クレジットカードを作りたい!しかし「どうやって作ればいいの…?」と立ち止まっていませんか。
特に初めてクレジットカードを作る方は、クレジットカードの申込みから発行までの全体像を把握しておくことをおすすめします。
今回の記事では、クレジットカードの申込み時に必要なものや発行までの流れを具体的に解説していきます。
- 本人確認書類と口座情報を用意
- インターネット・店頭・郵送などで申込みできる
- 必要な情報をカード会社に送って審査結果を待つだけ
- 手軽にできるインターネット申込が最もおすすめ
クレジットカード申込時に必要なもの
クレジットカードを作る際に必要となるものがいくつかあります。事前にチェックし、スムーズに手続きを進めましょう。
- 銀行口座
- 本人確認書類
- クレジットカードを受け取る住所
- 保護者の同意(申込者が未成年の場合)
まず必ず必要なのは銀行口座です。クレジットカードで決済をした金額は、後日申告した口座から引き落とされます。
そして、多くのケースでは有効期限内の本人確認書類も必要です。運転免許証が一般的ですが、持っていない場合は健康保険証やパスポートでも問題ありません。
また、クレジットカードを受け取れる住所も申告が必須です。本人確認書類の住所と一致している必要があります。
もしも単身赴任などで住民登録のある住所以外にカードを送ってほしい場合は、カード会社に相談してみてください。住所確認書類を求め、希望の住所への送付を認めるケースがあります。
なお、未成年がクレジットカードの申込みをする場合、保護者の同意が必要となります。保護者の連絡先の記入が必要で、後日カード会社から同意確認が行われます。
クレジットカード申込みから発行までの流れ
次に、クレジットカード申込みから発行に至るまでの流れを確認しましょう。
クレジットカード会社によって申込方法は異なる可能性がありますが、基本的には下記のような流れになります。
- クレジットカードを決める
- WEBサイトから必要事項を入力(郵送の場合は申込書を記入)
- 本人確認書類を提出
- カード会社による審査
- クレジットカードの受取・確認
クレジットカードを決める
まずは、申込みするクレジットカードを決めましょう。
初めてのクレジットカードなら、年会費無料のものやセキュリティが磐石なものがおすすめです。
日常生活で利用する商業施設、交通機関と提携して発行するカードもおすすめですよ。
必要事項を申請
申込みするクレジットカードが決まれば、そのカードの公式ページの申込フォームから必要事項を入力します。
求められる情報もカード会社によって異なりますが、主に以下の項目があります。
- 氏名
- 生年月日
- 住所
- 勤務先
- 年収
- 家族構成
- 支払先口座情報
入力内容に誤りがないよう、しっかりと確認して手続きを進めてくださいね。
インターネットでの手続きに不安がある人は、公式ページから申請書を取り寄せ、手書きの申請書を返送するという方法もあります。
本人確認書類を提出
申込フォームへの入力を終えたら、本人確認書類を提出します。
インターネットで本人確認を行う場合、スマホで書類を撮影してデータをアップロードする手続きが求められます。
以下の書類が本人確認に使えます。必要な情報が裏面にも記載されている場合、両面を撮影してアップロードしましょう。
- 運転免許証
- パスポート
- 健康保険証
- 住民票
- マイナンバーカード
なお、クレジットカードの引き落とし口座に「オンライン口座振替」、「ネット口座振替」に対応している金融機関の口座情報を入力すると、本人確認が不要になることもあります。
カード会社による審査
ここまでの手続きが済めば、クレジットカード会社の審査に入ります。結果の連絡が来るのを待ちましょう。
審査完了までの時間もカード会社によってさまざまです。なんと数分で完了する場合もあります。
事前に入力した情報や書類に誤りがある場合、情報の確認をする必要があるため、時間を要することもあります。
また、何か懸念点があれば在籍確認が行われることもあります。急ぎで発行したい場合は、時間に余裕を持つようにしましょう。
クレジットカードの受取・確認
審査に通るとクレジットカードが発行されます。インターネット申し込みの場合、1週間程度で届く場合が多いです。
クレジットカードが無事届いたら、下記の2点を必ず実施しておきましょう。
- カードの種類や氏名が正しいかチェック
- 裏面に署名する
申込みをしたクレジットカードの種類や記載の氏名、有効期限などに間違いがないか必ず確認しておきましょう。もし間違いがあった場合、すぐにカード会社へ連絡する必要があります。
クレジットカードに問題がなければ、すぐに裏面の署名欄に署名をしましょう。
