば、最大3.2%まで還元率を上げられるのが特徴です。
貯まったポイントはリクルート系サービスでの利用はもちろん、Pontaポイント・dポイントへ交換し、それぞれの加盟店でも使うこともできます。
リクルートカードのポイントの貯め方
リクルートカードはリクルートが提供するサービスを利用すると、最大3.2%の高還元を狙えるメリットがあります。
ここでは、リクルートカードでポイントを貯める方法を紹介します。
- 日常のお買い物・固定費の支払いで1.2%還元
- 電子マネーへのチャージも1.2%還元の対象
- じゃらんの宿泊予約で3.2%還元
- ホットペッパービューティで予約すると3.2%還元
- ホットペッパーグルメの利用で予約人数×50ポイント付与
日常のお買い物・固定費の支払いで1.2%還元
リクルートカードは、どこで決済しても1.2%分のポイントが還元されます。
水道光熱費・保険料・携帯電話の利用料金などの固定費の支払先もリクルートカードに集約するのがおすすめです。
仮に1ヶ月あたりの固定費が30,000円の場合は毎月360円、1年で4,320円相当のポイントを獲得できます。
電子マネーへのチャージも1.2%還元の対象
リクルートカードのメリットは、カードでの直接決済に限らず、電子マネーへのチャージも1.2%還元の対象になるところです(Visa/Mastercardのみ)。
ただし、対応する電子マネーは国際ブランドによって異なります。
- Visa・Mastercard:楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCA
- JCB:モバイルSuica
モバイルSuica以外の電子マネーも利用する予定なら、VisaかMastercardを選びましょう。
また、楽天EdyとモバイルSuicaはリクルートポイントに加えて電子マネー決済時にもポイントが貯まるので、1度のお支払いでポイントの二重取りが可能です。
対応電子マネー | 電子マネー独自のポイント | 電子マネーの還元率 | 合計還元率 |
---|---|---|---|
楽天Edy | 楽天ポイント | 0.5% | 1.7% |
モバイルSuica | JRE POINT | 鉄道利用時:2% えきねっとで切符を購入:0.5%~5% JRE POINT加盟店の利用:1% | 1.7~6.2% |
SMART ICOCA | J-WESTポイント | なし※ | 1.2% |
楽天Edyならどこで利用しても0.5%の楽天ポイントが貯まり、リクルートカードでチャージするだけで実質1.7%もの還元を受けられます。
一方モバイルSuicaのJRE POINTは、鉄道利用時・えきねっとで切符を購入・JRE POINT加盟店の利用など付与されるシーンが限定されているので、使い分けましょう。
また、以前対象に含まれていたnanacoは、現在新たにリクルートカードによるチャージができません。
じゃらんの宿泊予約で3.2%還元
宿泊予約サイト「じゃらんnet」を通してホテルや旅館を予約した際のポイント上乗せは2%です。
リクルートカードで宿泊料金を決済することで、合計3.2%のポイントが貯まります。
ホットペッパービューティーで予約すると3.2%還元
画像引用元:お得サロン特集 | ホットペッパービューティー
ホットペッパービューティーを利用して美容院やネイルサロンを予約すると、最大3.2%のポイントが貯まります。
3.2%の内訳は、リクルートカード決済の基本還元率1.2%と、Hot Pepper Beautyの予約・来店時の還元率2%です。
Hot Pepper Beautyは日本最大級の美容院やヘアサロンの検索・予約サイトであるため、自分の好みに合ったサロンが見つかりやすいでしょう。
ホットペッパーグルメの利用で予約人数×50ポイント付与
レストランや居酒屋の検索・予約サイトホットペッパーグルメで飲食店を予約・来店すると、予約人数×50ポイントが貯まります。
たとえば10人で食事すると、10人×50ポイント=500ポイントです。
さらにリクルートカードで決済すると1.2%分の還元も得られるため、仮に食事代金が30,000円なら合計860ポイントが付与されます。
ゼクシィ内祝いやOisixでも貯まる
上記のほかにも、以下のリクルート系列サービス利用時にポイントが通常より多く付与されます。
- ゼクシィ内祝い