署名がないクレジットカードは基本的に使用できない他、補償を受けられないなどのリスクがあります。
クレジットカードの申込方法
画像引用元:ゴールドカード|アメリカン・エキスプレス
クレジットカードの申込方法は、主に以下の3通りです。
- インターネット申込
- 店頭申込
- 郵送申込
それぞれの申込方法ついて解説します。申込方法別のおすすめクレジットカードについても少し紹介しています。
インターネット申込
近年は、時間もかからず簡単に手続きができるインターネットからの申込みが主流です。
インターネット申込なら、店頭へ足を運んだり書類に記入したりといった手間が省けます。スマホでも手続きできるため、断然インターネット申込がおすすめです。
インターネット申込をする場合、発行したいクレジットカード会社の公式ホームページへアクセスしましょう。
前述した手続きを踏めばクレジットカードの入会を申し込めます。
インターネット申込の注意点は、スマホやパソコンの操作が苦手な人や疑問を質問したい人には向かないことです。
また、発行を急ぐ場合、クレジットカードを手にするまで時間がかかることもあるのはデメリットと言えるかもしれません。
インターネット申込限定:JCB CARD W
JCBカード W | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 1.0%~10.5%※J1 |
マイル | 0.6%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | ||
旅行保険 | 海外 | 最高2,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay ApplePay GooglePay |
|
国際ブランド | JCB | |
発行会社 | 株式会社ジェーシービー | |
発行期間 | 最短5分※J1 |
JCB CARD Wのように、インターネット申込限定のクレジットカードもあります。郵送申込などは受け付けていません。
年会費無料のJCB CARD Wは、18歳から39歳が対象です。
新規入会でキャッシュバックやギフト券を貰えるキャンペーンを随時行っています。
獲得できるポイントは他のJCBカードの2倍。そして、最初の3ヶ月間はポイントが4倍になるなど、ポイントの貯まりやすさが魅力です。
最大10,000円キャッシュバック
店頭申込
初めてのクレジットカード申込の場合などは、直接店舗に出向く店頭申込もおすすめです。
店頭申込なら、仮カードが即日発行できたり、店頭の担当者と相談しながら自分に合ったクレジットカードを選んだりすることも可能です。
インターネット申込で予め申込みを済ませておき、審査が完了した後クレジットカードを直接店頭に取りに行くことも可能です。
カードカウンターが近くにあり、手間を許容できる人にはおすすめですが、やはりインターネット申込の手軽さには敵いません。
エポスカードは店頭申込がおすすめ
エポスカード | ||
---|---|---|
還元率 | ポイント | 0.5%~ |
マイル | 0.25%~ | |
年会費 | 初年度 | 無料 |
2年目以降 | ||
家族カード | なし | |
旅行保険 | 海外 | 最高3,000万円(利用付帯) |
国内 | なし | |
ETCカード | 発行手数料 | 無料 |
年会費 | ||
ポストペイ型電子マネー | QUICPay | |
国際ブランド | Visa | |
発行会社 | 株式会社エポスカード | |
発行期間 | 即日発行可能(郵送は1週間) |
年会費永年無料のエポスカードは、マルイ店舗設置のエポスカードセンターで申込みすることができます。
最短当日にクレジットカードの受取りができ、マルイですぐに使える優待クーポンを貰えます。
期間限定セール「マルコとマルオの7日間」に発行すれば、その日のうちから10%オフの恩恵を受けられます。
エポスカードセンターの場所は、「エポスカードセンター一覧」で確認できます。
郵送申込
インターネットが台頭する以前は郵送申込が主流でした。今も郵送での申込みは可能です。
郵送申込をする場合、まず申込みしたいクレジットカードの公式ホームページなどから資料請求を行います。
自宅に資料が届いたら必要書類に記入し、本人確認書類を添付して郵送します。
このように、カード会社→自宅→カード会社と書類のやり取りが生じるため、時間がかかってしまうというデメリットがあります。
また、インターネットの申込フォームは未入力事項があればエラーが表示されますが、紙の申請書は記入漏れがあれば再度書類の提出や確認作業が必要となります。