- じゃらんゴルフ
- リクルートかんたん支払い
- スタディサプリ ENGLISH
- Oisix
リクルートカードのポイントの使い方
リクルートカードで貯まったリクルートポイントには、以下4通りの使い道があります。
- リクルートポイントのまま系列サービスで使う
- dポイントへ交換して加盟店でも利用する
- Pontaポイントへ交換して加盟店でも利用する
- Amazonで使う
リクルートポイントのまま系列サービスで使う
リクルートポイントは、上記でも紹介したじゃらん・ホットペッパービューティ・ホットペッパーグルメなどの系列サービスにて1ポイント=1円で現金感覚で使えます。
ただし、Pontaポイントまたはdポイントへ交換することでより使い道の幅が広がります。
Pontaポイントへ交換して加盟店で利用する
1ポイント=1ポイントのレートで、リクルートポイントからPontaポイントへの交換が可能です。
Ponta ポイントへ交換すると、リクルートの系列サービスに加えてPontaポイントの提携店で利用できます。
Pontaポイントが使える主なお店は、以下のとおりです(一例)。
ジャンル | 店・サービス名 |
---|---|
コンビニ | ローソン、ローソンストア100 |
ショッピングサイト | Oisix、au PAY マーケット、ゲオ宅配レンタルなど |
飲食 | ケンタッキーフライドチキン、ココス、すき家、はま寿司など |
家電・通信 | au、コジマ、ジョーシン、ビックカメラなど |
dポイントへ交換して加盟店で利用する
リクルートポイントは、1ポイント=1ポイントのレートでdポイントへ交換できます。
dポイントへ交換すると、リクルートのサービスに加えdポイントの加盟店でもポイントを活用できます。
dポイントが使える主なお店は、以下を参考にしてください(一例)。
ジャンル | 店・サービス名 |
---|---|
コンビニ | セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップなど |
ショッピングサイト | Amazon、ショップジャパン、dショッピングなど |
ドラッグストア | ウエルシア、カワチ薬品、ココカラファイン、サンドラッグ、マツモトキヨシなど |
ファーストフード | すき家、マクドナルド、ミスタードーナツ、モスバーガー、吉野家など |
Amazonで使う
リクルートポイントは、1ポイント=1円としてAmazonでの買い物に直接使うこともできます。
使い方は簡単で、AmazonアカウントにリクルートIDを連携させ、決済画面で選択するだけです。
金額を選択できる、他の支払い方法と併用できるなど、柔軟に活用することができます。
- 海外・国内の旅行傷害保険を付帯
海外は最高2,000万円、国内は最高1,000万円 - ETCカードの年会費が無料
国際ブランドがJCBの場合は発行手数料も無料 - 国際ブランドの選択肢が多く2枚持ちも可
Visa・Mastercard・JCBから選択でき、JCB×Visaなど2枚発行もできる
リクルートカードのデメリット
高還元という大きなメリットを持つリクルートカードですが、デメリットも存在します。
申込前に、マイナス面もしっかり確認しましょう。
- ポイント付与対象となる電子マネーチャージは月間30,000円まで
- 【JCBのデメリット】電子マネーチャージ還元率が0.75%
- 【Visa/Mastercardのデメリット】ETCカード発行手数料がかかる
ポイント付与対象となる電子マネーチャージは月間30,000円まで
リクルートカードは楽天Edy・モバイルSuica・SMART ICOCAへのチャージ時に1.2%の還元を受けられますが、ポイント付与の対象となるのは月間30,000円までです。
30,001円以上のチャージ分にはポイントが一切付与されないので気を付けましょう。
月間30,000円以上電子マネーを利用するなら、他のクレジットカードも併用することでポイントの取りこぼしがなくなります。
また、以前は電子マネーnanacoものチャージ可能でしたが、2020年3月11日以降は規約改定により新規で登録できなくなりました。
現在nanacoの支払先として新たに登録できるのは、セブンカード・プラスのみです。
【JCBのデメリット】電子マネーチャージ還元率が0.75%