今後ますますペーパーレス化が進むことからも、郵送申込ができるクレジットカードはどんどん減っていくことが予想されますね。
ETCカード・家族カードなど 追加カードの作り方
クレジットカードを作る際に、カードによっては以下のような追加カードを作ることもできます。
- ETCカード:有料道路を通過する際に使用できる通行料金支払い専用のカード
- 家族カード:カード会員の家族名義で発行できるクレジットカード
- バーチャルカード:インターネットショッピング専用のカード
- 各種電子マネー:QUICPayカード、WAONカード、PiTaPaカードなど
いずれもクレジットカード申込みと同時に発行することが可能です。
発行は簡単で、クレジットカードの申込みフォームの入力時に、追加発行の欄にチェックを入れるだけです。
ただし家族カードは年齢に制限があるため、追加したい家族の個人情報が必要となります。本会員に安定した収入があれば発行され、家族カード発行に対する審査はありません。
また、どのカードもクレジットカードを発行した後追加で発行することもできます。
例えば現在車を所有しておらず、カード発行後車を所有した場合は、後からETCカードを発行すればよいのです。急いで作成する必要はありません。
ただし、ETCカードや家族カードはカードによって発行できる枚数に制限があります。
電子マネーカードやETCカードには年会費や発行手数料がかかることもあるので、よく確かめて申込みをしましょう。
年会費の支払いのタイミング
多くのクレジットカードでは年会費を支払う必要があります。金額や請求のタイミングをあらかじめ確かめておきましょう。
クレジットカードの年会費とは
クレジットカードの年会費とは、1年に1度クレジットカード会社へ支払う料金のことです。無料のものから数十万円もするものまでさまざまです。
一般的には、年会費の金額が特典や付帯するサービスに比例するとは言われていますが、クレジットカードの機能としてはどれも変わりません。
無料であっても国内外の加盟店で問題なく使えますし、強固なセキュリティを持つものはたくさんあります。
また、「初年度年会費無料」や「年会費実質無料」のカードもあります。後者は、年に1度のカード利用など一定の条件を満たせば、年会費が無料になる仕組みです。
クレジットカードの年会費の請求はいつ
多くのクレジットカードでは、年会費は入会月の翌月の支払日に請求されるのが一般的です。
例えば、支払日が10日のクレジットカードに2020年3月に入会した場合、2020年4月10日に年会費が引き落とされます。
ただし、年会費請求のルールはクレジットカード会社によって異なります。
例えば三井住友カードでは16〜31日に入会した場合は翌々月の10日に、JCBカードでは入会月の3ヶ月後の10日に引き落としが行われます。
申込みするカードの年会費がいつ引き落とされるのか、事前にチェックしてくださいね。
その他クレジットカードの利用にかかる費用
クレジットカードの利用にあたり発生する費用には、年会費の他に以下のようなものがあります。
- 発行手数料
- 利用明細発行手数料
- 金利手数料(3回以上の分割払いやリボ払い、キャッシング)
現在流通するクレジットカードで発行手数料がかかるものはほぼありません。
しかし、盗難や紛失などによりカードを再発行する場合、1,000円程度の再発行手数料がかかる場合があります。
また、現在はWEB会員ページを設けているカード会社がほとんどです。会員ページで明細をチェックできるため、紙の明細書の発行には手数料がかかる場合があります。
1回払い、2回払い、ボーナス払いしか使わなければ金利手数料はかからないので安心してくださいね。
また、支払日に残高不足などで引き落としができない場合、損害遅延金が発生するケースもあります。
クレジットカードの申込はインターネットで!
- 本人確認書類と口座情報を用意
- インターネット・店頭・郵送などで申込みできる
- 必要な情報をカード会社に送って審査結果を待つだけ
- 手軽にできるインターネット申込が最もおすすめ
クレジットカードの申込手続きは複雑ではありません。必要な書類と情報さえ揃えば、インターネットから手軽に申し込めます。
クレジットカードによっては店頭申込も受け付けているので、担当者にわからないことを尋ねながら手続きすることもできます。
初めてのクレジットカードでは、不正利用や思わぬ費用が発生しないかなど心配かもしれません。
しかし、年会費無料のカードでショッピング1回払いしか使わなければ大きなリスクはありません。
一度発行してしまえば快適なキャッシュレスライフが待っています!クレジットカードを普段の生活に役立ててくださいね。