発行時に国際ブランドJCBを選択した場合、電子マネーチャージ還元率が0.75%に下がってしまいます。
カード決済だけでなく電子マネー決済も活用したいなら、VisaかMastercardを選択するのがおすすめです。
【Visa/Mastercardのデメリット】ETCカード発行手数料がかかる
Visa・Mastercardにもデメリットがあります。ETCカード新規発行手数料として1,100円かかることです。
発行手数料・年会費ともに無料のETCカードは多くあるので、比較すると少々もったいない支出かもしれません。
ただし、ETC利用の還元率が1.2%と高い点はメリットでしょう。
リクルートカードの審査
リクルートカードは国際ブランドによって発行会社が異なります。
Visa・Mastescardの発行元は三菱UFJニコス、JCBはジェーシービーです。
各社リクルートカードの申込条件を以下のように明示しています。
18歳以上でご本人または配偶者に安定した収入のある方、または18歳以上で学生の方(高校生を除く)。
18歳以上で、ご本人または配偶者に安定継続収入のある方。または高校生を除く18歳以上で学生の方。
引用元:リクルートカード|JCB
どちらの発行会社を選んでも申込条件は全く同じです。
申込フォームを見るとパート・アルバイト・派遣社員・契約社員でも選択できるので、これらの職業でも安定した収入とみなされるようです。
リクルートカードの審査基準
年収○○円以上なら審査クリアなどと断言できませんが、月収10万円程度でも収入が安定していれば審査に通過する可能性はあるでしょう。
リクルートカードは収入の条件はあるものの、カードの特徴を踏まえると比較的作りやすいカードと推測できます。
- 年会費が永年無料
⇒年会費有料カードより間口が広い - 提携カード
⇒プロパーカードよりもステータスが低い - 18歳以上が対象で、主婦/主夫、学生も申し込める
⇒対象者の範囲が広い
リクルートカードの審査を通すコツ
作りやすいリクルートカードとは言え、一定の基準をクリアしない方は審査に落ちます。
不安な方は、以下のコツを押さえましょう。
- 他社クレジットカード・各種ローンの支払い期日に遅れない
- 申込フォームを正確に埋める
- 副業があれば申告する
クレヒスに延滞や滞納などのマイナスな情報が載っていたり申込フォームの入力内容に誤りがあったりすると、審査に悪影響を及ぼします。
審査通過の確率を高めたいなら、クレヒスに健全な利用履歴が載るように、クレジットカードの利用料金やローンの返済金はきちんと支払いましょう。
また、申込フォームは偽りのない正確な情報を入力し、そのうえで任意の入力項目までしっかりと埋めることが大切です。
リクルートカードには、副業情報を入力する項目があります。
本業を補う収入があることは、カード会社にとって有益な情報です。もし副業収入があるなら、積極的に入力しましょう。
リクルートカードプラスの復活はある?
リクルートカードプラスは、還元率が2%という圧倒的な高還元が魅力のカードでしたが、2016年3月に新規受付を終了しました。
しかし、2024年10月現在、公式サイトにリクルートカードプラス復活に関する情報は一切ありません。
リクルートカードプラス保有者の口コミによると、2020年以降もカードは更新されており、これまでは5年だった有効期限が更新後のカードは7年に伸びているそうです。
つまり新規発行は出来ないけれど、リクルートカードプラスが絶滅したわけではなさそうです。
決して断言はできませんが、今後キャンペーンなどで復活する可能性はあるかもしれません。
気になる方は定期的に公式サイトをチェックし、情報を逃さないようにしましょう。
リクルートカードがおすすめなのはこんな方
今回の要点を踏まえると、リクルートカードは以下のような方にぴったりです。
- 基本還元率の高さを重視している方
- じゃらんやホットペッパービューティーなどをよく利用する方
- Pontaポイント・Pontaポイントを貯めている方
- 電子マネーを日常的に使っている方
リクルートカードはどこで使っても最低1.2%が還元されるため、普段のお買い物だけでもポイントがたくさん貯まります。
Pontaポイント・dポイントへ交換も可能なので、ポイントの使い道に困る心配が少ないでしょう。
他にも年会費無料ながら旅行傷害保険など還元率以外にも魅力が詰まったクレジットカードです。ぜひ検討してみてくださいね。